外貨預金はおすすめしない?初心者が気をつけたいデメリットと外貨預金の上手な活用法を徹底解説
(画像=NET MONEY編集部)

資産運用の手段として外貨預金を検討する人も少なくありませんが、なかには「外貨預金はおすすめしない」という意見も耳にします。

そこで本記事では、外貨預金を始める前に押さえておきたいデメリットや注意点を解説します。

資産運用の初心者に知ってほしい外貨預金のメリットや銀行の選び方についても紹介していくので、外貨預金をこれから始めようとしている人はぜひ参考にしてください。

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大和ネクスト銀行ロゴ
米ドル定期預金
(1ヶ月)
年8.70%
(税引後 6.932%)
・2024年4月1日現在。円からの預入時
・上記金利で1ヶ月(30日)1,000米ドルお預入れいただく場合の受取利息計算例:1,000米ドル×8.70%×30日÷365日×79.685=約5.69米ドル
・外貨定期預金の通常金利は、米ドル1ヶ月定期:年4.8%(税引後年3.824%)です。
・外貨定期預金の初回満期日以降の利息は、「自動継続」の場合は満期日(継続日)当日の同一期間・同一通貨の大和ネクスト銀行所定の外貨定期預金金利によります。

大和ネクスト銀行は、取扱通貨が12種類
いつでも好金利で預けられるので、分散投資をしたい方におすすめです。

  1. 外貨預金はおすすめしないと言われる6つのデメリット
    1. 利益を得る方法が限られている
    2. 円ベースでの元本保証はない
    3. 外貨預金は為替手数料が高い
    4. 定期預金でないと高金利が見込めない
    5. 預金保険制度(ペイオフ)の対象外
    6. 外貨預金は税金が高くなるリスクがある
  2. 外貨預金のデメリットを克服する方法
  3. 外貨預金が初心者におすすめの3つの理由と活用法
    1. 外貨預金はレバレッジが1倍だから安心して取引できる
    2. 外貨預金なら外貨のまま現地で引き出せる
    3. 外貨預金で積立ができる
  4. 外貨預金をする銀行の選び方
    1. 金利
    2. 預金できる通貨
    3. 外貨預金口座の種類と特徴
    4. 為替手数料
  5. 2023年外貨預金におすすめの銀行9選
    1. 大和ネクスト銀行
    2. 東京スター銀行
    3. ソニー銀行
    4. GMOあおぞらネット銀行
    5. auじぶん銀行
    6. PayPay銀行
    7. 楽天銀行
    8. 住信SBIネット銀行
    9. SBI新生銀行
  6. 外貨預金に関するよくある質問
    1. 外貨預金以外に外貨で資産運用を行う方法はある?
    2. 外貨預金はどの国の通貨からはじめるのがおすすめ?
    3. 外貨預金は普通預金と定期預金どっちがいい?
    4. 外貨預金はすぐ始められる?

外貨預金はおすすめしないと言われる6つのデメリット

「外貨預金はメリットがないからおすすめしない」という意見も耳にしますが、それらの多くは外国為替証拠金取引(FX)との比較で語られます。

ここでは、一般的に知られている外貨預金の6つのデメリットを、FXと比較しながら紹介していきます。

利益を得る方法が限られている

外貨預金とFXの大きな違いは、為替レートが変動したときに起こせるアクションにあります

例えば、1米ドルが100円のときに10万円を外貨預金したとしましょう。預け入れた(買い付けた)1,000米ドルを、その後1米ドルが110円になったときに引き出すと、10万円の元本に対して1万円の利益(1,000米ドル×110円=11万円)が得られます。

一方、預け入れたあとに1米ドルが90円になった場合はどうなるでしょうか。先ほどとは逆に、10万円の元本に対して1万円の損失(1,000米ドル×90円=9万円)が発生してしまいます。

つまり、外貨預金で為替レートの変動から利益を得るには、外貨を買い付けた際の為替よりも円安にならないといけません。

一方でFXは、円高になることを想定して、外貨を売る取引から始めることも可能です。つまり、FXであれば外貨が高騰したときだけでなく、下落時においても利益を狙いにいけます。このように、外貨預金はFXと比べて、相場の動きに対する利益の狙い方が限定される点がデメリットです。

円ベースでの元本保証はない

外貨預金の場合、外貨建て預入時の元本が保証されていますが、円建ての元本は保証されていません。10万円の元本に対して1万円の損失(1,000米ドル×90円=9万円)が発生する先ほどのケースだと、元本保証されるのは預入時の1,000米ドルです。

このように、預金した通貨が円に対して価値を失う(=円の価値が上がる)場合、引き出すときの円ベースの金額は、預入時よりも少なくなる可能性があります。高い金利だけに注目するのではなく、外貨預金には為替の変動による元本割れリスクがあることを覚えておきましょう。

外貨預金は為替手数料が高い

基本的に外貨預金では、日本円を外貨に両替する時(預入時)と、外貨を日本円に両替する時(引出時)のそれぞれに為替手数料が発生します。

■外貨預金の為替レートと為替手数料の仕組み

(画像=NET MONEY編集部)

為替手数料は、金融機関や取引通貨などによって異なります。一般的には、FX(外国為替証拠金取引)の為替手数料にあたるスプレッドより、外貨預金の為替手数料のほうが高く設定されています。

■スプレッドとは

外貨預金とFXの両サービスを提供している「auじぶん銀行」を例に詳しく解説します。auじぶん銀行の外貨普通預金の場合、米ドルに両替して預金するときの為替手数料は無料です。ただし、米ドルから円に両替して引き出す時には、1通貨単位あたり0.25円の為替手数料が発生します。

一方FXの場合、米ドルと日本円の通貨ペアを選択した場合のスプレッドは、0.02円です。外貨普通預金を引き出す時の為替手数料と比較すると、10分の1以下の手数料で済みます。

したがって、外貨預金で取引を頻繁に繰り返すことは、手数料の面からおすすめしません。短期的な為替レートの変動から利益を得たい場合は、手数料が安いFXのほうが有利です。

定期預金でないと高金利が見込めない

普通預金より定期預金のほうが高金利であることは、外貨預金も円預金も変わりません。為替変動のリスクや一定期間引き出せない点などが考慮され、普通預金より高い金利が適用されるのが外貨定期預金の特徴です。

ただし、外貨の普通預金と定期預金における金利差は、銀行によって異なります。そのため、資金運用の目的や用途にマッチした銀行を選ぶことが大切です。

■米ドルと南アフリカランドの外貨預金金利

※2024年4月1日現在。
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

なおFXでは、通貨ペアの金利差によって得られる「スワップポイント」が存在します。このスワップポイントはFX会社ごとに設定されており、一般的に外貨預金よりも好条件です。

預金保険制度(ペイオフ)の対象外

資産の保護という観点で比較すると、外貨預金よりもFXのほうが制度上安全です。

日本では、銀行が破綻した場合でも預金者の資産が一定額まで保護される「預金保険制度」があります。この制度に基づいて、貯金目的で個人が利用する口座については、金融機関ごとに元本1,000万円(上限)と破綻日までの利息等が保護されます。

ただし、外貨預金はこの保護の対象外です。そのため、銀行が破綻した場合は、預金が戻ってこないリスクも考えられます。外貨預金をする場合は、銀行の健全性や取引条件などを事前にチェックしておきましょう。

一方でFXの場合、証拠金などの取引資産はFX会社の資産と分けて管理されています。そのため、万が一FX会社が経営破綻した場合でも、利用者の資産は保護される仕組みです。

外貨預金は税金が高くなるリスクがある

外貨預金の税金は、利息部分と為替差益部分で取扱いが異なります。

利息部分は、円預金と同様に源泉分離課税が適用されるため、受け取った利息額の20.315%が源泉徴収されます。

一方、為替差益は雑所得として総合課税の対象です。総合課税には他に、配当所得や不動産所得などが含まれますが、それらの所得を合算した総所得金額から所得控除を行い、その残額(課税所得金額)に対して税率をかけて税額が算出されます。

外貨預金のデメリットを克服する方法

外貨預金には6つのデメリットがありますが、デメリットの対策を行うことで初心者でも自分に合った方法で克服することも可能です。自分に合った方法を選択し、実践してみてはいかがでしょうか。

ここでは、外貨預金のデメリットを克服する方法を3つ紹介します。

■外貨預金のデメリットを克服する3つの方法

  • 預入れのタイミングを分ける
  • 複数の通貨に分ける
  • 積立サービスを利用する

1つ目は、預け入れのタイミングを分けることです。元本割れのリスク低減が期待できるためです。

直接的に元本割れの原因となる為替変動リスクそのものを低減させることはできませんが、一定の金額を定期的に継続して預け入れることで「円高時には多く」「円安時には少なく」といった投資が可能です。一括で預け入れる場合に比べて、より多くの外貨を預け入れられることが期待できます。

2つ目は、複数の通貨に分けることです。

複数の外貨に分けて保有すれば、為替相場のリスク分散が可能となるため、仮に1つの外貨が預入時より円高になったとしても、他の外貨でのリカバリーが期待できます。

3つ目は、積立サービスを利用することです。

金融機関によっては、積立サービスを提供しておりタイミングや金額などを指定し、円預金に預け入れておくと自動で積み立ててくれるため、一度に多額の外貨を購入することによるリスクを抑えることができます。

外貨預金が初心者におすすめの3つの理由と活用法

FXと比較すると為替手数料や税金が高いというデメリットのある外貨預金ですが、ここでは、外貨預金が資産運用の初心者におすすめな理由を3つ紹介します。

外貨預金はレバレッジが1倍だから安心して取引できる

FXの場合、口座に預け入れた資金を担保として、預けた資金の最大25倍の取引ができます。少額の資金でも大きな資金を運用できる点がFXの魅力といえますが、レバレッジをかけすぎると損失が発生した時の影響も大きくなります。

一方、外貨預金は預け入れた金額がそのまま資産運用額となるため、レバレッジは実質1倍です。そのため、預けた金額以上の損失を出すこともありません。

このように、リスクを抑えながら資産運用できる点において、外貨預金は初心者向けの運用先といえるでしょう。

外貨預金なら外貨のまま現地で引き出せる

外貨預金は、海外に行く機会が多い人にとって便利な資産運用方法です。なぜかというと、外貨預金のお金を現地で引き出せば、外貨をそのまま利用できるからです。

例えばソニー銀行には、11通貨対応のデビットカード「Sony Bank WALLET」があります。このカードを使えば海外ATMから直接外貨を引き出せるので、両替の手間が不要です。また、カードで支払う場合は外貨口座からの引き落としになるため、手数料を抑えながら渡航先でのショッピングを楽しめます。

外貨預金で積立ができる

外貨預金と聞くと、一度に全額を預金するイメージがありますが、実は積立による預金も可能です。

積立のメリットは、「ドル・コスト平均法」が実践できる点です。定額購入法ともいわれるドル・コスト平均法であれば、外貨の購入時期を分散できるため、為替レートの変動リスクを抑えながら外貨預金ができます。

どのタイミングで外貨を購入すればよいのか不安な人や、長期的な資産形成を計画している人は、外貨積立サービスを提供している銀行を活用してみるとよいでしょう。

外貨預金をする銀行の選び方

外貨預金を始めるためには、銀行を選んで外貨預金口座を開設する必要があります。銀行選びのポイントは、以下の4つです。

金利

外貨預金の魅力といえば、日本円にはない金利の高さです。金利が高いほど得られる利息が増えるため、銀行選びの際は金利の比較が欠かせません。

通常の金利はもちろんのこと、キャンペーンなどで期間限定の高金利が提供されていないかチェックすることも大切です。キャンペーン情報は銀行の公式サイトに掲載されています。気になる銀行があれば、参加できるキャンペーンがないか確認してみましょう。

預金できる通貨

銀行によって外貨預金の対象通貨はさまざまで、なかには10を超える通貨を取り扱っている銀行も存在します。通貨によって為替変動リスクやカントリーリスクが異なるため、まずはそれぞれの特徴を把握し、自分に合った通貨を取り扱っている銀行を選びましょう。

外貨預金で取り扱われている主な通貨の特徴は次のとおりです。

米ドル:国際的な取引が米ドルをベースに行われていることから、安定性や流動性が比較的優れている通貨。米ドル関連の情報収集もしやすいことから、初心者でも始めやすい外貨。

ユーロ:欧州統一通貨であるユーロも、外貨預金の人気通貨の1つ。2024年2月時点において、20ヵ国で法定通貨として利用されている。米ドルに次ぐ取引規模を誇り、比較的値動きも安定している。

英ポンド:国際的な取引や金融市場での取引で、極めて重要な役割を持つ通貨。米ドルやユーロに比べると為替レートの変動リスクがあるものの、信頼性や安定性は高水準。

豪ドル:国際的な資源市場の動きと密接に関連している通貨。オーストラリアにとって最大の輸出国である中国経済の影響を受けやすい。

NZドル:ニュージーランドは農産物輸出国として有名。農産物価格の変動がNZドルの為替価格に影響を及ぼす。経済的結びつきが強いオーストラリアや中国の動向にも注意が必要。

トルコリラ:高金利通貨として知られるトルコリラは、金利収入の面で魅力的な通貨。ただし、先進国の政策などによる影響を受けやすく、価格変動率(ボラティリティ)が高い点に注意が必要。

南アフリカランド:南アフリカの通貨であるランドは、鉱産資源の価格の影響を受けやすい。金利の高さが魅力である一方で、鉱業関連のストライキや政情不安による急激な為替変動に注意が必要。

外貨預金口座の種類と特徴

外貨預金口座には、円預金と同様に「普通預金」と「定期預金」があります。

外貨普通預金口座は、いつでも資金を出し入れできる口座です。一方、外貨定期預金口座は、預入期間中の資金の引き出しに制限があるものの、普通預金よりも高い金利が得られます。

どちらの口座形態を選ぶのかは、外貨預金の目的や利用資金によって変わります。すぐに引き出す必要のない資金を外貨預金に回す場合は、金利を重視して外貨定期預金口座を選ぶとよいでしょう。

為替手数料

外貨預金では金利の高さに加えて、為替手数料も重要なポイントです。多くの場合、円から外貨に預け入れる時と、外貨から円に払い戻す時に為替手数料が発生します。

為替手数料は銀行によって異なるため、できるだけ低い銀行を選ぶことが大切です。一般的に、ネット銀行のほうが為替手数料を低めに設定している傾向があります。

金利と同じく、キャンペーンによって為替手数料が引き下げられていることもあるため、欠かさずチェックしましょう。

外貨預金におすすめの銀行9選

ここからは、編集部が厳選した外貨預金におすすめの銀行を9つ紹介します。

■外貨預金におすすめの銀行一覧

※2024年4月1日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)
※ 為替手数料は最大
※ソニー銀行のみ、外貨からの預入時

大和ネクスト銀行

大和ネクスト銀行は、大和証券グループ傘下のインターネット専業銀行です。外貨預金では12種類の通貨が取引できます。比較的高い金利を提供していることが、おすすめポイントの1つです。千円から外貨積立(米ドルと豪ドル)をすることもできます。

「外貨スウィープサービス」では、大和証券口座内の外貨建て有価証券で得た利益や分配金を、手数料無料で大和ネクスト銀行の外貨普通預金に自動振替ができるため、効率よく資産運用が図れます。

また、海外に渡航する機会がある人におすすめなのが、「外貨宅配サービス」です。大和ネクスト銀行の外貨普通預金口座に入っている外貨を、現金にして自宅まで配送してくれます。

■取扱通貨

12通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ、カナダドル、香港ドル、シンガポールドル、中国元

■金利と為替手数料

※ 2024年4月1日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)
※ 為替手数料は最大

東京スター銀行

東京スター銀行は東京都港区に本店を置く第二地方銀行で、2001年に銀行業をスタートしています。外貨預金サービスの特徴は、普通預金と定期預金に加えて、「仕組み預金」を提供している点です。

仕組み預金とは、デリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ預金サービスのことです。顧客が預けたお金を銀行が運用することで、定期預金より高い金利の提供を図ります。一定のリスクがあるものの、外貨定期預金を超える金利を狙いたい人におすすめです。

また、東京スター銀行は、南アフリカランドの金利の高さや為替手数料の安さが魅力です。南アフリカランドで外貨預金を考えている場合は、東京スター銀行を検討してみるとよいでしょう。

■取扱通貨

5通貨

米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、南アフリカランド

■金利と為替手数料

※ 2024年3月1日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)
※ 為替手数料はインターネットバンキング利用時

ソニー銀行

ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループの完全子会社で、2001年に設立したネット銀行です。外貨普通預金と外貨定期預金に加えて、500円からスタート可能な「積立購入」ができる点が特徴です。

また、通常は外貨購入時に為替手数料が発生するものの、口座開設日から翌々月の末日までであれば、為替手数料なしで外貨を購入できます。手数料を抑えながらソニー銀行を利用するためにも、欠かさず活用しておきたい特典です。

ほかにも、11通貨に対応しているデビットカード「Sony Bank WALLET」を使えば、外貨預金をそのまま現地ATMで引き出せます。海外渡航の利便性を高めてくれるため、頻繁に海外へ行く人はぜひ検討してみてください。

■取扱通貨

12通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、ブラジルレアル、人民元CNH、スウェーデンクローナ

■金利と為替手数料

※ 2024年3月25日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は外貨円貨からの預入時(預入期間1年)

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行グループとGMOインターネットグループが共同設立したネット銀行です。外貨預金では、「普通預金」と「普通預金の積立購入」の2つのサービスを提供しています。

GMOあおぞらネット銀行のユニークなところは、未成年を対象とした外貨預金サービスを提供している点です。13歳以上18歳未満の人でも、親権者の同意があれば外貨預金が可能です。購入限度額が年間100万円と制限されていますが、成人を迎えると自動で通常の外貨預金サービスへと切り替わり、購入金額の制限も解除されます。

初心者向けの情報コンテンツを多数用意していることから、これから外貨預金を始めようとしている方におすすめの銀行といえるでしょう。

■取扱通貨

8通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン

■金利と為替手数料

※ 2024年2月28日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は取り扱いなし

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資して設立したネット銀行です。スマートフォンで銀行取引が完結できることを強みとしています。

auじぶん銀行の外貨預金は、サービスの豊富さが魅力です。外貨普通預金や外貨定期預金に加えて、以下のサービスが利用できます。

  • 外貨自動積立
  • AI外貨自動積立
  • AI外貨予測
  • 外貨受取サービス

預入時の為替手数料が無料な点も、初心者にとって嬉しいメリットといえます。また、外貨預金は、「じぶんプラス」というauじぶん銀行のサービスの対象です。預金残高や取引に応じて、Pontaポイントの倍率やATM出金手数料無料といった特典が受けられます。

外貨預金サービスの豊富さを重視する人や、Pontaポイントを貯めている人は、auじぶん銀行を検討してみるとよいでしょう。

■取扱通貨

8通貨

米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、ブラジルレアル、人民元、韓国ウォン

■金利と為替手数料

※ 2024年3月25日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

PayPay銀行

PayPay銀行は、日本初のネット専業銀行です。当初はジャパンネット銀行という社名でしたが、2021年に社名を変え「PayPay銀行」としてサービスを提供しています。

PayPay銀行の特徴は、外貨普通預金なら約100円、外貨定期預金なら約1,000円から預入可能な点です。外貨預金初心者にとって、少額から始められる点は大きなメリットといえるでしょう。

また、外貨積立預金では、300円から積立を始められます。積立日は「毎日」「毎週」「毎月」の3つから選べるため、自身の資産運用に適した積立設定が可能です。

■取扱通貨

9通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル

■金利と為替手数料

※ 2024年3月15日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

楽天銀行

楽天銀行は、楽天グループ株式会社の子会社です。350万以上の口座数があり、大手ネット銀行の1つとして知られています。

楽天銀行で外貨預金をするメリットは、楽天ポイントを外貨預金として預け入れられる点です。50ポイント(50円)から利用できるため、普段から楽天ポイントを貯めている人にとって利用価値の高いサービスといえます。

また、外貨定期預金では、短期間の預け入れにも対応しています。7日や14日といった短い期間での定期預金が可能なため、「短い期間でも金利条件の良い方法で預金がしたい」という人におすすめです。

■取扱通貨

7通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、人民元

■金利と為替手数料

※ 2024年3月25日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、2007年からサービス提供を開始したネット銀行です。外貨預金サービスとして提供している商品は、以下の4つです。

  • 外貨普通預金
  • 外貨定期預金
  • 外貨積立
  • 外貨仕組預金

全体的に金利が高いことに加えて、為替手数料も低めに設定されているため、初心者でも始めやすいネット銀行です。

また、アプリで通知設定をONにしておけば、為替レートが急変動したときに通知が来ます。預け入れのタイミングを逃したくない人や、為替レートを効率よくチェックしたい人には、住信SBIネット銀行がおすすめです。

■取扱通貨

9通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、南アフリカランド、カナダドル、スイスフラン、香港ドル

■金利と為替手数料

※ 2024年3月25日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 定期預金金利は、円貨からの預入時(預入期間1年)

SBI新生銀行

SBI新生銀行は、ノンバンクと銀行の両方の機能を有した銀行です。外貨預金の取扱通貨が13種類もある点が特徴で、シンガポールドルやブラジルレアルといった少しマイナーな通貨も取引できます。

外貨商品のバリエーションも、他社にはない魅力です。短期、中長期それぞれに適した外貨預金プランを用意しているため、自身の運用スタイルに合ったプランが見つかりやすくなっています。

また、公式サイト上で損益シミュレーションが可能なので、外貨預金を始める前に利用しておくと、受取利息や満期時の金額が事前にチェック可能です。

■取扱通貨

13通貨

米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アフリカランド、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル、ノルウェークローネ、人民元、ブラジルレアル

■金利と為替手数料

※ 2024年3月25日現在
※ 金利は年利率および税引前
※ 金利と為替手数料はスタンダードステージ時
※ 定期預金金利は、スタンダードステージの円貨からの預入時(預入期間1年)

外貨預金に関するよくある質問

ここからは、外貨預金に関するよくある質問へ回答していきます。

外貨預金以外に外貨で資産運用を行う方法はある?
外貨預金以外にも、外貨建ての資産運用にはさまざまな方法が存在します。自身の投資目的やリスク許容度に応じて、以下に紹介する運用方法を組み合わせることをおすすめします。

■外貨預金以外の資産運用方法
外貨預金はどの国の通貨からはじめるのがおすすめ?
米ドルやユーロなどの主要通貨から始めるのがおすすめです。主要通貨であれば、情報収集がしやすく、市場の動きも追いやすいからです。

外貨預金で最も警戒すべきことは、急激な為替レートの変動です。そして、その多くは発行国の政治や経済の影響を受けて生じます。言い換えると、政治や経済が安定している国が発行国であれば、通貨の価値が急激に変動するリスクも抑えられるということです。

外貨預金の始め方や仕組みに慣れるまでは、米ドルやユーロといった主要通貨で運用することをおすすめします。
外貨預金は普通預金と定期預金どっちがいい?
外貨預金をする目的や外貨預金の用途によって異なります。それぞれの特徴と、適しているタイプの人は以下のとおりです。

【外貨普通預金】
短期間の預け入れや急な引き出しをする可能性がある人
旅行で外貨を使用したい人

【外貨定期預金】
長期運用を目的としている人
金利の高さを重視している人
外貨預金はすぐ始められる?
外貨預金の始め方はシンプルです。一例として、大和ネクスト銀行での始め方は次のとおりです。

(1)インターネットからの申込み:本人情報の入力、本人確認書類のアップロード
(2)口座開設完了の案内:大和証券から口座開設のお知らせ郵送
(3)スマートフォンアプリ上でマイナンバーの登録
(4)取引開始