リップル(XRP)は$1.09近辺で、$1.11の壁を前に足踏みが続いています。上院での採決が8月上旬に見込まれ、共和党が本会議上程を急ぐなか、法案成立への期待はじわりと高まっています。ただ、価格は期待を織り込みきれず、慎重な地合いが続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月28日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.09近辺で推移しています。過去24時間で$1.11の抵抗を3度はね返され、上値の重い展開が続いています。取引高は約63%増の約9億5,600万ドルと、値動きは乏しくても市場の関心は高まっています。
市場の焦点は、上院でのCLARITY Act採決です。共和党の重鎮であるScott銀行委員長とBoozman農業委員長が、統合された法案の本会議上程を急いでいます。採決は8月初旬、一部では8月3日との観測も出ています。
成立への期待は、じわりと高まっています。Polymarketでの2026年内の成立確率は38%と、直近7日間で7ポイント上昇しました。ただし、依然として5割には届かず、価格はこの不確実性を映して慎重に推移しています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



成立確率が上昇しているのに価格が$1.11を超えられないこの状況を、あなたはどう読み解くでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.09の支持と$1.11の抵抗に挟まれています。価格動向のセクションでは、この狭いレンジと、上下の分岐点を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、8月上旬の採決観測と、法案が越えるべき手続きの壁を掘り下げます。
重要なのは、法案が「本会議で採決できる状態」にあっても、成立までにはなお段階が残る点です。60票の確保、下院可決版との調整、大統領の署名。一つひとつが、期待を現実に変えるための関門です。
市場もこれを理解しています。取引高は増えても価格が動かないのは、多くの投資家が「採決の実現とその結果」を見極めようとしているからです。期待だけで走らない、慎重な姿勢がうかがえます。
高まる期待に乗るのか、残る手続きの壁を警戒するのか。判断材料は交錯していますが、「本会議上程」と「成立」の間にある距離を意識しながら、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月28日時点(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.09近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円前後の水準です。
7月27日は、$1.11の抵抗を3度はね返された後、$1.09近辺まで下げました。6月中旬以降、4時間足では横ばいの保ち合いが続いており、$1.09は過去4週間で何度も反発してきた支持です。年初来では約39%の下落と、長期の下降トレンドはなお続いています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月28日) | 約$1.09 | 160円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約-1%前後 | $1.11を3度はね返される |
| 24時間取引高 | 約9億5,600万ドル | 前日比約63%増 |
| 上値抵抗 | $1.11、次に$1.15・$1.18〜$1.20 | $1.11超で強気転換 |
| 下値サポート | $1.09、次に$1.05・$1.02 | $1.09割れで下押し加速 |
| $1.00の取得層 | 約8.3億XRP | 厚い下値支持 |
| RSI(4時間足) | 14期間SMAの下 | 強気の勢いが後退 |
| MACD | シグナル線下抜けが接近 | 弱含みのサイン |
| 時価総額 | 約$650億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、$1.09の維持が焦点です。cryptonewsによると、$1.09を明確に割り込めば、$1.05、さらに$1.02という次の流動性の水準へ下押しが強まるとされています。一方、$1.11を明確に超えれば、$1.15への上昇の勢いを取り戻す可能性があります。
短期の勢いは後退しています。4時間足のRSIは14期間の移動平均を下回り、MACDもシグナル線を下抜けそうな形です。ただし、$1.00近辺には約8.3億XRPの取得層があり、厚い下値支持を形成しています。8月上旬の採決に向けて、方向が出る前の膠着が続いています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
今週のリップル(XRP)にとって決定的な材料が、上院でのCLARITY Act採決です。Finboldによると、Scott銀行委員長とBoozman農業委員長ら共和党の重鎮が、先週公開された統合法案の本会議上程を急いでいます。採決は8月初旬が見込まれています。
成立への期待は高まりつつあります。Polymarketでの2026年内の成立確率は38%と、直近7日間で7ポイント上昇しました。トランプ大統領が争点だった倫理規定を受け入れたことで、交渉の最大の障害が一つ取り除かれた形です。
ただし、道のりはなお残っています。可決には60票が必要で、民主党の協力が不可欠です。加えて、成立には下院可決版との調整、そして大統領の署名という手続きが控えています。8月の休会前という時間的な制約も、依然として重い課題です。
成立すれば、効果は大きいとされます。XRPのコモディティとしての地位が、行政の解釈から連邦法へと格上げされます。次の政権でも覆せない安定した地位は、機関投資家の本格参入を促す土台となります。期待と手続きの綱引きが続いています。



出典:Finbold(共和党の本会議上程推進と成立確率)、Disruption Banking(法案成立までに残る手続き)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)を取り巻くもう一つの変数が、7月28〜29日のFOMCです。本日から2日間の日程が始まり、明日7月29日にFRBの政策判断が発表されます。金利据え置きが濃厚で、焦点はWarsh議長が示す先行きの姿勢です。
直近では、中東情勢の緩和が市場心理を支えました。米国とイランの軍事衝突が止まり、原油価格が下落したことで、リスク資産への意欲がやや回復しました。ビットコイン(BTC)が$65,000を回復し、イーサリアム(ETH)が$2,000に迫るなか、XRPも下支えを受けています。
XRPにとって、今週は規制イベントとマクロイベントが重なる特別な週です。FOMCの結果とCLARITY Actの採決観測、この二つがどう転ぶかによって、値動きの方向とその大きさが変わってきます。
XRPは国際送金を主戦場とする銘柄です。目先の値動きはマクロと規制に左右されつつも、中長期の価値は決済インフラとしての実用性にあります。短期の変動と長期の展望を分けて捉える視点が、引き続き重要です。



出典:CoinGape(FOMCとマクロ環境の影響)、Coinpedia(中東情勢の緩和とリスク選好)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY