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価格・相場

今日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

イーサリアム(ETH)は$1,920近辺で横ばいとなり、上値抵抗帯の手前で足踏みが続いています。本日は米税務当局が定めた期限日にあたり、上場商品がステーキングを行う際の枠組みが一つの節目を迎えました。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年8月10日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、$1,920近辺で推移しています。前日の$1,917近辺からほぼ横ばいで、$1,900台を維持しました。

チャートを直接参照したところ、ETH/BTC比率は約0.0295で、前日から変化していません。ビットコイン(BTC)が約0.4%上昇したのに対し、この銘柄は動きが乏しい状態です。

上値では$1,950近辺に位置する100日移動平均が重い状態です。8月7日に$1,929.36まで迫ったあと、再挑戦の動きは出ていません。

下値では$1,850が引き続き目安となります。この水準を維持できるかぎり、$1,950への再挑戦は視野に入る形です。

7日間では約3%の上昇です。ビットコイン(BTC)とほぼ同じ水準で、8月上旬に続いた劣後の傾向は解消されています。

本日は、上場商品がステーキングを行う際の税務上の要件をめぐる期限日にあたります。今週は8月12日に米消費者物価指数の発表も控えており、材料の多い週の始まりです。

ZUU Web3 竹原
価格は動かないものの、制度面では節目の日です。仕組みの変化は追っておきたいですね。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”眠っていた資産が働き始める”局面かもしれません。

上場商品が保有するETHのうち、これまで運用されずに置かれていた分が動き出すことは、需給にどう影響するのでしょうか。

ステーキングに回された分は、すぐには引き出せません。市場に出てくる可能性のある供給が、その分だけ減ることになります。規模が大きければ、無視できない変化です。

価格動向のセクションでは、届かない$1,950と、守られている$1,850を整理します。

マクロ環境との連動のセクションでは、8月12日の物価指標と、金利がこの銘柄に与える特有の影響を取り上げます。

ファンダメンタルズのセクションでは、税務上の期限をめぐる動きと、手数料をめぐる競争に触れます。

利回りを生むという性質は、この銘柄を他と分ける特徴です。その性質を制度がどう扱うかによって、投資家の選択肢も変わっていきます。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

チャートを直接参照したところ、2026年8月10日午後2時ごろ(JST)のデータでは、イーサリアム(ETH)は$1,920近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね30万円台前半の水準です。

同じ時点のデータでは、24時間の出来高は約60億ドルで、前日の約91億ドルから減少しています。週末を挟んで参加者が減った影響です。

時価総額は約2,317億ドルとなり、暗号資産全体に占める比率は約10.1%でした。7日間では約3%の上昇です。

指標 数値 備考
現在価格(8月10日) 約$1,920 約30万円台前半で推移
前日水準・前日比 $1,917近辺からほぼ横ばい $1,900台を維持
7日間変動率 約+3% ビットコイン(BTC)とほぼ同水準
上値抵抗 $1,950、次に$2,000 前者は100日移動平均が位置
下値サポート $1,850、次に$1,750 前者は複数回守られている水準
100日移動平均 約$1,950 短期の上値を抑える存在
直近の高値 $1,929.36 8月7日の米雇用統計発表後
ETH/BTC比率 約0.0295 BTC 前日から横ばい
24時間出来高 約60億ドル 前日の約91億ドルから減少
時価総額 約$2,317億 暗号資産で第2位
市場全体に占める比率 約10.1% ビットコイン(BTC)は約57%
流通供給量 約1億2,068万ETH 発行上限の定めはなし
史上最高値(参考) $4,946.05 2025年8月24日に記録

$1,900から$2,000の帯で上値が抑えられる展開が続いています。出来高が減少するなかでの足踏みであり、方向感が出るには材料が必要な状態です。

下値では$1,850が複数回にわたり守られてきました。ここを割り込むと、次の需要が集まる水準は$1,750近辺まで下がります。

ZUU Web3 竹原
上も下も同じ水準で止まる展開が続いています。抜けたほうへ素直に動きやすい局面ですね。

イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

今週最大のマクロ材料は、8月12日発表の米消費者物価指数です。8月7日の雇用統計が大幅に下振れしたあとだけに、物価の動向が金融政策の見通しを左右します。

雇用統計では、7月の非農業部門雇用者数が2万3,000人の減少となり、9月の追加利上げ観測は急速に後退しました。物価の伸びが鈍ければ、その流れは一段と強まります。

イーサリアム(ETH)にとって、金利の水準は他の銘柄以上に意味を持ちます。ステーキングによる年2%台の利回りが、安全資産の利回りと直接比較されるためです。金利が下がるほど、預けて得られる収益の相対的な価値は増します。

ただし、逆風もあります。CoinDeskによると、イエメンのフーシ派によるサウジアラビアへの攻撃を受けて中東情勢が緊迫し、北海ブレント原油は1バレル83ドルを超えました。原油高が物価に反映されれば、利下げへの道筋は遠のきます。

8月12日の指標には、その原油高がどこまで含まれるかという論点もあります。7月分の統計であるため、8月に入ってからの上昇は次回以降に反映される見通しです。

金利の見通しと原油の動向という二つの力が、当面この銘柄の外部環境を規定します。どちらが優勢になるかで、$1,950を試せるかどうかも変わってきます。

ZUU Web3 竹原
金利には追い風、原油には逆風という構図が続いています。12日の数字は確認しておきたいですね。

出典:CoinDesk(中東情勢と原油価格の動き)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

本日は、上場商品にとって重要な期限日です。米国の税務当局が昨年11月に示した指針では、暗号資産の投資信託がステーキングを行っても基金の段階で課税されない扱いが認められました。その適用を受けるための期限が、本日8月10日に到来します。

条件は、ステーキングで得た報酬を少なくとも四半期ごとに投資家へ分配することです。この要件を満たすため、運用会社は信託契約の書き換えを進めてきました。

米証券取引委員会への提出書類によると、Grayscaleは8月6日に信託契約を改定し、保有するETHのほぼ全量を常時ステーキングに回す設計へ変更しました。報酬は現金に換えたうえで、毎月の分配を計画しています。

規模は小さくありません。同社の公表データによると、対象となる商品は約16億ドルを運用し、839,556 ETHを保有しています。8月6日時点でステーキング済みは80.8%で、約161,000 ETHが解約や手数料の支払いに備えて置かれていました。この待機分も、今後は必要最小限まで圧縮される見通しです。

収益面での実績もあります。同社の商品は2025年10月にステーキングを開始して以来、純額で2,730万ドルの報酬を得ました。手数料差し引き後の利回りは年2.61%です。

競争も激しくなっています。CoinDeskによると、Morgan Stanleyが7月末に投入したイーサリアム連動商品の信託報酬は0.14%で、Grayscaleの0.15%をわずかに下回ります。利回りだけでなく、手数料や分配の設計まで含めた総合的な競争へ移りつつある局面です。

ZUU Web3 竹原
待機していた分が運用に回れば、市場に出る供給は減ります。地味ですが需給に効く変化ですね。

出典:CoinDesk(連動商品の手数料をめぐる競争)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」

社名 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.)
設立 2024年11月13日
代表取締役 竹原 壮起
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