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価格・相場

2026年4月22日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月22日(水曜日)のイーサリアム(ETH)は、米イラン停戦期限当日を迎え、2,312ドル付近で神経質な推移となっています。ETHは先週のKelp DAO事件とVance副大統領のパキスタン訪問キャンセルという二重の逆風を受け、2,300ドル台で底値を探る展開です。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月22日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、2,312ドル付近で-0.43%の小幅安となっています。BTCと同様、米イラン停戦期限当日を迎え、地政学イベント待ちの神経質なレンジ内推移となっています。Vance副大統領のパキスタン訪問キャンセル報道が、市場の停戦延長期待を後退させました。

一方で、ETHのファンダメンタル面はむしろ強気材料が積み上がっています。先週のETH ETF純流入は約2.76億ドルに達し、ETH Foundationの70,000 ETHステーキング目標達成、Aave V4のEthereum正式ローンチ、高性能Layer 2「MegaETH」のローンチなど、インフラ面での進展が続いています。

また、BitMineはETHの”MicroStrategy moment”とされ、Ethereum財務戦略の新たなリーダーとして40,000 ETH超の大型購入を実施しています。短期的な地政学ノイズのなかで、中期的な機関投資家の蓄積トレンドは明確です。

ZUU Web3 竹原
停戦期限当日の値動きはノイズが多くなりがちですが、ETHの長期的なインフラ成長は着実に進んでいますね。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”地政学の静寂とインフラの躍動”という二つの時間軸が交差する日かもしれません。

このように考えられるのではないでしょうか。

本日のETH相場を読み解くうえで軸になるのは、「米イラン停戦期限当日の地政学リスク」と「ETHエコシステムの着実なインフラ進展」という、短期と中長期で逆方向のシグナルが混在している構造です。

後述の価格動向セクションでは、2,300ドル付近の攻防と、上値2,400〜2,450ドル、下値2,200〜2,280ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、ETH ETFへの継続流入とKelp DAO事件のDeFi余波を対比して確認します。

マクロ項では停戦期限を巡る米株・原油・金利の反応、ファンダメンタルズ項ではAave V4・MegaETH・ETH Foundationの戦略転換をお伝えします。最後に地政学項で、停戦期限切れ後の想定シナリオを整理します。

読者の皆さまには、「今日のヘッドライン」と「次の5年のインフラ変化」という、時間軸の異なる2つの物語を併せ持っていただければと思います。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

指標 数値 備考
現在価格(2026年4月22日) 約2,312ドル(約353,000円) 停戦期限当日の神経質な推移
前日比 -0.43%(24時間) Vance訪問キャンセル報道で小幅安
週次騰落率 約-0.8% 小幅マイナス圏で踏ん張る
直近週間高値 約2,464ドル 4/17記録、2/4以来の高値
直近週間安値 約2,263ドル 4/20月曜日の安値
30日騰落率 +8.59% 中期回復トレンドは維持
直近30日レンジ 約1,940〜2,464ドル 約520ドルの値幅
上値抵抗 2,400〜2,450ドル 週内に3回跳ね返されたゾーン
次の抵抗 2,500〜2,600ドル 100日EMA圏
下値サポート 2,200〜2,280ドル 破れば2,050ドル試しの可能性
50日EMA 約2,127ドル 上抜け維持
200日EMA 約2,128ドル 長期サポートラインとして機能
時価総額 約2,795億ドル(第2位) BTCの約18%規模
24時間出来高 約84億ドル ボラ収束を示唆
Fear & Greed 29(Fear圏) 投資家心理は慎重
史上最高値 約4,955.90ドル 2025年8月24日、現在-53%

2026年4月22日時点のデータでは、ETH/USDは2,312ドル付近で推移していました。日本円換算では約353,000円で、昨日からほぼ横ばいの水準です。

テクニカル面では、50日EMA(2,127ドル)と200日EMA(2,128ドル)の両方を上抜けた状態を維持しており、日足構造は依然として強気寄りです。30日ベースでは+8.59%と回復トレンドは続いています。

Cryptopolitanによれば、ETHは「$1,840から$2,350への段階的な高値切り上げ構造を築いており、1月の47%下落以降で最も建設的な構造」となっています。2,400ドルの上値抵抗を明確に上抜けられれば、2,500〜2,600ドル圏への上昇が視野に入ります。逆に2,200ドルのサポートを下抜けると、2,050ドル、2,000ドルまでの調整リスクが浮上します。

ZUU Web3 竹原
200日EMAを支えに何度も下値を切り上げているチャートは、長期目線では意外と健全な形ですね。

出典:Cryptopolitan


イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

オンチェーンデータは、「機関投資家の継続流入」と「DeFi市場の緊張」という対照的なトレンドを示しています。SoSoValueによれば、ETH ETFは先週(〜4/17)に約2.76億ドルの純流入を記録し、ローンチ以来最大級の週次流入となりました。

一方で、Kelp DAO事件(4/18)の余波として、AaveではrsETH担保貸付から約2億ドルの不良債権が発生し、DeFi全体のTVLは48時間で約132.1億ドル減少しました。LayerZeroは攻撃者を北朝鮮Lazarus Groupと特定し、「Kelpが複数バリデータ推奨を無視した設定不備が原因」と公式発表しています。

指標 数値 前日比・補足
ETH ETF週次流入(〜4/17) 約2.76億ドル ローンチ以来最大級の週次流入
累計ETH ETF純流入 約116億ドル 2026年4月初時点
BlackRock ETHA AUM 65億ドル超 ETH ETF市場のリーダー
Kelp DAO事件余波(Aave) 約2億ドル不良債権 rsETH担保貸付の連鎖
DeFi TVL減少(48時間) -132.1億ドル Kelp事件で大規模流出
ETH Foundation ステーキング 70,000 ETH完了 年間390〜540万ドル利回り
総ステーキングETH 約3,580万ETH 循環供給の約30%
MegaETH(新L2) TVL 約8,900万ドル ブロック10ms未満、10万TPS超
BitMine単日ETH購入 40,000 ETH超 2026年最大規模

特筆すべきは、Ethereum Foundation自身の戦略転換です。同財団は定期的なETH売却モデルから、70,000 ETHのステーキングによる年間390〜540万ドル利回り獲得へと、経営モデルを根本的に変革しました。財団の売り圧力軽減は、中長期的にETH価格の下支え要因となります。

また、Tom Lee氏率いるBitMineが単日40,000 ETH超を購入したことは、「ETHのMicroStrategy moment」とも呼ばれており、企業財務戦略としてのETH採用が加速しつつあります。

ZUU Web3 竹原
ETH FoundationもBitMineも、”ETHを売る主体”から”ETHを蓄積する主体”へと役割が変化している構図がありますね。

出典:CoinDesk


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

マクロ環境は、米イラン停戦期限を迎えて緊張感を高めています。Brent原油は停戦期限への警戒感から89〜90ドル付近で推移しており、WTI原油は85ドル付近にとどまっています。

米株市場は、S&P500が今週火曜日に+1.20%(7,126ポイント)と反発し、MSCI ACWIが11日間連続上昇を続けるなど、地政学不安にもかかわらず堅調な動きを維持しています。VIXも17.48まで低下(-2.56%)し、リスク選好が回復する兆しを見せています。

金利面では、米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、本日のKevin Warsh氏のFRB議長指名公聴会が注目されます。Warsh氏は比較的タカ派寄りと見られており、ハト派的なメッセージが出ればETHなど流動性資産には追い風となる可能性があります。

ETHはBTCよりも金利感応度が高いハイベータ銘柄であり、FOMC(4/29)を含む今後1週間のマクロメッセージ次第で、BTCに対してアウトパフォームする余地があります。

ZUU Web3 竹原
米株が堅調でVIXが下がるなら、ETHにとってはむしろ追い風になりやすい環境ですね。

出典:Investing.com


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

ETHのファンダメンタル面は、短期的なDeFiショックにもかかわらず、インフラ面で着実な進展が続いています。最大のニュースは、DeFi最大手のAaveが3月30日にV4プロトコルをEthereumメインネットで正式ローンチしたことです。Cryptopolitanによれば、V4は流動性管理の高度化、リスクコントロールの改善、DeFi市場でのAaveの地位強化を目的としています。

Layer 2では、高性能ソリューション「MegaETH」が正式ローンチし、ブロックタイム10ms未満・10万TPS超の性能を武器にTVL約8,900万ドルを集めています。Ethereum本体への直接決済を維持する設計であり、L2市場の競争を新たな段階へ進めています。

Ethereum Foundationは、70,000 ETH(約1.43億ドル相当)のステーキングを完了し、定期ETH売却モデルから年間ステーキング利回り獲得モデルへと戦略を転換しました。また、「Ketman」プロジェクトは北朝鮮のIT労働者約100名を特定し、Lazarus Groupによるハッキングへの業界横断的対応が強化されています。

機関投資家関連では、BlackRock ETHBをはじめとするstaking-enabled ETFが本格運用に入っており、年率約3.1%のステーキング利回りを投資家に還元する仕組みが機能し始めています。Sygnum Bankは、これらの商品は「規制下でのエクスポージャーとアップサイドの組み合わせ」が魅力であり、流入は徐々に増えると指摘しています。

Standard Chartered は、ETHについて「2027年までに15,000ドル到達」という強気シナリオを維持しており、2030年までにETHがBTCを逆転する可能性もあると論じています。

ZUU Web3 竹原
Aave V4・MegaETH・ETH Foundationの戦略転換と、立て続けに大きな進展が続いている局面ですね。

出典:Cryptopolitan


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日最大の外部要因は、米イラン停戦期限切れ当日(4/22水曜夜ET)という「運命の日」です。4月7日に成立した2週間停戦は、パキスタン協議決裂(4/11-12)、ホルムズ海峡封鎖命令(4/13)、一時開放(4/17)、再閉鎖・発砲(4/18)、イラン2回目交渉拒否(4/19)、米海軍イラン船拿捕(4/20)、Vance副大統領訪問キャンセル(4/21)と、怒涛の展開が続いています。

ETHはBTCよりも地政学感応度が高く、過去のイランショックでは下げ幅がBTCを1〜2ポイント上回るパターンが繰り返されてきました。しかし、本日のETHの下落幅は-0.43%、BTCは-0.56%と、むしろETHが耐性を増している兆候も見えます。これは、機関投資家の継続流入とインフラ整備の進展が、地政学ノイズを吸収する厚みを提供している結果と見られます。

PolymarketではホルムズFの6月末までの正常化確率が81%と依然として高水準を維持しており、中長期の外交解決期待は残されています。

停戦期限切れ後のシナリオは大きく2つに分かれます。(1)最後の瞬間で協議再開・停戦延長となれば、ETHは2,400〜2,500ドル圏への上昇が期待できます。(2)戦闘激化・ホルムズ封鎖強化となれば、ETHは2,100〜2,200ドル圏への調整リスクが浮上します。

ZUU Web3 竹原
地政学イベントで動く局面では、値動きを追うよりも「自分が設定したライン」に集中したい1日ですね。

出典:Bankless Times

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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