ビットコイン(BTC)は8週連続で続いていたETFの資金流出がついに反転し、静かながらも底打ちの兆しが意識される展開となっています。本日は$64,000台を回復した価格が、上値抵抗である$67,250をうかがえるかどうかが最大の焦点です。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年7月12日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$64,000台前半で底堅く推移しています。6月末に付けた約21カ月ぶりの安値$58,000近辺から着実に値を戻し、7月に入って回復基調を強めてきました。
最大の材料は、米国の現物ビットコインETFとイーサリアムETFが8週間続いた資金流出から反転し、久々に純流入を記録したことです。機関投資家の需要が戻りつつあるとの見方が相場を下支えしています。
一方で、戻したとはいえ年初来では大きく水準を切り下げており、今回の流入が一時的なリバランスにとどまるのか、本格的な資金回帰の始まりなのかは、まだ見極めが必要な段階です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



8週間続いた資金流出がようやく止まったこの一週間を、あなたはどう受け止めるでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は$64,000台を回復し、6月末の安値圏からの戻り歩調を保っています。この背景には、米国ETFへの資金回帰という需給面の変化があり、後述の価格動向セクションで具体的な水準を整理していきます。
ただし、流入額は8週間で流出した規模から見ればごく一部にとどまっており、需給の改善が本物かどうかは慎重に見る必要があります。マクロ環境との連動のセクションでは、金利や米株との関係が薄まりつつある足元の特徴にも触れます。
また、日本市場では円高が進み、ドル建てでは堅調でも円建てでは伸び悩むという「通貨のねじれ」も生じています。国内投資家にとっては、ドル建ての数字だけを見ていると実感とズレが出やすい局面といえます。
戻りの勢いが続くのか、それとも再び上値抵抗に跳ね返されるのか。判断材料は出そろいつつありますが、最終的にどう読むかは、ご自身の投資期間とリスク許容度に照らして考えてみてください。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月12日時点(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$64,000台前半で推移していました。日本円に換算すると、おおむね950万円前後の水準です。
直近24時間では約+0.9%の小幅高となり、$64,400近辺まで上値を試す場面も見られました。6月末に付けた21カ月ぶり安値$58,000台からは、着実に水準を切り上げています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月12日) | 約$64,150 | 約950万円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約+0.9% | 小幅高で底堅い |
| 24時間高値 | 約$64,400 | 上値抵抗を再びテスト |
| 直近安値(6月末) | 約$57,950 | 21カ月ぶりの安値水準 |
| 直近レンジ | $58,000〜$64,400 | 7月に入り戻り歩調 |
| 上値抵抗 | $67,250 | 6月15日の高値、突破で上昇余地 |
| 下値サポート | $58,000近辺 | 割れると$55,000も視野 |
| 50日移動平均線(EMA目安) | $65,600近辺 | この水準の回復が焦点 |
| 24時間出来高 | 約$105億〜167億 | 取引所により差 |
| 時価総額 | 約$1.29兆 | 依然として時価総額1位 |
| 史上最高値(参考) | $126,200 | 2025年10月7日に記録 |
テクニカル面では、$67,250が明確な上値抵抗として意識されており、ここを上抜けると6月中旬の高値圏への道が開けるとの見方があります。一方、50日EMAに相当する$65,600近辺はまだ回復できておらず、短中期的には上値の重い状態が続いています。
下値については$58,000近辺が重要なサポートとされ、ここを維持できるかどうかが当面の焦点です。仮に割れた場合は$55,000ゾーンが次の下値目標になるとの指摘もみられます。



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
本日の最大の材料は、米国の現物ビットコインETFとイーサリアムETFが、7月7日〜11日の週に合計で約2億8,200万ドルの純流入を記録したことです。8週連続の資金流出にようやく終止符が打たれました。
Crypto Briefingによると、この8週間の流出総額は約94億6,000万ドルに達しており、今回の流入はそのごく一部を取り戻したにすぎません。同メディアは、これが「戦略的な確信の回帰ではなく、戦術的な調整にとどまる可能性」もあると指摘しています。
流入をけん引したのは、ビットコイン側ではFidelityのFBTC、そして最大手であるBlackRockのIBITでした。イーサリアム側ではETHAが同様の役割を果たしたとされています。
需給の潮目が変わりつつあるのは確かですが、流出規模との差は依然として大きく、次週以降も流入が続くかどうかが、今回の反転が「底打ち」の裏付けとなるかを左右するとみられます。



出典:Crypto Briefing(ETF資金流入の反転)、CoinDesk(ETF資金動向の詳細)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
今年の大半において、ビットコイン(BTC)はAI関連株や半導体株の下落に連れ安する展開が続いてきました。しかし足元では、その連動が薄れつつあるのが特徴です。
CoinDeskによると、直近では株式が下落するなかでもビットコインは底堅さを保ち、両者が別々の方向に動く場面が確認されました。この「デカップリング(連動の解消)」が続くかどうかが、今後の相場の独立性を占う鍵とみられます。
日本市場に目を向けると、為替介入への警戒から円高が進行しており、ビットコインはドル建てでは堅調でも円建てでは見劣りする状況が生じています。国内投資家は、円換算での実際のリターンに注意が必要です。
加えて、月末のFOMCが今後の方向性を決める最大の変数になるとの見方が根強く、金利動向とドルの強弱が引き続き相場のトーンを左右するとみられます。



出典:CoinDesk(株式との連動とマクロ環境)、CoinDesk(円建て相場の動向)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
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