「バイオで価値を創造する-こども・家族・社会をつつむケアを目指して」を経営ビジョンに研究開発活動を推進しているキッズウェル・バイオ株式会社(東証グロース:4584)が、2023年11月16日に2024年3月期 第2四半期決算説明会を実施しました。

「バイオで価値を創造する」 ―― 紅林社長による決算説明

本記事は、キッズウェル・バイオ株式会社代表取締役社長の紅林 伸也氏による決算説明会での発表の一部を抜粋・編集して紹介します。詳細については、 こちらの動画を御覧ください。

キッズウェル・バイオ株式会社IRページ

目次

 

  1. バイオシミラー事業:GBS-010(ペグフィルグラスチムバイオシミラー)の承認取得
  2. 細胞治療(再生医療)事業:乳歯歯髄幹細胞 (SHED, Stem cells from Human Exfoliated Deciduous teeth)の臨床開発の進展
  3. 中期経営計画-KWB2.0- ロードマップ

 

バイオシミラー事業:GBS-010(ペグフィルグラスチムバイオシミラー)の承認取得

当社のバイオシミラーの第4製品であるペグフィルグラスチムバイオシミラー(GBS-010)は、パートナー企業と開発を進め、9月に持田製薬様が製造販売承認を取得しました。

上図のグラフにあるとおり、先行品のジーラスタも売り上げを年々伸ばしていることもあり、 今後もペグフィルグラスチム(先行品とバイオシミラー含む)市場は数量ベースで拡大していくことが期待されます。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

細胞治療(再生医療)事業:乳歯歯髄幹細胞 (SHED, Stem cells from Human Exfoliated Deciduous teeth)の臨床開発の進展

当社のSHED(乳歯歯髄幹細胞)を活用した細胞治療の取り組みは、研究のステージから臨床開発のステージにステージアップしました。

臨床開発に入り、今後の開発パートナーとなるであろう企業との契約に向けた交渉が本格的に進んでいます。

パートナー企業との契約締結が実現すると、細胞治療事業においても契約一時金・開発マイルストーン収入等の収益を得ることができるようになります。加えて、開発パートナーが臨床開発を主導することで、当社としての研究開発費の負担を削減できるということにも繋がります。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

中期経営計画-KWB2.0- ロードマップ

今後はバイオシミラー事業から生まれる収益を細胞治療事業等に投入していきます。

バイオシミラー事業は売り上げと利益が伸びており成長がわかりやすいのですが、細胞治療事業については、投資家の皆様には開発の進捗が分かりづらいところがありますので、パートナー企業との契約締結という目に見える成果を早期に作りたいと考えています。

(※)詳しくは説明会動画を御覧ください。

決算説明会動画ページリンク:https://www.net-presentations.com/4584/20231116/fropgkse/
IRページリンク:https://www.kidswellbio.com/ir/