リップル(XRP)は1.28ドル近辺で週明けを迎えました。先週は3銘柄で唯一、週間でプラスになっています。前週は最も下げた銘柄でした。
リップル(XRP) 相場解説(2026年10月26日 更新)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は1.2870ドル近辺での推移となっています。先週の週間騰落率は約1.1%の上昇で、3銘柄で唯一のプラスでした。
前週からの反転です。前週のリップル(XRP)は約8.1%の下落で3銘柄のなかで最も下げ、週の最終日に安値をつけていました。その銘柄が、翌週は唯一上げたことになります。
安値をつけた日にも違いが出ました。先週の安値1.2593ドルは10月19日の未明、つまり週の初日です。そこから週末まで一度も下回っていません。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)が週の最終盤に安値をつけたのとは逆の形でした。
ただし、リップル(XRP)だけが買われたわけではありません。10月22日を境に下げた点は3銘柄に共通です。違いは、前週に下げすぎた水準からの戻りが残ったことにあります。
今週は年次イベントが控えています。リップル社の年次イベントが10月27日から29日まで、ニューヨークで開かれます。この銘柄に固有の材料が出る数少ない機会です。
上値として意識されるのは1.30ドル、次に1.3574ドルです。下値は1.2593ドル、次に1.2546ドルになります。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)の先週1週間の値動き
先週は、週の初日に安値をつけたあと戻す展開でした。10月19日の未明に1.2593ドルまで下げたあと水準を切り上げ、22日の未明には週間高値の1.3885ドルをつけています。10月18日の1.2815ドル近辺から25日の1.2956ドル近辺まで、週間の騰落率は約1.1%の上昇でした。
週間の値幅は、安値1.2593ドルから高値1.3885ドルまでの約10.3%です。ビットコイン(BTC)の約6.3%の約1.6倍で、前週の約2.2倍からは縮みました。
| 日付 | 終値 | 前日比 | 主な材料 |
|---|---|---|---|
| 10月19日(月) | 約$1.3006 | 約+1.5% | 未明に週間安値。その後戻して1.30ドル台 |
| 10月20日(火) | 約$1.3084 | 約+0.6% | 1.30ドル台を維持 |
| 10月21日(水) | 約$1.3574 | 約+3.7% | 3銘柄で最も大きく上げる |
| 10月22日(木) | 約$1.3268 | 約-2.3% | 未明に週間高値をつけたあと反落 |
| 10月23日(金) | 約$1.3206 | 約-0.5% | 1.32ドル台で小動き |
| 10月24日(土) | 約$1.2827 | 約-2.9% | 1.30ドルを割り込む |
| 10月25日(日) | 約$1.2956 | 約+1.0% | 1.29ドル台を回復して週を終える |
他の2銘柄との違いは、週の最終日に出ました。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は10月25日の未明に週間安値をつけましたが、リップル(XRP)は同じ日に約1.0%上げています。週の終わり方が逆でした。
とはいえ、週の中盤の下げは3銘柄に共通です。10月22日を境に水準が切り下がった点は同じでした。背景も共通で、ZUU onlineの「米ドル/円」は10月21日の記事で「先週の為替市場の最大のニュースは、AI関連株の急落でリスクオフになった」と伝えています。
出典:ZUU online『米ドル/円 ―― 動きが取れない、今後もAI関連株とスイスフランの動向に注目したい』(2026年10月21日)
つまり先週のプラスは、この銘柄が買われたからではありません。前週に下げすぎた分の戻りが、週の後半の下げを吸収しきったという形です。週間高値の1.3885ドルも、2週前の高値1.4235ドルには届いていません。



リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



2週続けて見ると、リップル(XRP)の動きには一貫した性質が見えます。
前週は約8.1%の下落で最下位、先週は約1.1%の上昇で唯一のプラスでした。順位は正反対ですが、2週間を通した騰落率は約7.1%の下落です。同じ期間のビットコイン(BTC)は約3.3%の下落でした。2週合計では、やはりビットコイン(BTC)の約2倍動いています。
つまり週単位で見ると順位が激しく入れ替わりますが、期間を延ばすと増幅の関係に戻ります。先週の「唯一のプラス」は、前週の「下げすぎ」とセットで見るべき数字です。
投資家の立場で注意したいのは、週単位の順位で判断しないことです。「先週は3銘柄で唯一上がった」という情報だけを見ると強く見えますが、2週前の高値1.4235ドルには届いておらず、水準そのものは切り下がったままです。
今週は年次イベントがあります。2週間続いた「外の材料だけで動く」状態が変わる可能性のある、数少ない機会です。ただし過去の同イベントの前後で価格が上がったとは限らず、内容を見てから判断するのが順当だと考えられます。
価格動向のセクションでは、2週分の水準の推移を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、供給量の実測値が1週間でどう動いたかを見ます。
この先の予定のセクションでは、今週に集中する日程を確認します。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年10月26日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は1.2870ドル近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね202円前後の水準です(出典:CoinGecko・2026年10月26日時点)。
先週の値幅は、安値の1.2593ドルから高値の1.3885ドルまで、約10.3%でした。終値ベースでは安値1.2827ドル、高値1.3574ドルで、約5.8%になります。
時価総額は約815億ドルで、史上最高値からの下落率は約65%です。前週は約64%だったため、週間でプラスだったにもかかわらず0.7ポイント広がりました。本日の水準が週末の終値を下回っているためです。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 直近の水準(10月26日) | 約$1.2870 | 約202円前後で推移 |
| 前日比 | 約-0.7% | 10月25日の約$1.2956から下落 |
| 週間騰落率(10月19日〜25日) | 約+1.1% | 3銘柄で唯一のプラス |
| 週間高値(終値ベース) | 約$1.3574 | 10月21日に記録 |
| 週間安値(終値ベース) | 約$1.2827 | 10月24日に記録 |
| 週間安値(ザラ場) | 約$1.2593 | 10月19日未明。週の初日に記録 |
| 週間の値幅 | 約10.3% | ビットコイン(BTC)の約1.6倍 |
| 上値抵抗 | $1.30、次に$1.3574 | 後者は10月21日の終値 |
| 下値サポート | $1.2593、次に$1.2546 | 後者は集計元により確認された安値 |
| 時価総額 | 約$815億 | 暗号資産で第4位 |
| 流通供給量 | 約633億5,120万XRP | 発行上限は1,000億XRP |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約$1,287億 | 1,000億XRPすべてが流通した場合 |
| 史上最高値 | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
| 史上最高値からの下落率 | 約-65% | 前週の約-64%から悪化 |
2週分の高値を並べると、1.4235ドル、1.3885ドルと切り下がっています。週間騰落率はプラスでしたが、相場が届いた一番上は下がりました。
当面の判断材料は1.30ドルです。10月24日に割り込んだ水準で、ここを終値で回復できるかどうかが戻りの目安になります。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
前回の記事で、総供給量の約37%がまだ市場に出ていないことを数字で確認しました。その供給が実際に増えているかどうかは、1週間の実測値を並べると確かめられます。
| 項目 | 2026年10月19日 | 2026年10月26日 | 1週間の変化 |
|---|---|---|---|
| 流通供給量 | 約631億2,967万XRP | 約633億5,120万XRP | 約2億2,153万XRP増 |
| 総供給量 | 約999億8,561万XRP | 約999億8,559万XRP | ほぼ変わらず |
| 暗号資産全体でのシェア | 約2.99% | 約3.03% | 約0.04ポイント増 |
1週間で流通量が約2億2,153万XRP増えました。流通している量に対して約0.35%にあたります。現在の水準で換算すると、およそ2億8,500万ドル分が新たに市場へ出た計算です。
総供給量がほぼ変わっていない点も重要です。新しく発行されたのではなく、もともと存在して市場に出ていなかった分が流通に移ったことを示しています。
この数字は、価格を直接決めるものではありません。ただし売り手の側に、毎週この規模の供給が加わっているという事実は、需給を考えるときの前提になります。前週に買いの薄さを指摘しましたが、供給の側は着実に増えています。
なおシェアは約2.99%から約3.03%へ上がりました。先週の週間騰落率が3銘柄で唯一プラスだったことと整合します。



リップル(XRP)のこの先の予定
今週は、この銘柄に固有の材料が出る数少ない週です。
| 日付 | 内容 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 10月27日〜29日 | リップル社の年次イベント(ニューヨーク) | この銘柄に固有の発表があるか |
| 10月27日〜28日 | 米連邦公開市場委員会 | 12月の利上げを示唆するかどうか |
| 10月27日 未明 | イーサリアムの大型更新が試験網で稼働 | 暗号資産全体の地合いに影響しうる |
注目は年次イベントです。ただし発表の内容は開催されるまで分かりません。期待で先に買われた場合、内容が想定どおりでも発表後に売られることがあります。
水準としては、先週の安値である1.2593ドルを維持できるかどうかが目安になります。ここは2週続けて下値として機能している価格帯です。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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