リップル(XRP)は7月7日、1.12〜1.14ドルの狭いレンジで伸び悩み、上値抵抗の突破に至りませんでした。取引所の在庫減少による需給の引き締まりが意識される一方、出来高が乏しく、方向感を欠く展開が続いています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月8日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、1.14ドル前後の抵抗線を前に上値が重く、週明けの反発の勢いが一服する展開となっています。
CoinMarketCapによると、7月7日のリップル(XRP)は1.14〜1.15ドルの抵抗ゾーンを試したものの、全体的な出来高の乏しさから突破に失敗し、1.11ドル台の支持線との間でもみ合う展開となりました。週間では約8%高を維持しています。
需給面では、注目すべき変化が見られます。CoinMarketCapによると、Binanceにおけるリップル(XRP)の在庫が26億トークンまで減少し、2024年11月以降で約20%減となりました。これにより、取引所の希少性を示す指標は24カ月ぶりの高水準に達しています。
取引所からトークンが引き出される動きは、当面の売り圧力の低下を示唆する一方、価格がこれに素直に反応するには出来高の回復が必要とみられています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



取引所の在庫が細るなかで価格が動かない状況を、エネルギーの蓄積とみるべきか、それとも需要不足の表れとみるべきか——立ち止まって考えたいところではないでしょうか。
リップル(XRP)は7月4日に一時1.18ドルまで反発したものの、その後は1.12〜1.14ドルで伸び悩んでいます。好材料が続いても価格が反応しにくい状況が、依然として続いています。
この後の価格動向・チャート概況では、上値抵抗と下値サポートの水準を整理します。マクロ環境との連動のセクションでは、市場全体の地合いとリップル(XRP)の関係、そして円安を背景とした日本企業の動きに触れます。
さらにファンダメンタルズのセクションでは、取引所在庫の減少や、機関投資家による保有の動きを整理します。市場では、こうした需給の引き締まりがいずれ価格に波及するとの見方がある一方、市場全体の地合いが改善しなければ上値は限られるとの慎重な声も残っています。
静かに進む需給の変化を、どう捉えるか。目先の値動きにとらわれすぎず、読者自身の視点で考えていただきたい局面です。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月7日時点のデータでは、リップル(XRP)は1.12〜1.14ドルの範囲で推移していました。日本円換算ではおおむね1XRP=約175円前後の水準です。
同日の24時間変動率は、抵抗線を前に伸び悩み、小幅なマイナスとなる場面もありました。週間では約8%高を維持しており、7月初旬からの反発基調は保たれています。
直近では、6月末に一時1.01ドルの19カ月ぶり安値をつけたのち、7月4日に1.18ドルまで反発し、その後は1.11〜1.14ドルで高値もみ合いとなっています。上値では1.14〜1.15ドル、その先に1.18〜1.20ドルが意識される水準です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月7日) | 約1.12〜1.14ドル | 抵抗線前で伸び悩み |
| 前日比 | 約-1.6〜-2.3% | 24時間ベース、小幅下落 |
| 週間騰落率 | 約+8% | 7月初旬からの反発を維持 |
| 直近高値 | 約1.18ドル | 7月4日に到達 |
| 直近の安値 | 約1.01ドル | 6月末の19カ月ぶり安値 |
| 直近レンジ | 約1.11〜1.18ドル | 高値もみ合いの値幅 |
| 上値抵抗① | 約1.14〜1.15ドル | 突破に失敗した水準 |
| 上値抵抗② | 約1.18〜1.20ドル | 下降トレンドの分岐点 |
| 下値サポート① | 約1.08〜1.11ドル | 反発維持の目安 |
| 下値サポート② | 約1.00〜1.05ドル | 構造的な支持帯 |
| 24時間取引高 | 約17億ドル | やや低調 |
| 時価総額 | 約700億ドル | — |
| 史上最高値(参考) | 約3.84ドル | 2018年1月に記録 |
史上最高値の約3.84ドルと比べると、現在の水準はなお7割ほど低い位置にあります。今回の反発が本格的な回復につながるかは、1.14〜1.15ドルを明確に上抜けし、その後1.18〜1.20ドルを超えられるかが目安とみられます。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
今回の値動きは、リップル(XRP)が市場全体の地合いに強く左右されていることを改めて示しました。個別の需給改善が進んでも、価格は市場全体のリスク選好度に沿った動きにとどまっています。
一方で、マクロ環境には新たな動きも見られます。CoinDeskによると、円安を背景に、日本企業が準備資産の多様化を目的にビットコイン(BTC)やリップル(XRP)への需要を高めているとされます。暗号資産取引業者SBI VCトレードは、登録口座数が200万を超えたと報告しています。
こうした日本企業の動きは、リップル(XRP)にとって中長期的な需要の下支えとなりうる材料です。ただし、当面の値動きは、7月14日発表の消費者物価指数(CPI)や月末のFOMCといった、米国のマクロ要因に左右されやすい状況が続くとみられます。
個別材料と市場全体の地合い、その綱引きが続くなかで、リップル(XRP)は方向感を探る展開となりそうです。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
ファンダメンタルズ面では、取引所在庫の減少による需給の引き締まりが最大の注目材料です。CoinMarketCapによると、Binanceのリップル(XRP)在庫は26億トークンまで減少し、希少性を示す指標は24カ月ぶりの高水準となりました。
一方、米国の現物XRP ETFの資金流入は7月7日時点でほぼ横ばいとなり、累計の純資産は約10.45億ドルの水準を保っています。ETFへの資金流入は続いているものの、勢いはやや落ち着いています。
機関投資家の動きとしては、イタリア最大の銀行Intesa Sanpaoloが、Grayscale XRP Trustの購入を通じて1,800万ドルをリップル(XRP)に投資したことが報じられています。伝統的金融機関による長期的な信認の表れとして注目されます。
加えて、ネットワークの活性化も続いています。複数の報告によると、XRP Ledgerのデイリー・アクティブアドレスは2週間で約72%増加したとされ、価格が静かななかでもオンチェーンの利用は拡大しています。



出典:CoinMarketCap(Binance在庫・ETF・Intesa Sanpaoloの投資)、CryptoRank(オンチェーン活動の拡大)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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