リップル(XRP)は$1.42近辺で推移し、$1.40台での落ち着いた動きが続いています。国際決済銀行による検証の中身が明らかになる一方、台帳の利用が通貨の需要に結びつきにくい構造も改めて浮き彫りになりました。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月7日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.42近辺で推移しています。前日とほぼ同水準です。
24時間の高値は$1.43、安値は$1.40でした。値幅は約2%と、落ち着いた動きが続いています。
国際決済銀行が公表した報告書の中身も明らかになりました。統計データを暗号的な指紋に変換し、受け取った側が公開記録と照合できる仕組みです。
検証は1秒から2秒で完了しました。ただし実際の運用ではなく、開発用の環境での試験です。
Ripple社の最高経営責任者は、この検証が採用そのものではないと説明しています。過度な期待は避けるべき段階といえます。
7日間では約1.9%の上昇です。ただし市場全体の2.8%高には届いていません。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



台帳の利用が増えても通貨の価格に結びつきにくいという指摘は繰り返してきましたが、実際にはどの程度の規模なのでしょうか。
取引ごとに消却されるのは0.00001XRPです。1日あたり約270万件の決済で消却されるのは約27XRP、金額にすると30ドル程度にとどまります。
価格動向のセクションでは、落ち着いた値動きと、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、消却の規模と、口座の必要準備額の変化を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、公的機関による検証の中身に触れます。
基盤としての評価と通貨の需要は、別の経路をたどります。この違いを数字で把握しておくことが、判断の助けになります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月7日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.42近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね226円前後の水準です。
24時間の高値は$1.43、安値は$1.40でした。値幅は約2%です。
時価総額は約891億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約61%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月7日) | 約$1.42 | 約226円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | ほぼ横ばい | 週末で参加者は限られる |
| 24時間高値 | $1.43 | $1.45には届かず |
| 24時間安値 | $1.40 | 値幅は約2% |
| 7日間変動率 | 約+1.9% | 市場全体は2.8%高 |
| 上値抵抗 | $1.45、次に$1.4544 | 後者は市場が意識する水準 |
| 下値サポート | $1.40、次に$1.35 | 後者は繰り返し守られた水準 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000179 BTC | 前日の約0.0000178から小幅上昇 |
| 同比率の8月の変動 | 約+4.0% | 7カ月のうち6カ月は下落 |
| 同比率の高値からの水準 | 約48%下 | 2025年1月の高値と比較 |
| 24時間出来高 | 約14億ドル | 7日平均の約33億ドルを下回る |
| 時価総額 | 約891億ドル | 暗号資産で第5位 |
| 流通供給量 | 約627億4,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,416億ドル | 現在との差は約525億ドル |
| 史上最高値からの下落率 | 約-61% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
ビットコイン(BTC)との比率は、8月に約4.0%上昇しました。2026年の最初の7カ月のうち6カ月で下落していたことを考えると、変化の兆しといえます。
ただし水準としては、2025年1月の高値から約48%低い位置にあります。8月の上昇が続くかどうかは、8月の高値を越えられるかで確認できます。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
台帳の利用が通貨の需要に結びつく経路は、限られています。取引ごとに消却されるのは0.00001XRPで、100万件でも約10XRPにとどまります。
1日あたり約270万件の決済が行われた場合、消却されるのは約27XRPです。金額にすると30ドル程度で、約891億ドルという時価総額に対しては誤差の範囲です。
口座を維持するための必要準備額も減りました。2024年12月に、基本の準備額は10XRPから1XRP、追加の準備額は2XRPから0.2XRPへ引き下げられています。
この準備額による需要は、決済の金額ではなく口座の数に比例します。台帳上の活動的な口座は、1月1日の15,571から7月20日には7,630へ、約51%減少しました。
直近の手数料は約6,022ドルで、8月上旬の1,000ドル台からは増えています。ただしこの水準でも、通貨の需要を生む規模には遠いのが実情です。
出来高は減りました。24時間で約14億ドルとなり、7日間の平均である約33億ドルを大きく下回っています。週末で参加者が限られている状況です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 取引1件あたりの消却量 | 0.00001XRP | 100万件で約10XRP |
| 1日あたりの消却額 | 約30ドル相当 | 約270万件の決済を前提 |
| 基本の口座準備額 | 1XRP | 2024年12月に10XRPから引き下げ |
| 追加の準備額 | 0.2XRP | 同時期に2XRPから引き下げ |
| 活動的な口座数(7月20日) | 7,630 | 1月1日の15,571から約51%減 |
| 24時間ネットワーク手数料 | 約6,022ドル | 8月上旬の1,000ドル台から増加 |
| 24時間出来高 | 約14億ドル | 7日平均の約33億ドルを下回る |



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
公的機関による検証の中身が明らかになりました。各国の中央銀行が集まる国際決済銀行は9月2日、XRP Ledgerを使って公的統計の真正性を確認する試作の仕組みを公表しています。
統計のファイルを暗号的な指紋に変換し、台帳に記録する仕組みです。受け取った側は、そのファイルを公開記録と照合することで、改ざんの有無を確認できます。
検証は1秒から2秒で完了しました。ただし、実際の運用環境ではなく開発用の環境で行われたものです。
Ripple社の最高経営責任者は、この検証が採用そのものではないと説明しています。技術が使えるかどうかを確かめた段階であり、公的機関が導入を決めたわけではありません。
基盤としての利用は、他の分野でも広がっています。台帳上でトークン化された現実の資産は約5億6,800万ドル、同社が発行するステーブルコインは14億ドル近くに達しました。
9月15日には市場構造法案の採決、9月16日には金融政策の会合が控えます。二つの日程が連日で並ぶ週となります。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY