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価格・相場

2026年4月19日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

4月19日(日曜日)のイーサリアム(ETH)は、前日のイランによるホルムズ海峡再閉鎖を受けた調整局面に入り、2,310〜2,330ドル付近で週末入りしています。ビットコイン(BTC)より早くピークをつけて下押しされている点が特徴的です。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年4月19日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、2,310ドル台で神経質な推移となっています。4月17日のホルムズ海峡完全開放宣言で2,463ドルまで急騰したあと、翌4月18日にイラン軍が同海峡を再支配下に置いたことを受け、利益確定売りに押されて調整局面に入りました。

ただし、ETHは週次ベースではなお+5.2〜5.5%のプラスを維持しており、BTCとほぼ同じ週次リターンを確保しています。アルトコインとしてはBNB(+4.6%)やSOL(-1.3%)と比較して相対的に底堅い動きを見せています。

一方で、4月18日にはKelp DAOというリキッドステーキングプロトコルから約2億9,200万ドル相当のrsETH(wrapped ETH)が流出するハッキング事件が発生し、DeFi市場全体のリスクセンチメントにも影響を与えています。

ZUU Web3 竹原
先週の勢いに乗って買った方も、ここで一呼吸置きたくなるタイミングかもしれませんね。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”先に上げて、先に下げる”というアルトらしさが出た一日かもしれません。

このように考えられるのではないでしょうか。

本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「地政学ヘッドラインに対する反応の速さ」と「ETFへの機関資金流入の継続性」という、相反する2つの力学です。ETHはBTCよりもリスク感応度が高いため、海峡再閉鎖のニュースに対しても下押し幅がBTCよりも大きくなっています。

後述の価格動向セクションでは、2,300ドル前後のもみ合いと上値2,400〜2,450ドル、下値2,200〜2,300ドルという重要レベルを確認していきます。オンチェーン項では、ショート清算とDeFiハッキング事件の影響を整理します。

マクロ項では原油急反発・米株週末閉場中のETHの位置づけ、ファンダメンタルズ項ではBitMineの大型買い、Charles Schwabのスポット取引開始、Ethereum Foundationの最新動向をお伝えします。最後に地政学項では、4月22日の停戦期限までの注目点を整理します。

読者の皆さまには、短期の値動きだけでなく「ETHのネットワーク価値がこの週末でどのように変化したか」という視点も併せ持っていただければと思います。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

指標 数値 備考
現在価格(2026年4月19日) 約2,313ドル(約35.2万円) 海峡再閉鎖を受けて下押し
前日比 -1.10%(24時間) BTC比でやや弱い動き
週次騰落率 +5.5% BTCと同水準を維持
週間高値 約2,463ドル 4/17記録、約2カ月ぶりの高値
週間安値 約2,190ドル付近 4/13の押し目
直近30日レンジ 約1,940〜2,463ドル 約520ドルの値幅
上値抵抗 2,400〜2,450ドル 100日EMA・直近高値が重なる
下値サポート 2,200〜2,300ドル 週前半の押し目買い水準
50日移動平均 約2,127ドル 上抜け維持
時価総額 約2,792億ドル(第2位) BTCの約18%の規模
24時間出来高 約146.5億ドル 週末としては平均的水準
史上最高値 約4,955.90ドル 2025年8月24日、現在-53%

2026年4月19日時点のデータでは、ETH/USDは2,313ドル台で推移していました。24時間の値幅は2,300.73〜2,355.32ドルとなり、前日終値2,376ドルから約-1.1%の下押しとなっています。

週前半は2,190ドル近辺の押し目から2,463ドルの高値まで急伸し、週の終盤でやや調整する典型的な「急騰後の値固め」のパターンを形成しています。週次では+5.5%とBTCとほぼ同じ上昇幅を確保しています。

テクニカル面では、50日移動平均線(2,127ドル)は明確に上抜けた状態を維持しており、日足構造は依然として強気寄りです。ただし、200日EMAが約2,128ドル、100日EMAが2,388〜2,450ドル圏に位置し、上値の壁は依然として複数残っています。

次の上値目標は心理的節目の2,500ドル、続いて2025年終盤の滞留帯である2,600〜2,800ドルとなります。逆に下値では、2,200〜2,300ドル圏の支持線を割れると、1,940ドル付近の直近安値が視野に入ります。

ZUU Web3 竹原
急騰と調整を1週間で見せたこの値動きは、相場が生きている証でもありますね。

出典:Investing.com


イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ

ここ24〜48時間のオンチェーンデータは、短期的なショート清算と中期的な機関蓄積という、両極端な動きが共存しています。4月17日のラリーでは、ETHだけで約1.67億ドルのショート清算が発生しました。

機関投資家の動きとしては、Tom Lee氏率いるBitMineが4月17日に2026年最大規模となる40,000 ETH超(約1億ドル相当)の買い増しを実施しました。これまで継続的にETHを購入してきたBitMineの累計ポジションはさらに拡大しています。

指標 数値 前日比・補足
24時間ETHショート清算 約1.67億ドル 4/17のラリーで発生
BitMine週内ETH購入 40,000 ETH超 2026年最大規模の単日購入
Kelp DAO rsETH流出額 約2億9,200万ドル 4/18発生、2026年最大のエクスプロイト
流出トークン 約116,500 rsETH 循環供給の約18%相当
ETH ETF週次流入 ポジティブ基調を維持 7日連続のプラス流入
総ステーキングETH 約3,580万ETH 循環供給の約30%

特に注目すべきは、4月18日に発生したKelp DAOのエクスプロイトです。LayerZeroベースのブリッジから攻撃者が約116,500 rsETH(循環供給の約18%)を引き出し、20のチェーンにまたがってwrapped ETHが分散してしまいました。これを受け、Aave、SparkLend、Fluid、Upshiftなどの主要DeFiプロトコルが緊急フリーズを実施しています。

この事件はETHそのもののバグではないものの、ETHを基盤とするDeFiエコシステム全体のセキュリティ認識に影響を与える可能性があります。

ZUU Web3 竹原
大型ハッキングは相場そのものよりも「DeFiを使う際の姿勢」を考え直すきっかけになりそうです。

出典:CoinDesk


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

マクロ環境は、週末にかけて急速に不透明感を増しました。4月17日にはBrent原油が85.90ドルまで急落しリスクオン一色となったものの、翌18日のホルムズ再閉鎖で原油は94〜96ドルへ急反発、再び地政学プレミアムが価格に乗る展開となっています。

米株市場は土日閉場のため、ETHは原油価格と並んで数少ない「24時間稼働のリスクアセット指標」として機能しています。米10年債利回りは4月17日に4.24%へ低下した水準を維持しており、金利低下期待はなお下地として残っています。

ETHはBTCよりもマクロ感応度が高い性質があり、特に金利低下・ドル軟化の局面ではアウトパフォームしやすい傾向があります。4月29日のFOMCに向けて、今後のハト派メッセージの有無がETHにとって重要な節目となりそうです。

ZUU Web3 竹原
株式市場が閉まっている週末こそ、ETHの独特の動きが分かりやすくなる時間帯かもしれません。

出典:Bitcoin.com News


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

ETHのファンダメンタル材料は、地政学的なノイズのなかでもしっかりと進展しています。まず、Charles Schwabが「Schwab Crypto」を正式にローンチし、同社の個人顧客がBTCとETHをスポット取引できるようになりました。同社は米国最大級の個人向け証券会社であり、このサービス拡大は機関投資家から個人富裕層への普及拡大を示唆するものです。

Ethereum Foundation関連では、「ETH Rangers」プログラムが累計580万ドル超の資金をハッキング被害から救出・凍結し、36件のセキュリティインシデントに対応したと発表しました。4月上旬に完了した70,000 ETHのステーキングとあわせて、財団の活動が「売却依存」から「セキュリティと利回りの両立」へ転換している構図が鮮明になっています。

企業側では、BitMine(Tom Lee氏のFundstrat関連)が2026年最大規模の40,000 ETH超の買い増しを実施したほか、連邦準備制度理事会(FRB)の指名候補Kevin Warsh氏がETHを保有していることが開示資料で明らかになりました。

技術面では、2026年上半期に予定されるGlamsterdamアップグレード(並列実行・ガスリミット拡張)と、下半期のHegotaアップグレード(量子耐性・口座抽象化)の準備が着実に進められており、ロードマップ通りの進捗が報告されています。

ZUU Web3 竹原
短期のボラの裏で、着実に「インフラとしてのETH」が育っていることが確認できますね。

出典:CoinGecko


イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢

本日の相場を動かしている最大の要因は、イランのホルムズ海峡をめぐる情勢です。4月17日にイランがホルムズ海峡の完全開放を宣言してETHは2,463ドルまで急騰しましたが、翌18日にイラン軍が「海峡は再び軍の厳格な管理下に戻った」と発表し、ETHは急速に利食いされました。

ETHはBTCよりもリスク感応度が高く、地政学ヘッドラインに対してより大きく反応する傾向があります。今回の往復局面でも、ETHの下げ幅(約-1.1%)はBTC(約+0.8%)よりも大きく、アルトコイン的性格が鮮明になりました。

ただし、ETHは週次で+5.5%と、4月17日の急騰分を大半維持しています。地政学リスクの再燃は「短期的な値動きの軸」ではあっても、「中期トレンドを破壊する材料ではない」という市場の判断が読み取れます。

4月22日の停戦期限までは、パキスタンを仲介役とした米イラン協議の進展次第で、ETHも大きく上下する可能性があります。機関投資家の買い需要が継続するなかで、地政学ノイズがどこまで吸収できるかが焦点となります。

ZUU Web3 竹原
ETHの値動きには「世界情勢が凝縮されている」と感じる週末になりそうですね。

出典:Bitcoin.com News

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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