楽天カードと楽天銀行カード、どちらを選ぶべきか迷っていませんか?どちらもクレジット機能付きのカードですが、「楽天銀行カード」はキャッシュカード機能が一体となったカードという違いがあります。本記事では楽天カードと楽天銀行カードを比較し、メリットとデメリットを解説します。ぜひカード選びの参考にしてみてください。
楽天カードと楽天銀行カードの違いは?
ベーシックで使い勝手のいい楽天のクレジットカードですが、名前が似ている「楽天カード」と「楽天銀行カード」はなにが違うのでしょうか?
年会費無料、ポイント還元率、ETCカードが付帯できる点は共通していますが、機能は大きく異なります。
ここでは、「楽天カード」と「楽天銀行カード」の違いについて解説します。
キャッシュカード機能の有無が最大の違い
楽天カードと楽天銀行カードの最大の違いはキャッシュカード機能の有無です。
「楽天銀行カード」はキャッシュカード一体型のクレジットカードで、楽天銀行ユーザーはカードを1枚にまとめることができます。
しかし、楽天カードが持つクレジットカードの機能をすべてカバーしているわけではないので注意が必要です。
楽天カードと楽天銀行カードは2枚持ちできない
楽天カードと楽天銀行カードは、カードを作成する際にどちらかを選択する必要があり、2枚持ちすることはできません。
特に、「楽天銀行カード」から「楽天カード」に切り替える場合は、解約して新規申し込みと再審査が必要になるため、最初のカード選びが非常に重要です。
楽天カードのメリットは汎用性の高さ
楽天カードのメリットは、楽天銀行カードに比べて汎用性が高いことです。
楽天ポイントカード機能や電子マネー機能など、楽天ユーザーにとってあると便利な機能が備わっています。
ここでは楽天カードのメリットを7つご紹介します。
楽天カードは国際ブランドの選択肢が豊富
「楽天カード」は「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」を選択することができ、国際ブランドの選択肢が豊富です。
たとえば、国内利用をメインに考えている人は、国内に加盟店が多い「JCB」を選択し、海外で利用する機会が多い人なら、世界的に高いシェアを誇る「Visa」や「Mastercard」を選択することで、利用できる幅が広がります。
また、ブランドごとに受けられる特典が異なるため、複数枚のクレジットカードを持つ際には異なる国際ブランドを選択することで、より幅広いサービスを受けることができます。
「楽天銀行カード」は「JCB」のみとなっており、自分のライフスタイルやニーズに合わせて国際ブランドを選択したい人には「楽天カード」がおすすめです。
楽天カードはデザインが豊富
楽天カードはカードデザインが豊富なことも魅力です。
通常カードデザインに加えて、お買いものパンダのデザインやディズニーデザインなど、自分の好みに合わせて選択することができます。
「楽天銀行カード」は通常デザインのみとなるため、デザインを選びたい人には「楽天カード」がおすすめです。
楽天カードは家族カード付帯可能
楽天カードは家族カードを付帯することができます。
家族カードは、本カードに紐づく口座から家族の利用分をまとめて引き落とすことができるカードで、家計の管理がしやすくなります。
本カード同様に、家族カードでも100円で1ポイント貯めることができ、家族間で楽天ポイントを移行させることもできます。
また、家族カードを作成・利用するともれなく1,000ポイントもらえるキャンペーンも見逃せません。
「楽天銀行カード」は家族カードを作成することができないため、キャンペーンの対象外となります。
楽天カードは楽天ポイントカード機能がつけられる
楽天カードは楽天ポイントカード機能をつけることができます。
楽天ポイントカード機能は、街でのお買い物の際にカードを提示すると楽天ポイントが貯まる機能です。
普段のお買い物でも楽天ポイントを貯めたい人におすすめの機能です。
さらに楽天カードで支払うことでポイントを二重取りすることができ、効率よくポイントを貯められます。
楽天カードはEdy機能がつけられる
楽天カードはEdy機能をつけることができます。
楽天Edyとは電子マネーのことで、チャージして支払いに利用することができます。
キャッシュレスでスムーズに会計することができ、200円で1ポイントが貯まります。
また、ポイントプラス加盟店での支払いでは、200円で2ポイント貯めることができるため、加盟店をよく利用する人におすすめの機能です。
楽天カードはゴールドカードにステータス変更できる
楽天カードはゴールドカード、プレミアムカード、ブラックカードにステータス変更することができます。
カード名 | 楽天カード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | 楽天ブラックカード |
---|---|---|---|---|
年会費(税込) | 永年無料 | 2,200円 | 11,000円 | 33,000円 |
還元率 | 1.0~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% |
付帯カード | 家族カードETCカード | 家族カードETCカード | 家族カードETCカード | 家族カードETCカード |
国際ブランド | VisaMastercardJCBAmericanExpress | VisaMastercardJCB | VisaMastercardJCBAmericanExpress | VisaMastercardJCBAmericanExpress |
申込み |
楽天ゴールドカードは年会費2,200円とリーズナブルですが、利用付帯の海外旅行傷害保険や国内空港ラウンジが年2回無料利用できるサービス、ニューヨーク・パリなど世界44拠点の現地デスクが旅をサポートしてくれる楽天トラベルデスクなど、ゴールドカードならではのステータスを楽しむことができます。
「楽天銀行カード」は通常カードのみでステータス変更することはできません。
楽天カードは2枚目が申し込める
楽天カードは2枚目を申し込むことができます。
異なる国際ブランドやデザインを選択することができ、利用明細や引き落とし口座を分けたい人にもおすすめです。
2枚目で異なる国際ブランドを選択することで利用できるシーンも増え、さらにお得にポイントを貯めることができるでしょう。
また、2枚目の楽天カードの申し込みと利用で、もれなく1,000ポイントもらえるキャンペーンも行われています。
「楽天銀行カード」は2枚目のカードを作成できず、キャンペーンの対象外となりますので注意が必要です。
楽天銀行カードのメリットはキャッシュカード機能があること
楽天銀行カードの最大のメリットはキャッシュカードが一体となっていることです。
楽天銀行のユーザーであれば、キャッシュカードとクレジットカードが1枚にまとめられるメリットがあります。
ここでは、楽天銀行カードのメリットをご紹介します。
楽天銀行の利用で楽天ポイントがさらに貯まる
楽天銀行カードは楽天銀行口座の開設が必須です。
楽天銀行は、ポイント効率を重視する楽天ユーザーならぜひ持っておきたい口座です。
お客さま優遇プログラムの「ハッピープログラム」にエントリーするだけで、楽天ポイントを効率よく貯めることができます。
給与受け取りや日々の支払いの引き落とし口座を楽天銀行に設定し、取引回数を増やすことで会員ステージがランクアップし、楽天ポイントの獲得倍率が最大3倍になります。
また、貯まったポイントは振込手数料などに利用できます。
効率よく楽天ポイントを獲得したい人には、楽天銀行の口座開設は重要といえるでしょう。
そのほかにも、楽天銀行にはメリットがいくつかあります。
楽天銀行アプリを利用することで残高や明細をいつでも確認できる点や、いつでもコンビニATMを利用できる点は使い勝手がよく便利です。
また、取引通知メールで不正利用を防止し安心して利用することができます。
楽天銀行カードでも投信積立は可能
楽天銀行カードでも投信積立をすることが可能です。
楽天のクレカ積立は、クレジットカード決済で投資信託の積立をすることができるもので、NISAの積立にも利用することができます。
決済額に応じてポイントを貯めることができ、貯まったポイントは毎月の積立額にまわすこともできます。
楽天ブラックカードであれば最大2%の還元率で、「楽天カード」と「楽天銀行カード」のポイント還元率は0.5%となります。
楽天カードと楽天銀行カードのデメリット
楽天カードと楽天銀行カードのデメリットはどんなものでしょうか?
2枚を比較すると楽天カードはほとんどデメリットがなく、キャッシュカード一体型ではない点くらいでしょう。
一方で、楽天銀行カードを選択する際には注意しておかなくてはならない点がいくつかあります。
ここでは楽天銀行カードのデメリットを2つご紹介します。
楽天銀行カードの引き落とし口座は楽天銀行のみ
楽天銀行カードの引き落とし口座は楽天銀行のみで、他行を選択することはできません。
楽天銀行カードを作成する際には、楽天銀行口座の開設が必須となります。
楽天銀行での取引回数を増やすことでポイントを貯めやすくなりますが、メインバンクが他行の人はそれほどメリットがないので注意が必要です。
楽天銀行カードから楽天カードの切り替えは再審査が必要
「楽天銀行カード」から「楽天カード」に切り替える際は手間がかかるので、以下の点に注意が必要です。
- 「楽天銀行カード」の解約と新規入会、再審査が必要となる
- 楽天カードと2枚持ちできないカードのため、解約から新規入会申請まで1週間~10日空ける必要がある
- カード番号、有効期限が変更される
一方で、「楽天カード」から「楽天銀行カード」へ移行するのは比較的簡単です。
オンラインの楽天e-NAVIで、「カードの追加・切り替え」から申請を行うことで切り替えることができます。
簡単に申請はできますが、以下の点に注意が必要です。
- 楽天Edyの残高は引き継げない
- ステータスや家族カードの機能も引き継げない
- キャッシュカードの引き落とし口座が楽天銀行以外の場合は、楽天銀行口座の開設が必須
- カード番号、有効期限が変更される
どちらの場合でも、カードを切り替える際にはカード番号と有効期限が変更されます。
電気やガス・水道などの公共料金にクレジットカード払いを利用している人は、各会社と変更のやりとりが必要になるため十分注意しましょう。
楽天カードと楽天銀行カードはどんな人におすすめ?
楽天カードと楽天銀行カードはどのような人におすすめなのでしょうか?
ここではそれぞれのカードがどのような人に向いているかを具体的に解説します。
楽天カードは汎用性の高さを重視する人におすすめ
楽天カードは国際ブランドの選択肢が豊富なことや、家族カードがつけられること、ゴールドカードなどステータス変更ができることから汎用性の高いカードといえます。
必要な機能がまんべんなく備わっているため、ライフスタイルやニーズに合わせて快適に使用することができるでしょう。
また、楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定することで、普通預金金利が年0.12%になります。
はじめての口座開設で楽天カードの引き落としがあると、もれなく200ポイントもらえるキャンペーンも実施中です。
お得にポイントを貯めたい人にもおすすめの1枚といえるでしょう。
楽天銀行カードはカードを1枚にまとめたい人におすすめ
楽天銀行カードはキャッシュカードとクレジットカードを1枚にまとめたい人におすすめです。
普段から楽天銀行の利用頻度が高く、カードの国際ブランドもJCBにこだわりがあるという人は使い勝手のよいカードといえるでしょう。
楽天カードと楽天銀行カードの申込み方法
楽天カード・楽天銀行カードはパソコンやスマホからオンライン完結で申し込むことができるカードです。
申し込む前にまず、以下のものを準備します。
- 楽天ID
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
- 引き落とし先の預金口座
【申し込みの手順】
①楽天の公式サイトにアクセス
②使用したいカードを選ぶ
③必要事項を入力し、審査を待つ
④審査完了後、通常1週間~10日程度でカードが届く
⑤利用開始
利用を開始する際に、楽天が開催している各種キャンペーンにエントリーしておくのを忘れないようにしましょう。