リップル(XRP)は7月1日、1.05ドル前後で下半期入りを迎えました。過去に例のない弱さで上半期を終えたなか、7月は歴史的にXRPが強い月とされ、取引所からの資金流出が示す蓄積の動きも観測されています。1年続く下降チャネルを上抜けられるかが、当面の焦点です。
リップル(XRP) 相場解説(2026年7月1日)
リップル(XRP)の注目ポイント
リップル(XRP)は、1.05ドル前後で推移し、心理的節目の1.00ドル直上にとどまっています。年初来では約52%下落し、厳しい上半期を終えました。1.00ドルの大台が、引き続き最大の防衛ラインです。
もっとも、7月入りには前向きな要素もあります。7月は季節性の面でXRPが歴史的に強い月とされ、加えて取引所からXRPが流出する「蓄積」の動きも観測されています。1年にわたり続く下降チャネルを上抜けられるかが、当面の分岐点です。
本日のリップル(XRP)は、1年続く下降トレンドと、季節性・蓄積という反発材料が交錯する局面にあります。投資家にとっては、この綱引きがどちらに傾くか、そして下半期の反転の条件を見極めることが重要です。
ZUU Web3 竹原リップル(XRP)に関するZUU Web3の見解



厳しい上半期を終えて7月を迎えるいま、あなたは季節性と蓄積を反転の芽と見るか、それともまず下降チャネルの上抜けを確認すべきと捉えるでしょうか。
本日のリップル(XRP)は、1.00ドルの大台を守りつつ下半期入りを迎えています。価格動向のセクションでは、下降チャネルと、1.02ドル・1.18ドルという重要な節目をめぐるテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、米最高裁の判断がもたらしたタカ派的な金融政策の固定と、ビットコインとの連動を整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、7月の季節性と、取引所からの流出が示す蓄積の動きを取り上げます。
注目すべきは、1年続く下降トレンドという逆風のなかで、季節性と大口の蓄積という反発の芽が同時に育っている点です。目先の弱さに動揺するのか、それとも下降チャネルの上抜けという分岐点を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。
リップル(XRP)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、7月1日のデータでは、リップル(XRP)は1.05〜1.07ドル前後で推移していました。前日比はおよそ2.6%の上昇と、下半期入りは小幅高で迎えています。週間ではおよそ8%安、年初来では約52%下落しました。
数カ月にわたり守られてきた1.13ドルの支持線を割り込んで以降、安値圏での推移が続いています。BeInCryptoによると、XRPは昨年7月中旬以降、上値を切り下げる「下降チャネル」のなかで推移しており、上限を試すたびに跳ね返されてきました。
テクニカル面では、50日移動平均線(約1.27ドル)・200日移動平均線(約1.52ドル)をいずれも大きく下回り、下降基調が続いています。14日RSIは31前後と売られ過ぎ圏に近い水準です。BeInCryptoによると、下値では0.5フィボナッチ水準の1.02ドルが当面の支持帯で、これを明確に割ると0.87ドルが視野に入ります。一方、上値では1.18ドル、さらに1.22ドルを上抜ければ、下降チャネルを脱し中立圏へ移行するとされています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月1日) | 約1.05ドル | 下半期入りは小幅高 |
| 前日比 | 約+2.6% | 1.00ドル直上で推移 |
| 週間騰落率 | 約-8% | 戻りは限定的 |
| 年初来騰落率 | 約-52% | 主要銘柄のなかでも弱い |
| 下値サポート | 約1.02ドル | 0.5フィボナッチ、割れると0.87ドル |
| 上抜けの節目 | 約1.18〜1.22ドル | 下降チャネル脱却の条件 |
| 上値抵抗 | 約1.26〜1.30ドル | かつての支持帯が抵抗に |
| 50日移動平均線 | 約1.27ドル | 価格は大きく下回る |
| 200日移動平均線 | 約1.52ドル | 下回り長期は弱含み |
| 14日RSI | 31前後 | 売られ過ぎ圏に接近 |
| 史上最高値(参考) | 約3.66ドル(2025年7月) | 現値は同水準から約7割安 |



リップル(XRP)とマクロ環境との連動
下半期入りのリップル(XRP)にとっても、マクロの逆風が続いています。米最高裁が6月29日にトランプ大統領によるFRB理事の解任を認めない判断を示したことで、タカ派とされるFRBの体制が当面維持される見通しとなりました。利下げ観測が遠のき、リスク資産全体の重しとなっています。
XRPはビットコインとの相関が高く、その方向に左右されやすい状況が続いています。ビットコインが5万8000ドル台で下半期入りを迎えるなか、XRPもこれに沿って安値圏にとどまっています。市場全体のリスク選好が戻らなければ、XRP単体での上昇は限られやすい地合いです。
もっとも、前日比では小幅高で7月をスタートしています。当面は、ビットコインが5万8000ドル台で下げ止まれるか、そして来週以降の米経済指標を受けた市場全体のリスク選好が、XRPの目先の方向を左右するとみられます。



出典:Yahoo Finance(最高裁の判断・タカ派体制の固定)
リップル(XRP)のファンダメンタルズ
下半期入りのリップル(XRP)には、季節性という追い風があります。BeInCryptoによると、7月は歴史的にXRPが強い月とされ、過去の平均リターンは約10%、中央値は約11%にのぼります。5月が下落し6月に急落したあとだけに、この季節性が反発のきっかけになるかが注目されます。
需給面でも、蓄積の動きが観測されています。同メディアによると、取引所へのXRPの出入りを示す「取引所ネットポジション変化」が大きくマイナスに転じ、6月22日時点の約4070万XRPから、足元では約1億2300万XRPへと約200%拡大しました。これは、XRPが取引所から流出し、投資家の保管先へ移っていることを示し、売りではなく蓄積を示唆するとされています。
もっとも、慎重な見方も残ります。同メディアによると、売りの勢いが衰えていることは反転の「兆し」ではあるものの、確たる「シグナル」ではないとされ、1.18ドルで跳ね返されれば下降チャネルは維持されます。加えて、CLARITY Actの可決確率は低下しており、規制の不透明感も残ります。7月最初の週の値動きが1.18ドルを上抜けられるかどうかが、季節性による反発か、さらなる下落かを分ける分岐点になるとみられます。



出典:BeInCrypto(7月の季節性・取引所からの流出・下降チャネル)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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