リップル(XRP)は$1.10近辺での膠着が続いています。来週27日から上院での採決期間が始まり、CLARITY Actをめぐる長い待機がついに終わりを迎えます。一方で日本では、長年の盟友SBIが他チェーンにも軸足を広げるという、見過ごせない変化も起きています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月19日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.08〜$1.12近辺で推移しています。週末は目立った材料に乏しく、$1.00の心理的支持線を守りながらも、上値の重い膠着状態が続いています。
市場の最大の焦点は、7月27日から8月7日にかけて見込まれる上院でのCLARITY Act採決です。可決には60票が必要で、民主党の協力が欠かせませんが、大統領の暗号資産保有をめぐる倫理規定で交渉は難航しています。
日本関連では、注目すべき動きがありました。10年来のRippleの盟友であるSBIホールディングスが、7月13日にソラナ財団との提携を発表したのです。XRP一辺倒からの戦略転換とも受け取れる動きです。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



半年以上続いた「法案待ち」の膠着が、来週ついに動くという局面を、あなたはどう捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.10近辺で方向感を欠いています。価格動向のセクションでは、$1.07の支持と$1.20の抵抗という、年間の下降トレンドを規定してきた構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、来週の採決と、日本で起きているSBIの戦略変化を掘り下げます。
注目すべきは、成立確率の見方が大きく割れている点です。予測市場のPolymarketは37〜40%程度、Galaxy Researchは五分五分と見ています。可決すれば規制の「法的な割引」が外れる一方、否決や先送りなら失望売りも避けられません。
もう一つ意識したいのが、XRPの構造的な課題です。Rippleの事業提携は着実に増えているのに、それがXRPという通貨の需要に直結しないという構図が、今年ずっと続いています。SBIの多チェーン戦略も、その現実を映しています。
採決に賭けるのか、結果を見てから動くのか。判断材料は交錯していますが、「Rippleの成功」と「XRPの価格」は別物という視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月19日時点(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.08〜$1.12近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円前後の水準です。
週末は小動きにとどまり、6月26日に付けた安値$1.009からは約10%高い水準を維持しています。ただし年初来では約40%の下落、直近12カ月では約62%の下落と、長期の下降トレンドが続いています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月19日) | 約$1.08〜$1.12 | 160円前後で推移 |
| 週末の値動き | ほぼ横ばい | 材料難で小動き |
| 年初来変動率 | 約-40% | 長期の下降トレンド |
| 52週高値 | $3.65 | 2025年7月19日に記録 |
| 52週安値 | $1.009 | 2026年6月26日に記録 |
| 上値抵抗 | $1.12、次に$1.20〜$1.25 | 後者がトレンド転換の分水嶺 |
| 下値サポート | $1.07、次に$1.00〜$1.05 | 3週連続で維持 |
| 20日EMA | $1.10近辺 | 攻防の中心 |
| 50日移動平均線 | $1.14近辺 | 下回り弱含み |
| 時価総額 | 約$650億〜670億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、XRPが主要な移動平均線をすべて下回っており、売り手優勢の構図が続いています。Coin Editionによると、20日EMAの$1.10近辺が目先の攻防の中心で、$1.1172のフィボナッチ水準を明確に上抜けられていません。
ただし、下値の$1.00〜$1.05は3週連続で買い支えられています。Disruption Bankingによると、この水準を守り抜けるかが重要で、$1.20〜$1.25を回復できれば単なる反発以上の意味を持つとの見方があります。出来高の細りは、採決待ちの様子見を映しています。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
来週のリップル(XRP)にとって最大の焦点が、7月27日から8月7日にかけて見込まれる上院でのCLARITY Act採決です。Coinpediaによると、可決には60票が必要で、共和党だけでは足りず民主党の協力が不可欠とされます。
Lummis上院議員は数日内に修正案を提示すると表明し、Thune院内総務は8月7日の休会前の採決を目指しています。ただし、成立確率の見方は割れており、Polymarketは37〜40%程度、Galaxy Researchは五分五分と評価しています。
日本関連では、注目すべき変化がありました。7月13日、SBIホールディングスがソラナ財団と提携し、円建てステーブルコイン「JPYSC」の発行や債券・不動産のトークン化を進めると発表したのです。10年来のRippleの盟友による、多チェーン戦略への転換です。
ただし、これはXRPからの離反とは限りません。6月にはSBIとRippleが日本でRLUSDを立ち上げており、関係は継続しています。また、Rippleは7月14日にVisaやMastercardらが参加するx402 Foundationに加盟し、AIエージェント間の決済分野でも足場を築いています。



出典:Coinpedia(上院採決の日程と必要票数)、ad-hoc-news(SBIの多チェーン戦略とx402加盟)
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
XRPは国際送金を主戦場とする銘柄だけに、各国の規制動向と国際的な資金の流れの影響を強く受けます。米国のCLARITY Actはその代表例ですが、日本やアジアの動向も同様に重要です。
日本では、SBIとRippleの10年来の関係が新しい段階に入りつつあります。RLUSDの日本上陸は、日本初の「4号電子決済手段」として承認されました。ただし、この上陸はイーサリアム上で行われており、XRP Ledger上ではない点は留意が必要です。
また、野村総合研究所らの調査では、日本の投資専門家518人のうち63%がステーブルコインの実用性を認める一方、最も信頼するのは銀行発行のコインだという結果が出ています。Rippleが日本で埋めるべき信頼の差は、なお残っています。
来週のマクロ環境では、7月28〜29日のFOMCが最大の変数です。XRPのように個別材料が価格に反映されにくい局面では、こうした世界的な資金の流れが値動きを左右しやすくなります。



出典:24/7 Wall St.(RLUSDの日本上陸と信頼性調査)、FX Leaders(規制動向とXRPの需給)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
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