ワンランク上のクレジットカードとして人気が高いのが、「ラグジュアリーカード」です。実は、ラグジュアリーカードには、個人カード以外に法人カードもあります。ラグジュアリーカードの法人カードには、他のカードにない特徴や特典があるため、おすすめです。そこで本記事では、ラグジュアリーカードの法人カードについて特徴や申込手順などを詳しく解説します。

ラグジュアリーカードの法人カードの特徴

(画像=PIXTA)
 

ラグジュアリーカードとは、創設者スコット・ブラムによって、「自分が持ちたいカード」として作られたクレジットカードです。ブランドはマスターのみで、素材にもチタンを使用するこだわりぶり。ここではまず、ラグジュアリーカードの法人カードの代表的な特徴をいくつか紹介します。

年会費全額返金保証あり

ラグジュアリーカードの法人カードは、年会費全額返金保証があります。簡単にいえば「ラグジュアリーカードを使って満足いかない場合は、年会費を全額返金してもらえる」というものです。つまりラグジュアリーカードを使うかどうか迷っている場合は、気軽にお試しでラグジュアリーカードを使ってみることもできます。

これは、ラグジュアリーカードに顧客を満足させるだけの自信があることを示しているサービスといえるでしょう。年会費全額返金保証を受けるには、次の条件があります。

1. 入会日より半年後の前日までが期限(例えば入会日が2021年12月1日の場合は2022年5月31日まで)
2.カード利用金額が期限内に年会費を含む50万円(税込み)以上あること(納税での利用分は除く)
3.期限内にカスタマーサポートへ「初年度年会費全額返金保証による退会」と電話すること

条件を満たす場合は、受付月の翌月20日までに登録した口座振込により年会費が返金されます。

年会費は経費決済が可能

法人カードの年会費は、ラグジュアリーカードのチタニウムカードで5万5000円です。値段だけ見ると高いと感じるかもしれません。しかし後述する法人の事業活動に役立つサービスが利用できることを考えると、決して高い金額とはいえないでしょう。また法人カードは、法人の事業活動のみに使うカードのため、この年会費は会社の経費にできます。会社の経費にできるということは、会社の利益が圧縮され節税に役立つということです。

これらを総合的に勘案すると、企業にとってラグジュアリーカードの法人カードは、メリットのあるカードといえるでしょう。

高いポイント還元率

数あるクレジットカードの中でもラグジュアリーカードの法人カードは、高いポイント還元率を誇っています。ラグジュアリーカードの法人カードの還元率は、なんと1%相当です。詳細は請求合計金額 1000円につき2ポイント(1ポイント=5円相当)が付与されます。請求合計金額 1000円につき2ポイント×5円相当=10円となるため、還元率1%です。

ためたポイントは、キャッシュバックを受けられるだけでなく、ギフトカードや航空会社のマイルにも交換できるため、会社で使いやすい商品を選んで交換することができます。またポイントは、5年間有効でApple PayやSuicaへのチャージでもポイントがつくので、ためやすく使いやすいといえるでしょう。

ビジネスシーンに強いラグジュアリーカードの法人カード

ラグジュアリーカードの法人カードは、ビジネスのさまざまなシーンに役立つように設計されています。ここでは、ラグジュアリーカードの法人カードのビジネスにおけるサービスや特典を見ていきましょう。

出張にはうれしいトラベル特典

法人でクレジットカードを使うことが多いシーンといえば出張です。ラグジュアリーカードの法人カードは、出張にうれしい以下のようなトラベル特典を用意しています。

1.ルームアップグレードサービス
世界3000以上のホテルで部屋のアッブグレードや通常の時間よりも速くチェックインできる「アーリーチェックインサービス」、逆に遅くチェックアウトできる「レイトチェックアウト」などを利用することができます。

2.国内外の空港ラウンジが無料
世界中1200ヵ所以上の空港ラウンジサービスを無料で利用可能です。また日本国内と韓国、ハワイの主要空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できます。

3.国際線手荷物宅配無料
成田空港や関西国際空港など対象となる空港で、最大3個まで無料で荷物を宅配できます。

4. 保険サービス
旅行傷害保険や航空機遅延保険などの保険サービスを受けることができます。

接待シーンで活躍するダイニングサービス

出張以外に法人でクレジットカードを使うことが多いシーンといえば、得意先などの接待があげられます。ラグジュアリーカードの法人カードでは、接待シーンで活躍する次のようなダイニングサービスも用意されています。

1. コース料理アップグレード
ラグジュアリーカードが厳選した⼈気レストランでコース料理のアップグレードを受けることが可能です。また所定のコースであれば、2名での予約で1名が無料となるサービスもあります。

2. カフェ・バー優待
ドリンク1杯の注文で2杯目無料、または同伴者1名のドリンクが無料になります。

困ったときは24時間365日対応のコンシェルジュサービス

ラグジュアリーカードの法人カードを所有するメリットとして、24時間365日対応のコンシェルジュサービスを忘れてはいけません。記念日の食事の手配や職場や取引先との会食の手配、出張や旅行の手配など、さまざまな手配を24時間365日、コンシェルジュサービスで対応してくれます。そのため急な会食の予定が入った場合でも安心です。

また対応は、すべて日本語となるため海外出張の際にも気軽に利用できて便利でしょう。

ラグジュアリーカードの法人カードは個人カードと何が違う?

ラグジュアリーカードの法人カードは、個人カードとどのように違うのでしょうか。実は、法人カードと個人カードでは、受けられるサービスがほぼ一緒で年会費も同じです。しかし以下の二点のような大きな違いがあります。

1. ゴールドカードへの加入
ラグジュアリーカードの最上位のカードとなるゴールドカードの加入方法が法人カードと個人カードで異なります。法人カードの場合は、条件を満たせば自らゴールドカードを選択して保有することが可能ですが、個人カードの場合は招待制です。招待を受けるまでは、ゴールド会員になることができません。

2. LCオーナーズコミュニティ
LCオーナーズコミュニティとは、会員同士がつながり相互に利益をあげることを目的としたサービスです。会員同士で交流できさまざまな情報を交換することが可能です。また自社の商品やサービスを他の会員に提供するなど、自社ブランドの周知やPRの場として利用することもできます。

LCオーナーズコミュニティは、ラグジュアリーカードの法人カード(ゴールド)の会員に限ったサービスとなっています。

個人用カードとの2枚持ちで年5万円分のポイント

ラグジュアリーカードでは、法人用カードと個人用カードの2枚持ちで年間最大で5万円分のポイントが付与されます。これがラグジュアリーカードのプラスワン優待です。ポイントは、契約の個人用カードに応じ、次のようになります。

・Mastercard Gold Card:1万ポイント(5万円相当)
・Mastercard Black Card:1万ポイント(5万円相当)
・Mastercard Titanium Card:5,000ポイント(2万5000円相当)

ただしラグジュアリーカードのプラスワン優待を受けるためには、次の2つの条件を満たす必要があります。

1. 毎年6月末時点で法人用カードと個人用カードの両方が本人会員として有効
2. 毎年1月から6月の個人用カードの利用料が30万円(税込み)以上ある

プラスワン優待は、条件を満たせば年間最大で5万円分のポイントが付与されるお得な優待制度です。法人カードを所有し個人カードの所有も考えている場合などは、ラグジュアリーカードで両方のカードを所有したほうがいいでしょう。

法人用ラグジュアリーカードの審査基準

法人用ラグジュアリーカードの審査の基準は、明確に表示されていません。しかしホームページの内容からある程度は推測可能です。

・年齢:20歳以上(学生不可)・条件:法人・団体などの代表者、個人事業主
※スタートアップ企業や個人事業主の加入可

登記簿謄本や決算書が不要なため、創立して間もない会社であっても法人用ラグジュアリーカードに加入できます。

ラグジュアリーカードの法人カード申し込み方法

次にラグジュアリーカードの法人カードの申し込み方法について見ていきましょう。ラグジュアリーカードの法人カードの申し込みは、原則インターネットを通じての申し込みとなります。申込手順は、次の通りです。

1.申し込み
まずラグジュアリーカードのサイトにある申込画面で会員規約などの同意をしてからお客様情報の入力を行います。

2.申込完了通知
メールで申し込みが完了していることが通知されます。

3.審査
申込内容に基づいて審査開始。審査からカード発行の手続きまでは、約5営業日かかります。

4.カード発行
審査の結果、問題がなければラグジュアリーカードが発行されます。ラグジュアリーカードは、本人限定受取郵便で発送されるため、受け取りの際は本人確認書類の用意を忘れないようにしましょう。

まとめ

ラグジュアリーカードの法人カードは、お試しで加入できる年会費全額返金保証や1%相当の高いポイント還元率などが特徴です。またトラベル特典やダイニングサービスなど、ビジネスのさまざまなシーンに役立つように付帯サービスが設計されています。

このようにラグジュアリーカードの法人カードは、法人にとってメリットが大きなカードといえるでしょう。年会費全額返金保証もありますので、どのクレジットカードを所有するか迷っている場合は、ラグジュアリーカードの法人カードを試してみてはいかがでしょうか。