リップル(XRP)は6月22日、1.14ドル前後で値動きの乏しい展開が続いています。1.20ドルの上抜けに再び失敗し、薄商いのなかで方向感を欠くなか、市場の関心は最大の材料であるCLARITY Actが上院本会議を通過できるかどうかの「票読み」に集中しています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年6月22日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.14ドル前後で狭いレンジでの推移が続いています。1.20ドルへの上抜けを試したものの再び失敗し、薄商いのなかで動意の薄い状態が続いています。
市場の最大の関心は、XRPを商品として恒久的に位置づけるCLARITY Actの行方です。法案は委員会を通過し本会議の採決待ちですが、可決に必要な票が集まるかどうかをめぐり、市場の見方は慎重に傾いています。
本日のリップル(XRP)は、法案の採決を前にした様子見と、薄商いによる方向感の乏しさが重なる局面にあります。投資家にとっては、この静けさの先にある法案の票読みをどう捉えるかが問われる場面です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



法案の可決をめぐり市場の見方が割れるいま、あなたはこの様子見をチャンスの前触れと見るか、それとも不透明感の表れと捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.14ドル前後で動意に乏しいなか、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、1.20ドルでの上値の重さと、薄商いのなかでのテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、市場全体を覆うタカ派的なFOMCの影響と、ビットコインとの連動性を整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、CLARITY Actの上院本会議での票読みと、それをめぐる市場の確率の見方を取り上げます。
注目すべきは、法案成立への期待が後退する一方で、可決すれば大きな資金流入が見込まれるという、振れ幅の大きい状況にある点です。目先の様子見に流されるのか、それとも採決という分岐点を冷静に見据えるのか。今の相場は、不確実性との向き合い方を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月21日のデータでは、リップル(XRP)は1.14ドル前後で推移していました。前日比はおよそ0.5%の小幅な下落で、薄商いのなかでの値動きとなっています。
CoinGapeによると、XRPは1.20ドルへの上抜けに再び失敗し、狭いレンジに閉じ込められた状態が続いています。買い手は1.10ドルの手前で支えているものの、出来高が乏しく、上値を積極的に追う動きは限られているとされています。
テクニカル面では、50日移動平均線が200日移動平均線を下回る「デスクロス」の形状が続き、中期的な下押し圧力を示しています。一方、出来高の細った膠着が長く続いていることから、採決などの材料が出た際には大きく動く可能性も指摘されています。下値では1.10ドル、上値では1.20ドルが当面の節目です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月22日) | 約1.14ドル | 薄商いで動意に乏しい |
| 前日比 | 約-0.5% | 狭いレンジでの推移 |
| 直近レンジ | 約1.10〜1.20ドル | 1.20ドルの上抜けに再び失敗 |
| 上値抵抗 | 約1.20ドル | 回復できるかが当面の焦点 |
| 下値サポート | 約1.10ドル | 買い手が支える水準 |
| 200日移動平均線 | 約1.17ドル | 強気・弱気の分岐点、下回って推移 |
| 移動平均線の形状 | デスクロス継続 | 中期的な下押し圧力を示唆 |
| 出来高の傾向 | 細った状態が継続 | 材料次第で大きく動く可能性 |
| 時価総額 | 約680億ドル | 暗号資産で第5〜6位 |
| 史上最高値(参考) | 約3.66ドル(2025年7月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
足元のリップル(XRP)の上値の重さの土台には、引き続き前週のFOMCがあります。タカ派的な金利見通しが示されて以降、暗号資産市場全体でリスクオフの地合いが続いており、XRPもその影響を受けています。
市場全体の資金がビットコインに集中していることも、XRPの重しです。複数のデータによると、ビットコインの市場占有率(ドミナンス)が約60%と高く、アルトコインシーズンを示す指標は低水準にとどまっています。アルトコイン全体から資金が抜けやすい地合いが続いています。
XRPはベータ値が高く、市場全体の方向に左右されやすい特性があります。当面は、XRP固有の材料以上に、ビットコインの動向と市場全体のリスク選好が、目先の方向を左右するとみられます。



出典:openPR経由TOKENWIRE(ビットコインドミナンス・アルトコイン動向)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
XRP固有の最大の材料は、引き続きCLARITY Actの行方です。crypto.newsによると、同法案は5月14日に上院銀行委員会を15対9で通過し、6月1日に上院本会議の議事日程(Calendar No. 423)に乗りました。委員会の段階はすべて完了し、残るは本会議での採決のみとなっています。
焦点は、本会議で必要な60票が集まるかどうかです。同メディアによると、フィリバスター(議事妨害)を回避するには、共和党に加えて少なくとも7人の民主党議員の賛成が必要とされ、8月の議会休会が事実上の期限とみられています。CoinGapeによると、ジャーナリストのエレノア・テレット氏は、7月4日という署名目標は実現困難との見方を示しています。
市場の確率の見方も後退しています。CoinGapeによると、予測市場Polymarketでは2026年中の署名確率が48%まで低下しました。一方、Standard CharteredとJPMorganは、可決されればXRP ETFに40〜80億ドルの資金流入が見込まれると試算しており、成立すれば大きな材料となります。ただし、リップル社の事業(RLUSDや決済網)の成長が必ずしもXRPの需要に直結しない点には、市場も慎重な見方を残しています。



出典:crypto.news(CLARITY Actの票読み・上院本会議の手続き)、CoinGape(署名目標・Polymarketの確率・RLUSDとの関係)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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