5月17日(日)のリップル(XRP)は、1.40〜1.42ドル付近で推移しています。前日5月16日には、暗号資産市場全体が世界的な国債売りと米10年債4.55%突破というマクロ逆風に直撃され、XRPはビットコインを上回る-3.64%の下落、5月14日のCLARITY法案通過後に到達した1.55ドルから1.40ドルへ完全に戻る展開となりました。同時に、24/7 Wall St.の分析が「Ripple社は2026年に10件の大型銀行提携(Deutsche Bank、JPMorgan、Mastercardなど)を成立させたが、XRP保有者は恩恵を受けていない」と整理、Australian AUDDがXRP Ledger上で初の政府認可ステーブルコインとなる動きが進むなど、構造的な転換点を迎えています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年5月17日)
リップル(XRP)の注目ポイント
5月17日(日)のリップル(XRP)は、1.40〜1.42ドル付近で推移しています。Bybitによれば、5月17日時点でXRPは1.42ドル、24時間の安値1.40ドル、高値1.43ドル、取引量13.8億ドル、時価総額875.4億ドル、暗号資産時価総額第5位、と整理されています。Yahoo Financeでは5月17日7時59分(UTC)時点で1.4159ドル、24時間-3.64%、と報告されています。
本日最大の注目点は四つあります。一つは5月14日のCLARITY法案通過後に到達した1.55ドルから1.40ドルへ完全に戻り、3カ月続いた1.45ドル抵抗壁の上抜けが失敗した点、二つ目は24/7 Wall St.の主要分析がRippleの10件の大型銀行提携にもかかわらず「XRP保有者は恩恵を受けていない」と整理した点、三つ目は$1.44-$1.46ゾーンに11.6億ドル相当の供給オーバーハング(既存保有者の損益分岐点クラスター)が形成されている点、四つ目はAustralian AUDDがXRP Ledger上で初の政府認可ステーブルコインとなった点です。
24/7 Wall St.によれば、Rippleは2026年だけでDeutsche Bank(資産1.7兆ドル)、Société Générale(運用残高1.8兆ドル)、JPMorgan、Mastercardの9兆ドル決済ネットワークを含む10件の大型提携を成立させたものの、10件中3件はXRP Ledgerに全く触れず、残り7件はRLUSD(リップル社のドル連動ステーブルコイン)で決済され、XRPは1取引あたり0.0002ドル程度のネットワーク手数料の役割しか果たしていない、と整理されています。
テクニカル面では、CoinCodexによれば、5月17日3時24分時点でRSI(相対力指数)は52.25と中立圏に位置、XRPの2026年予測は弱気、と整理されています。同社は、複数のテクニカル指標が下落を示唆しており、XRPは2026年の購入対象として不利だ、と分析しています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



Rippleが10件の大型銀行提携を成立させてもXRPの価格が反応しない一方で、XRP Ledger上のRWA(実物資産)トークン化は30億ドル超に成長、XRP Ledgerウォレットの中堅保有者数は過去最高の332,230に到達——この構造的なジレンマを、私たちはどう読み解くべきでしょうか。
本日のXRP相場を読み解くうえで意識したい軸は、「Ripple社の成功とXRP保有者の利益が乖離する構造(RLUSDがXRPを置き換える流れ)」「CLARITY法案フル上院通過が機関投資家の参入を解放する可能性」、そして「Trident Digitalの5億ドルXRPトレジャリー計画とAustralian AUDDの政府認可ステーブルコイン化」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、1.40〜1.42ドル前後の攻防と、上値1.45〜1.55ドル、下値1.30〜1.38ドルの重要レベルを整理していきます。
オンチェーン項では、$1.44-$1.46ゾーンの11.6億ドル相当の供給オーバーハング、$1.45以上の総売り注文約30億ドル、XRP Ledgerウォレット中堅保有者数332,230(過去最高)、Trident Digitalの5億ドルXRPトレジャリー構築、Goldman Sachsの1.538億ドルXRP ETF最大保有を確認します。
マクロ項では本日のWarsh議長就任後初の週末動向、米10年債4.55%突破、世界的な国債売り、ファンダメンタルズ項ではCLARITY法案フル上院通過への道のり、24/7 Wall St.分析のRipple社10件提携とXRPの乖離問題、Australian AUDDのXRP Ledger上の政府認可ステーブルコイン化、地政学項ではTrump大統領のホルムズ海峡発言を整理します。
読者の皆さまには、目先の値動きに振り回されず、「Rippleの銀行提携拡大は短期的にXRPの価格を動かさないが、CLARITY法案通過+ODL(On-Demand Liquidity)スケール拡大+Trident Digitalの5億ドルXRPトレジャリーが揃えば構造変化が起きる。AUDDの政府認可ステーブルコイン化は、XRPLが政府規制下でも機能する証明となる」という長期視点を念頭に置きながら、来週以降の値動きを冷静に観察してみていただければと思います。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(5月17日) | 約1.42ドル(約219円) | Bybit、24時間-0.64ドル |
| 5月17日Bybit | 1.42ドル | 24時間レンジ$1.40-$1.43、取引量13.8億ドル、時価総額875.4億ドル |
| 5月17日Yahoo Finance(7:59 UTC) | 1.4159ドル | 24時間-3.64%(-0.0535ドル) |
| 5月17日CoinGecko | 1.42ドル | 24時間-2.00%、7日+0.10%、出来高17.9億ドル |
| 5月17日Coinbase | 1.41ドル | 米国セッション |
| 5月16日CoinGecko | 1.43ドル(前日) | 24時間-2.60% |
| 5月14日CLARITY後セッション高値 | 1.5255ドル | News.Bitcoin.com、24時間+6.6% |
| 5月11日CoinDesk セッション高値 | 1.5073ドル | 3カ月の壁を初突破 |
| 5月8日Investing.com | 1.3862ドル | 米イラン報復で下落 |
| 3カ月レンジ | 1.30〜1.55ドル | 2月以来、5/14が直近の上限 |
| 2026年1月ピーク | 2.42ドル | 現値は-41%下方 |
| $1.44-$1.46供給オーバーハング | 11.6億ドル相当 | 24/7 Wall St.、損益分岐点クラスター |
| $1.45以上の総売り注文 | 約30億ドル | 24/7 Wall St.、突破に必要な需要規模 |
| 上値抵抗(直近) | 1.45ドル | 3カ月の心理的節目、4回目の試し |
| 次の抵抗 | 1.50ドル | 5/11と5/14で2回拒否、ダブルトップ警戒 |
| 強い抵抗(CLARITY後) | 1.70〜2.00ドル | 24/7 Wall St.、フル上院通過時目標 |
| 下値サポート(直近) | 1.38〜1.40ドル | 200日移動平均圏、5/17の支持 |
| 次の下値 | 1.35ドル | 50日EMA・直近支持 |
| 深い下値 | 1.28〜1.30ドル | 2月以来重要支持・ベアシナリオ起点 |
| 底値シナリオ(RLUSD優位) | 1.00ドル割れ | AInvest弱気ケース |
| 200日移動平均 | 約1.4238ドル | 強弱分水嶺、現値の上 |
| 50日移動平均 | 約1.4166ドル | 現値の上 |
| RSI(相対力指数、14日) | 52.25(中立) | CoinCodex、過熱なし |
| 24時間出来高 | 約13.8〜17.9億ドル | 取引活性化、5/14比減少 |
| 時価総額 | 約875.4〜876.2億ドル | 暗号資産時価総額第5位 |
| 過去6カ月騰落率 | 約-44% | 2025年7月ピーク$3.65から |
| 5月予測平均(CoinDCX) | 1.55ドル(レンジ1.35〜1.60ドル) | CLARITY法案次第 |
| 強気ケース(24/7 Wall St.) | 1.70〜2.00ドル | CLARITY フル上院通過時短期目標 |
| 強気ケース(Standard Chartered) | 8.00ドル(年末) | CLARITY通過+100億ドル累計ETF流入条件 |
| ベースケース(Standard Chartered) | 2.80ドル(年末) | 月8,159万ドル実質ETF流入のみで実現可能 |
| 史上最高値 | 約3.65ドル(2025年7月18日) | 現値は約-61% |
5月17日(日)早朝時点のデータでは、リップル(XRP)は1.40〜1.42ドル付近で推移していました。日本円換算では約219円となります。
5月16日の値動きについて、Yahoo Financeによれば、XRPは5月17日7時59分(UTC)時点で1.4159ドル、24時間-3.64%とビットコイン(-3.06%)を上回る下落を記録した、と整理されています。CoinGeckoの集計では、グローバル暗号資産市場全体が-3.20%下落する中、XRPは-2.00%で相対的に底堅さを示した一方、過去7日間で+0.10%と横ばい圏にとどまった、と報告されています。
テクニカル面では、24/7 Wall St.の分析が重要な構図を示しています。同記事によれば、XRPが$1.45-$1.50ゾーンに到達するたびに同じ抵抗線にぶつかる構造があり、$1.44-$1.46に約11.6億ドルの供給オーバーハングが集中、主に高値で買った保有者が損益分岐点で抜けようと待っている、と整理されています。同記事は、この水準は4回防衛されており、$1.45以上の総売り注文約30億ドルを吸収する需要規模が必要だ、と分析しています。
同記事はまた、5月14日のCLARITY法案上院銀行委員会通過だけで、XRPは$1.70-$2.00レベルへ到達する可能性があり、年内に法案が成立すれば数十億ドル規模のETF流入が見込まれる、と整理されています。これが$1.45-$1.50の天井を突破して維持できる需要規模を生む、とされています。
CoinCodexの5月17日3時24分時点の分析では、XRPの2026年予測は弱気、複数のテクニカル指標が下落を示唆しており、XRPは2026年の購入対象として不利だ、と整理されています。一方、Bybitによれば、XRPは1.42ドル付近で取引され、24時間レンジは1.40〜1.43ドルの狭い範囲にとどまっている、と報告されています。
注目すべき構造として、ainvest.comの過去分析では、RLUSDがXRPを置き換える構造が続けば、XRPは1ドル割れの可能性がある、と整理されています。同記事は、RippleのRLUSDがクロスボーダー決済で機関投資家に「ボラティリティ(変動率)のない代替手段」を提供するため、機関投資家がXRPの価格変動リスクを回避できる、と分析しています。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
本日のオンチェーン面で最大のテーマは、24/7 Wall St.が分析するRipple社10件の大型銀行提携とXRPの乖離問題、Trident Digitalの5億ドルXRPトレジャリー構築計画、Australian AUDDがXRP Ledger上で初の政府認可ステーブルコインとなった点、XRP Ledgerウォレットの中堅保有者数が過去最高の332,230に到達した点です。
24/7 Wall St.によれば、Rippleは2026年だけで10件の大型銀行提携を成立させ、Deutsche Bank(資産1.7兆ドル)、Société Générale(運用残高1.8兆ドル)、JPMorgan、Mastercardの9兆ドル決済ネットワークを含むが、10件中3件はXRP Ledgerに全く触れず、残り7件はRLUSDで決済され、XRPは1取引あたり0.0002ドル程度のネットワーク手数料の役割しか果たしていない、と整理されています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| Ripple 2026年主要銀行提携 | 10件(Deutsche Bank、JPMorgan等) | 24/7 Wall St.、XRP直接需要創出ゼロ |
| XRP取引あたりネットワーク手数料 | $0.0002(極小) | RLUSD決済が主流、XRPは手数料役割のみ |
| RippleNet世界パートナー | 300超 | うち40%のみがODL(XRP決済資産)使用 |
| $1.44-$1.46供給オーバーハング | 11.6億ドル相当 | 損益分岐点クラスター、4回防衛済み |
| $1.45以上総売り注文 | 約30億ドル | 突破に必要な需要規模 |
| XRP Ledger 10,000XRP超保有ウォレット | 332,230(過去最高) | YTD 20.7%下落でも中堅保有者継続蓄積 |
| Trident Digital 5億ドルXRPトレジャリー | 2026年中盤稼働予定 | アフリカ回廊向けODL流動性プール |
| Australian AUDDステーブルコイン | XRPL上初の政府認可 | ASIC認可済み、AUDC Pty Ltdが運営 |
| AUDD累計取引量(Stellar) | 14億ドル超 | XRPLへ移行後の本格運営期待 |
| 5/11 XRP ETF単日流入 | +2,580万ドル | 1月以来最大、Franklin Templeton主導 |
| 累計XRP ETF純流入 | $1.35B超 | 5/11時点、構造的記録 |
| 米XRP ETF AUM(運用残高) | $1.2B超 | 5月時点、過去最大水準 |
| XRP ETFロック総量 | 840百万XRP超 | 流通供給の約1% |
| Goldman Sachs最大XRP ETF保有 | 約1.538億ドル(Q4 2025開示) | 4 ETF商品横断、機関最大 |
| Evernorth保有XRP | 3.88億XRP(平均取得$2.44) | 機関投資家最大保有、Nasdaq上場準備中 |
| Binance クジラ流出比率 | 91.4%(2024年以来最高) | リテール流出比率は8.4% |
| クジラ平均日次蓄積 | 約1,100万XRP | 大口継続買い増し |
| XRPL日次取引数 | 300万件突破 | 2025年中期平均から3倍増 |
| XRPL上の実物資産トークン化規模 | 23億ドル(年初9.91億ドルから) | Franklin Templeton・Aviva・Ondo等、約2.3倍 |
| Ripple Prime年間処理金額 | 3兆ドル超 | CoinMarketCap、年次3倍成長 |
| RLUSD時価総額 | 約15億ドル | 1年半で急拡大 |
| 韓国Upbit XRP/KRWペア | 最大取引ペア | 韓国市場の重要シグナル |
注目すべき動きとして、ainvest.comによれば、Australian AUDD(オーストラリアドル連動ステーブルコイン)がASIC(豪証券投資委員会)からフル金融サービスライセンスを取得し、XRP Ledger上で運営される初の政府認可決済手段となった、と整理されています。同記事は、AUDDは既にStellarで14億ドル超の取引量を処理しており、AUDC Pty Ltdが運営している、と報じています。これはXRPLが規制下で機能する重要な証明となります。
もう一つの重要な動きとして、24/7 Wall St.によれば、Trident Digitalが2026年中盤の段階的稼働を目指して5億ドルの企業XRPトレジャリーを構築中で、アフリカ回廊向けODL(On-Demand Liquidity)流動性プールを提供する、と整理されています。同記事は、UAEだけで年間500億ドルのアウトバウンド送金が動いており、サブサハラ・アフリカ回廊は世界最高の8.78%手数料を抱えているため、ODLのコスト削減効果が最も大きい地域だ、と報じています。
CoinMarketCapによれば、XRP Ledgerの中堅保有者ウォレット(10,000XRP超保有)は2026年5月時点で332,230に到達し、YTD20.7%下落の中でも継続的に蓄積されている、と整理されています。これは強い基盤的な信認を示すシグナルです。



出典:24/7 Wall St.(5/16 Ripple 10件大型銀行提携・Deutsche Bank・Société Générale・JPMorgan・Mastercard・3件XRPL非接触・7件RLUSD決済・$0.0002手数料役割・40%のみODL使用・Trident Digital $500M XRPトレジャリー)、24/7 Wall St.($1.44-$1.46 11.6億ドル供給オーバーハング・$1.45以上30億ドル売り注文・委員会通過$1.70-$2目標)、AInvest(Australian AUDD ASICフル金融サービスライセンス・XRPL初の政府認可ステーブルコイン・Stellar $1.4B累計取引・AUDC Pty Ltd運営)、CoinMarketCap(XRP Ledger 10,000XRP超ウォレット332,230過去最高・YTD 20.7%下落でも蓄積継続・Upbit XRP/KRW最大取引ペア)、CoinDesk(5/11 XRP ETF $25.8M単日流入・累計$1.35B・Ripple Prime $200M Neuberger Berman$570B運用)
リップル(XRP)とマクロ環境との連動
マクロ環境では、本日5月17日はKevin Warsh議長就任後初の週末動向が焦点となります。CoinDeskによれば、5月15〜16日のマクロ逆風は米10年債利回りの4.55%突破(2025年5月以来初)が主因で、世界的な国債売りに発展した、と整理されています。同記事は、日本の30年債が初めて4%に到達、英国の長期債が28年ぶり高水準となるなど、世界各地で国債売りが連鎖した、と報じています。
CoinDeskによれば、5月16日にS&P 500は3月以来最悪の-1.2%、フィラデルフィア半導体指数は-4%下落した、と整理されています。米ドルは週次の上昇を延長、ブレント原油は105ドル超、ゴールドは2.5%下落して1オンス4,561ドル付近となった、と報告されています。XRPは-3.64%とビットコインを上回る下落率を記録、リスク資産全体の中で大きく売られた、と報告されています。
金融政策面では、Crypto Briefingによれば、4月CPI(消費者物価指数)は前年比3.8%と2023年5月以来最高、コアCPIは2.8%、Polymarketは2026年内ゼロ利下げ確率を62%、利上げ確率を39%と価格付けしている、と整理されています。Warsh議長の最初のFOMC会合は6月16〜17日に予定されています。
XRP固有のマクロ構造として、24/7 Wall St.によれば、米国の連邦法は依然としてXRPを大多数の機関投資家のコンプライアンス・チームにとってグレーゾーンに残しており、SEC訴訟の和解後も、年金基金や保険会社はXRPを連邦法でコモディティ(商品)と明確に分類されるまで大規模に保有しない、と整理されています。同記事は、これがCLARITY法案がXRPにとって最重要法案である理由だ、と分析しています。
注目すべきは、24/7 Wall St.によれば、5月14日のCLARITY法案上院銀行委員会通過は重要な進展だが、フル上院通過とTrump大統領の署名(目標7月4日)まで法的バリアは消失せず、現在の機関投資家のXRP回避姿勢は続く可能性が高い、と整理されている点です。



出典:CoinDesk(5/16 米10年債4.55%突破・日本30年債4%初到達・英国長期債28年ぶり高水準・世界的国債売り・ブレント原油$105超・XRP -3.64%)、24/7 Wall St.(4月CPI前年比3.8%・コア2.8%・Polymarket 2026年内ゼロ利下げ確率62%・利上げ確率39%・6/16-17初FOMC)、24/7 Wall St.(連邦法XRPグレーゾーン・年金基金・保険会社の機関投資家コンプライアンス問題・CLARITY法案重要性)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日のファンダメンタル面で最大のテーマは、24/7 Wall St.分析のRipple社10件提携とXRP保有者の乖離問題、5月14日のCLARITY法案上院銀行委員会通過後の次のステップ、Australian AUDDのXRP Ledger政府認可ステーブルコイン化、そしてTrident Digitalの5億ドルXRPトレジャリー計画です。
Ripple社10件提携とXRP乖離問題については、24/7 Wall St.によれば、Rippleは2026年だけでDeutsche Bank(資産1.7兆ドル)、Société Générale(運用残高1.8兆ドル)、JPMorgan、Mastercardの9兆ドル決済ネットワーク、Convera(年間取引額1,900億ドル超)など10件の大型提携を成立させた、と整理されています。同記事は、10件中3件はXRP Ledgerに全く触れず、残り7件はRLUSDで決済され、XRPは1取引あたり0.0002ドル程度のネットワーク手数料の役割しか果たしていない、と報じています。
CLARITY法案については、24/7 Wall St.によれば、5月14日に上院銀行委員会が15対9の超党派投票(共和党13名全員+民主党2名)で通過させた後、次は本会議で60票が必要で、その後下院再調整、最終的にTrump大統領の署名(目標7月4日)が必要、と整理されています。同記事は、5月21日のメモリアル・デー(米国戦没将兵追悼記念日)休会前の最終調整が重要で、これがフル成立すればXRPは連邦法でコモディティ(商品)として恒久的に分類され、機関投資家の参入を解放する、と報じています。
Australian AUDDについては、ainvest.comによれば、AUDC Pty LtdがASIC(豪証券投資委員会)からフル金融サービスライセンスを取得し、XRP Ledger上で運営される初の政府認可決済手段となった、と整理されています。同記事は、AUDDは既にStellarで14億ドル超の取引量を処理しており、XRPLへ移行後の本格運営が期待される、と報じています。これはXRPLが規制下でも機能する重要な実証となります。
Trident Digitalの動きとして、24/7 Wall St.によれば、Trident Digitalが2026年中盤の段階的稼働を目指して5億ドルの企業XRPトレジャリーを構築中で、アフリカ回廊向けODL流動性プールを提供する、と整理されています。同記事は、UAEだけで年間500億ドルのアウトバウンド送金、サブサハラ・アフリカ回廊は世界最高の8.78%手数料という構造で、ODLのコスト削減効果が最も大きい地域だ、と報じています。
業界アナリスト動向では、Coinpediaによれば、Cardanoの創設者Charles Hoskinson氏がRippleとXRPに対する批判を公にしており、「RippleはXRPを好きな時に放出する」「XRP保有者はRipple PrimeやRLUSDの所有権を持たない」「XRPにはステーキング利回りがない」と指摘した、と整理されています。一方、暗号資産コメンテーターMax Avery氏は「RippleのXRP保有はエスクロー・システムで月次解放スケジュールが固定されており、何年もオンチェーンで公開検証可能だ」と反論した、と報じられています。
もう一つの注目点として、Coinbaseが伝えるBeInCryptoの内容では、CTO(最高技術責任者)emeritusのDavid Schwartz氏が「マイニング報酬がビットコインを弱める一方、XRP Ledgerはブロック補助金なしで繁栄している」と発言し、XRPL設計の優位性を強調した、と整理されています。



出典:24/7 Wall St.(Ripple 2026年10件大型銀行提携・Deutsche Bank・Société Générale・JPMorgan・Mastercard $9T網・Convera $190B年間取引・XRP $0.0002手数料役割・Trident Digital $500M XRPトレジャリー)、CoinDesk(5/14 CLARITY法案上院銀行委員会15-9通過・次は本会議60票・下院再調整・Trump署名7/4目標)、AInvest(Australian AUDD ASICフル金融サービスライセンス・XRPL初政府認可ステーブルコイン・AUDC Pty Ltd・Stellar $1.4B累計取引)、Coinpedia(Charles Hoskinson氏批判・Max Avery氏反論・XRPエスクロー月次解放固定・XRP中立ブリッジ資産機能)、Coinbase/BeInCrypto(David Schwartz氏「マイニング報酬がビットコインを弱める」「XRP Ledgerはブロック補助金なしで繁栄」発言)
リップル(XRP)と地政学・国際情勢
地政学面では、5月15日のTrump大統領による「米国はホルムズ海峡再開の必要がない」発言以降、エネルギー供給制約の長期化が市場の前提となりつつあります。CoinDeskによれば、ブレント原油は5月16日に105ドル超、WTI原油は100ドル超を維持しており、これがインフレ警戒の主因となっている、と整理されています。
イラン情勢については、Crypto Timesによれば、米国・イラン紛争はホルムズ海峡を制約し続けており、原油価格の前年比+18%上昇が、4月CPIヘッドライン3.8%上昇の40%超を占めた、と整理されています。Trump大統領の「再開不要」発言は、エネルギー供給制約の長期化を市場に示唆する内容となります。
注目点として、XRPはアジア(日本・韓国・シンガポール)や中東(UAE)での実需ドライバーが厚い構造を持っており、特に韓国Upbit取引所ではXRP/KRWペアが最大の取引ペアとなっている、とCoinbaseが伝える内容で整理されています。同記事は、韓国市場でのXRPの強い取引活動が、しばしばトークン全体の値動きの先行シグナルとなってきた、と報じています。
UAE・サブサハラ・アフリカの送金回廊については、24/7 Wall St.によれば、UAEだけで年間500億ドルのアウトバウンド送金が動いており、サブサハラ・アフリカ回廊は世界最高の8.78%手数料を抱えている、と整理されています。Trident Digitalの5億ドルODL流動性プールが2026年中盤に稼働すれば、これらの地域でXRPの実需が本格化する可能性があります。
下振れシナリオとしては、24/7 Wall St.の整理によれば、Warsh議長就任後のタカ派的トーン、原油100ドル超維持、CLARITY法案フル上院通過の遅延のうち2つ以上が同時に発生すれば、XRPは1.32〜1.38ドル支持帯への圧力が高まり、複数同時発生時には1.28〜1.30ドルへの下押しリスクが浮上します。一方、CLARITY法案フル上院通過、Trump-Xi建設的合意、原油価格安定が揃えば、1.50ドル突破→1.70〜2.00ドル目標への上昇シナリオが現実味を帯びます。



出典:CoinDesk(5/16 ブレント原油$105超・米10年債4.55%)、CoinDesk(5/15 Trump大統領「米国ホルムズ海峡再開不要」発言・WTI原油$100突破)、Coinbase/CoinDesk(韓国Upbit XRP/KRW最大取引ペア・韓国市場値動き先行シグナル)、24/7 Wall St.(UAE年$50Bアウトバウンド送金・サブサハラ・アフリカ8.78%手数料・Trident Digital $500M ODL流動性プール)、24/7 Wall St.(地政学下振れシナリオ・5月触媒スケジュール)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY