リップル(XRP)は$1.34近辺まで下落し、9月1日の預託解放を通過しました。10億XRPが放出された後、7億XRPが再び預けられており、市場に加わる純増分は約3億XRPとなっています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月2日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.34近辺で推移しています。前日の$1.38近辺から約2.9%の下落となりました。
9月1日には、予定通り10億XRPが預託契約から解放されました。5億、4億、1億の3回に分けて実行されています。
その後、7億XRPが新しい契約へ戻されました。5億と2億の2回に分けて実行され、金額にすると約9億5,200万ドル相当です。
差し引きで市場に加わる純増分は、約3億XRPとなります。8月と同じ規模で、通常の範囲内といえます。
解放後も、預託には約311億XRPが残っています。解放前の約322億8,000万XRPから減少しました。
下落は市場全体の動きによるものです。ビットコイン(BTC)が$77,000を割り込むなか、値動きの大きい銘柄ほど売られています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



10億XRPの解放という数字だけを見れば大きな供給に思えますが、実際に市場へ加わるのはその3割にとどまります。
この仕組みは2017年から続いており、毎月同じ形で実行されてきました。予測可能な供給の枠組みとして機能しているため、解放そのものが相場を動かすことは少なくなっています。
価格動向のセクションでは、下落した水準と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、解放の内訳と、残る預託量を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、機関投資家の保有状況と、9月の日程に触れます。
数字の大きさに驚く前に、実際に何が起きたのかを確認する。この銘柄では、その姿勢が特に役立ちます。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月2日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.34近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね214円前後の水準です。
9月1日には$1.37から$1.39の帯で推移していましたが、その後に下げました。8月の高値$1.69からは約2割低い水準です。
時価総額は約839億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約63%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月2日) | 約$1.34 | 約214円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.38近辺から約2.9%安 | 市場全体の下落に連動 |
| 30日間変動率 | 約+30.8% | 8月の上昇が寄与 |
| 90日間変動率 | 約+14.5% | 中期でもプラス圏 |
| 8月の高値 | 約$1.69 | 現在値は約2割下 |
| 上値抵抗 | $1.53〜$1.55、次に$1.86 | 前者を超えると視界が開ける |
| 下値サポート | $1.35、次に$1.21 | 後者は50日指数平滑移動平均 |
| 移動平均の配置 | 20日・50日・200日を上回る | $1.34では境目に近い水準 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000170 BTC | 前日の約0.0000176から低下 |
| 時価総額 | 約839億ドル | 前日の約864億ドルから減少 |
| 流通供給量 | 約626億1,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,340億ドル | 現在との差は約501億ドル |
| 史上最高値からの下落率 | 約-63% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
市場では$1.35が重要な需要の水準とされています。現在値はこの帯のすぐ下にあり、割り込んだ状態が続くかが焦点です。
この水準を維持できなければ、50日指数平滑移動平均が位置する$1.21近辺までの下落も想定されます。逆に$1.55を超えられれば、$1.86が視野に入るとの見方も出ています。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
9月1日の預託解放は、予定通り実行されました。10億XRPが5億、4億、1億の3回に分けて放出されています。
その後、7億XRPが新しい契約へ戻されました。5億と2億の2回に分けて実行され、金額にすると約9億5,200万ドル相当です。
差し引きの純増分は約3億XRPとなります。8月と同じ規模で、6億から8億XRPを預け直すという例年の範囲に収まりました。
預託の残高も減っています。解放前の約322億8,000万XRPから、約311億XRPへ減少しました。この残高は、今後も毎月の解放を通じて市場へ出ていくことになります。
需要側では、大口の買い集めが確認されています。8月には約4億6,000万XRPが買い集められ、2月以来の高い水準となりました。
上場商品への流入も記録的でした。8月28日までの週で1億1,049万ドルとなり、2026年で最大の週です。累計は16億6,000万ドルに達しています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 9月1日の解放量 | 10億XRP | 5億・4億・1億の3回に分割 |
| 再預託量 | 7億XRP | 5億・2億の2回、約9億5,200万ドル相当 |
| 差し引きの純増分 | 約3億XRP | 8月と同じ規模 |
| 解放前の預託残高 | 約322億8,000万XRP | 解放後は約311億XRP |
| 8月の大口の買い集め | 約4億6,000万XRP | 2月以来の高い水準 |
| 関連ETFの週間純流入 | 1億1,049万ドル | 2026年で最大の週 |
| 上場以来の累計流入額 | 16億6,000万ドル | 過去最高を更新 |
| 流通供給量 | 約626億1,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
機関投資家の保有状況が明らかになりました。第2四半期の報告書を集計したところ、大手投資銀行が上場商品を通じて約8,745万ドル相当を保有し、報告した企業のなかで最大となっています。
同社の保有量は四半期で8,300万XRP以上増えました。他の大手金融機関も、規模は小さいながら保有を増やしています。
企業の事業展開も続いています。Ripple社は、株式や指数、デジタル資産を一つの帳簿で扱える取引の仕組みを立ち上げました。規制上の資本を10億ドル超備えているとされています。
ただし、こうした事業がXRPそのものの需要を直接生むわけではありません。本シリーズで繰り返し扱ってきた論点です。
9月には二つの日程が控えます。9月15日には市場構造法案の採決が予定され、9月30日にはこの銘柄を保有する企業の上場をめぐる株主投票が行われます。
法案が成立すれば、暗号資産を商品として扱う分類が法律で確定します。ただし成立の見通しは楽観できず、11月の中間選挙以降へ持ち越される可能性も残っています。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
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