世界水準のサイエンスに基づき、世界中の患者さまに人生を変える革新的な医薬品をお届けすることを目指す、そーせいグループ株式会社(東証プライム:4565)が、2023年11月10日に2023年R&D Dayを実施しました。
世界中の人々の健康・生活の質の向上に大きく貢献する---- クリス・カーギル 代表執行役社長CEO、マット・バーンズ英国研究開発ヘッドによる説明
本記事は、代表執行役社長CEOクリス・カーギル氏、英国研究開発ヘッド マット・バーンズ氏らによる説明会での発表の一部を抜粋・編集して紹介します。詳細については、こちらの動画を御覧ください。
そーせいグループ株式会社IRページ
最先端の科学から精密な医薬品を生み出す(1)
GLP-1をターゲットとした肥満症治療薬は今最も急成長している分野です。そして、当社はこの分野に深く関わっています。ファイザー社はGLP-1をターゲットとした薬の発明に当社の科学を活用し、イーライリー社はGLP-1の先を見据えた薬を生み出すため、当社の科学を活用しています。当社は自社でGLP-1、GIP、GCGのような複数のインクレチン受容体及び上流の受容体をターゲットとするさらに次世代の創薬に取り組んでいます。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
最先端の科学から精密な医薬品を生み出す(2)
GLP-1及びGIPをターゲットとした既存の糖尿病肥満治療薬は、まもなく1000億ドル規模の市場となる可能性があります。しかし、これは始まりに過ぎません。最近の研究からこれらの医薬品は心臓、肝臓、腎臓の疾患への応用も示唆されています。この分野における当社の科学は適応症の拡大という大きなチャンスを与えてくれると考えています。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
薬を患者さまへ(1)
ピヴラッツは当社初の大型の医薬品となりました。ピヴラッツは日本の患者様の命を日々救っています。ピヴラッツはより管理しやすい安全性プロファイルを持つ、革新的な脳血管攣縮治療薬と考えられており、脳神経外科医にとって魅力的で新しい選択肢です。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。
提携先の開発プログラム(2)
提携プログラムの動向については、統合失調症やその他の精神神経疾患を対象とした一連のムスカリン作動薬プログラムについて、ニューロクライン社との臨床段階での提携が大きな成功を収めましたのでその最新状況をお伝えします。
スライドは 10月末に開催されたニューロクライン社の2023年第3四半期決算説明会から抜粋したものですが、ニューロクライン社は2022年10月に、M4デュアル作動薬である NBI'568を統合失調症の新たな治療薬として検討するためプラセボ対照第2相試験を開始し、試験結果発表の席上でこの試験は非常に順調に進んでいるとコメントしました。
さらに、今年の9月にニューロクライン社は精神神経疾患を治療する可能性のある M1/M4デュアル受容体作動薬であるNBI’570の第I相臨床試験の開始を確認しました。本薬はこの共同研究の一環として臨床開発に入る2番目の化合物です。また、ニューロクライン社では今後数ヶ月の間にさらなるムスカリン化合物の臨床開発を進めていく予定です。
(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。