リップル(XRP)は$1.00の大台をかろうじて維持する、緊張感のある展開が続いています。7月17日のCLARITY Act公聴会への期待が支えとなる一方、法案が上院で行き詰まりを見せ、市場全体の売りも重なって、下値模索の様相を強めています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月14日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.06〜$1.08近辺で推移しています。$1.00の心理的支持線を守ってはいるものの、6月末からの$1.00〜$1.13というレンジの下限に近づき、下押し圧力が意識される局面です。
相場を左右する材料は二つあります。一つは、7月17日に予定されるCLARITY Actの公聴会。もう一つは、その法案そのものが米上院で停滞し、成立時期が8月以降にずれ込むとの観測です。期待と失望が交錯しています。
加えて、本日は米・イラン情勢の緊張やCPI発表を背景に暗号資産市場全体が軟調で、XRPもその流れに巻き込まれています。個別の好材料が価格に反映されにくい地合いです。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



Ripple関連の好材料が続いても価格が$1.00近辺で伸び悩む現状を、あなたはどう読み解くでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、$1.00の大台を意識した神経質な値動きです。価格動向のセクションでは、この最終防衛ラインと$1.12の抵抗をめぐる構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、7月17日の公聴会と、CLARITY Actの上院での停滞という「期待と現実のギャップ」を掘り下げます。
注目すべきは、Ripple社の事業が好調でも、それがXRPの価格に結びついていない点です。トークン化資産の拡大やMiCAライセンス取得といった前進は、必ずしもXRPそのものの需要を生むわけではありません。
一方で、オンチェーンでは資金が取引所から流出する動きも見られ、長期保有の意思がうかがえます。短期の弱さと長期の仕込みが同居しているのが、今のXRPの姿といえます。
公聴会に期待するのか、法案の停滞リスクを警戒するのか。判断材料は交錯していますが、「Rippleの成功」と「XRPの価格」を分けて捉える視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月13日時点(EDT)のデータでは、リップル(XRP)は$1.06〜$1.08近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね155円前後の水準です。
直近24時間では約-1.4%、週間では約-5.4%と、軟調な展開です。年初来では約40%下落しており、$1.00の大台を辛うじて維持している状況です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月13日) | 約$1.07 | 155円前後で推移 |
| 24時間変動率 | 約-1.4% | 市場全体安に連動 |
| 週間変動率 | 約-5.4% | 下値模索の展開 |
| 年初来 | 約-40% | 下降トレンドが継続 |
| 直近レンジ | $1.00〜$1.13 | レンジ下限に接近 |
| 上値抵抗 | $1.12、次に$1.18〜$1.20 | 後者はトレンド転換の分水嶺 |
| 下値サポート | $1.07、次に$1.00 | $1.00割れで$0.80も視野 |
| 50期間EMA(4時間足) | $1.07近辺 | この水準の攻防が焦点 |
| 24時間出来高 | 約$16億〜17億 | 低調〜平常水準 |
| 時価総額 | 約$630億〜640億 | 時価総額6位 |
| 史上最高値(参考) | $3.84 | 2018年1月に記録 |
テクニカル面では、$1.07近辺の支持線が目先の焦点です。usethebitcoinによると、この水準を割り込むと$1.00〜$1.02の心理的節目が視野に入り、さらに深押しすれば$0.80まで下値余地が広がるとの見方があります。
上値については$1.12がまず意識され、その先の$1.18〜$1.20が年単位の下降トレンドを転換できるかの分水嶺とされています。まずは$1.00の大台維持が最優先の局面です。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
本日のリップル(XRP)にとって最大の焦点が、7月17日にニューヨークで開かれるCLARITY Actの公聴会です。usethebitcoinによると、下院金融サービス委員会の小委員会が「金融の未来を築く」と題した会合を開き、この法案が革新を後押しするかを議論します。
CLARITY Actが成立すれば、XRPは米連邦法上コモディティとして分類され、規制の不透明感が晴れるとみられます。しかし、Yahoo Financeによると、この法案は上院で行き詰まっており、票が足りず、トランプ政権の暗号資産収入やDeFi規制などをめぐる対立で停滞しています。
成立が8月上旬の議会休会に間に合わなければ、中間選挙の影響で暗号資産規制が2027年以降に持ち越されるリスクもあります。今回の公聴会は、あくまで政治的な機運を高める場であり、直ちに法案成立を意味するものではない点に注意が必要です。
一方、規制の遅れが期待を冷やす中でも、Ripple社は英国政府が7月13日に設けたトークン化の作業部会に、BlackRockやGoldman Sachsらと並んで名を連ねています。事業面での存在感は着実に高まっています。



出典:usethebitcoin(7月17日公聴会と英国作業部会)、Yahoo Finance(CLARITY Actの上院での停滞)
リップル(XRP)のオンチェーンデータ
価格が下値を模索する一方、オンチェーンデータは方向感の定まらない、まだら模様の状況を示しています。取引所の資金フローとネットワーク活動を整理しておきましょう。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 取引所からの流出 | 約4,100万→1.23億XRP | 長期保有の意思を示唆 |
| スポットCVD(推計) | 約-42百万→+406百万ドル | 5月12日〜7月7日で改善 |
| アクティブアドレス | 約25,350件(7月11日) | 2026年で2番目に低い水準 |
| 新規ウォレット作成 | 約2,130件 | 2024年11月以来の低さ |
強気の材料としては、取引所からXRPが流出している点が挙げられます。crypto.newsによると、スポットの買い越しを示すCVD指標も5月から7月にかけて大きく改善しており、長期保有目的の買いがうかがえます。
一方、弱気の材料も見逃せません。XRP Ledger上のアクティブアドレスは7月11日に約25,350件と2026年で2番目に低い水準に落ち込み、新規ウォレット作成も2024年11月以来の低さとなりました。ネットワークの実利用は勢いを欠いています。



出典:crypto.news(取引所流出とスポットCVDの改善)、usethebitcoin(アクティブアドレス・新規ウォレットの低下)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
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