モダン・スタイリッシュな婚礼施設を中心に、ドレスショップやレストランを運営する株式会社ノバレーゼ(東証スタンダード:9160)が、2023年11月14日に2023年12月期 第3四半期決算説明会を実施しました。

Rock your life ~世の中に元気を与え続ける会社でありたい~ ---- 荻野社長による決算説明

本記事は、代表取締役社長の荻野 洋基氏による説明会での発表の一部を抜粋・編集して紹介します。詳細については、こちらの動画を御覧ください。

株式会社ノバレーゼIRページ

目次

  1. 2023年12月期 通期業績予想の修正
  2. 2023年12月期通期業績予想の修正(KPI前提)
  3. 2023年12月期第3四半期 サマリー

2023年12月期 通期業績予想の修正

2023年12月期の連結業績予想については、本年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類に変更されたことによって、 影響はほぼ収束すると想定しておりましたが、7月以降に第9波と呼ばれる感染再拡大の報道や罹患者の増加等により各KPIに影響が生じた結果、売上収益が減少する見込みとなりました。

また、利益についても売上収益の減少により、売上収益に占める固定費の割合が高くなったことから、大きく減少する見込みです。それにより、業績予想を下方修正することとしました。

結果、売上収益は前回予想比-10.3%の180億3,500万円、売上総利益は前回予想比-14.7%の100億900万円、営業利益は前回予想比-51%の15億900万円、税引前利益は前回予想比-56.7%の12億200万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は前回予想比-54%の8億5,500万円、EBITDAは前回予想比-27.5%の38億4,700万円となります。

婚礼プロデュース部門における施行組数は、前回予想を264組下回る4,622組となる見込みです。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

2023年12月期通期業績予想の修正(KPI前提)

業績予想修正の前提となる4つの主要KPIについて説明します。

1つ目は施行組数です。 施行組数は前回予想より-264組の4,622組となる見込みです。前回予想以降、10月31日までに新型コロナウイルス感染者の罹患者等、当事者の環境の変化に起因するキャンセルが67組、来期以降への日程変更が67組発生しました。また、新店の沖縄店舗についても、8月初旬の台風で一部被害が発生し、完全復旧まで2ヶ月程度かかったことから、開業後の販促活動が遅れ、予算を40組下回った状況です。第3四半期会計期間において新規来館数は堅調に推移はしましたが、一部既存店の競争激化により受注率が低下し、年内施行の受注の積み上がりが不足したことも原因となっています。

2つ目は平均ゲスト数です。平均ゲスト数は前回予想より-2.5人の51.4人となる見込みです。これは新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、招待するゲスト数を絞った少人数婚礼の施行割合が想定を上回ったことによるものです。

3つ目は平均組単価です。平均組単価は前回予想より-11万9,000円の315万4,000円となる見込みです。これは平均ゲスト数の減少の影響及び少人数婚礼の施行の増加による衣裳の平均着数の減少によるものです。

4つ目はブライダル事業の一般飲食です。一般飲食は前回予想より-4億4,800万円の9億4,500万円となる見込みです。これは法人の大規模宴会については引き続き開催を見送るケースが多く、受注が苦戦したことによるものです。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

2023年12月期第3四半期 サマリー

2023年12月期第3四半期のサマリーについては、売上収益は前年同期比+8.6%の121億5,800万円、営業利益は前年同期比-91.3%の1億400万円、親会社の所有者に帰属する四半期損失は9,100万円となりました。施行組数は前年同期比+0.7%の3,083組、平均ゲスト数は前年同期比+11%の50.7人、平均組単価は前年同期比+3.5%の314万8,000円となりました。

平均ゲスト数及び平均組単価は、第2四半期に続いて順調に回復している一方で、売上収益の伸長が増加した費用を吸収できず、前年同期比で大幅減益となっております。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

決算説明会動画ページリンク:https://www.net-presentations.com/9160/20231114/tsjs6d64/
IRページリンク:https://www.novarese.co.jp/ir/