リップル(XRP)は$1.38近辺で9月相場を迎えました。本日は預託契約から10億XRPが解放される日で、規制関連の書類には法案成立時に追加の解放を行う可能性も示されています。
リップル(XRP) 相場解説(2026年9月1日)
リップル(XRP)の注目ポイント
本日のリップル(XRP)は、$1.38近辺で推移しています。前日の$1.35近辺から約2.2%の上昇となりました。
8月は約30%の上昇で終えました。月初の$1.06から水準を切り上げ、歴史的に動きの乏しい月とされてきた傾向を覆しています。
本日は預託契約から10億XRPが解放される日です。過去の例では6億から8億XRPが再び預けられるため、市場に加わる純増分は2億から4億XRPになる見通しです。
現在の価格で換算すると、約2億8,000万ドルから5億5,000万ドル相当にあたります。
前回8月1日の解放時とは、価格の水準が異なります。当時は$1.00近辺でしたが、現在は$1.38です。
注目すべき点もあります。規制当局への提出書類には、市場構造法案が成立した場合に通常より多くの解放を行う可能性が示されています。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



法案が成立した場合に追加の解放を行う可能性が示されたことは、この銘柄にとって好材料なのでしょうか、それとも重しなのでしょうか。
供給が増えるのは、通常であれば価格の重しです。ただし、需要が増えると見込んでいるからこそ供給を増やすという読み方もできます。どちらの解釈を採るかで、評価は変わります。
価格動向のセクションでは、8月の推移と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、本日の解放と、大口の買い集めを比較します。
ファンダメンタルズのセクションでは、9月に控える二つの日程に触れます。
書類に記された可能性は、実行を約束するものではありません。ただし、企業が需要をどう見ているかを推し量る材料にはなります。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
2026年9月1日午後2時ごろ(JST)時点で、リップル(XRP)は$1.38近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね220円前後の水準です。
8月は$0.99から$1.69まで動きました。現在値はその中間よりやや下に位置しています。
時価総額は約864億ドルです。史上最高値の$3.65からの下落率は約62%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月1日) | 約$1.38 | 約220円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $1.35近辺から約+2.2% | 月初の解放を前に小反発 |
| 8月の上昇率 | 約30% | 月初は$1.06 |
| 8月の高値 | 約$1.69 | 8月22日に記録 |
| 8月の安値 | 約$0.99 | 8月11日に記録 |
| 上値抵抗 | $1.43、次に$1.50 | 前者は前四半期の重要な水準 |
| 下値サポート | $1.31〜$1.35、次に$1.30 | 前者は複数の移動平均が重なる帯 |
| 1月の高値 | 約$2.41 | 年初来では依然として下落 |
| XRP/BTC比率 | 約0.0000176 BTC | 前日の約0.0000173から上昇 |
| 時価総額 | 約864億ドル | 前日の約847億ドルから増加 |
| 流通供給量 | 約626億1,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |
| 完全希薄化後の時価総額 | 約1,380億ドル | 現在との差は約516億ドル |
| 本日の解放量 | 10億XRP | 純増分は2億〜4億XRPの見通し |
| 史上最高値からの下落率 | 約-62% | 8月19日の約-72.6%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $3.65 | 2025年7月17日に記録 |
上値では$1.43が最初の関門です。8月下旬に一度回復したものの、その後は下回った状態が続いています。
下値では$1.31から$1.35の帯が意識されます。複数の移動平均が重なる水準で、ここを割ると$1.30が次の目安となります。



リップル(XRP)のオンチェーンデータ
本日、預託契約から10億XRPが解放されます。この仕組みは2017年後半に導入されたもので、550億XRPを時間で区切った契約に移したことが始まりです。
過去の例では、6億から8億XRPが直ちに新しい契約へ戻されます。差し引きで市場に加わるのは2億から4億XRPで、現在の価格では約2億8,000万ドルから5億5,000万ドル相当です。
8月1日の解放では、7億XRPが事前に預け直されました。純増分は約3億XRPにとどまり、通常より少ない水準でした。
需要側では、大口の買い集めが確認されています。8月には約4億6,000万XRPが買い集められ、2月以来の高い水準となりました。
この規模は、月間の供給純増分に匹敵します。8月に価格が3割上昇した背景の一つといえます。
上場商品への流入も記録的でした。8月28日までの週で1億1,049万ドルとなり、2026年で最大の週です。累計は16億6,000万ドルに達しています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 本日の解放量 | 10億XRP | 2017年から続く仕組み |
| 予想される再預託量 | 6億〜8億XRP | 過去の例に基づく |
| 予想される純増分 | 2億〜4億XRP | 約2億8,000万〜5億5,000万ドル相当 |
| 参考:8月1日の純増分 | 約3億XRP | 7億XRPを事前に預け直し |
| 8月の大口の買い集め | 約4億6,000万XRP | 2月以来の高い水準 |
| 関連ETFの週間純流入 | 1億1,049万ドル | 2026年で最大の週 |
| 上場以来の累計流入額 | 16億6,000万ドル | 過去最高を更新 |
| 流通供給量 | 約626億1,000万XRP | 上限1,000億XRPの約63% |



リップル(XRP)のファンダメンタルズ
規制当局への提出書類に、注目すべき記載がありました。市場構造法案が成立した場合、通常より多くのXRPを預託から解放する可能性が示されています。
解釈は分かれます。供給が増えることは価格の重しになる一方、需要の増加を見込んでいるからこそ準備するという読み方もできます。
ただし、これは可能性の記載にとどまります。実行を約束するものではなく、法案の成立が前提です。
その法案の採決は9月15日に予定されています。本会議での審議に進むかどうかを決める手続き上の投票で、この銘柄にとっては証券か商品かという分類が確定するかどうかに直結します。
成立の見通しは楽観できません。暗号資産の報酬をめぐる扱い、分散型金融の規制範囲、議員が保有する暗号資産に関する倫理規定という3点で、意見の隔たりが続いています。
もう一つの日程は9月30日です。この銘柄を保有する企業の上場をめぐり、株主投票が予定されています。規制当局への登録手続きはすでに完了しました。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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