名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)は定期券の購入やmanacaへのチャージ、名鉄百貨店での優待サービスなど、通勤や買い物でさまざまな特典が受けられるクレジットカードです。

本記事では名鉄ミューズカードの基本情報からメリット&デメリット、評判を徹底解説。名鉄沿線の利用者にとってお得な特典やポイント還元制度、知っておくべき注意点を詳しく紹介します。

名鉄ミューズカードの発行を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

この記事で分かること
  • 名鉄ミューズカードは名鉄百貨店やグループ店舗でお得に使える
  • 名鉄ミューズカードで名鉄電車やバスなどの定期券もお得に購入できる
  • manacaのオートチャージには対応していない点に注意
  • 名鉄ミューズカードの発行元は三井住友カードと三菱UFJニコスの2つ
  1. 名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)の基本情報
  2. 名鉄ミューズカードの特徴とメリットを解説
    1. 名鉄グループ店舗でポイントがざくざく貯まる
    2. 名鉄百貨店での買い物が最大10%割引
    3. manacaにクレジットチャージが可能
    4. 名鉄電車やバスなどの定期券をお得に購入できる
  3. 名鉄ミューズカードの評判は?デメリットはある?
    1. 名鉄ミューズポイントの使い道が限られている
    2. manacaのオートチャージには対応していない
  4. 名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)のおすすめ発行元は?三井住友カードと三菱UFJニコスの違い

名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)の基本情報

名鉄ミューズカードの基本情報

名鉄ミューズカードは、名鉄百貨店やグループ店舗でお得に使えるクレジットカードで、ポイント還元率が1.5%にアップしたり、割引優待として10%オフが受けられたりとメリットの多い1枚です。

2024年11月にはポイント還元率が大幅にリニューアルされ、基本還元率とmanaca へのクレジットチャージのポイント還元率が0.5%から1.0%にアップしました。

ほかにも名古屋鉄道・名鉄バスなどの定期券購入のポイント還元率が0.5%から1.5%に、名鉄百貨店以外の名鉄グループ優遇店舗のポイント還元率が1.0%(三井住友カードの場合は1.5%)から2.0% にアップしています。

なお、名鉄ミューズカードは、名古屋鉄道がカード会社と提携して発行するクレジットカードですが、提携先は三井住友カードと三菱UFJニコスの2つがあります。

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名鉄ミューズカードの特徴とメリットを解説

名鉄ミューズカードの特徴とメリットを解説
画像引用:PIXTA

名鉄ミューズカードのメリットは主に以下の4つです。ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説します。

名鉄グループ店舗でポイントがざくざく貯まる

名鉄ミューズカードを活用すると、名鉄グループ対象店舗での支払いでお得にポイントが貯められます。基本ポイントは200円(税込)につき2ポイントで、対象の名鉄グループの利用では200円(税込)につき4ポイント貯まります。

名鉄グループ店舗でポイントがざくざく貯まる
画像引用:名鉄公式サイト

名鉄グループの店舗で日常的に買い物や外食をする人にとっては、ポイントの還元で自然とサービスの利用がお得になるため、大きなメリットといえるでしょう。

名鉄百貨店での買い物が最大10%割引

名鉄百貨店で名鉄ミューズカードを利用すると、5~10%の割引を受けられます。割引額は前年の名鉄百貨店での利用金額によって決まるため、利用すればするほどお得になるといえます。

また、割引に加え、さらに名鉄ミューズポイントが貯まるのも特徴。基本ポイントに加えて購入金額220円(税込)につき食品・喫茶・レストランでは2ポイント、衣料品・雑貨などでは1ポイントが貯まります。

※一部対象外のショップ・商品があります。
※名鉄ミューズポイントは利用日の翌日または翌々日に付与されます。
※現金払いでもポイント付与対象となります。
※基本ポイントは名鉄ミューズカードでの支払いで付与されます。
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manacaにクレジットチャージが可能

名鉄ミューズカードは、ジョイント登録(manacaと名鉄ミューズカードの紐づけすること)をすることでmanacaへのクレジットチャージができます。さらに、チャージによってポイント還元も受けられるのも嬉しい要素の1つです。

交通系ICカードのチャージに手間がかからず、ポイントも貯まるため一石二鳥の仕組みです。

ジョイント登録はマイページまたは名古屋鉄道の主要駅や商業施設に設置されている「μstar station(ミュースターステーション)」からでき、登録後はジョイント登録済のmanaca1枚だけでクレジットチャージが可能。現金の持ち合わせがなくてもチャージできるため、通勤や通学時に便利です。

また、manacaへのクレジットチャージで200円(税込)につき2ポイントの名鉄ミューズポイントが貯まります。毎月5,000円クレジットチャージすれば、1年間で600ポイント貯まる計算になるため、日頃からmanacaを利用する人にとってはかなりお得といえます。

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名鉄電車やバスなどの定期券をお得に購入できる

名鉄ミューズカードで名鉄電車やバスなどの定期券を購入すると、200円(税込)につき3ポイントの名鉄ミューズポイントが貯まります。

また、貯まったポイントは500ポイントから100ポイント単位でmanacaにチャージでき、1ポイント=1円として利用できるのもうれしいポイント。名鉄電車や名鉄バス、豊橋鉄道を利用する人はぜひこのメリットを活用してみましょう。

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名鉄ミューズカードの評判は?デメリットはある?

名鉄ミューズカードの評判は?デメリットはある?
画像引用:PIXTA

名鉄ミューズカードのデメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。ここではそれぞれのデメリットについて詳しく解説していきます。

名鉄ミューズポイントの使い道が限られている

名鉄ミューズカードのデメリットを挙げるとすると、支払いで貯まる名鉄ミューズポイントの利用範囲が限定的な点でしょう。

名鉄ミューズポイントは名鉄百貨店や一部の名鉄グループ施設、またはmanacaへのチャージ利用に限られるため、ほかのポイントプログラムのように全国の提携店舗やオンラインショッピングでは利用できません。

もし使える場面を増やしたければ、ANAマイルと交換するのがおすすめです。ANAマイルであれば航空券と交換したり、再び他社ポイントと交換して使ったりできます。

交換できる他社ポイントは少なく、Vポイントとの交換もできません。

manacaのオートチャージには対応していない

名鉄ミューズカードはmanacaへのクレジットチャージには対応していますが、オートチャージ機能は利用できません。このため、残高が不足するたびに手動でチャージする手間がかかります。

特に通勤や通学などで頻繁に公共交通機関を利用する場合、この手間がストレスとなる可能性があります。

多くの交通系ICカードがオートチャージ機能を提供している中で、この点はほかのカードと比較して大きなデメリットといえるでしょう。

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名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)のおすすめ発行元は?三井住友カードと三菱UFJニコスの違い

名鉄ミューズカードは三井住友カードと三菱UFJニコスから発行元を選べるのが特徴です。ここではそれぞれの発行元の違いについて詳しく解説します。

■名鉄ミューズカード(MEITETSU μ’s Card)の基本情報

2つの発行元の主な違いとして、年会費の無料条件、発行日数、タッチ決済・スマホ決済で使用できるブランド数などが挙げられます。

μ’s Card .三井住友カードの一般カードは年間1回以上の利用で次年度の年会費が無料、μ’s Card MUFGカードの一般カードは年間5万円以上の利用で次年度の年会費が無料となっており、μ’s Card .三井住友カードの方が年会費無料へのハードルが低いといえます。そして、スマホ決済でApple PayとGoogle Payの両ブランドが設定可能なのもμ’s Card .三井住友カードのみの特徴です。

また、μ’s Card .三井住友カードはWEBから最短5分で即時発行可能ですが、μ’s Card MUFGカードはWEB申込みで発行まで最短5営業日がかかります。

一方で、μ’s Card MUFGカードはタッチ決済でMastercardを利用できるのが特徴。年間5万円以上利用という年会費の無料条件が達成可能で、かつMastercardブランドでタッチ決済を利用したいという人にはμ’s Card MUFGカードがおすすめです。

また、優待対象となる施設も発行元により異なるため、よく利用する施設がどちらの発行元で優待対象となっているのか確認するのもおすすめです。μ’s Card MUFGカードでのみ優待される施設をよく利用する人にとっては、μ’s Card MUFGカードの方がお得に活用できるでしょう。

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