【比較】楽天カードとイオンカードセレクトはどちらがお得?メリット・デメリットや2枚持ちすべきかも解説
NET MONEY編集部作成

楽天カードとイオンカードセレクトのどちらを選ぶべきか迷っていませんか?どちらもさまざまな魅力があるカードです。

前提として、楽天グループのサービスをよく使うなら楽天カード、イオングループのサービスをよく使うならイオンカードセレクトを選んだほうが、ポイント還元や割引などがあるため当然お得です。

その他の特徴を加味すると、日常でも効率よくポイントを貯めたいなら通常のポイント還元率が高い楽天カード、年会費無料でゴールドカードをいつか作りたいならインビテーションがあるイオンカードセレクトをおすすめします。

なお、どちらも魅力的なカードであることに変わりはないうえ、年会費は無料なので、どちらにすべきか迷うならどちらも作って2枚持ちするのよいです。

この記事では、楽天カードとイオンカードセレクトのメリットやデメリットを比較しつつ、結局どちらがお得なのか解説します。クレジットカード選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 楽天カードとイオンカードセレクトを徹底比較
    1. 年会費を比較
    2. ポイント還元率を比較
    3. 付帯保険の充実ぶりを比較
    4. 発行スピードを比較
    5. ゴールドカードへのインビテーションの有無
  2. 楽天カードの基本情報とメリット・デメリット
    1. 楽天カードのメリット
    2. 楽天カードのデメリット
  3. イオンカードセレクトの基本情報とメリット・デメリット
    1. イオンカードセレクトのメリット
    2. イオンカードセレクトのデメリット
  4. 楽天カードとイオンカードセレクトは結局どっちがお得?
    1. ポイント還元率だけなら楽天カード
    2. ゴールドカードにするならイオンカードセレクトがお得
  5. 楽天カードとイオンカードセレクトの2枚持ちもおすすめ
    1. 2枚持ちのメリットと注意点
    2. イオンで楽天カードは使える?おすすめの組み合わせ
    3. ライフスタイル別!2枚の活用方法を解説

楽天カードとイオンカードセレクトを徹底比較

楽天カードとイオンカードセレクトは、年会費無料でポイント還元や特典が魅力のクレジットカードです。

​共通点も多いですが、とくに注目すべき違いはポイント還元率と特典内容です。​楽天カードは通常のポイント還元率が1.0%と高く、楽天市場での利用でさらにポイントアップします。​一方、イオンカードセレクトはイオングループでの買い物でお得な特典が多く、WAONオートチャージでポイントの二重取りが可能です。そのため、楽天市場を頻繁に利用する人には楽天カード、イオングループでの買い物が多い人にはイオンカードセレクトがおすすめです。

楽天カードとイオンカードセレクトの主な違い
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
年会費(税込) 無料 無料
ポイント還元率 1.0%~3.0% 0.5%~1.0%
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高2,000万円) ショッピングセーフティ保険(年間50万円まで)
発行スピード 1週刊~10日 最短30分
ETCカード
(年会費550円、ただし条件により無料)

(年会費無料)
家族カード
(年会費無料)

(年会費無料)
申込条件 18歳以上(高校生除く) 18歳以上(高校生除く)
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express Visa / Mastercard / JCB
締め日・支払日 月末締め・翌月27日払い 毎月10日締め・翌月2日払い
入会キャンペーン 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント 新規入会で最大5,000円相当プレゼント

年会費を比較

楽天カードとイオンカードセレクトの年会費はどちらも無料でコストがかかりません。どちらか1枚を選ぶなら、その他のスペックで選びましょう。​両方に魅力を感じるなら2枚持ちもおすすめです。

楽天カードとイオンカードセレクトの年会費
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
年会費 無料 無料
ETCカード年会費 550円(ただし、楽天会員ランクがプラチナ以上で無料) 無料
家族カード年会費 無料 無料

なお、イオンカードセレクトはETCカードも無料で発行できます。

ポイント還元率を比較

通常還元率は、楽天カードが1.0%、イオンカードセレクトが0.5%で、楽天カードのほうが高いです。しかし、ポイントアップ対象の店舗・サービスを活用すると、それぞれさらにポイントが貯まります。

楽天カードとイオンカードセレクトの還元率
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
通常還元率 1.0% 0.5%
ポイントアップ対象店の還元率 最大3.0% 最大1.0%
対象店舗・サービス 楽天市場、楽天トラベルなど イオングループ店舗
貯まるポイント 楽天ポイント WAON POINT

楽天カードでポイントアップを受けるには、楽天市場や楽天トラベルで利用すると最大3.0%のポイントが還元されます。​一方、イオンカードセレクトはイオングループ店舗での利用で還元率がアップします。​例えば、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では5%オフの特典があります。

楽天市場や楽天関連サービスをよく利用する人は楽天カード、イオングループ店舗でよく買い物をする人はイオンカードセレクトがおすすめです。​

付帯保険の充実ぶりを比較

楽天カードとイオンカードセレクトには付帯保険の内容や付帯条件にも違いがあります。楽天カードの保険には海外旅行傷害保険が付帯されているのに対し、イオンカードセレクトの保険にはショッピングセーフティ保険が付帯されています。

楽天カードとイオンカードセレクトの付帯保険
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
海外旅行傷害保険 最高2,000万円(利用付帯) なし
国内旅行傷害保険 なし なし
ショッピングガード保険 なし 年間50万円まで

楽天カードの海外旅行傷害保険は、旅行代金をカードで支払うことで適用される利用付帯です。​一方、イオンカードセレクトのショッピングセーフティ保険は、カードで購入した商品が偶然の事故で損害を被った場合、購入日から180日間、年間50万円まで補償されます。

発行スピードを比較

イオンカードセレクトは、申込み時に店頭受け取りを選択すれば最短30分で即日発行が可能な点が大きな強みです。

対して、楽天カードの発行スピードは通常1週間~10日程度であり、一般的なクレジットカードと同水準です。イオンカードセレクトも郵送の場合は1~2週間で届きますが、店舗での即時発行に対応しているため、急いでカードを使いたい人にはとくに便利です。

ただし、即時発行されるのは「即時発行カード」という仮のカードであり、イオンマークがあるお店でのみ利用可能です。本カードは後日自宅に郵送されます。また、即時発行に対応している店舗は公式サイトで確認できます。

楽天カードとイオンカードセレクトの発行スピード
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
発行スピード 1週間~10日 店頭受け取り:最短30分
郵送:1~2週間

ゴールドカードへのインビテーションの有無

イオンカードセレクトでは、年間ショッピング額50万円以上など一定の条件を満たせば、年会費無料のゴールドカードへのインビテーションが届く仕組みが用意されています。

一方、楽天カードにはゴールドカードへのインビテーション制度は存在せず、自身で楽天ゴールドカードやプレミアムカードへ申込みを行う必要があります。つまり、日常の利用実績に応じた自動的なステップアップは期待できません。

ゴールドカードのステータス性と特典を年会費無料で手にしたい人にとっては、イオンカードセレクトのほうが魅力的な選択肢といえるでしょう。とくに、イオンの利用頻度が高いひとであれば自然と条件を満たしやすいです。

楽天カードとイオンカードセレクトのインビテーションの有無
カード名 楽天カード イオンカードセレクト
ゴールドカードへのインビテーションの有無 なし あり

楽天カードの基本情報とメリット・デメリット

楽天カードは、楽天市場や楽天グループのサービスをよく利用する人におすすめのカードです。年会費は永年無料で、通常のポイント還元率は1.0%で貯まります。

また、楽天市場での買い物では還元率が最大3倍(3.0%)になるため、普段から楽天を活用している人にとって非常にお得です。

貯まった楽天ポイントは1ポイント1円として楽天グループのサービスや楽天ポイントが対応している街のお店で使える点も魅力。

楽天カードの基本情報
カード名 楽天カード
年会費(税込) 無料
ポイント還元率 1.0%~3.0%
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)
発行スピード 1週刊~10日
ETCカード
(年会費550円、ただし条件により無料)
家族カード
(年会費無料)
申込条件 18歳以上(高校生除く)
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB / American Express
締め日・支払日 月末締め・翌月27日払い
入会キャンペーン 新規入会で最大5,000ポイントプレゼント

楽天カードのメリット

通常のポイント還元率が1.0%と高く、楽天市場では3倍(3.0%)になるうえ、年会費も無料な点が、楽天カードが選ばれる大きな理由です。

さらに、貯めたポイントは楽天グループ内外の幅広いサービスで使えるため、ポイント活用の自由度が高いことも魅力です。

楽天カードのメリット
  • 通常のポイント還元率が1.0%と高く年会費無料
  • 楽天市場で使うとポイント還元率が3倍(3.0%)
  • ポイントが使えるお店やサービスが多い
  • 海外旅行傷害保険がついている(最高2,000万円、利用付帯)
  • クレジットカード初心者でも使いやすい

楽天カードは街中の提携店舗でもポイントがしっかり貯まり、生活のあらゆる場面でお得さを実感できます。とくに楽天市場をよく利用する人にとっては、ポイント還元率が大きく跳ね上がるため効率的です。

また、年会費無料ながら、海外旅行傷害保険が利用付帯で最大2,000万円まで補償されている点も見逃せません。補償内容は、傷害死亡・後遺障害のほか、治療費用や救援者費用なども含まれており、旅行先での万が一にも備えられます。

初めてクレジットカードを持つ人にも扱いやすく、幅広い層におすすめできる一枚です。

楽天カードのデメリット

楽天カードは通常の還元率が高い一方で、公共料金や税金など一部の支払いに対してはポイント還元率が大きく下がるため、利用シーンによってはお得感が薄れる可能性があります。

また、ETCカードの年会費無料特典を得るには楽天の上位会員になる必要があるなど、条件付きのサービスが多い点にも注意が必要です。

楽天カードのデメリット
  • 公共料金や税金など一部の支払いでポイント還元率が落ちる
  • ETCカードの年会費は条件を達成しないと無料にならない
  • カードの発行までに1週間ほどかかる

たとえば、電気・ガス・水道といった公共料金や、自動車税・住民税などの税金の支払いは500円ごとに1ポイントの進呈となり、還元率は0.2%と通常の1.0%に比べて大きく下がります。また、保険料や携帯電話料金、海外取引などは200円ごとに1ポイントと、これも実質0.5%の還元率にとどまります。利用先によってはポイントがまったくつかない場合もあるため注意が必要です。

さらに、ETCカードの年会費(税込550円)は、楽天のプラチナ会員またはダイヤモンド会員でなければ無料になりません。プラチナ会員になるには「過去6ヵ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上のポイント獲得」が、ダイヤモンド会員になるには「過去6ヵ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上のポイント獲得、かつ楽天カードの保有」が条件となり、日常的に楽天サービスを頻繁に利用していない人にはハードルが高い可能性があります。

また、楽天カードの発行には通常1週間前後かかります。即日発行や店舗受け取りに対応しているカードと比べると、急ぎでクレジットカードが必要な場合にはやや不便さを感じるでしょう。

イオンカードセレクトの基本情報とメリット・デメリット

イオンカードセレクトは、イオングループの店舗を頻繁に利用する人に最適なカードです。

年会費は永年無料で、通常のポイント還元率は0.5%ですが、イオングループの対象店舗で利用すればいつでもポイントが2倍(1.0%)になります。

また、イオンカードセレクトの大きな魅力として、毎月20日と30日の「お客様感謝デー」では買い物が5.0%オフになる特典があります。

イオン銀行の利用者には優遇金利が適用されるため、カードと銀行サービスを組み合わせることでさらにお得に使えます。

イオンカードセレクトの基本情報
カード名 イオンカードセレクト
年会費(税込) 無料
ポイント還元率 0.5%~1.0%
付帯保険 ショッピングセーフティ保険(年間50万円まで)
発行スピード 最短30分
ETCカード
(年会費無料)
家族カード
(年会費無料)
申込条件 18歳以上(高校生除く)
国際ブランド Visa / Mastercard / JCB
締め日・支払日 毎月10日締め・翌月2日払い
入会キャンペーン 新規入会で最大5,000円相当プレゼント

イオンカードセレクトのメリット

イオンカードセレクトは、イオングループでの利用に強く、公共料金の支払いでもポイント還元率が落ちない点が魅力のカードです。

さらに、ETCカードの年会費が無料で、条件を満たせば年会費無料のゴールドカードも持てる点なども魅力です。

イオンカードセレクトのメリット
  • イオングループでの利用でポイントアップや割引が受けられる
  • ETCカードの年会費が無料
  • 公共料金や税金の支払いでもポイント還元率が下がらない
  • ゴールドカードを年会費無料で持てるチャンスがある
  • 最短30分でカードを受け取れる

イオンカードセレクトは、イオングループ対象店舗での利用時にポイントが通常の2倍(1.0%)付与されたり、毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」で代金が5.0%オフになるなどイオンユーザーにとっては日常的にお得を実感しやすい設計になっています。

また、ETCカードの年会費は無料で、車をよく使う人にとっても維持コストの心配がありません。さらに、電気・ガス・水道・税金といった公共料金の支払いでもポイント還元率が落ちない点も魅力です。

年間50万円異常のショッピング利用などの一定条件を満たすと、イオンゴールドカードのインビテーションが届く可能性があります。このゴールドカードは、空港ラウンジの利用や旅行傷害保険などの特典が付くにもかかわらず、年会費は一切かかりません。

さらに、対象のイオン店舗を受取り先に指定すれば、申込みから最短30分で仮カードの発行・受け取りが可能です。すぐにカードを使いたい場合には非常に便利ですが、郵送受け取りを選択した場合は発行までに1週間~2週間ほどかかる点には注意が必要です。

イオンカードセレクトのデメリット

イオンカードセレクトは通常のポイント還元率が0.5%と低めに設定されており、日常的にポイントを貯める効率は他のカードと比較して見劣りします。

また、旅行保険が付帯していないため、旅行先でのトラブルに備えたい人には不向きです。

イオンカードセレクトのデメリット
  • 通常のポイント還元率が0.5%と低い
  • 旅行傷害保険が付帯していない

ポイントに関しては、イオングループ対象店舗での利用時には還元率がアップする特典がありますが、それ以外の店舗やオンラインショッピングでは基本的に0.5%となっており、汎用性の高いカードとしては物足りなさを感じる場面もあります

さらに、旅行傷害保険が一切付帯していないため、出張や旅行の多い人にとっては別途で保険加入が必要になります。

イオンでの利用に特化したカードである一方で、ポイント還元や付帯保険の充実度を求める人には、やや不向きな側面があることを理解しておきましょう。

楽天カードとイオンカードセレクトは結局どっちがお得?

ここまで楽天カードとイオンカードセレクトの特徴を比較してきましたが、結局どちらがお得なのか結論を答えます。

ポイント還元率だけなら楽天カード

楽天カードは、ポイント還元率が高く、楽天市場や楽天サービスをよく利用する人にお得 なカードです。

ネットショッピングや旅行の予約で効率的にポイントを貯めたい人にはとくにおすすめ。楽天ポイントは汎用性が高く、日常の支出をサポートする万能型カードです。

ゴールドカードにするならイオンカードセレクトがお得

ゴールドカードを作るならイオンカードセレクトがおすすめです。楽天ゴールドカードは年会費2,200円(税込)が発生しますが、イオンゴールドカードは入会金・年会費無料で作れます。

イオンのゴールドカードになることで、イオンネットスーパーでの利用時にいつでもポイント還元が4倍になったり、無料で海外・国内の旅行傷害保険が付帯されます。

そのため、旅行によく行く人はイオンのゴールドカードがお得です。

楽天カードとイオンカードセレクトの2枚持ちもおすすめ

楽天カードとイオンカードセレクトはどちらも年会費が無料のため、2枚持ちすることもおすすめです。

以下にて2枚持ちをするメリットや注意点、日常での活用方法を解説します。

2枚持ちのメリットと注意点

楽天カードとイオンカードセレクトの2枚持ちをすることで、楽天市場でのネットショッピングとイオングループでの日用品購入の両方でポイントを効率よく貯められます。

ただし、2枚持ちする場合、支出管理が煩雑になるため、どのカードをどの用途に使うかを明確にしておくことが重要です。

イオンで楽天カードは使える?おすすめの組み合わせ

結論、イオンでは楽天カードも使用可能ですが、WAONポイントは貯まりません。

そのため、イオンでの買い物はイオンカードセレクトを使い、楽天市場や旅行などネットショッピングでは楽天カードを活用するのがおすすめです。

この組み合わせにより、それぞれの特典を最大限に活用し、効率よくポイントを貯められます。

ライフスタイル別!2枚の活用方法を解説

たとえば、家族向けの買い物ではイオンカードセレクトで日用品を購入し、楽天カードで旅行や趣味の支払いを行うことでポイントを効率よく貯められます。

ネットショッピングが中心のライフスタイルには楽天カード、食料品購入など実店舗利用が多い人にはイオンカードセレクトが最適。

シーンごとにカードを使い分けることで、それぞれのメリットを最大化できます。