リップル(XRP)は7月4日に一時1.18ドルまで上昇し、週間で約10%高と主要銘柄の中でも際立った反発を見せました。米ドルステーブルコインUSDCを時価総額で上回り、第5位に浮上したことも話題となっています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月5日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、6月末の1ドル割れ寸前の水準から力強く切り返し、暗号資産市場全体の反発をけん引する動きを見せています。
相場を押し上げた背景には、7月2日発表の弱い米雇用統計を起点としたリスク資産全体への追い風があります。FRBの利上げ観測が後退し、ドル安・金利低下がリップル(XRP)を含む主要銘柄に買い戻しを促しました。
CoinDeskによると、リップル(XRP)は7月4日の取引で日中5.3%高の1.18ドルまで上昇し、週間では約10%高となりました。この上昇により、時価総額でUSDCを上回り、約730億ドルで第5位に浮上したと報じられています。
6月は月初の約1.30ドルから月末には約1.04ドルまで下落し、2024年後半以来の安値圏に沈んでいただけに、今回の反発は市場の空気を大きく変えるものとなっています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



この週間10%高という反発は、1年におよぶ下落トレンドの転換点なのか、それとも下落局面での一時的な戻りなのか——判断が分かれるところではないでしょうか。
リップル(XRP)は昨年7月以来、下降チャネルの中で推移し、上値の抵抗線に何度も跳ね返されてきました。今回の反発が、そのチャネルを上抜けできるかが焦点となります。
この後の価格動向・チャート概況では、反発後に意識される上値抵抗と、下値の防衛ラインとなる水準を整理します。マクロ環境との連動のセクションでは、雇用統計を受けた金利・ドルの動きとリップル(XRP)の関係を掘り下げます。
さらにファンダメンタルズのセクションでは、8週連続となったETF資金の流入や、規制動向として注目されるCLARITY法案の行方に触れます。市場では、オンチェーン上の買い集めが進んでいるとの分析がある一方、法案審議の遅延という不透明要因も残っています。
季節性の面では7月がリップル(XRP)の歴史的に強い月とされる点も、強気派が注目する材料です。今回の上昇を素直に追うべきか、慎重に見極めるべきか、読者自身の視点で捉えていただきたい局面です。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月4日時点のデータでは、リップル(XRP)は1.14〜1.18ドルの範囲で推移していました。日中高値は1.18ドルに達し、日本円換算ではおおむね1XRP=約180円前後の水準です。
同日の24時間上昇率は約3.5〜5.3%、週間では約8〜10%の上昇となっていました。24時間の取引高は約18億〜19億ドルで、時価総額は約730億ドルと、USDCを上回り第5位に浮上しています。
直近では、6月末に一時1.01ドルの19カ月ぶり安値をつけたのち、7月に入って急反発する流れとなりました。上値では1.18〜1.20ドルの下降チャネル上限、さらに1.22ドル前後が意識されています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月4日) | 約1.14〜1.18ドル | 日中高値は1.18ドル |
| 前日比 | 約+3.5〜5.3% | 24時間ベース |
| 週間騰落率 | 約+8〜10% | 主要銘柄の中でも際立つ反発 |
| 直近の安値 | 約1.01ドル | 6月末の19カ月ぶり安値 |
| 月初来の起点 | 約1.04ドル | 7月開始時の水準 |
| 直近レンジ | 約1.00〜1.18ドル | 反発局面の値幅 |
| 上値抵抗① | 約1.18ドル | フィボナッチ0.382の節目 |
| 上値抵抗② | 約1.18〜1.20ドル | 下降チャネル上限 |
| 下値サポート① | 約1.08〜1.10ドル | 反発維持の目安 |
| 下値サポート② | 約1.00ドル | 心理的節目 |
| 50日移動平均線 | 約1.13〜1.15ドル | 直近の戻りを抑えた水準 |
| 24時間取引高 | 約18億〜19億ドル | 反発に伴い増加 |
| 史上最高値(参考) | 約3.84ドル | 2018年1月に記録 |
史上最高値の約3.84ドルと比べると、現在の水準はなお7割ほど低い位置にあります。今回の反発が本格的な回復につながるかは、1.18〜1.20ドルの下降チャネル上限を明確に上抜けできるかが一つの目安とみられます。



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
今回の反発は、リップル(XRP)がビットコイン(BTC)やマクロ環境と強く連動していることを改めて示しました。相場を動かした最大の要因は、7月2日発表の6月米雇用統計です。
非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回ったことで、FRBの利上げ観測が後退し、ドル安・金利低下が進みました。これがリスク資産全体への買い戻しを促し、リップル(XRP)もこの流れに乗って上昇しました。
CoinDeskによると、今回の主要銘柄の上昇は、軟調な米経済指標やインフレリスクの後退を示唆する発言を受けた、市場環境の好転が背景にあるとされています。ただし、祝日を挟んだ薄商いが値動きを増幅させている可能性も指摘されています。
リップル(XRP)自体はビットコイン(BTC)との相関が強く、当面の値動きは個別材料よりも市場全体の地合いに左右されやすい状況が続くとの見方もあります。



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
価格の反発を裏付ける動きとして、リップル(XRP)のETF資金の流入継続が注目されます。BeInCryptoによると、米現物XRPのETFは8週連続で純流入を記録し、6月26日の週には2,299万ドルを集め、累計の純流入額は約14.7億ドルに達しました。
規制面では、暗号資産の分類を定めるCLARITY法案の行方が最大の焦点となっています。247 Wall St.によると、当初は7月4日の署名が目標とされていましたが、上院の日程の都合で採決は7月下旬から8月にずれ込む見通しです。
同法案はリップル(XRP)を商品として法的に位置づける内容とされ、5月に委員会で可決された際には日中約4.5%上昇した経緯があります。市場では、法案が最終的に可決されれば相場の押し上げ材料になるとの期待がある一方、審議の難航がリスク要因として残っています。
加えて、オンチェーン面では活動の活発化も確認されています。MEXCによると、6月下旬にはXRP Ledger上で1日あたり約5,000件の新規ウォレットが作成され、3カ月ぶりの伸びを記録したと報じられています。



出典:BeInCrypto(ETF資金流入)、247 Wall St.(CLARITY法案の日程)、MEXC(XRP Ledgerの新規ウォレット)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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