イーサリアム(ETH)は$2,502近辺まで上昇し、24時間で約4.1%高となりました。50日線が200日線に迫る配置が整いつつあり、中期の基調が変わる可能性が意識されています。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月7日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,502近辺で推移しています。前日の$2,477近辺から約1.0%の上昇となりました。
24時間では約4.1%の上昇です。$2,500の節目を回復し、9月に入って複数回試してきた水準を取り戻しています。
移動平均の配置が整いつつあります。50日線が200日線に迫っており、上抜ければ中期の基調が変わったと判断できる形です。
ただし7日間では約0.4%の下落です。市場全体が0.7%上昇するなかで、わずかに見劣りしています。
ネットワークの手数料は約30万3,806ドルでした。プロトコル収益は約6万547ドルです。
9月9日には国債の買い戻しが拡大され、9月16日には金融政策の会合が控えます。中東情勢の再燃で原油が1バレル96ドル近くまで上昇しており、金利の見通しは読みにくい状況です。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



中東情勢の悪化で原油が1バレル96ドル近くまで上昇したことは、この銘柄にどう影響するのでしょうか。
原油高は物価を押し上げ、金利を高止まりさせます。この銘柄はステーキングの利回りが安全資産の利回りと比較されるため、金利の上昇は他の銘柄より強く効きます。
価格動向のセクションでは、回復した節目と、移動平均の配置を整理します。
地政学・国際情勢のセクションでは、原油の急騰と、金利への経路を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、手数料の水準と、供給の状況に触れます。
ただし、上昇の背景には別の要因もあります。金利以外の材料がどれだけ効いているかを、数字で確認しておく価値があります。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月7日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,502近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね40万円前後の水準です。
9月5日には$2,435.15から$2,529.56まで動きました。その後は$2,500近辺で落ち着いています。
時価総額は約3,053億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約49%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月7日) | 約$2,502 | 約40万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,477近辺から約1.0%高 | 24時間では約4.1%の上昇 |
| 7日間変動率 | 約-0.4% | 市場全体は0.7%高 |
| 9月5日の高値 | $2,529.56 | $2,534には届かず |
| 9月5日の安値 | $2,435.15 | $2,400台は維持 |
| 上値抵抗 | $2,534、次に$2,600 | 前者は複数回はね返された水準 |
| 下値サポート | $2,400、次に$2,170 | 後者は200日指数平滑移動平均 |
| 移動平均の配置 | 50日線が200日線に接近 | 上抜ければ基調の転換を示す |
| ETH/BTC比率 | 約0.0315 BTC | 前日の約0.0311から上昇 |
| 24時間出来高 | 約167億ドル | 売買は活発な水準 |
| 時価総額 | 約$3,053億 | 前日の約$3,023億から増加 |
| 市場全体に占める比率 | 約10.86% | 24時間で0.65ポイント上昇 |
| 流通供給量 | 約1億2,202万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 史上最高値からの下落率 | 約-49% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
50日線が200日線に迫る配置は、8月の上昇局面を通じて整ってきたものです。上抜ければ、中期の基調が変わったことを示す形になります。
目先は$2,534が関門です。越えれば$2,600が視野に入りますが、届かなければ$2,400台での推移が続く可能性があります。



イーサリアム(ETH)と地政学・国際情勢
中東情勢が、9月に入って大きく動きました。米国がイランの標的への攻撃を再開し、イランは米軍基地へ向けてミサイルと無人機で報復しています。
攻撃の対象には、イランの石油タンカーも含まれました。ホルムズ海峡付近での軍事行動が続き、輸送に影響が及んでいます。
通航量は大きく減りました。9月1日の海峡通過は10隻、翌日は4隻で、直近10日間の平均である約13隻を大きく下回っています。
原油価格は急騰しました。北海ブレント原油は1バレル96ドル近くまで上昇し、米国産原油も90ドルを超えています。
この銘柄にとって、原油高は二重に効きます。物価を押し上げることで金利が高止まりし、ステーキングによる年2%台の利回りの相対的な魅力が薄れるためです。
米10年物国債の利回りは4.8%近くまで上昇しました。9月16日の会合に向けて、利上げの観測が強まっています。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
ネットワークの手数料は、落ち着いた水準にあります。直近24時間の手数料は約30万3,806ドル、プロトコル収益は約6万547ドルでした。
8月下旬には40万ドルを超える日もありました。それと比べると減っていますが、8月上旬の4万ドル前後からは大きく増えた状態が続いています。
手数料の一部は消却される設計です。利用が活発なほど供給は絞られるため、価格の下落局面では相対的な支えとして働きます。
取引所の在庫は細り続けています。取引所が保有するETHは1,450万枚と過去最低の水準にあり、供給がステーキングや企業の保有へ移っています。
ステーキングへの参加も維持されています。ネットワーク全体で預けられているETHは約4,230万枚で、流通供給の約35%にあたります。
市場全体に占める比率は約10.86%まで上昇しました。24時間で0.65ポイント増えており、資金が相対的にこの銘柄へ向かっています。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 24時間ネットワーク手数料 | 約30万3,806ドル | 8月下旬の40万ドル超から減少 |
| 24時間プロトコル収益 | 約6万547ドル | 利用は高い水準を維持 |
| 参考:8月上旬の手数料 | 4万ドル前後 | 1カ月で大きく増加 |
| 取引所の保有量 | 1,450万ETH | 過去最低の水準 |
| ステーキング済みのETH | 約4,230万枚 | 流通供給の約35% |
| 市場全体に占める比率 | 約10.86% | 24時間で0.65ポイント上昇 |
| 流通供給量 | 約1億2,202万ETH | 消却設計でわずかに減少方向 |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY