5月17日(日)のイーサリアム(ETH)は、2,180〜2,194ドル付近で推移しています。前日5月16日には、暗号資産市場全体が世界的な国債売りと米10年債4.55%突破というマクロ逆風に直撃され、ETHはビットコインを上回るペースで下落、24時間で5億ドル超のロングポジション清算の主役となりました。同時に、5月15日の13F開示でHarvard大学の基金が8,680万ドルのイーサリアムETFポジションを完全に手放した一方、Jane Streetが8,200万ドルのETF枠を新規取得、AaveのDeFiプロトコルが71百万ドル相当のETH凍結を巡る米国裁判所の判断を待つなど、機関投資家の動向に明確な分岐が見られた節目を迎えています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年5月17日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
5月17日(日)のイーサリアム(ETH)は、2,180〜2,194ドル付近で推移しています。CoinMarketCapによれば、5月17日時点でETHは2,193.70ドル、24時間取引量は151.0億ドル、と整理されています。CoinDeskでは5月16日10時35分(EDT)時点で2,178.38ドル、24時間+1.54%、時価総額は2,629億ドル、と報告されています。Coinbaseでは5月16日時点で2,181.94ドル、と報告されています。
本日最大の注目点は四つあります。一つは5月16日に暗号資産市場全体が世界的な国債売りに直撃され、ETHはビットコイン以上の下落幅となり24時間取引量が前日の157億ドルから57億ドルへ激減した点、二つ目は5月15日の13F開示でHarvard大学の基金が8,680万ドルのイーサリアムETFポジションを完全に手放した点、三つ目はJane Streetが5月14日に8,200万ドルのETH ETFポジションを新規取得した点、四つ目はAaveのDeFiプロトコルが71百万ドル相当のETH凍結を巡る米国裁判所の判断が遅延した点です。
The Blockによれば、Harvard大学基金は2025年末に8,680万ドルの規模で初めて取得したiSharesイーサリアムETFポジションを、わずか1四半期で完全に売却した、と整理されています。同記事は、Harvardは同期にIBIT(ビットコインETF)も43%削減しており、機関投資家が暗号資産ETF全般から資金を引き上げている可能性を示している、と報じています。
テクニカル面では、CoinDCXによれば、ETHは50日EMA 2,336.06ドルと200日移動平均2,335.07ドルを下回って推移しており、MACDヒストグラムが拡大して弱気モメンタムを示している、と整理されています。同社は、月次クローズが2,650ドル超なら2026年Q2に強気モメンタムが確認される、と分析しています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



Harvard大学が8,680万ドルのETH ETFを完全に手放した一方で、Jane Streetは8,200万ドルを新規取得、Dartmouth大学はステーキング型ETF(ETF)へ切り替えた——これだけ明確に機関投資家の判断が分かれる中、私たちはどちらの動きに注目すべきでしょうか。
本日のETH相場を読み解くうえで意識したい軸は、「Harvard大学のETH ETF完全売却とJane Streetの新規参入が示す機関投資家の分岐」「Aaveの71百万ドル相当ETH凍結を巡る裁判所判断の遅延というDeFi規制リスク」、そして「世界的な国債売りとマクロ逆風がETHの構造的好材料を打ち消す状況」という3つの要素です。
後述の価格動向セクションでは、2,180〜2,194ドル前後の攻防と、上値2,300〜2,500ドル、下値2,100〜2,150ドルの重要レベルを整理していきます。
オンチェーン項では、5月15日の13F開示によるHarvard大学のETH ETF完全売却、Jane Streetの新規取得、Dartmouth大学のステーキング型ETF切り替え、Aaveの71百万ドルETH凍結問題、Bitmineの累計5.21百万ETH保有、SharpLink保有ETH 20億ドル超を確認します。
マクロ項では本日のWarsh議長就任後初の週末動向、米10年債4.55%突破、世界的な国債売り、ファンダメンタルズ項ではCLARITY法案フル上院通過への道のり、Glamsterdamアップグレード(6月予定)、トークン化ETFが4.3億ドル規模に成長、地政学項ではTrump大統領のホルムズ海峡発言を整理します。
読者の皆さまには、目先の機関投資家の動向に振り回されず、「Harvard大学の売却は短期的な逆風だが、Jane Streetの新規参入、Dartmouthのステーキング型ETFへの切り替えなど、機関投資家が異なる戦略でイーサリアムに関与し続けている。Glamsterdamアップグレードまで残り約1カ月、機関採用は『どう』関与するかが問われるフェーズに入った」という長期視点を念頭に置きながら、来週以降の値動きを冷静に観察してみていただければと思います。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(5月17日) | 約2,194ドル(約34.0万円) | CoinMarketCap、24時間出来高151.0億ドル |
| 5月17日CoinMarketCap | 2,193.70ドル | 24時間取引量151.0億ドル |
| 5月16日Coinbase | 2,181.94ドル | 米国セッション |
| 5月16日Yahoo Finance(23:24 UTC) | 2,180.32ドル | 24時間-1.92% |
| 5月16日CoinDesk(10:35 EDT) | 2,178.38ドル | 24時間+1.54%、時価総額2,629億ドル |
| 5月15日CoinDesk(7:23 EDT) | 2,258.62ドル | CLARITY後初動 |
| 5月15日Yahoo Finance(20:55 UTC) | 2,217.93ドル | 24時間-3.48% |
| 5月14日MetaMask | 2,293.64ドル | 時価総額2,768億ドル |
| 5月11日Fortune | 2,330.99ドル | 前日同時刻比+1.84ドル |
| 5月予測平均(CoinDCX) | 2,500ドル(5月末ターゲット) | レンジ2,200〜2,650ドル |
| Tom Lee氏「クリプトの春」確認条件 | 5月末2,100ドル超クローズ | 3カ月連続プラスでベア市場前例なし |
| Tom Lee氏 2026年末予測 | 9,000〜12,000ドル | Consensus 2026 Miami発表 |
| Citi近期目標 | 3,175ドル | Glamsterdam前ベースケース |
| Standard Chartered 2026年末 | 7,500ドル | 強気ケース |
| 上値抵抗(直近) | 2,260〜2,300ドル | 突破で2,360ドル方向 |
| 次の抵抗 | 2,360〜2,420ドル | CoinDCXの確認シグナル |
| 強い抵抗 | 2,500〜2,650ドル | 50日・200日移動平均抜け後の目標 |
| 下値サポート(直近) | 2,150〜2,200ドル | 5/16-17の安値帯 |
| 次の下値 | 2,100ドル | Tom Lee氏「クリプトの春」確認ライン |
| 深い下値 | 2,000ドル | CoinDCX弱気シナリオ下限 |
| 50日・200日移動平均 | 2,335〜2,367ドル | 強弱分水嶺、現値の上 |
| 20日EMA | 2,336.06ドル | CoinDCX、短期抵抗 |
| RSI(相対力指数、14日) | 約29.61(売られ過ぎ) | 反発余地あり |
| 月次RSI | 38(中立) | CoinDCX |
| 30日緑日数 | 17/30(57%) | 底堅い構造 |
| 時価総額 | 約2,629〜2,650億ドル | 第2〜3位 |
| 24時間出来高 | 約57.4〜151.0億ドル | 取引活発化、5/16に激減 |
| 52週レンジ | 1,743〜4,955ドル | 2月安値からの回復継続 |
| 過去6カ月騰落率 | 約-55.6% | 2025年8月ピーク4,953ドルから |
| 史上最高値 | 約4,953.73ドル(2025年8月24日) | 現値は約-55.6% |
5月17日(日)早朝時点のデータでは、イーサリアム(ETH)は2,180〜2,194ドル付近で推移していました。日本円換算では約34.0万円となります。
5月16日の値動きについて、CoinDeskによれば、ETHは午前10時35分(EDT)時点で2,178.38ドル、24時間取引量は57.4億ドルとなり、前日の157億ドルから大幅に縮小した、と整理されています。Yahoo Financeの集計では5月16日23時24分(UTC)時点で2,180.32ドル、24時間-1.92%、と報告されています。
テクニカル面では、CoinDCXの分析が重要な構図を示しています。同社によれば、ETHは50日EMA 2,336.06ドルと200日移動平均2,335.07ドルをいずれも下回って推移しており、MACDヒストグラムが拡大して弱気モメンタムを示している、と整理されています。同社は、5月の予測レンジを2,200〜2,650ドル(5月末ターゲット2,500ドル)と分析しています。
同記事はまた、ETHは現在2,302.14ドル前後で取引され、RSI 29.61と売られ過ぎ圏に位置しており、月次クローズが2,650ドル超なら2026年Q2に強気モメンタムが確認される、と分析しています。2,300ドル維持なら2,360ドル、割れれば2,260ドルへの下落リスクがある、とされています。
注目すべき点として、CoinDCXによれば、2026年の弱気ケースとしてETHが200日移動平均を奪還できず、機関投資家需要が停滞し、マクロ逆風が続けば、下限ターゲットは2,000ドル、と整理されている点です。一方、強気ケースとしてGlamsterdamが測定可能なL1(メインチェーン)の手数料回復を達成すれば、上限ターゲットは2,736〜3,069ドル、より積極的なシナリオでは3,800ドル超、と分析されています。
Sherwood Newsが伝えるBitmineの会長Tom Lee氏の発言として「ETHが2026年5月末に2,100ドル超でクローズすれば、これは3カ月連続のプラス月となり、暗号資産ベア市場ではかつて見られなかった現象だ。2,100ドル超は『クリプトの春』の到来を確認する」と整理されています。現在の2,180ドル付近はこの確認ラインのすぐ上です。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
本日のオンチェーン面で最大のテーマは、5月15日の13F開示によるHarvard大学のETH ETF完全売却、Jane Streetの新規取得、Dartmouth大学のステーキング型ETFへの切り替え、そしてAaveの71百万ドル相当ETH凍結を巡る米国裁判所の判断遅延です。
The Blockによれば、5月15日金曜日が機関投資家の第1四半期株式保有開示の期限となり、SECに提出された13Fから機関投資家の暗号資産ETFポジション調整が明らかになった、と整理されています。同記事は、Harvard大学基金が8,680万ドルのBlackRockイーサリアムETFポジションを完全に売却したことが最大の警戒シグナルだ、と報じています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 5/15 Harvard大学ETH ETF | 8,680万ドル完全売却 | 2025年Q4に新規取得後、わずか1四半期で完全退出 |
| 5/15 Harvard大学IBIT削減 | 43%削減(535万→304万株) | 1.17億ドル相当、IBITはもはやHarvard最大保有銘柄ではない |
| 5/14 Jane Street ETH ETF | 8,200万ドル新規取得 | BTC ETFを70%削減してETHへ転換 |
| 5/15 Dartmouth大学ETF調整 | Grayscale Mini→Grayscale Staking ETFへ切替 | 17.8万株維持、ステーキング型へ移行 |
| 5/15 Dartmouth Bitwise Solana ETF | 新規取得36.7万ドル | 30.5万株、機関投資家のSolana分散 |
| 5/14 Aave 71百万ドルETH凍結 | 米国裁判所判断遅延 | ハッキング関連、追加法的議論を要求 |
| 5/16 暗号資産ロング清算 | 5億ドル超(24時間) | 清算の約95%がロング側、ETHが主要な寄与 |
| 5/16 ETH ETF | 純流出継続 | マクロ逆風で機関投資家リスクオフ |
| 4月単月ETH ETF流入 | 3.56億ドル | 5カ月連続流出からの反転 |
| 5/1単日ETH ETF流入 | 1.012億ドル | BlackRock・Fidelityで90%超 |
| 米国スポットETH ETF累計AUM | 139.7億ドル | 過去最大水準 |
| Bitmine累計ETH保有 | 5.21百万ETH(約114億ドル相当) | 流通供給の約4.31% |
| SharpLink Gaming保有ETH | 20億ドル超 | 第2位、Joe Lubin運営 |
| SharpLink×Galaxy Digital新ファンド | 1.25億ドル流動性ファンド | 5/11発表 |
| 取引所ETH残高 | 約1,455〜1,490万ETH(年初来安値圏) | 長期保有志向の継続 |
| ステーキング総量 | 約3,400〜3,700万ETH | 循環供給の28〜30% |
| Q1 2026ネットワーク取引 | 2億400万件 | 過去最高、2023年安値の2倍 |
| DeFi TVL(イーサリアム) | 約454〜457億ドル | 絶対値で最大、シェア54% |
| トークン化ETF市場規模 | 4.3億ドル超 | Ondo Finance IVVon先導、過去1カ月+150% |
| 5/14 JPMorganトークン化ファンド | イーサリアム上で登録申請 | 2つ目のステーブルコイン準備金狙い |
| 5/14 NUVAとFigure社の実物資産接続 | 19億ドルのイーサリアム接続 | BNY元幹部Anthony Moro氏主導 |
注目すべき動きとして、The Blockによれば、Harvard大学は2025年Q4に8,680万ドルの規模で初めて取得したBlackRockのスポット型イーサリアムETFポジションを、わずか1四半期で完全に売却した、と整理されています。同記事は、HarvardのIBITポジションは1四半期前比43%削減され304万株(1.17億ドル相当)となり、もはやIBITはHarvardの最大保有銘柄ではなく、Taiwan Semiconductor、Alphabet、Microsoft、SPDR Gold Trustが上位に上がった、と報じています。
一方で、対照的な動きとして、CoinMarketCapによれば、Jane Streetは5月14日に8,200万ドルのイーサリアムETFポジションを新規取得し、同時にBitcoin ETFを約70%削減、明確にETHへの戦略的軸足転換を示した、と整理されています。同記事は、Dartmouth大学がGrayscale Mini Trustからステーキング型ETFへ切り替え、17.8万株のポジションを維持しつつステーキング利回りを取り込む戦略に転換した、と分析しています。
もう一つの重要な動きとして、CoinMarketCapによれば、5月14日にAaveプロトコルの71百万ドル相当ETH凍結を巡る米国裁判所の判断が遅延し、追加の法的議論を求められた、と整理されています。同記事は、ハッキング関連のETH凍結解除を巡る訴訟で、DeFi(分散型金融)プロトコルの法的責任に関する重要な判例となる可能性がある、と報じています。
注目すべきトレンドとして、Coinbaseが伝えるDecryptの内容では、トークン化ETFの市場規模が4.3億ドルを超え、Ondo FinanceのIVVonトークンが過去1カ月で150%急騰、イーサリアム上で構築されている、と整理されています。これは伝統的金融商品のオンチェーン化が静かに進行している証拠です。



出典:The Block(5/15 13F開示・Harvard ETH ETF 8,680万ドル完全売却・IBIT 43%削減・Dartmouthステーキング型ETF切替・Bitwise Solana ETF新規取得・Mubadala 9,000万ドル BTC ETF追加)、CoinMarketCap(5/14 Jane Street ETH ETF 8,200万ドル新規取得・BTC ETF 70%削減・Aave 71百万ドルETH凍結裁判所判断遅延)、Coinbase/Decrypt(トークン化ETF 4.3億ドル超・Ondo Finance IVVon+150%・Justin Sun氏Liberland Buterin氏受賞・Bit Digital Q1 2026 1.467億ドル純損失)、CoinDesk(5/16 暗号資産ロング$500M+清算・95%ロング側・ETH主要寄与)、The Block(Bitmine累計5.21百万ETH・ステーキング471万ETH・年間3.19億ドル収益・SharpLink ETH 20億ドル超)
イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
マクロ環境では、本日5月17日はKevin Warsh議長就任後初の週末動向が焦点となります。CoinDeskによれば、5月15〜16日のマクロ逆風は米10年債利回りの4.55%突破(2025年5月以来初)が主因で、世界的な国債売りに発展した、と整理されています。同記事は、日本の30年債が初めて4%に到達、英国の長期債が28年ぶり高水準となるなど、世界各地で国債売りが連鎖した、と報じています。
CoinDeskによれば、5月16日にS&P 500は3月以来最悪の-1.2%、フィラデルフィア半導体指数は-4%下落した、と整理されています。米ドルは週次の上昇を延長、ブレント原油は105ドル超、ゴールドは2.5%下落して1オンス4,561ドル付近となった、と報告されています。
金融政策面では、CoinDeskによれば、Kobeissi Letterの分析として、市場の「ユーフォリックなセンチメント」が薄れ、米国債利回りが持続不可能な水準まで上昇している、と整理されています。同記事は、エネルギー価格の上昇とインフレ再燃が、FRBの利下げ期待から利上げ期待への転換を促し、暗号資産が「逆方向のシナリオを再価格付け」する局面に入った、と分析しています。
ETHの構造的特性として、Investing.comの過去分析によれば、ETHには3〜4%のステーキング利回り、DeFi貸出利回り、EIP-1559による焼却(バーン)機能が組み合わさっており、ETF流入と相まってETH供給が継続的にロック・ステーキング・焼却・機関投資家向け商品化される環境が形成されている、と整理されています。同記事は、これがマクロ逆風下でもETHが2,180ドル台を維持できる構造的要因だ、と分析しています。
ただし、注意点としてMEXCの過去分析によれば、ガス代がここ12カ月で95%下落しEIP-1559の焼却機能の前提が崩れ、ETHが再びインフレ化(発行量が焼却量を上回る状態)した、と整理されています。同記事は、Layer-2(レイヤー2)ロールアップへの価値流出が構造的課題となっており、Glamsterdamアップグレードがこの問題に対処できるかが焦点だ、と分析しています。



出典:CoinDesk(5/16 米10年債4.55%突破・日本30年債4%初到達・英国長期債28年ぶり高水準・世界的国債売り・ブレント原油$105超)、CoinDesk(5/15 Kobeissi Letter「ユーフォリックなセンチメント薄れ」・FRB利上げ期待再評価)、Investing.com(ETH 3-4%ステーキング利回り・EIP-1559焼却機能・ロック・ステーキング・機関商品化)、MEXC News(ガス代95%下落・EIP-1559焼却機能前提崩壊・ETH再インフレ化・Layer-2への価値流出)
イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
本日のファンダメンタル面で最大のテーマは、5月14日のCLARITY法案上院銀行委員会通過後の次のステップ、6月予定のGlamsterdamアップグレード、トークン化ETFが4.3億ドル規模に成長、5月14日のJPMorgan・NUVAの機関採用、そしてAaveの法的問題です。
CLARITY法案については、CoinDeskによれば、5月14日に上院銀行委員会が15対9の超党派投票(共和党13名全員+民主党2名)で通過させた後、次は本会議で60票(フィリバスター回避水準)が必要で、その後下院再調整、最終的にTrump大統領の署名(目標7月4日)が必要、と整理されています。同記事は、5月21日のメモリアル・デー休会前の最終調整が重要だ、と報じています。
Glamsterdamアップグレードについては、MetaMaskによれば、Glamsterdamは2026年5月までに稼働予定で、ePBS(EIP-7732、エンシュリンド・プロポーザー・ビルダー分離)でMEV(最大抽出可能価値)耐性を実装する、と整理されています。MEXCによれば、L1(メインチェーン)の処理能力を現在の約3倍に引き上げ、ガスリミット下限を60Mから200Mへ3.3倍引き上げ、ガス手数料を78.6%削減する見通しだ、と報じられています。
トークン化ETFの動きについては、Coinbaseが伝えるDecryptの内容として、トークン化ETFの市場規模が4.3億ドルを超え、Ondo FinanceのIVVonトークンが過去1カ月で150%急騰、イーサリアム上で構築されている、と整理されています。これは伝統的金融商品のオンチェーン化がイーサリアム経済圏で静かに進行している証拠です。
JPMorganとNUVAの動きについては、CoinMarketCapによれば、5月14日にJPMorganがイーサリアム上で2つ目のトークン化マネー・マーケット・ファンドの登録を申請、NUVAがFigure社の19億ドルの実物資産(RWA)をイーサリアムに接続した、と整理されています。これらはイーサリアムが「機関財務の選ばれた決済レイヤー」となる動きを加速します。
Aaveの法的問題については、CoinMarketCapによれば、5月14日にAaveプロトコルの71百万ドル相当ETH凍結を巡る米国裁判所の判断が遅延し、追加の法的議論を求められた、と整理されています。同記事は、これはハッキング関連のETH凍結解除を巡る訴訟で、DeFi(分散型金融)プロトコルの法的責任に関する重要な判例となる可能性がある、と報じています。
業界アナリスト動向では、Sherwood Newsによれば、Bitmineの会長Tom Lee氏が「クリプトの春が始まった」と宣言し、ETHは「トークン化」と「AIによる中立的な決済ネットワーク」という2つの長期トレンドから恩恵を受けている、と発言した、と整理されています。同氏のETH 2026年末強気ケースは22,000ドル、ベースケースは12,000ドルとされています。



出典:CoinDesk(5/14 CLARITY法案上院銀行委員会15-9通過・次は本会議60票・下院再調整・Trump署名7/4目標)、MetaMask(Glamsterdam 2026年5月稼働予定・ePBS EIP-7732 MEV耐性)、MEXC News(Glamsterdam L1処理能力3倍・ガスリミット60M→200M・手数料78.6%削減・Q2 2026年末予測$2,736-$3,069)、Coinbase/Decrypt(トークン化ETF 4.3億ドル超・Ondo Finance IVVon+150%・Bit Digital Q1 1.467億ドル純損失)、CoinMarketCap(5/14 JPMorganイーサリアム2つ目トークン化ファンド・NUVAの19億ドルFigure社実物資産接続・Aave 71百万ドルETH凍結裁判所判断遅延)、Sherwood News(Tom Lee氏クリプトの春宣言・トークン化/AI中立決済ネットワーク・ETH 2026年末12,000ドルベース・22,000ドル強気)
イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢
地政学面では、5月15日のTrump大統領による「米国はホルムズ海峡再開の必要がない」発言以降、エネルギー供給制約の長期化が市場の前提となりつつあります。CoinDeskによれば、ブレント原油は5月16日に105ドル超、WTI原油は100ドル超を維持しており、これがインフレ警戒の主因となっている、と整理されています。
イラン情勢については、CoinDeskによれば、米国・イラン紛争はホルムズ海峡を制約し続けており、原油価格の前年比+18%上昇が、4月CPIヘッドライン3.8%上昇の40%超を占めた、と整理されています。Trump大統領の「再開不要」発言は、エネルギー供給制約の長期化を市場に示唆する内容となります。
注目点として、ETHはビットコインに比べて地政学ヘッドラインへの感応度が高い傾向にあり、リスクオフ局面では他の主要暗号資産より大きく下落します。5月16日のETHの下落率は、出来高が前日比で約63%減少した中で、ビットコインを上回るペースとなり、市場の流動性低下がETHにより大きな打撃を与えたことを示しています。
国際金融面では、CoinDeskによれば、Abu Dhabiのソブリン・ウェルス・ファンドであるMubadalaが、BlackRockのIBIT(Bitcoin ETF)に9,000万ドルを追加投資したが、ETH ETFには関与していない、と整理されています。中東のソブリン・ウェルス・ファンドが暗号資産の中でBitcoinを優先する姿勢を示している、と報じられています。
下振れシナリオとしては、24/7 Wall St.の整理によれば、Warsh議長就任後のタカ派的トーン、原油100ドル超維持、ETF流出継続のうち2つ以上が同時発生すれば、ETHは2,150ドル支持帯への圧力が高まり、複数同時発生時には2,000ドル割れの下落リスクがある、と分析されています。一方、CLARITY法案フル上院通過、Trump-Xi建設的合意、原油価格安定が揃えば、2,300〜2,500ドルへのリバウンドが視野に入ります。



出典:CoinDesk(5/16 ブレント原油$105超・米10年債4.55%・Mubadala 9,000万ドル IBIT追加・ETH ETFには関与せず)、CoinDesk(5/15 Trump大統領「米国ホルムズ海峡再開不要」発言・WTI原油$100突破)、The Block(Mubadala 9,000万ドル BTC追加・中東ソブリン・ウェルス・ファンドのBitcoin優先)、24/7 Wall St.(地政学下振れシナリオ・ETH支持帯テスト)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
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株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
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