リップル(XRP)は$1.09へ反落しました。上院のThune院内総務が「8月の休会前の最終採決は難しい」との見方を示し、CLARITY Actへの期待がしぼんだためです。前日までの高揚感から一転、市場は$1.08という最終防衛線を意識する展開となっています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月25日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.09近辺で推移しています。約1.26%の下落で、7月21日に付けた$1.16の高値から水準を切り下げました。ビットコイン(BTC)も同時間帯に約1.82%下げており、市場全体の慎重ムードに連動した形です。
下落の引き金は、規制をめぐる後退でした。上院のThune院内総務が、CLARITY Actの休会前の最終採決は難しいとの見方を示したのです。審議の開始は目指すものの、8月7日の期限までの成立は見通しにくくなりました。
これを受け、Galaxy ResearchのThorn氏は、2026年内の成立確率を従来の60%から30%へと引き下げました。倫理規定やステーブルコインの扱いをめぐる対立が、なお解けていないためです。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



成立確率が60%から30%へ半減したこの局面を、あなたは失望と見るでしょうか、それとも織り込み済みと見るでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.08の防衛線を意識する局面にあります。価格動向のセクションでは、この支持と$1.11〜$1.12の抵抗という構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、採決の後退と、それでも積み上がる大口の蓄積を掘り下げます。
重要なのは、XRPの価格が「法案への期待」に強く依存してきた点です。ここ数カ月、XRPはCLARITY Actの進展に一喜一憂してきました。今回の後退は、その期待がしぼむ方向に働いています。
一方で、見過ごせない事実もあります。大口投資家は、価格の停滞と規制の不透明さのなかでも、買い増しを続けてきました。短期の失望と、長期の仕込みが、逆方向に働いている構図です。
期待の巻き戻しを警戒するのか、大口の蓄積に注目するのか。判断材料は交錯していますが、「目先のニュース」と「長期の需給」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月25日時点(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.09近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね161円前後の水準です。
7月24日は約1.26%安となりました。7月21日の高値$1.16から反落し、$1.08の支持を試す展開です。日足では、7月末に向けて値幅が三角形状に収縮しており、大きな動きの前兆とも解釈されています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月25日) | 約$1.09 | 161円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約-1.26% | 規制後退で反落 |
| 直近高値 | $1.16 | 7月21日、2週間ぶり |
| 上値抵抗 | $1.11〜$1.12、次に$1.16 | 移動平均線が集中 |
| 下値サポート | $1.08、次に$1.00 | $1.08が最終防衛線 |
| RSI(4時間足) | 約38 | シグナル線の下、勢い弱い |
| ADX | 約12.3 | 25以下、明確なトレンドなし |
| チャート形状 | 三角保ち合いの収縮 | 大きな動きの前兆 |
| 時価総額 | 約$650億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、$1.08の維持が最重要です。Coin Gabbarによると、この水準を守れれば反発の余地が残る一方、割り込めば下押しが加速するリスクがあります。RSIは約38とシグナル線を下回り、支持からの反発後も勢いは弱いままです。
注目すべきは、値幅の収縮です。日足では三角形状に値幅が狭まっており、XRPの過去のパターンでは、こうした収縮の後に上下どちらかへの大きな動きが続くことが多いとされます。8月7日の期限を控え、方向が出る前の膠着とみられます。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日のリップル(XRP)を動かした最大の材料が、CLARITY Actをめぐる後退です。Coin Gabbarによると、上院のThune院内総務は、8月の休会前の最終採決は難しいとの見方を示しました。審議の開始は目指すものの、成立の時期は見通しにくくなっています。
Lummis上院議員は、顧客資産の保護を盛り込んだ改訂版を公開しました。しかし、倫理規定やステーブルコインの優遇をめぐる対立は、なお解決していません。可決に必要な60票の確保は、依然として難しい状況です。
市場の見方も慎重になっています。Galaxy ResearchのThorn氏は、法案の2026年内成立確率を従来の60%から30%へ引き下げました。立法日程が縮小していることを理由に挙げています。8月7日を逃せば、議論は来年以降に持ち越されるリスクがあります。
ただし、成立時の効果は依然として大きいとされます。Standard Charteredの試算では、法案が成立すればXRP現物ETFへの資金流入は40〜80億ドル規模に達する可能性があります。期待と現実の距離を測る局面が続いています。



出典:Coin Gabbar(Thune院内総務の発言とGalaxy Researchの確率引き下げ)、24/7 Wall St.(必要票数と成立時のETF流入試算)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
本日のリップル(XRP)の下落を後押ししたのが、マクロ環境の悪化です。Coin Gabbarによると、米国債利回りの上昇と地政学リスクが投資家を安全資産へ向かわせ、暗号資産市場全体が約1.21%下落して2兆1,900億ドルとなりました。
中東情勢の緊迫で、ブレント原油が2カ月ぶりに$100を超えました。原油高はインフレ再燃の懸念を高め、FRBの利下げ余地を狭めます。XRPのように個別材料が価格に反映されにくい局面では、こうしたマクロ要因の影響を受けやすくなります。
来週には7月28〜29日のFOMCが控えています。原油高がインフレを押し上げるなか、Warsh FRB議長がタカ派姿勢を維持すれば、リスク資産全般に逆風が続きます。XRPにとっては、規制イベントとマクロイベントが重なる週です。
XRPは国際送金を主戦場とする銘柄です。それだけに、各国の規制動向と国際的な資金の流れの影響を強く受けます。目先の値動きはマクロに左右されつつも、中長期の価値は決済インフラとしての実用性にあります。



出典:Coin Gabbar(米国債利回り上昇と暗号資産市場全体の下落)、Yahoo Finance(規制イベントと市場心理)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
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