3種類あるアメリカン・エキスプレス®(以下、アメックス)の法人カードの中から、おすすめを徹底解説します。
アメックス法人カードは、豊富な付帯サービスと高いステータスを備えているメリットがある一方、他社に比べて年会費が高額です。
この記事ではアメックス法人カードの選び方や種類、それぞれのメリット、デメリットなどを詳細に解説します。
アメックスを使用している経営者は多いです。本記事では、「アメックスの法人カードを作りたいけれど、種類が多くて選び方がいいかわからない」「アメックスの法人カードの年会費や特典などメリットについて知りたい」「アメックスの法人カードと個人カードの違いを知りたい」という悩みを解決します。
ステータスのあるアメックス法人カードをお得に活用して、会社経営をより盤石なものにしていきましょう。
アメックス法人カードがおすすめな人
アメックス法人カードがおすすめなのは下記に該当する人です。
- ステータスを重視する人
- 経費を節約したい人
- 頻繁に出張に行く人
- シェアオフィスやコワーキングスペースを利用したい人
- 新しく事業を始めたばかりでも法人クレジットカードを利用したい人
アメックス法人カードは、豊富な付帯サービスと高いステータスを備えており、積極的にビジネスを展開したい方に特におすすめです。
ただし、他社のクレジットカードに比べて年会費が高額なため、カードの発行に慎重な方も多いでしょう。
この記事では、アメックス法人カードの種類や、メリット、デメリットなどを詳細に解説しますので、発行する際の参考材料としてみてください。
アメックス法人カードとは?【2種類ある】
アメックス法人カードには、下記の2種類が存在します。1つずつ解説します。
アメックス法人カード
アメックス法人カードには、下記の3種類があります。
✓アメックス法人カードの種類
以前、ビジネスプラチナは招待制でしたが、2019年4月以降は招待なしで申し込みできるようになりました。
現在は3種類すべてが一般申し込みで取得できます。
カードのランクが上がるとステータスが高まるだけでなく、サービス内容も充実します。
アメックスブランドの法人カード
「アメリカン・エキスプレス®」の名前を冠したビジネスカードには、アメックス以外が発行している法人カードも存在します。たとえば下記の2つです。- セゾンカード
- 三菱UFJカード
上記のカードの特徴は、年会費が公式に比べて安い点です。
たとえば、アメックス公式で一番ランクの低いビジネスグリーンでも年会費が13,200円(税込)かかります。
一方、セゾンカードで一番ランクの低い「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」の年会費は、「無料」となっています。
年会費を少しでも抑えつつ、ステータスのあるカードを持ちたい方には「アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード」がおすすめです。
次に、アメックス公式の法人カードの選び方について解説します。
アメックス法人カードの選び方【3つある】
ここでは、アメックス法人カードである下記の3つの選び方について紹介します。
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
アメックス法人カードの選び方
迷ったらビジネスゴールド
ビジネスゴールドは、高いステータスを象徴するカードとして有名です。
さらに他社のゴールドカードと比べても充実したサービスが提供されており、特に経営者や富裕層、そして将来的にビジネスプラチナを取得することを検討されている人にとって魅力的なカードです。
ステータスと優れたサービスを求める方には、ビジネスゴールドを強くおすすめします。
ステータスを求めるならビジネスプラチナ
ビジネスプラチナは、ビジネスゴールドよりも更にステータスに重きを置き、ランクアップしたカードです。
特に魅力的なサービス特典は、「プラチナ・セクレタリー・サービス」です。出張や接待の計画をコンシェルジュにすべてお任せできます。専門的なフォローアップで、ビジネスシーンをより快適にサポートしてくれます。
さらに、追加カードに関しては、4枚目まで年会費が無料です。国内外を問わず頻繁に出張される方におすすめのカードです。
ラウンジ利用で満足ならビジネスグリーン
頻繁な出張の際に空港のラウンジを利用したい人は多いですよね。ビジネスグリーンでも国内外の空港ラウンジを利用できます。
さらに、本人だけでなく同伴者もラウンジを利用できるため、複数人での出張の際にも便利です。
ビジネスグリーンは「ほかの特典はそれほど必要ないけれど、空港での待ち時間を有効に活用したい」方におすすめです。
ほかの人が空港の搭乗口前でスマートフォンを見て時間をつぶすなか、ラウンジの快適な環境で仕事を進められます。
アメックスが発行している法人カードは3種類
ここでは、アメックスが発行している法人カード3種類について詳しく解説します。
グレードが上がるほど、特典は増えていきます。あなたに必要なサービスがどこまでか、確認しながら読み進めてみてください。
比較表
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
アメックスが提供する法人カードの中で、最もスタンダードなカードは年会費13,200円(税込)です。
センチュリオンのシンボルが描かれた券面と鮮やかな緑色から「グリーンカード」と呼ばれており、国内外で高い知名度を誇ります。
ビジネスグリーンはアメリカン・エキスプレス®の中ではスタンダードクラスのカードですが、他社のゴールドカード級のサービスや特典、保険が付帯しています。
下記4点が主な特典です。
- 国内外29空港のラウンジを無料で利用できる。カード会員だけでなく同伴者1名も無料
- 海外出張時には自宅から空港へのスーツケース配送がカード会員1名につき1個無料
- カードを使って旅行費用を支払うと最高5,000万円の旅行傷害保険が付帯
- 海外でトラブルが生じた場合にも24時間日本語対応可能なサポート
その他、ビジネスグリーンの主なサービスについては下表を参照ください。
サービス | 内容 |
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「クラブオフ(Club Off)」のVIP会員年間登録料無料 | 「クラブオフ(Club Off)」という福利厚生プログラムは、国内外の20万ヵ所以上の契約施設を特別優待料金で利用できるサービスです。VIP会員の年間登録料(税込6,600円)が無料となります。 |
「クラウド会計ソフト freee会計」へのデータ連携と30日間無料利用 | 「クラウド会計ソフト freee会計」を用いると、カード利用情報を安全かつ正確、自動的に取り込めます。特定のページから条件を満たして申し込むと、30日間の無料利用特典が手に入ります。 |
ビジネスで必要な機能やサービスが網羅されており、初めてのビジネスカードとして最適なカードといえます。
他社の法人カードとは異なり、利用可能額に一律の制限がないため、不定期に多額の支払いが発生する業種の方でも、電話連絡をして承認を得れば数百万円の支払いができる点は大きなメリットです。
一般的な法人カードは審査が難しく、利用限度額も代表者や会社の信用によって制約されます。
したがって、カードのランクに関係なく柔軟な利用ができるアメックスの法人カードには他に類を見ない便利さがあります。
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
ビジネスゴールドは年会費36,300円(税込)で、アメックス法人カードの中では非常にコスパに優れています。
ビジネスグリーンに比べてさらにワンランク上のサービスが提供されており、具体的にはキャンセルプロテクションなど、保険サービスが強化されています。
キャンセルプロテクションとは?
- 航空券や鉄道切符、ホテル代などをキャンセルした際に補償してくれるサービスです。
ビジネスゴールド限定のほかの主なサービスについては、下表を参照ください。
サービス | 内容 |
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国内航空便遅延費用保険 | 対象の航空便のチケットまたはツアーをカードで購入すると、飛行機の乗継遅延や出航遅延、手荷物の遅延や紛失といったトラブルに対して、最高4万円の保険金を受け取れます。 |
手荷物ホテル当日宅配サービス | 東京駅や新宿駅、博多駅の対象エリアでは、改札を出てすぐの宅配カウンターで手荷物を預けると、当日無料で指定エリア内の宿泊ホテルへ配送してくれます。 |
ビジネス・カード会員様限定イベント | ビジネス・カード会員の方々限定のイベントに参加することで、あなたの知識や人脈を広げられます。 |
アメリカで発行されているアメックスと同じ券面デザインを持つだけでなく、ビジネスゴールドの券面デザインは特徴的で非常に有名です。そのため、日本国内だけでなく海外でも堂々と支払いができるメリットがあります。
アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
ビジネスプラチナは、年会費が165,000円(税込)と、アメックスが発行する法人カードの中で最も高額ですが、世界中で通用する高いステータスを持っています。
さらに「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間参加費 税込3,300円)や「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年間参加費税込5,500円)の年会費は無料となります。
さらに、対象加盟店の利用でANAマイル還元率が3%になるなど、ポイントが積みやすいというメリットも含まれています。
また、ビジネスプラチナの特典やサービスは、特に旅行関連を中心に海外で快適に過ごせる内容が豊富です。
サービス | 内容 |
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国内対象ホテルにて1泊2名分無料で宿泊 | 毎年の更新時(初年度は対象外)に、国内のオークラやヒルトンなどの対象ホテルにて1泊2名分の無料宿泊を利用できます(対象外の日程がある場合もあり) |
高級ホテルの上級会員資格へ無条件登録 | ホテル・メンバーシップにおいて、通常は年間数十泊の宿泊実績が必要な対象ホテルグループの上級会員プログラムに、条件なしで登録できます。 例: ・ヒルトン「ヒルトン・オーナーズ」ゴールド会員 ・Radisson Hotel Group「Radisson Rewards」 Premiumステータス ・Marriott Bonvoy「Marriott Bonvoy」ゴールドエリート会員 ・プリンスステータスサービス(プラチナメンバー) |
世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジ無料利用 | 「アメリカン・エキスプレス®・グローバル・ラウンジ・コレクション」では、指定の名称や対象となる空港ラウンジを無料で利用できます。 |
プラチナ会員以上の特別なラウンジだけでなく、デルタやルフトハンザなどの航空会社の上級会員向けラウンジも利用できることは、大きなメリットです。
ビジネスプラチナ限定の主なサービスは下表のとおりです。
サービス | 内容 |
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ビジネス・ワランティ・プラス | ・カードで購入した商品の購入日から3年間、メーカー保証の延長として自然故障を保証します ・偶発的な事故や火災、破損、水漏れ、盗難などにより生じた損害を購入日から3年間保証 |
ビジネス・カー・ピッキング・プロテクション | 偶発的な事故によって、自動車の車室またはトランク内に収容している荷物に損害が生じた場合、年間30万円まで保証(自己負担5,000円/事故)。 |
国内航空便遅延費用保険 | 対象となる航空便のチケットまたはツアーをカードで購入すると、飛行機の乗継遅延や出航遅延、手荷物の遅延や紛失といったトラブルに対して、最高6万円の保険金を受け取れます。 |
ほかにもカード業界で最高水準と評判のサポート(コンシェルジュ)が付いています。要望を伝えれば的確な旅行プランを組み立ててくれるため、海外での利用でも安心感を持てます。
他社が発行しているアメックスブランドの法人カードとは
ここまで、本記事では、3つのアメックス公式のビジネスカードを紹介してきました。
一方で、アメックスのビジネスカードを取得する際、プロパーカードにこだわらない方も多くいます。
プロパーカードとは?
引用元:三菱UFJフィナンシャル・グループ 「プロパーカードとは?提携カードとの違いやメリット、注意点を紹介」
「プロパーカード」とは、クレジットカード会社が独自に発行しているカードを指します。
一方、「提携カード」とは、カード会社がほかの企業と提携して発行するクレジットカードのことを指します。
他社が発行するカードなら、プロパーカード以下の年会費でプラチナビジネスカードを入手できることがあります。
費用を抑えてプラチナビジネスカードを取得したい方や、海外出張が多く、プライオリティ・パスが必要な方は、他社のプラチナビジネスカードも検討してみるとよいでしょう。
アメックス法人カードのメリット7選
ここでは、下記7つのアメックス法人カードのメリットについて解説します。
✓アメックス法人カードのメリット7選
- 利用限度額に一律の制限がない
- ステータスが高く、信用を得やすい
- セキュリティ対策が万全
- 分割払いとリボ払いを選べる
- 還元率の高いポイント制度
- 豊富なビジネス特典
- 出張や旅行時のサービスが手厚い
あなたの求めるサービス内容があるか、チェックしながら読み進めてみましょう。
利用限度額に一律の制限がない
アメックス法人カードにおいて、多くの経営者が高く評価しているメリットの1つは、利用限度額に一律の制限がない点です。
ほかの一般的な法人カードと比較すると、アメリカン・エキスプレス®の法人カードには下記のような違いがあります。
通常の法人カード | 各カードには利用限度額の最大値が定められており、審査によってその範囲内で利用限度額が設定される |
---|---|
アメックス法人カード | ・3種類とも一律の利用限度額制限がない ・高額利用の際でも増額申請に対して柔軟な対応を受けられる |
通常より高額な利用を予定している場合には、オンラインまたはアプリ内で利用予定金額を入力することで、簡単に利用可能額の確認や増額申請ができます。
注意点としては「利用限度額がない」わけではない点です。あくまで「利用限度額の最大値がなく、引き上げに柔軟に対応する」という特徴を持っています。
ステータスが高く、信用を得やすい
アメックスカードは世界的に有名なステータスカードの代表格です。社会的信用度が高いため、所有していることで自社の業績の安定性をアピールできます。取引先に対しても好印象を与えられるでしょう。
「センチュリオン」のロゴが描かれた券面で、一目でアメックスカードだとわかります。特に、ビジネスゴールドやプラチナカードは金属製のカードのため、光沢のある券面が高級感を強調し、接待などで使用すると目を引くでしょう。
セキュリティ対策が万全
アメックスの法人カードはセキュリティ面でも高い信頼性を得ています。
不正利用を防ぐための「不正使用検知システム」「本人認証サービス SafeKey」「ICチップ搭載」はもちろんのこと、万が一のトラブルに対しても以下のようなプロテクションサービスが整備されており、ビジネスでの決済を安心して行えます。
サービス名 | 内容 |
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ショッピング・プロテクション | 年間最高500万円まで破損や盗難などの損害を補償します。(購入日から90日間) |
オンライン・プロテクション | インターネット上での不正使用による損害を、全額補償します。 |
リターン・プロテクション | 商品の返品を購入店が受け付けない場合、購入日から90日以内であれば購入金額を払い戻してもらえます。 |
キャンセル・プロテクション | 旅行やコンサートに参加できなくなった場合のキャンセル費用などの損害を補償します。(ゴールドビジネス、プラチナビジネスのみ) |
分割払いとリボ払いを選べる
アメックスは、会員の資金繰りをサポートする「ペイフレックス for Business」のなかで、「あと分割」という新しいサービスを開始しました。
「あと分割」は仕入れと支払いの期のずれや予期せぬ事態にも対応し、ビジネスの状況に合わせて柔軟に分割払いやリボ払いを利用できるシステムです。
会員専用サイトにログインするだけで簡単に支払い方法を変更できるので、非常に便利です。
サービス名 | 内容 |
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あと分割 | ・あとから希望分だけ分割払いに変更できる ・3回、6回、12回から支払回数を選べる |
あとリボ | ・希望分だけ、あとからリボ払いにできる ・増額や一括返済など、状況に合わせて資金繰りができる |
還元率の高いポイント制度
アメックスカードでは、カード決済の度に100円=1ポイントのメンバーシップ・リワードポイントが蓄積されます。
このポイントは1ポイントあたり0.3~0.5円程度の価値があり、ポイント還元率は0.3~0.5%になります。
ただし、「メンバーシップ・リワード・プラス(年会費税込3,300円)」に登録すれば、獲得ポイントやポイントの交換レートを上げられるだけでなく、ポイントの有効期限も無期限になります。
特に、ANAマイルへの交換レートが高く、マイル還元率は1.0%になります。これは航空系の法人カードと比べても非常に高水準です。
ただし、アメックスビジネスゴールドのメンバーシップリワードについては、ANAマイルへの移行には年会費(税込5,500円)が必要です。
さらに、無料で申し込める「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」に登録するだけで、AmazonやYahoo!ショッピングなどで効率的にポイントを貯められます。
アメックス法人カードの利用先 | ポイント還元率(メンバーシップ・リワード・プラス登録時) |
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ホテル、旅行代理店などへの支払い | 0.8% |
航空会社への支払い | 0.8% |
旅行関連以外の支払い | 0.5% |
ANA(マイル移行には年間参加費 税込5,500円が必要) | 1.0% |
ボーナスポイントプログラム対象加盟店 (Amazon、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、PayPayモール、Uber Eats、ヨドバシカメラ、一休.com、HISなどの対象サービス) | ポイント3倍(還元率1.0%~) |
また、アメックスの法人カードは税金の支払いでもポイントが付きます(200円=1ポイント:メンバーシップ・リワード登録時)。国税や都道府県税などの納税を法人カードで行うとポイントが貯まるだけでなく、年度ごとの経費管理もスムーズに行えます。
貯まったポイントの使い道も多彩で、16社の航空マイルへ移行できるのはアメックスならではの特典です。
人気アイテムへの交換カタログも充実しているほか、カードの年会費や支払額にポイントを充てることもできます。会員専用サイトにログインすれば、すぐにポイントの確認や交換ができますよ。
豊富なビジネス特典
アメックス法人カードには、ビジネスに役立つ多くの特典が含まれています。個人カードにはない法人カードならではの特典です。
たとえば、会計ソフトとのデータ連携を行うことで、経理業務の負担が大幅に軽減されます。会社全体の経費を見える化すれば、ビジネスの運営がよりスムーズになるでしょう。以下は、ビジネス特典の一例です。
ビジネス特典 | 内容 |
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会計ソフトとのデータ連携 | ・「クラウド会計ソフト freee会計」や「弥生会計ラインアップ」とのデータ連携ができます ・データ連携は安全性を重視し、API連携を採用 |
NIKKEI OFFICE PASS | ・個人ベーシック:約1090ヵ所、個人プレミアププラン:1200ヵ所のシェアオフィスやコワーキングスペースの自由席が利用できる ・会員は月額料金最大10%OFFで、予約なしで利用可能 |
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ(G-Search)」 | ・「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」などのデータベースをオンラインで利用することで、企業情報などを取得できます |
福利厚生プログラム クラブオフ(Club Off) | ・特別料金で国内外20万ヵ所以上の施設を利用できます ・VIP会員年間登録料が無料 |
ゴルフ・デスク | ・国内および海外の約800の提携コースの予約や手配を無償で依頼できます |
出張や旅行時のサービスが手厚い
アメックス法人カードは、出張や旅行時のサービスが充実している点も魅力です。
以下でその中から一例をご紹介します。下表のサービスは3種類のカードすべてに付帯しています。
サービス名 | 内容 |
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アメリカン・エキスプレス®・トラベル オンライン | ホテルやレンタカー、国内線及び国際線航空券のオンライン予約が可能なカード会員専用のオンライン旅行予約サイト |
HIS アメリカン・エキスプレス®・トラベル・デスク | 電話1本で国内、海外の旅行を手配してもらえるサービス |
アメリカン・エキスプレス® JALオンライン | オンラインで24時間365日予約、発券できる法人向けサービス |
空港ラウンジ | 国内外29空港のラウンジでカード会員と同伴者1名無料(ビジネスプラチナはプライオリティ・パス付帯) |
手荷物無料宅配サービス | 海外旅行の際、出発時、帰国時にカード会員1名につきスーツケースやゴルフバッグ1個を配送(ビジネスプラチナは2個) |
無料ポーターサービス | 海外旅行の出発、帰国時に、空港内で荷物を専任スタッフが運んでくれるサービス |
オーバーシーズ・アシスト | 24時間通話料無料で受けられる日本語サポート 海外旅行でのレストランの予約だけでなく、医療機関の紹介や緊急時の支援まで対応が幅広い |
JR東海エクスプレス予約サービス | プラスEXカードでタッチするだけで東海道、山陽・、九州新幹線に乗車できるサービス |
アメックス法人カードのデメリット3選
ここではアメックス法人カードのデメリットについて下記3つを紹介します。
✓アメックス法人カードのデメリット3選
- 年会費が高い
- ETCカードの発行枚数に制限がある
- プライオリティパスがあるのはビジネスプラチナのみ
発行する前にあらかじめデメリットを把握し、不安を取り除いておきましょう。
年会費が高い
デメリットの1つ目は、年会費が高い点です。
年会費無料の法人カードも多く存在しますが、アメックスのプロパーカードは最安値でもビジネスグリーンの13,200円(税込)です。
付帯サービスや特典を有効に活用する場合はメリットがあるかもしれませんが、あまり利用しない場合は年会費が無駄になる可能性があります。
また、従業員用の追加カードにも年会費がかかります(ビジネスプラチナは4枚まで年会費無料)。
しかし、法人カードの年会費は経費として計上可能です。
このため、高額な年会費でも節税対策として活用できます。ビジネスやプライベートでアメックスの特典を有効に利用できれば、年会費は事業にとって有益な支出となるでしょう。
ETCカードの発行枚数に制限がある
社用車を保有している企業は、ETCカードの発行についても検討することがあるかと思います。アメックスのビジネスカードでは、ETCカードの年会費は無料ですが、発行枚数は20枚までに制限されています。
社用車を多数保有している企業はアメックスのコーポレートカードを選ぶか、ETCカードの発行枚数に制限のないJCBの法人カードを選ぶ方が、より便利であるかもしれません。
プライオリティ・パスがあるのはビジネスプラチナのみ
ビジネスプラチナに付帯しているプライオリティ・パスは、世界中の1,400ヵ所以上の空港ラウンジで搭乗までの時間をゆっくり過ごせるサービスです。
アメックスの個人カードには、プロパーカードすべてにこのプライオリティ・パスが付帯していますが、ビジネスカードではプラチナカードにしか付帯していません。
ビジネスゴールドに付帯する空港ラウンジサービスは、国内28ヵ所とハワイにある「ダニエル・K・イノウエ国際空港」の空港ラウンジを利用できます。同伴者1名も無料で利用可能です。
空港のラウンジを頻繁に利用したい方は、ビジネスプラチナを選ぶようにしましょう。
アメックス法人カードと個人カードの違い
アメックスからは個人向けのカードも提供されています。
法人向けのカードと個人向けのカードは用途が異なるだけでなく、付帯サービスにも違いがあります。
法人向けカードはビジネスに特化したサービスが提供されているのに対し、個人向けカードは旅行やエンターテインメントに特化したサービスが付帯しています。
アメックス法人カードの申し込み方法
アメックス法人カードの申し込み方法は、下記4ステップとなっています。
ステップ1 | オンラインまたは郵送で申し込み ・代表者本人の顔写真付きの確認書類を1点、アップロードまたは郵送で提出 |
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ステップ2 | 審査 ・メールまたは郵送で審査結果が通達される |
ステップ3 | カード受取方法の指定 ・日本郵便から「本人限定受取郵便到着のお知らせ」が届く ・指定した住所か、保管郵便局の窓口で受け取るように指定できる |
ステップ4 | 申し込みの住所または郵便窓口でカードを受け取る ・日本郵便の係員に本人確認書類を提示 ・捺印またはサインをしてカードを受け取り |
ステップ4で必要となる本人確認書類は下記の条件いずれかを満たす必要があります。
本人確認書類 ・顔写真が付いた本人確認書類1点(運転免許証、運転経歴証明書、健康保険証、パスポート、住民票の写し、マイナンバーカード、写真付き住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書) ・顔写真が付いた本人確認書類がない場合は、上記から2点 |
アメックス法人カードに関するよくある質問
ここでは、アメックス法人カードに関するよくある質問について回答します。
事前に疑問点を解決しておきましょう。
- アメックス法人カードは開業前や開業1年目でも発行可能ですか?
- アメックスの法人カードは、開業前や開業1年目でも取得可能です。
審査は代表者の信用情報に基づく個人与信審査が主であり、必要な書類は代表者の本人確認書類が基本です。そのため、開業前や開業1年目でも申し込みは簡単に行えます。
- アメックス法人カードの申込方法は?
- 全部で下記4ステップあります。
1.オンラインまたは郵送で申し込み
2.審査
3.カード受取方法の指定
4.申し込みの住所または郵便窓口でカードを受け取る
詳しくは「アメックス法人カードの申し込み方法」を参照してください。
- アメックス法人カードは税金支払いでもポイントが貯まりますか?
- アメックス法人カードを利用すると、自動車税や固定資産税、贈与税、相続税をはじめとする各種国税やふるさと納税などの納税に対しても、200円=1ポイント(メンバーシップ・リワード登録時)が貯まります。
- アメックス法人カードの名義は誰になりますか?
- 法人登記した会社の代表者がアメックス法人カードの名義人となります。
また、券面には法人名と個人名の両方を刻印されます。
- 年会費無料のアメックス法人カードはある?
- 年会費無料のアメックス法人カードはありません。以前は「初年度の年会費が無料になるキャンペーン」がありましたが、2023年11月1日現在キャペーンは終了しています。
たとえば、2023年1月には下記のキャンペーンを実施していました。
・初年度年会費3万6,300円(税込)が無料
・1年間の利用金額が合計200万円を超えると3万ポイントのボーナスポイントがもらえる
キャンペーン情報については、公式ホームページを定期的にチェックしておきましょう。
- アメックスで法人税は払えますか?
- アメックス法人用カードで法人税は払えます。 アメックス法人用カードを使用すれば、法人税だけでなく消費税など、ほぼすべての国税を納付できます。納税できる税金は下表を参照ください。
ウェブサイトから24時間手続きが可能なので、金融機関に出向くことなく簡単に納税できます。
また、国税のカード支払いには200円=1ポイントが付与されるので、便利でポイントも貯まるお得なサービスとなっています。
引用元:アメックス公式「ビジネス・カードで、国税もお払いいただけます」
詳しくは「還元率の高いポイント制度」をご参照ください。
- アメックスコーポレートカードとビジネスカードの違いは?
- 申し込みの対象者に違いがあります。
アメックスのコーポレートカードは、中規模、大規模の法人や官庁が申し込むカードとなっています。
一方、アメックスのビジネスカードは主に個人事業主や小規模法人を対象としています。
- アメックスで国税を払うと手数料はいくらですか?
- アメックスで国税を払うと「約0.836%」の手数料がかかります。
正確には、1万円を超えるごとに手数料83円(税込)が加算される仕組みとなっています。
具体的には下表を参照ください。納付金額 手数料(税込) 1~10,000円 83円 10,001円~20,000円 167円 20,001円~30,000円 250円 30,001円~40,000円 334円 40,001円~50,000円 418円
つまりクレジットカード払いをするならば、0.836%以上のポイント還元率がないと損をします。
具体的なポイント還元率の詳細は、「還元率の高いポイント制度」をご参照ください。