リップル(XRP)は$1.52近辺まで下落し、週末を迎えました。Ripple社の最高経営責任者が「自分はXRP至上主義者ではない」と述べ、用途によってはステーブルコインのほうが適するとの見方を示しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月27日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.52近辺で推移しています。前日の$1.56近辺から約2.6%の下落となりました。
24時間の高値は$1.58、安値は$1.50でした。200日指数平滑移動平均の$1.56を、再び下回っています。
年初来では約16%の下落です。9月の戻りをもってしても、通年ではマイナス圏にとどまっています。
注目されたのは、Ripple社の最高経営責任者の発言です。9月24日に、自身がXRP至上主義者ではないとの考えを示しました。
顧客の決済の用途によっては、ステーブルコインのほうが適する場合があるとも述べています。同社の経営者が、XRPの位置づけについて踏み込んだ形です。
10月27日から29日には、同社の年次会合と開発者向けの集まりが初めて合同で開かれます。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



同社の最高経営責任者が、用途によってはステーブルコインのほうが適すると述べたことは、どう受け止めればよいでしょうか。
本シリーズでは、同社の事業拡大がXRPの需要に直結しにくい構造を繰り返し扱ってきました。今回の発言は、それを経営者自身が認めた形です。事業の成長と通貨の価値を分けて見る必要性が、改めて裏づけられました。
価格動向のセクションでは、下回った長期の線と、上下の目安を整理します。
ファンダメンタルズのセクションでは、発言の中身と、今後の日程を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、金利への警戒と、次の会合までの論点に触れます。
都合の悪い発言を伏せない姿勢は、事業者として誠実ともいえます。ただし保有者にとっては、期待の水準を見直す材料になります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月27日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.52近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね242円前後の水準です。
24時間の高値は$1.58、安値は$1.50でした。値幅は約5.3%です。
時価総額は約956億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約58%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月27日) | 約$1.52 | 約242円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.56近辺から約2.6%安 | 長期の線を再び下回る |
| 24時間高値 | $1.58 | $1.60には届かず |
| 24時間安値 | $1.50 | 値幅は約5.3% |
| 年初来の変動率 | 約-16% | 9月の戻りでもマイナス圏 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$1.56 | 5日続けて越えられず |
| 上値抵抗 | $1.58、次に$1.60 | 後者を出来高を伴って抜けるかが焦点 |
| 下値サポート | $1.50、次に$1.4335 | 後者を割ると上抜けが無効に |
| 相対力指数(RSI) | 約60.72 | 勢いは弱まるが水準は維持 |
| 買い注文を出した利用者数 | 11,526人 | 売り注文は7,012人 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000181 BTC | 前日の約0.0000186から低下 |
| 24時間出来高 | 約26億ドル | 週末で商いは細る |
| 時価総額 | 約956億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 流通供給量 | 62,879,209,849XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-58% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
200日指数平滑移動平均の$1.56を、9月23日以降5日続けて終値で超えられていません。上値の重さが続いています。
下値では$1.4335が重要です。市場では、この水準を終値で割り込むと9月の上抜けが無効になるとの見方が出ています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
発行元の経営者が、踏み込んだ発言をしました。Ripple社の最高経営責任者は9月24日、自身がXRP至上主義者ではないとの考えを示しています。
顧客の決済の用途によっては、ステーブルコインのほうが適する場合があるとも述べました。同社が発行するステーブルコインを念頭に置いた発言とみられます。
本シリーズでは、同社の事業拡大がXRPの需要に直結しにくい構造を繰り返し扱ってきました。今回の発言は、それを経営者自身が認めた形になります。
実際、同社のステーブルコインは2024年末の発行開始から残高を伸ばし、7月時点で17億2,000万ドルに達しました。台帳上での橋渡しにXRPが使われる場面はあるものの、需要への寄与は限られます。
10月27日から29日には、同社の年次会合と開発者向けの集まりが初めて合同で開かれます。機関投資家と開発者の両方を対象とした催しです。
技術面では、量子計算機への備えも進んでいます。台帳を将来の攻撃に耐える設計へ移行する計画で、2028年が目標とされています。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
金利への警戒が続いています。9月16日の会合で政策金利が0.25%引き上げられ、年内にもう一度の利上げが示唆されました。
9月23日の景況指数が想定を上回ったことで、この見方は強まっています。市場の焦点は、米国債の利回りに移っている状況です。
この銘柄は、金利の材料に対して他の銘柄より大きく反応してきました。時価総額がビットコイン(BTC)の約18分の1にとどまるためです。
原油も高い水準にあります。9月26日には1バレル95ドル台まで約3.5%上昇し、物価への圧力が戻りました。
次の会合は10月27日から28日です。それまでに9月の雇用統計と物価指標が発表されます。
その前に、10月1日の預託解放も控えます。上昇局面で供給が吸収されるかどうかは、需給の変化を測る材料になります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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