イーサリアム(ETH)は$2,469近辺まで下落し、$2,500の節目を再び割り込みました。明日発表される8月の物価指標が、$2,431から$2,600という膠着したレンジを解く材料になるとみられています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月10日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,469近辺で推移しています。前日の$2,490近辺から約0.8%の下落となりました。
24時間の高値は$2,521.51、安値は$2,445.10でした。$2,500を上回る場面はあったものの、維持できていません。
市場では$2,431から$2,600という帯での推移が続いているとみられています。この範囲を抜けるには、材料が必要な状態です。
明日9月11日には、8月の物価指標が発表されます。物価が想定を下回れば上値を試す展開、上回れば下値へ向かう展開が想定されます。
9月の始まりは$2,452でした。週足では、2025年8月の高値以降すべての戻りを抑えてきた下降線を上抜けています。
建玉は752,000ETH近辺と高い水準です。ある大口は1億230万ドル規模の買い建てを保有しており、決済の水準は$2,241とされています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



日々の値動きは$2,400台での往復にとどまっていますが、より長い期間で見ると何が変わったのでしょうか。
週足では、2025年8月の高値以降すべての戻りを抑えてきた下降線を上抜けました。この局面で初めて、前の高値を更新する形も現れています。
価格動向のセクションでは、膠着したレンジと、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、建玉の水準と、レバレッジの状況を取り上げます。
マクロ環境との連動のセクションでは、明日の物価指標と、金利感応度に触れます。
ただし、週足の形が変わっても短期の値動きは別です。時間軸ごとに判断を分けておくことが、混乱を避ける助けになります。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月10日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,468.89で取引されていました。日本円に換算すると、おおむね39万円前後の水準です。
24時間の高値は$2,521.51、安値は$2,445.10でした。値幅は約3%です。
時価総額は約3,014億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約50%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月10日) | $2,468.89 | 約39万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,490近辺から約0.8%安 | $2,500を再び割り込む |
| 24時間高値 | $2,521.51 | 維持できず押し戻される |
| 24時間安値 | $2,445.10 | 値幅は約3% |
| 膠着したレンジ | $2,431〜$2,600 | 抜けるには材料が必要 |
| 上値抵抗 | $2,547〜$2,600 | 超えれば$2,800が視野に |
| 下値サポート | $2,380〜$2,430 | 維持できれば戻りは保たれる |
| 9月の始値 | 約$2,452 | 週足で下降線を上抜け |
| 先物の建玉 | 752,000ETH近辺 | 高い水準を維持 |
| 大口の買い建て | 1億230万ドル規模 | 決済の水準は$2,241 |
| 24時間出来高 | 約135億4,000万ドル | 売買は活発な水準 |
| 時価総額 | 約$3,014億 | 前日の約$3,038億から減少 |
| 流通供給量 | 約1億2,204万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-50% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
$2,431から$2,600という帯を抜けるかどうかが、当面の焦点です。上抜ければ$2,800、その先に$3,000という節目が視野に入ります。
下値では$2,380から$2,430の帯が支えです。ここを維持できれば、8月からの戻りは保たれた形になります。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
デリバティブの建玉は高い水準にあります。752,000ETH近辺で推移しており、レバレッジをかけた持ち高が積み上がった状態です。
ただし、レバレッジの度合いは下がっています。大手取引所での推定倍率は6月の0.99から0.647へ低下しました。
それでも規模は無視できません。ある大口は1億230万ドル規模の買い建てを10倍の倍率で保有しており、決済の水準は$2,241とされています。
現在値からは約9%下の位置です。この水準まで下げれば、大規模な決済が発生する可能性があります。
一方、複数の取引会社は売り建てを保有しています。買い方と売り方の対立が続いている状態です。
ネットワークの利用は高い水準を保っています。直近の手数料は約30万3,806ドル、プロトコル収益は約6万547ドルでした。8月上旬の4万ドル前後からは大きく増えています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 先物の建玉 | 752,000ETH近辺 | 高い水準を維持 |
| 推定レバレッジ倍率 | 0.647 | 6月の0.99から低下 |
| 大口の買い建て規模 | 1億230万ドル | 10倍の倍率で保有 |
| 同持ち高の決済水準 | $2,241 | 現在値から約9%下 |
| 24時間ネットワーク手数料 | 約30万3,806ドル | 8月上旬の4万ドル前後から増加 |
| 24時間プロトコル収益 | 約6万547ドル | 利用は活発な水準 |
| ステーキング済みのETH | 約4,230万枚 | 流通供給の約35% |



イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動
明日9月11日には、8月の物価指標が発表されます。9月16日の会合に向けた最後の主要な材料です。
物価が想定を下回れば、上値の抵抗を試す展開が想定されます。逆に上回れば、下値の支えへ向かう可能性があります。
この銘柄にとって、金利の水準は他の銘柄以上に意味を持ちます。ステーキングによる年2%台の利回りが、安全資産の利回りと直接比較されるためです。
足元の環境は厳しい方向にあります。9月4日の雇用統計で8月の雇用者数が16万2,000人増と前年平均の5倍に達し、利上げの観測が強まりました。
中東情勢も重しです。米国とイランの衝突が続き、北海ブレント原油は1バレル96ドル近くまで上昇しています。原油高は物価を押し上げる方向に働きます。
9月9日には財務省による国債の買い戻しが拡大されました。中央銀行が引き締めに傾く一方、財務省の措置が長期金利を抑えるという綱引きが続いています。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
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