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価格・相場

2026年4月27日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月27日(月曜日)のイーサリアム(ETH)は、2,330〜2,365ドル付近で推移し、月間+19%超の堅調な回復軌道を維持しています。スポットETH ETFは10日連続の純流入で累計$633Mに達し、2024年7月のローンチ以来最長記録となる歴史的な機関蓄積期間に入っています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月27日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、2,330〜2,365ドル付近で推移しています。MidForexによれば、ETHは$2,363で、24時間+1.93%、過去7日間で+3.94%、過去30日では+19.09%の上昇を記録しています。

本日最大の注目ポイントは、スポットETH ETFが10日連続の純流入を記録し、累計$633Mに達した点です。FX Leadersによれば、これは2024年7月のローンチ以来最長記録の連続流入で、機関投資家のETH需要は明確な構造的回復を示しています。Coinbase Premium Indexがプラスに転じた点も、米国機関投資家の積極的な買いを裏付けています。

BTCが80,000ドル接近で大きな話題を集める一方、ETHは$2,400抵抗での攻防が続いています。FX Leadersは、ETHの個人投資家離れ(DApp週次収益が6か月で50%減少して$13M)とレバレッジ需要の低下が、機関買いを相殺している構造を指摘しています。

ZUU Web3 竹原
ETH ETFが10日連続流入というのは、機関の本気度を示す静かなシグナルではないでしょうか。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”BTCの陰で進む静かな構造変化”を体現しているかもしれません。

BTCが80,000ドルへ駆け上がる中、ETHが2,400ドル前で粘り強く積み上げを続けている——この乖離をどう読むかです。

本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「ETH ETF 10日連続流入というローンチ以来最強の機関買い」と「個人投資家離れ・DApp収益低下」という2つの相反する力学です。

後述の価格動向セクションでは、$2,330-$2,365の攻防と、上値$2,400-$2,500、下値$2,200-$2,280の重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、10日連続$633M ETF流入、Bitmine 101,627 ETH購入、Grayscale・Bitmine $500Mステーキング、1.4M ETH取引所流出を確認します。

マクロ項ではFOMC前の金利・米株動向、ファンダメンタルズ項ではETH Foundation監査補助金、Aave V4、Glamsterdamアップグレードをお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長下のETHのポジションを整理します。

読者の皆さまには、「短期の値動き」と「機関投資家がコツコツ買い続けている事実」を切り分けて見ていただければと思います。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

指標 数値 備考
現在価格(2026年4月27日) 約2,363ドル(約366,000円) ETF流入で底堅い推移
前日比 +1.93%(24時間) BTCと足並み揃えて上昇
週次騰落率 +3.94% 機関買いに後押しされ反発
30日騰落率 +19.09% 2月安値からの強い回復継続
52週レンジ $1,388〜$4,956 1月以来の大きな調整局面
直近週間高値 約2,464ドル 4/17記録、2月以来の高値
直近週間安値 約2,263ドル 4/20月曜日の安値
直近30日レンジ 約1,940〜2,464ドル 約520ドルの値幅
30日緑ローソク率 16/30日(53%) 強気バイアス維持
上値抵抗(直近) 2,400ドル 心理的節目・複数回リジェクション歴
次の抵抗 2,500〜2,600ドル 100日EMA圏
強い抵抗 2,775〜2,800ドル 2025年12月水準
下値サポート 2,310〜2,320ドル 200日EMA・50日EMA重なる
次の下値 2,200〜2,260ドル ブレイクアウト折り返しライン
深い下値 2,050〜2,086ドル 2026年最低予測
50日EMA 約2,320ドル 上抜け維持
200日EMA 約2,310ドル 長期支持線として機能
RSI(14日) 54.71 中立、過熱感なし
時価総額 約2,853億ドル(第2位) BTCの約18%規模
24時間出来高 約30〜173億ドル 高水準
Fear & Greed Index 31(Fear) 価格上昇に対し心理は慎重
史上最高値 約4,955.90ドル 2025年8月24日、現在-52%

2026年4月27日時点のデータでは、ETH/USDは2,363ドル付近で推移していました。日本円換算では約366,000円となり、月曜日朝の安値圏から約14,000円の上昇です。MidForexによれば、ETHは過去30日で+19.09%上昇し、2月安値からの強い回復軌道を維持しています。

テクニカル面では、CoinDCXが指摘するとおり、ETHは50日EMA($2,320)と200日EMA($2,310)の両方を上抜けて推移しており、$2,310が「ブル/ベアの分水嶺」となっています。これを維持できる限り、中期トレンドは強気構造が継続します。

CoinCodexによれば、4月26日時点のテクニカル指標は強気14・弱気16でやや弱気優位ですが、RSIは54.71と中立圏の上方を維持。Cryptopolitanは「$1,840から$2,350への段階的な高値切り上げ構造は1月の47%下落以降で最も建設的」と評価しています。

注目すべき重要レベルは、上値が$2,400の心理的節目、続いて$2,500-$2,600の100日EMA圏、その先が$2,775-$2,800です。下値では$2,310-$2,320のEMAクラスター、$2,200-$2,260のブレイクアウト折り返しライン、$2,050-$2,086の深い支持帯となります。

ZUU Web3 竹原
200日EMAを支えに上値を切り上げているチャートは、地味ながら最も健全な強気の形と言えますね。

出典:MidForex(4/27 ETH$2,363・30日+19%)CoinDCX(200日EMA・テクニカル分析)


イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

オンチェーンデータは、ETHの機関主導の構造変化を明確に示しています。Yahoo Financeが伝えるCoinspeaker報道によれば、米スポットETH ETFは4月22日まで10日連続の純流入を記録し、累計$633Mに達しました。これは2024年7月のローンチ以来最長記録の連続流入で、BlackRock ETHA単日$53.6M、Fidelity FETH$40.6Mなどが流入を主導しています。

FX Leadersは「Coinbase Premium Indexがプラスに転じ、米国”スマートマネー”が積極的にポジショニングしている」と分析しています。同データによれば、過去10日で約140万ETH(約$32億ドル相当)が取引所から流出し、流通供給がさらにタイト化しています。

指標 数値 前日比・補足
ETH ETF連続流入記録 10日連続(累計$633M) 2024年7月ローンチ以来最長
BlackRock ETHA 4/22単日 +$53.6M 主要購入者
Fidelity FETH 4/22単日 +$40.6M 2番手の機関ビークル
4/25 ETH ETF純流入 +$23.4M 短期流出反転
ETH ETF総資産 約$136.6億ドル 機関ビークルとして定着
Bitmine先週最大購入 101,627 ETH(約$230M) 2026年最大週次購入
Bitmine累計ETH保有 約500万ETH接近 「ETHのMicroStrategy moment」
Grayscale + Bitmine 4/24-25 合計約$500Mステーキング 24時間で集中ロック
累計総ステーキングETH 約3,580万ETH 循環供給の約30%
10日間取引所流出 約140万ETH 供給逼迫加速
Q1 2026オンチェーン取引 2億40万件 史上最多、ネットワーク活発
DApp週次収益 約$13M(6か月で-50%) 個人投資家離れの兆候
$71M ETH凍結(Kelp DAO関連) 30,766 ETH Arbitrum security councilが対応

注目すべきは、Crypto.comが伝えるBitmineのETHコフォーマンス戦略です。同社は4月20日にEthereum Foundationから10,000 ETHを$23.9MのOTC取引で買い取り、累計500万ETH(全体の約4%)接近を目指しています。Bitmineが「ETH版MicroStrategy」として、企業財務戦略でのETH採用を牽引する構図が定着しつつあります。

一方で、Crypto.comはKelp DAOエクスプロイトに関連する$71M相当の30,766 ETHを、Arbitrum security councilが凍結したと報じています。事件の直接的な影響は限定的ながら、DeFi市場の信認回復には継続的な対応が必要な状況です。

Q1 2026のEthereumオンチェーン取引件数は2億40万件と史上最多を記録し、ネットワーク利用は地政学不安と価格調整から独立して着実に拡大しています。

ZUU Web3 竹原
機関は買い、個人は離れる——この構造の食い違いが、ETHの底堅さの源泉になっているかもしれませんね。

出典:Yahoo Finance(10日連続$633M流入・ETHA・FETH詳細)Crypto.com(Bitmine 101,627 ETH購入・Kelp関連凍結)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

マクロ環境は、4月29日(水曜)のFOMCを目前に緊張感を高めています。米株市場ではS&P500が7,165(+0.80%)、ナスダックが24,837(+1.63%)、VIXは18.71(-3.11%)と、株式市場はリスクオン地合いを維持して4月最終週へ突入しました。

原油は停戦延長後も高止まりしており、WTIは$94.40付近で推移しています。FX Leadersは「IBMなどIT大手の弱い四半期決算が、慎重なマクロ環境を悪化させ、プロトレーダーのレバレッジ持高は4か月ぶり低水準」と分析しています。

ETHはBTCよりも金利感応度が高いハイベータ銘柄であり、本日のFOMCがハト派サプライズなら$2,400突破→$2,500-$2,600への上昇、タカ派サプライズなら$2,200-$2,280支持試しのリスクが浮上します。米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、4.5%超への跳ね上がりはETHにとって大きな逆風となります。

また、今週はMicrosoft、Alphabet、Apple、Metaなど大型ハイテク決算が集中します。ETHはナスダックとの相関0.85と高く、ハイテク決算の結果次第ではETHの方向感も大きく動く可能性があります。

ZUU Web3 竹原
ETHにとって金利とハイテク決算は二重の重要要素、注意深く見守りたい1週間ですね。

出典:FX Leaders(IBM等ハイテク決算・レバレッジ低下)Yahoo Finance(米株指数・VIX・米10年債)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

ETHのファンダメンタル面は、本日も多方面で進展が続いています。CoinMarketCapによれば、Ethereum Foundationが$1Mの監査補助金プログラムを発表し、暗号資産セキュリティ強化と開発者の負担軽減に取り組む方針を示しました。Kelp DAO事件後のセキュリティ対応として、業界全体の信頼性向上に寄与する施策です。

Layer 2では、3月30日にローンチしたAave V4が安定稼働を継続。MegaETH(高性能L2、ブロック10ms未満・10万TPS超)もTVL$8,900万ドル規模で順調に成長しています。Optimismが先週発表した「Privacy Boost」もEnterprise向けに注目されています。

機関投資家関連では、staking-enabled ETF(BlackRock ETHB等)が本格運用に入っており、年率約3.1%のステーキング利回りが投資家に還元されています。GSR(暗号資産大手)が初のETFとしてBTC・ETH・SOLの混合アクティブ運用ETFをNasdaqに上場し、staking利回りを含めて投資家がアクセス可能となりました。

技術ロードマップでは、CoinMarketCapが「Glamsterdam Upgrade(2026年中盤)」「Hegota Upgrade(2026年下半期)」「Strawmap Vision(2029年まで)」という長期ロードマップを公表しています。Glamsterdamでは並列実行・100M超のガスリミット・enshrined Proposer-Builder Separationを実装、Hegotaでは状態管理のVerkle Trees導入が予定されています。

長期予想では、Standard Charteredが「ETHは2027年までに$15,000、2030年代には$40,000到達も可能」という強気シナリオを維持。CoinCodexは「ETHは1年以内に$4,416(現在比+89%)に達する可能性」と予測しています。

ZUU Web3 竹原
Glamsterdamに向けた技術ロードマップが具体化していることで、長期投資家の安心材料が増えていますね。

出典:CoinMarketCap(ETH Foundation補助金・Glamsterdam・Hegota)CoinCodex(長期予測・$4,416目標)


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停戦延長下の不透明感が継続しています。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長したものの、和平協議には実質的な進展がなく、24/7 Wall St.によれば停戦は脆弱で、ホルムズ海峡付近での船舶発砲報道も新たな不確実性を加えている状況です。

米海軍によるイラン港湾封鎖は継続されており、原油価格は$94付近で高止まり、地政学プレミアムは完全に解消されていません。ETHはBTCよりも地政学感応度が高いハイベータ銘柄であり、過去2か月のイランショックでは下げ幅がBTCを1〜2ポイント上回るパターンが繰り返されてきました。

ただし、本日のETHの+1.93%上昇は、BTCの+1.5%前後と同水準であり、機関買いに支えられた相対的な耐性を示しています。Crypto.comが指摘するように、Bitmineの大型購入(101,627 ETH)・Ethereum Foundationからの10,000 ETH OTC取得など、地政学不安の最中でも企業主導の蓄積は継続しています。

Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。停戦が崩壊し原油100ドル超となる悪化シナリオでは、ETHは$2,200-$2,280支持試しのリスクが浮上します。

逆に、本日のFOMC前後で地政学・マクロが好転し、ETHが$2,400を明確にブレイクできれば、$2,500-$2,600への上昇が期待できます。10日連続のETF流入というローンチ以来最強の機関買いが、上昇シナリオの強い後押しとなっています。

ZUU Web3 竹原
地政学の不安が消えない中でも機関がETHを買い続けているのは、長期目線では何より心強い構図ですね。

出典:24/7 Wall St.(停戦脆弱性・原油・ホルムズ海峡)Crypto.com(Bitmine大型購入・地政学下の機関蓄積)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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