イーサリアム(ETH)は$2,520まで上昇し、1月末以来の高値圏に入りました。本日のジャクソンホール会議での講演は、金利だけでなくステーブルコインやトークン化への姿勢という点で、この銘柄により大きく関わる可能性があります。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年8月28日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,520近辺で推移しています。前日の$2,445近辺から約3.1%の上昇となりました。
この水準は1月末から2月上旬以来の高さです。8月18日の$1,840台から、10日間で約37%上昇したことになります。
本日、米国時間の午前10時にウォーシュ議長がジャクソンホール会議で講演します。2026年の主題は金融の技術革新と決済への影響です。
市場では、この主題がこの銘柄に特に関わるとの見方が出ています。ステーブルコインやトークン化された資産の多くが、このネットワーク上で動いているためです。
上場商品への資金も集まっています。8月25日には、最大手の運用会社がイーサリアム連動の商品への流入の78%を占めました。
時価総額は約3,041億ドルまで回復しました。史上最高値からの下落率は約49%と、5割を切っています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



中央銀行の会議で決済とデジタル技術が主題に据えられたことは、この銘柄にとってどんな意味を持つのでしょうか。
金利の方向は、すべての資産に影響します。一方、ステーブルコインやトークン化への姿勢は、それを支える基盤により直接的に関わります。市場関係者からも、この点がビットコイン(BTC)以外の銘柄により大きく影響するとの指摘が出ています。
価格動向のセクションでは、回復した水準と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、講演で注目される論点を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、年内に予定される大型の更新と、手数料の仕組みの変更に触れます。
制度と技術、二つの方向から変化が進んでいます。どちらも短期の値動きより、数年単位で効いてくる要素です。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年8月28日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,520近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね40万円前後の水準です。
8月18日の$1,840台から、10日間で約37%上昇しました。1月末から2月上旬以来の高値圏にあります。
時価総額は約3,041億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約49%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月28日) | 約$2,520 | 約40万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,445近辺から約+3.1% | ビットコイン(BTC)とほぼ同率の上昇 |
| 10日間の上昇率 | 約+37% | 8月18日の$1,840台が起点 |
| 直近の高値圏 | 1月末から2月上旬以来 | 約7カ月ぶりの水準 |
| 上値抵抗 | $2,542、次に$2,600 | 前者は8月22日の高値 |
| 下値サポート | $2,400、次に$2,300 | 後者を割ると調整が深まる可能性 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$2,122 | 大きく上回った状態 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0313 BTC | 前日の約0.0314からほぼ横ばい |
| 時価総額 | 約$3,041億 | 前日の約$2,951億から増加 |
| 流通供給量 | 120,681,537ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値時の時価総額 | 約5,970億ドル | 現在の供給量で換算した理論値 |
| 52週レンジ | $1,388.12〜$4,955.90 | 下限圏からは明確に脱する |
| 史上最高値からの下落率 | 約-49% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
上値では8月22日の高値$2,542が最初の関門です。ここを超えられれば$2,600が視野に入ります。
下値では$2,300から$2,400の帯が意識されます。市場では、この帯を維持できなければ調整が深まる可能性が指摘されています。10日間で37%という上昇の後だけに、押しの深さは読みにくい状態です。



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
本日、米国時間の午前10時にウォーシュ議長がジャクソンホール会議で講演します。就任後初めての講演です。
2026年の会議の主題は、金融の技術革新と決済への影響とされています。40年の歴史で、この分野が中心に据えられるのは初めてです。
CoinDeskによると、HashdexのSamir Kerbage氏は、ステーブルコインやトークン化に関する議長の姿勢が、ビットコイン(BTC)以外の銘柄により大きく影響するとみています。
理由は明快です。ステーブルコインやトークン化された資産の多くは、このネットワーク上で発行され取引されています。決済の枠組みをどう位置づけるかは、基盤としての将来性に直結します。
金利の方向も重要です。ステーキングによる年2%台の利回りは安全資産の利回りと比較されるため、金利が下がるほど預けて得られる収益の相対的な価値は高まります。
9月の利上げ確率は3分の1程度と見込まれています。8月26日に発表された物価指標が予想を上回ったことで、据え置きが基本線ながら不透明さも残る状況です。



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
年内には、大型の更新が予定されています。第4四半期に実施される見通しで、手数料の仕組みに変更が加わります。
これまで、基本的な送金の手数料は一律21,000ガスでした。更新後は、新規のアドレスへ送る場合に約183,600ガスが追加されます。既存のアドレスへの送金は21,000ガスのままです。
この変更は、ネットワークが保持する状態の増加を抑えることが目的です。新しいアドレスを作るたびに記録が増えるため、その負担を利用者に反映させる設計といえます。
更新には他の要素も含まれます。ブロックを提案する役割と組み立てる役割を分離する仕組み、取引を並行して処理する機能、そしてブロックあたりの処理量の引き上げです。
利用者にとっては、送金先によって手数料が変わることになります。ウォレットの表示や計算方法も、それに合わせて変更が必要です。
安全面でも動きがありました。8月25日には、ハードウェアウォレットの提供元がこのネットワーク向けのアプリケーションの脆弱性を修正しています。利用者が意図しない取引に署名してしまう可能性のあるもので、深刻度は高いとされていました。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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