リップル(XRP)は6月23日、1.14ドル前後で底固めを探っています。前日には一時1.12ドルまで急落したものの、買いが入って8割方を取り戻しました。取引所の保有量が7年ぶり低水準まで減る一方、大口は売りに転じており、需給の綱引きが続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年6月23日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.14ドル前後で推移しています。前日6月22日には出来高の急増を伴って一時1.12ドルまで下げましたが、買いが素早く入り、数時間で下落分の約8割を取り戻しました。
足元では、相反する需給の動きが交錯しています。取引所のXRP保有量は7年ぶりの低水準まで減り、品薄が進む一方、大口の一部は売りに転じ、ネットワークの活動も鈍化しています。
本日のリップル(XRP)は、供給の絞り込みという下支えと、大口の売り・市場全体の弱さという逆風が拮抗する局面にあります。投資家にとっては、この需給の綱引きをどう読むかが問われる場面です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



供給が絞られる一方で大口が売りに動くいま、あなたはこの需給の綱引きをどちらが優勢と読むでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.14ドル前後で底固めを探りながら、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、急落からの素早い反発と、安値圏でのテクニカル構造を確認します。
オンチェーンデータのセクションでは、7年ぶり低水準の取引所保有量と、大口の売りという相反する動きを整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、ETF流入やリップル社の事業拡大と、それがXRP需要に直結しにくい構造的な課題を取り上げます。
注目すべきは、供給面の品薄や制度・事業の前進という支援材料がある一方で、それが価格や直接の需要に結びつきにくい状況が続いている点です。目先の値動きに表れる弱さと、水面下で進む構造の変化。今の相場は、その2つを切り分けて見る視点を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月22日のデータでは、リップル(XRP)は1.14ドル前後で推移していました。前日比はおおむね横ばいで、安値圏での値動きが続いています。
MEXCのデータによると、6月22日21時(協定世界時)ごろに出来高が8580万XRPまで急増し、価格は一時1.1213ドルの安値を付けました。しかし買いが素早く入り、数時間で約1.148ドルまで戻して下落分の約8割を回復しています。この1.147〜1.149ドル付近が、足元では短期的な上値抵抗となっています。
テクニカル面では、50日移動平均線が200日移動平均線を下回る「デスクロス」の形状が続き、中期的な弱気を示しています。一方、14日RSIは39前後と中立からやや売られ過ぎ寄りの水準です。下値では1.10ドル、上値では1.20ドルが当面の節目で、より広いレンジでは1.10〜1.30ドルが維持されています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月23日) | 約1.14ドル | 急落からの反発後、底固め |
| 前日比 | ほぼ横ばい | 安値圏での推移 |
| 当日安値(6月22日) | 約1.1213ドル | 出来高急増で一時下落 |
| 短期上値抵抗 | 約1.147〜1.149ドル | 戻り高値が抵抗に |
| 下値サポート | 約1.10ドル | 割れると1.00ドルが視野 |
| 広めのレンジ | 約1.10〜1.30ドル | 当面の値動きの範囲 |
| 200日移動平均線 | 約1.17ドル | 強気・弱気の分岐点、下回って推移 |
| 移動平均線の形状 | デスクロス継続 | 中期的な下押し圧力を示唆 |
| 14日RSI | 約39 | 中立からやや売られ過ぎ寄り |
| 24時間出来高 | 約15億ドル | 取引はやや細る |
| 史上最高値(参考) | 約3.66ドル(2025年7月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
リップル(XRP)のオンチェーンでは、相反する2つの動きが同時に進んでいます。MEXCによると、取引所のXRP保有量は約16億トークンと7年ぶりの低水準まで減少し、2025年10月から約50%減りました。市場で売買可能なXRPが薄くなっており、需要が高まれば価格が反応しやすくなる構造です。
一方で、大口の動きには変化が見られます。同メディアによると、直近5日間で大口は3000万XRP超を分配(売却方向に移動)させ、同じ時期にネットワークの活動も鈍化しました。長期の蓄積トレンドとは異なる、目先の売りの動きです。
つまり足元のXRPは、供給の絞り込みという下支え要因と、大口の短期的な売りという逆風が併存しています。品薄は中長期の支援材料となり得ますが、目先は大口の動向とネットワーク活動の鈍化が重しとなっており、需給の方向感が定まりにくい状況です。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 取引所のXRP保有量 | 約16億トークン | 7年ぶりの低水準 |
| 2025年10月比 | 約50%減 | 品薄が進行 |
| 大口の分配(直近5日) | 3000万XRP超 | 短期的な売りの動き |
| ネットワーク活動 | 鈍化 | 同時期に弱含み |



出典:MEXC(取引所保有量・大口の分配、SoSoValue引用)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
事業・資金面では、リップル(XRP)をめぐる前向きな材料が続いています。MEXCによると、スポットXRP ETFは6月18日までの週に約1066万ドルの純流入を記録し、上場以来の累計流入額は約14億5000万ドルに達しました。リップル社もRLUSDを決済網へ広げ、アフリカのフィンテック大手フラッターウェーブへの出資など、事業拡大を続けています。
もっとも、こうした事業の成長が必ずしもXRP自体の需要に直結しない、という構造的な課題も指摘されています。市場分析によると、リップルの銀行パートナーのうち、XRPを実際に決済で用いるオンデマンド流動性(ODL)を利用しているのは約4割にとどまり、残りはメッセージング機能のみの利用とされています。
規制面では、CLARITY Actが引き続き焦点です。同法案は委員会を通過し上院本会議の採決待ちですが、可決には60票の壁が残ります。事業の前進という追い風と、それがXRP需要に結びつくかという課題、そして法案の不透明感が併存するなか、当面は需給と市場全体の地合いが方向を左右するとみられます。



出典:MEXC(ETF流入・RLUSD・フラッターウェーブ出資)、Yahoo Finance(ODL利用率とXRP需要の課題)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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