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価格・相場

2026年8月12日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

イーサリアム(ETH)は$1,890近辺で小幅に上昇し、ビットコイン(BTC)が下げるなかで相対的な強さを見せました。一方、ステーキング報酬の削減案には運用大手からも反対が出ており、議論は一段と広がっています。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年8月12日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

本日のイーサリアム(ETH)は、$1,890近辺で推移しています。前日の$1,877近辺から約0.7%の上昇となりました。

同じ期間にビットコイン(BTC)は約0.9%下落しています。方向が分かれたのは8月上旬以来で、ETH/BTC比率も約0.0298へ上昇しました。

チャートを直接参照したところ、8月に入ってからのレンジは$1,840から$1,930です。現在値はその中間よりやや上に位置しています。

下値では$1,857が引き続き重要な水準です。8月2日の$1,823.55を起点とした戻りのなかで、この帯は複数回にわたり守られてきました。

本日は米国時間の朝に7月の消費者物価指数が発表されます。市場予想は前年同月比3.4%で、6月の3.5%から鈍化する見通しです。

7日間では約0.5%の上昇です。金利の見通しが変われば、ステーキング利回りの相対的な魅力も変わるため、この銘柄にとって影響の大きい発表となります。

ZUU Web3 竹原
ビットコイン(BTC)と方向が分かれました。今夜の指標が、この差を広げるか縮めるかですね。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアム(ETH)は、”制度と設計”の二つの議論が同時に動いている局面です。

金融政策の行方を市場が見守る一方で、ネットワーク自体の設計をめぐる論争も続いているという状況を、どう整理すればよいでしょうか。

金利は外から与えられる条件であり、投資家にできるのは対応することだけです。一方、ステーキング報酬の設計は当事者たちが決めるもので、議論の中身そのものが今後を左右します。

価格動向のセクションでは、8月のレンジと、守られている下値を整理します。

マクロ環境との連動のセクションでは、本日の物価指標と、原油高がもたらす逆風を取り上げます。

ファンダメンタルズのセクションでは、報酬削減案への反対がどこまで広がっているかに触れます。

外部環境が読みにくい時期ほど、内部の議論が持つ意味は大きくなります。どちらも並行して追っておくことが、この銘柄を理解する近道です。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

チャートを直接参照したところ、2026年8月12日午後2時ごろ(JST)のデータでは、イーサリアム(ETH)は$1,890近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね30万円前後の水準です。

同じ時点のデータでは、8月に入ってからのレンジは$1,840から$1,930でした。8月11日には$1,934.33まで上昇する場面がありましたが、定着していません。

時価総額は約2,281億ドルで、暗号資産全体に占める比率は約9.9%です。7日間の騰落率は約0.5%高となっています。

指標 数値 備考
現在価格(8月12日) 約$1,890 約30万円前後で推移
前日水準・前日比 $1,877近辺から約+0.7% ビットコイン(BTC)は約-0.9%
7日間変動率 約+0.5% 週間ではプラスを維持
8月のレンジ $1,840〜$1,930 現在値は中間よりやや上
8月11日の高値 $1,934.33 上抜けたが定着せず
上値抵抗 $1,925、次に$1,950 後者は100日移動平均が位置
下値サポート $1,857、次に$1,823 後者は8月2日の安値
ETH/BTC比率 約0.0298 BTC 前日の約0.0294から上昇
時価総額 約$2,281億 暗号資産で第2位
市場全体に占める比率 約9.9% ビットコイン(BTC)は約57.1%
流通供給量 約1億2,068万ETH 発行上限の定めはなし
52週レンジ $1,388.12〜$4,955.90 現在値は下限に近い位置
史上最高値(参考) $4,946.05 2025年8月24日に記録

8月に入ってから2週間近く、$1,840から$1,930という狭い帯での推移が続いています。上下いずれにも抜け出せない状態は、次の材料を待っている段階といえます。

下値の$1,857は、この期間に複数回試されて守られてきました。ここを終値で割り込むと、8月2日の安値$1,823が次の目安になります。

ZUU Web3 竹原
2週間も同じ帯にいます。動くきっかけがいつ来るかを、静かに待つ時期ですね。

イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

本日は米国時間の朝に、7月の消費者物価指数が発表されます。市場予想は前年同月比3.4%で、6月の3.5%から鈍化する見通しです。基調的な物価も2.6%から2.5%へ下がると見込まれています。

8月7日の雇用統計では、7月の非農業部門雇用者数が2万3,000人の減少となりました。5月分と6月分も合わせて10万3,000人分が下方修正され、9月の追加利上げ観測は後退しています。

物価の伸びが予想通り鈍化すれば、その流れは一段と強まります。イーサリアム(ETH)にとって金利の低下は、ステーキング利回りの相対的な魅力を高める方向に働きます。

ただし、逆風も強まっています。CoinDeskによると、ホルムズ海峡の再開協議が行き詰まり、北海ブレント原油は1バレル89.08ドルまで上昇しました。先週の安値から12%を超える上げ幅です。

原油高が物価を押し上げれば、雇用の弱さと物価の高止まりが同時に進む厄介な状況になります。ただし本日の統計は7月分であり、8月に入ってからの原油高は反映されません。

資金の面では、上場商品への流入が5営業日続いたあと、いったん途切れました。市場全体が指標を前に様子見に入っていることを示す動きです。

ZUU Web3 竹原
金利には追い風、原油には逆風。今夜の数字で、どちらが優勢か見えてくるかもしれませんね。

出典:CoinDesk(交渉の停滞と原油価格の上昇)


イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

ステーキング報酬の削減案をめぐる議論が、さらに広がっています。運用大手Franklin Templetonの暗号資産部門で最高投資責任者を務めるSeth Ginns氏が、8月11日にこの提案へ反対を表明しました。

同氏は、この案が個人で検証作業を行う参加者を脅かすとし、存在しない問題に対する解決策だと批判しています。前週にはステーキング事業者や保有企業からも反対が出ており、機関投資家側の慎重論が定着しつつあります。

提案の内容は、預けられるETHが増えるほど検証者への報酬を段階的に消却するというものです。預入量が流通供給の約半分に達した時点で、新規発行分の利回りがゼロになります。

提案側の狙いは、分散性の維持です。利回りが高いままだと預入が大手の事業者へ集中し、ネットワークの安全性が損なわれるという懸念があります。長期的な発行量の抑制にもつながる設計です。

ただし、賛否は明確に割れています。開発者の間では支持もある一方、機関投資家側は利回りを前提に商品や運用を組み立てているため、反発が強くなっています。

提案は草案の段階で、2026年後半に予定される次回のアップグレードに含まれない可能性が高いとみられます。それでも、この銘柄の価値の源泉が何かという根本的な問いを突きつけている点で、議論の行方は注視に値します。

ZUU Web3 竹原
反対の声が広がっています。誰にとっての利回りなのかという問いは、簡単には決着しませんね。

出典:CoinDesk(報酬削減案の内容と論点)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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ZUU Web3編集部

配信:ZUU Web3

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社名 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.)
設立 2024年11月13日
代表取締役 竹原 壮起
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