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価格・相場

イーサリアム(ETH)の週間相場|+1%、2,800ドルの壁に触れて戻される(2026年9月21日〜27日)

イーサリアム(ETH)は2,600ドル台後半での推移が続いています。先週は2,700ドルから2,800ドルの厚い帯に挑みましたが上抜けは定着せず、週間ではほぼ横ばいで終えました。一方で大型の更新は試験網での実施日が10月6日に確定し、利用面の材料は前に進んでいます。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月28日 更新)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

イーサリアム(ETH)は2,600ドル台後半での推移となっています。先週半ばに2,800ドル台へ顔を出したあとは押し戻され、2,630ドルから2,700ドルのレンジに収まった状態です。

上値として意識されているのは2,700ドル、その上が2,800ドルです。2,800ドルは1年続いた下降線の上限にあたり、ここを越えられるかどうかが中期の焦点になります。下値は2,640ドル、次に2,540ドルが支えとみられています。

足元の下押しは、この銘柄に固有の材料ではありません。中東情勢を受けた原油高とドル高、米国債の利回り上昇が重なり、暗号資産全体に売りが出ています。

ただし下げ幅はビットコイン(BTC)より小さく、前日比は約0.3%安にとどまりました。2,700ドル手前で足踏みしているぶん、下げる余地も限られている状態です。

供給の側では、まとまった買い手が現れています。最大の企業保有者が1万7,362ETHを買い増し、保有量は600万ETHに達しました。流通供給の約4.9%を1社が握る規模です。

ZUU Web3 竹原
価格は動いていませんが、抱えている主体は変わってきています。

イーサリアム(ETH)の先週1週間の値動き

先週は、週の前半に壁へ挑んで後半に力尽きる展開でした。9月21日の2,670ドル近辺から始まり、22日から23日にかけて2,800ドル台へ届きましたが、そこから週末まで2,690ドル前後で横ばいが続きました。

9月21日から27日までの週間騰落率は約1%の上昇です。週間の値幅は、安値の2,630ドル近辺から高値の2,804ドル近辺まで、およそ7%でした。

日付 水準 前日比 主な材料
9月21日(月) 約$2,670 約+2.1% 2月上旬以来の高値圏へ
9月22日(火) 約$2,756 約+3.0% 厚い壁の帯に突入
9月23日(水) 約$2,734 約-0.8% 一時2,804ドルで帯を上抜け
9月24日(木) 約$2,682 約-1.9% 手数料は前日の2倍以上に増加
9月25日(金) 約$2,693 約+0.4% 移動平均の配置は改善が続く
9月26日(土) 約$2,690 ほぼ横ばい 売り注文が買いを上回る
9月27日(日) 約$2,687 ほぼ横ばい 試験網の実施が10月6日に確定

週の山は9月23日でした。厚い壁とされてきた2,700ドルから2,800ドルの帯を一時上抜け、2,804ドルまで到達しています。ただし同日のうちに2,733ドルまで戻され、上抜けは定着しませんでした。

24日には2,681ドルまで下落しました。米国の景況指数が想定を上回り、金利の高止まりが意識された局面です。ここで注目すべきは、価格が下がる一方でネットワークの手数料が約69万6,000ドルと前日の2倍以上に増えたことです。使われ方と価格が逆を向いた日でした。

週の後半は2,690ドル前後での横ばいが続きました。7日間の変動率は市場全体を下回っており、上昇局面で置いていかれた形です。

ZUU Web3 竹原
壁に触れて戻された週。届いた事実と、定着しなかった事実が両方残りました。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
値動きは止まっている。では、何が動いたのか。

週間でほぼ横ばいだったこの銘柄に、見るべきものはあったのでしょうか。

あります。価格が動かなかった一方で、その下にあるものは動いていました。ネットワークの手数料は下落日に倍増し、大型の更新は試験網の実施日が確定し、最大の企業保有者は流通供給の約4.9%まで保有を積み上げました。価格だけを見ていると、この週は何も起きていないように見えます。

価格動向のセクションでは、2,700ドルと2,800ドルという2つの水準の意味を整理します。

ファンダメンタルズのセクションでは、更新の日程と利用の実態、そして企業の保有という3つの動きを分けて見ます。

この先の予定のセクションでは、10月6日の試験網と、その先に控える金融政策の会合を確認します。

横ばいの週に何が積み上がったのかは、後から振り返ったときにしか分かりません。ただ、積み上がっていたかどうかは、そのときに見ておくしかありません。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

2026年9月28日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は2,680ドル近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね43万円前後の水準です。

先週の値幅は、安値の2,630ドル近辺から高値の2,804ドル近辺までで、およそ7%でした。高値をつけたのは9月23日です。

時価総額は約3,272億ドルで、暗号資産では第2位を維持しています。史上最高値からの下落率は約46%です。

指標 数値 備考
直近の水準(9月28日) 約$2,680 約43万円前後で推移
前日比 約-0.3% ビットコイン(BTC)より小幅
週間騰落率(9月21日〜27日) 約+1% 市場全体を下回る
週間高値 約$2,804 9月23日に記録
週間安値 約$2,630 9月26日に記録
週間の値幅 約7% 安値から高値まで
上値抵抗 $2,700、次に$2,800 後者は1年続いた下降線の上限
下値サポート $2,640、次に$2,540 前者は直近で意識される水準
時価総額 約$3,272億 暗号資産で第2位
流通供給量 約1億2,209万ETH 発行上限はない
史上最高値 $4,946.05 2025年8月24日に記録
史上最高値からの下落率 約-46% ビットコイン(BTC)より深い

2つの水準の意味は違います。2,700ドルは直近の売買でできた目先の重さですが、2,800ドルは1年続いた下降線の上限にあたります。前者を越えても局面は変わりませんが、後者を越えれば話が変わります。

移動平均の配置は改善が続いており、50日線と100日線の差は9月25日時点で143.9ドルまで広がりました。下向きの流れが弱まっていることを示す形です。

ZUU Web3 竹原
2,700ドルと2,800ドルは、見た目は近いですが意味の重さが違います。

イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

先週この銘柄で進んだのは、価格ではなく中身のほうです。3つに分けて見ます。

1つ目は更新の日程です。年内に予定される大型の更新について、試験網での実施が10月6日に確定しました。ブロックあたりの処理量を2億まで引き上げる準備が進んでいます。

2つ目は利用の実態です。9月24日のネットワーク手数料は約69万6,000ドルで、前日の2倍以上に増えました。価格が下がった日に手数料が増えるのは、売買ではなく利用が生んだ需要だと考えられます。

3つ目は企業の保有です。最大の企業保有者が1万7,362ETHを買い増し、保有量は600万ETHに達しました。流通供給の約4.9%にあたります。

この3つは、どれも価格には表れませんでした。ただし方向は揃っています。処理量を増やす準備が進み、実際の利用が増え、長く持つ主体の保有が積み上がっている状態です。

一方で、保有の集中はリスクにもなります。1社が流通供給の約4.9%を握るということは、その1社の判断が相場に影響しうるということでもあります。

ZUU Web3 竹原
中身は前に進んでいます。ただし集中は、良い面と悪い面の両方を持ちます。

イーサリアム(ETH)のこの先の予定

直近で最も近い日程は10月6日です。大型の更新が、公開の試験網で有効化される予定です。

試験網での実施は、本体への適用に向けた段取りの一つです。ここで問題が出れば日程は後ろにずれます。過去にも予定が動いた経緯があるため、確定した日付として扱うのは避けたほうがよいでしょう。

金融政策の次の会合は10月27日から28日です。9月16日の会合では政策金利が0.25%引き上げられ、年内にもう一度の利上げも示唆されました。会合までに9月の雇用統計と物価指標が発表されます。

この銘柄にとっては、金利の見通しが直接効きます。利回りが上がれば、価格の上昇を待つ資産の相対的な魅力は薄れるためです。

時期 予定 イーサリアム(ETH)への影響
10月6日 大型の更新が試験網で有効化 処理量の引き上げに向けた段取り
10月中 9月の雇用統計・物価指標の発表 利上げの時期の織り込みが動く
10月27日〜28日 金融政策の会合 年内の追加利上げの有無が焦点

10月6日の試験網と10月末の会合という2つの日程が、この先1か月の材料になるとみられます。2,800ドルの下降線を越えられるかは、この間の結果次第です。

ZUU Web3 竹原
10月は、技術の日程と金利の日程が両方ある月になります。

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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