リップル(XRP)は$1.53近辺まで戻し、7日間では約17%高となりました。一方、預託契約から市場に加わる量は年間で25億ドルから51億ドル相当にのぼり、上場商品が吸収する量の2倍から4倍の速さで進んでいます。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月25日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.53近辺で推移しています。前日の$1.50近辺から約2%の上昇となりました。
7日間では約17.2%の上昇です。市場全体を上回っており、9月下旬の戻りが続いています。
時価総額は約962億ドルです。前日に一時1,000億ドルを回復した水準からは、やや下がっています。
需給の構造も数字で明らかになりました。預託契約から市場に加わる量は年間で25億ドルから51億ドル相当にのぼります。
一方、上場商品が吸収する量は月あたり約1億900万XRPです。供給が需要の2倍から4倍の速さで増えている計算になります。
10月5日には、台帳の新しい機能が有効化される見通しです。企業が他の口座に限られた権限を与えられる仕組みです。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



訴訟が終わり、上場商品が7本も承認されたこの銘柄が、2026年の大半で下げ続けたのはなぜでしょうか。
供給が需要を上回り続けたためです。預託契約からは毎月2億から4億XRPが市場に加わる一方、上場商品が吸収するのは月あたり約1億900万XRPにとどまります。2倍から4倍の差が、ずっと残ってきました。
価格動向のセクションでは、戻した水準と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、この供給と需要の差を数字で比較します。
マクロ環境との連動のセクションでは、債券市場の動きと、金利の見通しに触れます。
好材料が出ても価格が上がらない理由は、需給にあることが多いものです。数字で構造を把握しておけば、見通しの精度も上がります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月25日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.53近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね244円前後の水準です。
前日には一時$1.66まで上昇し、2月以来の高値をつけました。その後は押し戻され、$1.53近辺で落ち着いています。
時価総額は約962億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約58%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月25日) | 約$1.53 | 約244円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.50近辺から約2%高 | 押し戻された後に戻す |
| 7日間変動率 | 約+17.2% | 市場全体を上回る |
| 前日の高値 | $1.66 | 2月以来の水準 |
| 上値抵抗 | $1.56、次に$1.66 | 前者は200日指数平滑移動平均 |
| 下値サポート | $1.48、次に$1.40 | 前者は前日の安値 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$1.56 | 現在値はわずかに下回る |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000181 BTC | 前日の約0.0000178から上昇 |
| 24時間出来高 | 約46億ドル | 前日から減少 |
| 時価総額 | 約962億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,530億ドル | 現在との差は約568億ドル |
| 流通供給量 | 62,879,209,849XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-58% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
200日指数平滑移動平均の$1.56を、わずかに下回っています。前日には一時上回ったものの、終値では超えられていません。
この線を終値で超えられるかが、中期の基調を判断する目安です。3日続けて手前で止められている状態にあります。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
需給の構造が、数字で明らかになりました。Ripple社は約375億XRPを預託契約に保有しており、毎月1日に10億XRPが解放されます。
このうち6億から8億XRPが再び預けられるため、市場に加わるのは2億から4億XRPです。現在の価格では、2億1,200万ドルから4億2,400万ドル相当にあたります。
年間では25億ドルから51億ドル規模です。毎年これだけの量が、新たに市場へ出てくることになります。
一方、上場商品が吸収する量は限られます。米国の現物商品7本を合わせても、上場以来で月あたり約1億900万XRPにとどまります。
供給は需要の2倍から4倍の速さで増えている計算です。訴訟が終わり、上場商品が承認され、事業も拡大したこの銘柄が2026年の大半で下げ続けた理由は、この差にあります。
この構造が続けば、流通供給量は2030年までに約25%増える見通しです。上昇には、供給を上回る需要が必要になります。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 預託契約の残高 | 約375億XRP | 毎月1日に10億XRPが解放 |
| 再預託される量 | 6億〜8億XRP | 差し引き2億〜4億XRPが市場へ |
| 月間の供給増加額 | 2億1,200万〜4億2,400万ドル | 現在の価格で換算 |
| 年間の供給増加額 | 25億〜51億ドル | 毎年積み上がる規模 |
| 上場商品の月間吸収量 | 約1億900万XRP | 7本の合計、上場以来の平均 |
| 供給と吸収の比率 | 供給が2〜4倍の速さ | 2026年の値動きを説明する要因 |
| 2030年までの供給増加 | 約25%の見通し | この構造が続いた場合 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
市場の焦点は、米国債の利回りに移っています。9月23日の景況指数の発表を受けて急上昇し、リスクを取る資産が幅広く売られました。
その後はほぼ横ばいで推移しています。急上昇の後、いったん落ち着いた形です。
この銘柄は、金利の材料に対して他の銘柄より大きく反応してきました。時価総額がビットコイン(BTC)の約18分の1にとどまり、同じ金額が動けば価格への影響が大きくなるためです。
9月16日の会合では、政策金利が0.25%引き上げられました。見通しを示す図では、年内にもう一度の利上げが示唆されています。
次の会合は10月27日から28日です。それまでに9月の雇用統計と物価指標が発表されます。
その前に、10月1日の預託解放も控えます。上昇局面で供給が吸収されるかどうかは、需給の変化を測る材料になります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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