イーサリアム(ETH)は$1,860近辺で推移しています。週初に付けた$1,950から反落したものの、7月を通じてビットコイン(BTC)を上回るETF資金を集め続けました。ただし週末には資金の流れに変化も見え始め、来週のFOMCが上昇の持続力を試すことになります。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年7月26日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$1,860近辺で推移しています。7月21日に付けた$1,950超の高値からは反落しましたが、6月末の安値$1,510近辺からの回復基調そのものは保っています。
この7月、ETHは資金の面でビットコイン(BTC)を上回り続けました。7月13〜17日の週の現物ETF流入は約1億544万ドルと、BTC建ての約7,567万ドルを上回り、3週連続でBTCを上回る流入となりました。
ただし、直近では変化の兆しもあります。週末にかけてETF資金が流出に転じ、上昇の勢いはいったん一服しました。来週7月28〜29日のFOMCが、この回復基調が続くかどうかの試金石となります。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



3週続けてBTCを上回る資金を集めたETHの強さを、あなたは転換の始まりと見るでしょうか、それとも深く沈んだ反動と見るでしょうか。
本日のイーサリアム(ETH)は、$1,860近辺で方向を探っています。価格動向のセクションでは、$1,800の支持と$1,938の抵抗という構図を整理します。そして、ファンダメンタルズのセクションでは、ETF資金の流入と、企業の蓄積、そしてアップグレードの進捗を掘り下げます。
重要なのは、ETHの回復が複数の支えを持つ点です。ETFへの資金回帰、企業トレジャリー最大手BitMineによる蓄積、循環供給の3割超がステーキングでロックされている需給の引き締まり。これらが下値を支えています。
ただし、慎重に見るべき点もあります。予測市場のPolymarketでは、ETHが2026年内に$3,000へ達する確率をわずか17%と見ています。強さは「深く沈んだところからの反発」でもあり、本格的な循環の始まりと決めつけるには早い局面です。
複数の支えに注目するのか、上値の重さを警戒するのか。判断材料は交錯していますが、「ドル建ての戻り」と「BTCに対する強さ」を分けて見る視点を持って、ご自身なりに考えてみてください。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年7月26日時点(JST)のデータでは、イーサリアム(ETH)は$1,850〜$1,880近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね27万円台後半の水準です。
7月25日は$1,860近辺で、週初に付けた$1,950超の高値から反落しました。6月末の安値$1,510近辺からは約23%高い水準を保っています。史上最高値$4,946からは、依然として約62%低い水準です。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(7月26日) | 約$1,850〜$1,880 | 約27万円台後半で推移 |
| 24時間変動率 | ほぼ横ばい | 高値から反落後に一服 |
| 直近高値 | 約$1,950 | 7月21日、6月2日以来 |
| 6月末安値からの回復 | 約+23% | $1,510近辺から |
| 上値抵抗 | $1,938、次に$2,000 | $2,000は繰り返し上値の壁 |
| 下値サポート | $1,800、次に$1,750 | $1,800維持が構造の鍵 |
| ステーキング比率 | 循環供給の約30%超 | 流動的供給を圧縮 |
| ETH/BTC比率の目安 | 約0.029 | 7月に改善傾向 |
| $3,000到達確率(年内) | 約17% | Polymarketの見方 |
| 時価総額 | 約$2,250億 | 時価総額2位 |
| 史上最高値(参考) | $4,946 | 2025年8月24日に記録 |
テクニカル面では、$1,800の支持と$1,938の抵抗が当面のレンジです。複数のアナリストによると、$1,938を明確に上抜ければ$2,000への再挑戦が視野に入る一方、$1,800を割り込めば7月の回復基調が崩れるリスクがあります。$2,000は7月を通じて繰り返しはね返されてきた心理的な壁です。
需給面では、循環供給の約30%超がステーキングでロックされ、市場で売買される供給が細っています。この構造的な引き締まりが下値を支える一方、Polymarketでは年内$3,000到達を17%、$1,000への下落と$3,000への上昇をほぼ五分五分と見ており、市場の見方は慎重です。



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
本日のイーサリアム(ETH)を支える最大の材料が、ETFへの資金回帰です。CryptoPotatoによると、現物イーサリアムETFは3週連続で純流入となり、7月だけで累計約3億3,774万ドルを集めました。3週連続でビットコイン(BTC)向けの流入を上回っています。
企業の蓄積も続いています。news.bitcoin.comによると、トレジャリー最大手のBitMineは保有量を約578万ETHへと積み増しました。循環供給の約4.8%に相当し、目標の「流通量の5%」に接近しています。
技術面では、大型アップグレード「Glamsterdam」のメインネット稼働が、9月または10月に予定されています。処理能力の大幅な向上とガス代の削減を目指すもので、実現すればイーサリアムの競争力を高める材料となります。
ただし、直近では変化の兆しもあります。Cointribuneによると、週末にかけてETH・BTC双方のETFが流出に転じました。数週間続いた資金流入の勢いに、いったんブレーキがかかった形です。この流れが一時的なものか、転換の始まりかが問われます。



出典:CryptoPotato(ETF3週連続流入とBTC超え)、news.bitcoin.com(BitMineの保有量とGlamsterdam稼働時期)
イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
今週のイーサリアム(ETH)にとって最大の変数が、7月28〜29日のFOMCです。市場は金利据え置きをほぼ確実視していますが、Warsh FRB議長が示す先行きの姿勢が、リスク資産全般の方向を左右します。
ETHは金利動向に特に敏感な資産です。利息を生まないうえ、ステーキング報酬にはリスクも伴います。米国債利回りが上昇すると、より安全に利息を得られる債券の魅力が増し、ETHから資金が流出しやすくなります。
足元では、原油高と米国債利回りの上昇が重しとなってきました。中東情勢を背景とした原油高がインフレ再燃の懸念を高め、リスク資産全般に慎重ムードが広がっています。週末のETF流出も、この流れと無縁ではありません。
もっとも、原油高には一服感も出ています。外交的な進展で原油が反落すれば、リスク選好が回復する余地もあります。FOMCの結果と原油の動向、この二つがETHの$2,000再挑戦の成否を左右しそうです。



出典:Cointribune(週末のETF流出とマクロ環境)、Bitcoin Foundation(ETHの金利感応度と構造的特性)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
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