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価格・相場

2026年8月11日のリップル(XRP)の価格・相場・動き・相場市況レポート

リップル(XRP)は$1.02近辺まで水準を切り下げ、主要銘柄のなかで週間騰落率が唯一マイナスとなりました。Ripple社の事業拡大が進む一方、その中心にあるのはステーブルコインであり、XRPの役割は限定的なままです。

目次

リップル(XRP) 相場解説(2026年8月11日)

リップル(XRP)の注目ポイント

本日のリップル(XRP)は、$1.02近辺で推移しています。前日の$1.033近辺から約1.3%の下落となりました。

同じ期間にビットコイン(BTC)は約2.1%安、イーサリアム(ETH)は約2.2%安でした。下落率としては、本日は主要3銘柄のなかで最も小さくなっています。

ただし、週間で見ると構図は逆です。7日間の騰落率は約4%安で、主要銘柄が軒並み上昇するなか、この銘柄だけがマイナス圏にとどまっています。

チャートを直接参照したところ、24時間の高値は$1.04、安値は$1.02でした。値幅は約$0.02で、圧縮された状態が続いています。

24時間の出来高は約11.4億ドルで、前日の約6.8億ドルから増加しました。下落局面で売買が膨らんでいる点は、注意しておきたいところです。

明日8月12日には米消費者物価指数の発表を控えています。ただし、この銘柄はマクロ要因への感応度が低い状態が続いており、影響は限定的とみられます。

ZUU Web3 竹原
1日では下げ幅が小さくても、週間では独り負けです。時間軸を変えると見え方が変わりますね。

リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のリップル(XRP)は、”会社の成長”と”通貨の需要”が別物である現実を確かめたい局面です。

Ripple社が金融分野で存在感を高めているにもかかわらず、XRPの価格が年初来の安値圏にとどまっているのはなぜでしょうか。

近年の同社の新しい事業は、そのほとんどがステーブルコインRLUSDを軸に組み立てられています。銀行や企業がその基盤を使っても、XRPそのものを買う必要は生じません。

価格動向のセクションでは、週間で独り負けとなった状況と、守られている$1.01を整理します。

オンチェーンデータのセクションでは、手数料と収益の動きに加え、RLUSDがどの基盤で使われているかを取り上げます。

ファンダメンタルズのセクションでは、同社の事業展開の中身と、XRPの位置づけについて触れます。

企業の成長が通貨の価値に直結するとは限りません。この銘柄を評価するうえで、両者を切り分けて見る視点が欠かせない局面に入っています。


リップル(XRP)の価格動向・チャート概況

チャートを直接参照したところ、2026年8月11日午後2時ごろ(JST)のデータでは、リップル(XRP)は$1.02近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね160円台前半の水準です。

同じ時点のデータでは、24時間の高値は$1.04、安値は$1.02でした。始値の$1.04から約2.1%下げた計算になります。

24時間の出来高は約11.4億ドルで、前日から増加しています。時価総額は約638億ドルで、暗号資産のなかでは第6位です。

指標 数値 備考
現在価格(8月11日) 約$1.02 約160円台前半で推移
前日水準・前日比 $1.033近辺から約-1.3% 下落率は主要3銘柄で最小
24時間高値 $1.04 始値の水準
24時間安値 $1.02 現在値はほぼ安値圏
7日間変動率 約-4% 主要銘柄が上昇するなか唯一のマイナス
上値抵抗 $1.04、次に$1.11 後者は50日移動平均が位置
下値サポート $1.01、次に$1.00 後者は年内を通じて守られてきた水準
XRP/BTC比率 約0.0000160 BTC 前日の約0.0000158から小幅上昇
24時間出来高 約11.4億ドル 前日の約6.8億ドルから増加
時価総額 約638億ドル 暗号資産で第6位
市場全体に占める比率 約2.8% ビットコイン(BTC)は約57.1%
流通供給量 約625億3,000万XRP 上限1,000億XRPの約63%
史上最高値からの下落率 約-72.1% 主要銘柄のなかで最も深い
史上最高値(参考) $3.65 2025年7月17日に記録

週間で独り負けとなった点は、単日の下落率より重い意味を持ちます。市場全体が持ち直す局面で戻れない銘柄は、次に地合いが悪化したときの下値も深くなりやすいためです。

下値では$1.01が最初の防衛線です。この水準は8月9日にも試されて守られており、割り込むかどうかが構造的な分かれ目になります。

ZUU Web3 竹原
$1.01は今月すでに2度試されています。回数が増えるほど、支えは薄くなりやすいものですね。

リップル(XRP)のオンチェーンデータ

ネットワークの利用状況には、方向の異なる動きが出ています。ネットワークのデータを直接参照したところ、8月11日午後2時ごろ(JST)時点の直近24時間の手数料は約926ドルで、前日から約16.9%減少していました。

一方、プロトコル収益は約253ドルで、前日から約3.1%増えています。手数料の総額が減るなかで収益が増えたのは、取引の内訳が変化していることを示唆します。

いずれにせよ、絶対額は極めて小さい水準です。日次で1,000ドルに満たない手数料収入は、ネットワークの規模を考えると限定的といえます。

より注目すべきは、ステーブルコインRLUSDの流通先です。台帳のデータを直接参照したところ、XRP Ledger上に存在するRLUSDは約8億1,000万ドル相当で、イーサリアム上の約7億5,600万ドルを上回りました。

1カ月前まではイーサリアム側が3億ドル以上多い状態でしたが、その差が逆転しています。XRP Ledgerが決済基盤として選ばれ始めていることを示す変化です。

ただし、RLUSDの流通が増えてもXRPの需要が同じだけ増えるわけではありません。台帳上で必要となるXRPは手数料と口座維持のための最低保有分にとどまるためです。基盤の利用と通貨の需要が連動しにくい構造は、変わっていません。

指標 数値 傾向・補足
24時間ネットワーク手数料 約926ドル 前日比約-16.9%
24時間プロトコル収益 約253ドル 前日比約+3.1%
台帳上のRLUSD流通額 約8億1,000万ドル イーサリアム上を初めて上回る
イーサリアム上のRLUSD流通額 約7億5,600万ドル 1カ月前は3億ドル以上多かった
市場全体に占める比率 約2.8% 前日から小幅に低下
流通供給量 約625億3,000万XRP 上限1,000億XRPの約63%
24時間出来高 約11.4億ドル 前日から増加
ZUU Web3 竹原
基盤としては選ばれ始めています。ただ、それがXRPの買いにつながるかは別問題ですね。

リップル(XRP)のファンダメンタルズ

Ripple社の事業展開を振り返ると、一つの傾向が見えてきます。7月23日には、銀行や取引会社がステーブルコインRLUSDを発行・償還できる基盤を発表しました。金融機関にとっては重要な仕組みですが、XRPの関与は限定的です。

この傾向は今年に入って一貫しています。CoinDeskによると、同社は1月に企業向けの資金管理基盤を投入しました。10億ドルを投じて買収した資金管理システム会社の技術を取り込み、企業が従来の現金とデジタル資産を一つの仕組みで扱えるようにするものです。

この基盤で国境をまたぐ送金に使われるのはRLUSDで、3秒から5秒で決済が完了します。余剰資金の運用先として、大手運用会社のトークン化された短期金融商品への接続も用意されました。

2月には、機関投資家向けの仲介基盤に分散型のデリバティブ取引所を統合しています。CoinDeskによると、この基盤は外国為替、債券、店頭取引のスワップなど幅広い資産を扱い、機関投資家が資産を横断して管理できる仕組みです。

いずれも金融インフラとしての価値は高いものの、XRPそのものの需要を生む設計にはなっていません。同社が規制された金融基盤の提供者として成長するほど、XRPの位置づけは相対的に薄まるという見方も出ています。

一方で、XRP Ledger側にも動きはあります。8月に公開された改定案には、機関投資家向けにトークンの残高と送金額を秘匿しつつ、必要に応じて監査機関が検証できる機能が含まれます。承認にはバリデータの80%以上の支持を2週間連続で得る必要があり、結果は8月下旬に判明する見通しです。

ZUU Web3 竹原
会社の成長と通貨の価値は、必ずしも同じ方向を向きません。分けて評価する視点が要りますね。

出典:CoinDesk(企業向け資金管理基盤の投入)CoinDesk(機関投資家向け仲介基盤の拡張)CoinDesk(XRP Ledgerの改定案)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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ZUU Web3編集部

配信:ZUU Web3

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会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」

社名 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.)
設立 2024年11月13日
代表取締役 竹原 壮起
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