イーサリアム(ETH)は6月13日時点で1675ドル前後と、史上最高値から大きく水準を切り下げた状態が続いています。一方で、ネットワーク上では取引件数が過去最高を更新するなど、価格とファンダメンタルズの乖離が際立つ展開となっています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年6月14日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
イーサリアム(ETH)は、足元で1600ドル台後半での膠着が続いています。6月8日に1688ドルを付けたあと、おおむね1650〜1690ドルの狭いレンジ内で推移しました。
価格だけを見れば力強さに欠ける一方、ネットワークの利用状況はむしろ過去最高水準にあります。L1の取引件数や低い手数料といった指標は好調で、価格と実態の乖離が大きなテーマになっています。
本日のイーサリアム(ETH)は、目先の弱い値動きと、着実に積み上がるオンチェーンの活況という、相反する2つの顔を持つ局面にあるといえます。投資家にとっては、どちらに重きを置いて相場を読むかが問われる場面です。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



ネットワークの実力と市場の評価がここまで離れているとき、あなたはどちらを信じて相場と向き合うでしょうか。
本日のイーサリアム(ETH)は、1600ドル台後半で値動きが乏しい一方、利用面では過去最高水準の活況を見せる、対照的な状況にあります。価格動向のセクションでは、狭いレンジ内での推移と移動平均線付近での攻防を確認します。
オンチェーンデータのセクションでは、取引件数の最高更新やステーキング比率の高まりといった、構造的な強さを示す指標を整理します。
ファンダメンタルズのセクションでは、Q3にずれ込む見込みとなったGlamsterdam Upgradeや、日本の暗号資産関連法案の進展といった材料を取り上げます。
注目すべきは、価格が低迷するなかでも、ネットワークの利用と制度整備という土台が静かに固まりつつある点です。短期の値動きに一喜一憂するのか、それとも中長期の構造変化に目を向けるのか。今の相場は、その時間軸の取り方そのものを投資家に問いかけているといえそうです。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月13日13時時点(米国東部時間)のデータでは、イーサリアム(ETH)は1675ドル台で推移していました。前日比はおよそ0.5%の小幅な動きにとどまっています。
6月8日9時時点(米国東部時間)では1688ドル台を付けていましたので、この数日はほぼ横ばいの膠着相場が続いていることがわかります。直近では1650〜1690ドルの狭いレンジ内での値動きが中心となりました。
テクニカル面では、50日移動平均線・200日移動平均線がともに1660ドル台に集中しており、価格はこの水準付近で方向感を探る展開です。24時間出来高は32億ドル前後と、市場参加者の動きはやや限定的でした。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月14日) | 約1675ドル | 6月13日終盤の参照値を起点に推移 |
| 前日比 | 約+0.49% | 方向感に乏しい膠着 |
| 直近レンジ(6月8〜14日) | 約1650〜1690ドル | 狭いレンジ内での推移 |
| 上値抵抗 | 約1700ドル | 月内の心理的節目として意識される |
| 下値サポート | 約1645〜1655ドル | 割り込むと一段安の警戒 |
| 50日移動平均線 | 約1662ドル | 価格は同線付近で攻防 |
| 200日移動平均線 | 約1663ドル | 強気・弱気の分岐点として意識される |
| 24時間出来高 | 約32億ドル | 参加者の動きはやや限定的 |
| 時価総額 | 約2020億ドル | 暗号資産で第2位を維持 |
| 史上最高値(参考) | 約4946ドル(2025年8月) | 現値は同水準から約3分の1 |



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
価格が膠着するなかでも、イーサリアム(ETH)のネットワーク利用は活発さを増しています。Coinfomaniaの分析によると、6月8日にはL1の1日あたり取引件数が290万件に達し、2021年の強気相場時に記録した約170万件の過去最高を大きく塗り替えたと報告されています。
ステーキング面でも構造的な変化が進んでいます。同メディアは、6月中旬時点で全ETHの約32.4%にあたるおよそ3900万ETHがステーキング契約にロックされており、流通量から実質的に切り離されていると指摘しています。
こうした指標は、ネットワークの安全性と利用価値の高まりを示すものですが、現状では価格に必ずしも反映されていません。実態と市場評価の差が、足元の大きな論点となっています。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| L1日次取引件数(6月8日) | 約290万件 | 過去最高を更新(従来比約1.7倍) |
| ステーキング比率 | 約32.4% | 流通量の約3割が実質ロック |
| ステーキング総量 | 約3900万ETH | 現行価格で1000億ドル超に相当 |
| 取引手数料 | 0.10ドル未満の局面も | 低水準が小口取引を後押し |



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
制度面では、イーサリアム(ETH)に関わる重要な進展が相次いでいます。CoinMarketCapの集計によると、6月11日に日本の衆議院が暗号資産を金融商品として再分類する法案を可決し、イーサリアムETFへの道筋と大幅な減税につながる可能性があると報じられています。
一方、市場が最大の触媒として注目してきたGlamsterdam Upgradeについては、スケジュールに変化が出ています。openprの報道では、当初6月を目標としていた同アップグレードがQ3(第3四半期)へとずれ込む見込みとなったと伝えられています。
Glamsterdamは並列実行や大幅なガス代削減を狙う大型アップグレードで、機関投資家による再評価のきっかけになり得るとみられています。ただし、テストネットでの検証次第という不確実性も残っており、実装時期は引き続き注視が必要です。



出典:CoinMarketCap(日本の暗号資産法案)、openpr(Glamsterdamのスケジュール)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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