イーサリアム(ETH)は$2,477近辺まで戻し、$2,400台後半での推移が続いています。移動平均の配置は改善が進んでおり、50日線と100日線の差が広がる一方、200日線との距離も縮まりました。
イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年9月6日)
イーサリアム(ETH)の注目ポイント
本日のイーサリアム(ETH)は、$2,477近辺で推移しています。前日の$2,455近辺から約0.9%の上昇となりました。
9月5日には$2,529.56まで上昇する場面がありました。ただし維持できず、$2,435.15まで下げる展開もあっています。
値幅は約4%と、前日に続いて振れの大きい状態が続いています。$2,400から$2,500の帯での攻防が中心です。
移動平均の配置は改善しました。50日線が$2,140.2、100日線が$2,060.8で、その差は$79.4まで広がっています。
200日線の$2,169.6との距離も$29.4まで縮まりました。この線を50日線が上抜ければ、中期の基調が変わったと判断できる形です。
市場全体に占める比率は約11%です。ビットコイン(BTC)が$79,600近辺まで戻すなか、水準を保っています。
ZUU Web3 竹原イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解



価格が下げる過程で移動平均の配置が改善するという現象は、何を示しているのでしょうか。
移動平均は過去の値動きを平均したものです。下落の局面でも、それ以前の上昇が計算に入ってくるため、短期の線が長期の線に追いつく形になります。押しても構造が崩れないことの表れといえます。
価格動向のセクションでは、移動平均の配置と、上下の目安を整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、取引所の在庫と、預けられている数量を取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、大型の更新の中身と、目指す方向に触れます。
ただし、200日線を割り込めば評価は変わります。現在値からは15%以上の余裕がありますが、意識しておきたい水準です。
イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況
2026年9月6日午後2時ごろ(JST)時点で、イーサリアム(ETH)は$2,477近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね40万円前後の水準です。
9月5日には$2,435.15から$2,529.56まで、約4%の値幅がありました。$2,500台は維持できていません。
時価総額は約3,023億ドルです。史上最高値の$4,946.05からの下落率は約50%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(9月6日) | 約$2,477 | 約40万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $2,455近辺から約0.9%高 | 下落から水準を取り戻す |
| 9月5日の高値 | $2,529.56 | $2,534には届かず |
| 9月5日の安値 | $2,435.15 | 値幅は約4% |
| 上値抵抗 | $2,534、次に$2,600 | 前者は上抜け後3度はね返された水準 |
| 下値サポート | $2,484、次に$2,370 | 前者を割ると後者が視野に |
| 50日指数平滑移動平均 | $2,140.2 | 100日線との差は$79.4 |
| 100日指数平滑移動平均 | $2,060.8 | 差は$69.3から拡大 |
| 200日指数平滑移動平均 | $2,169.6 | 50日線との差は$29.4まで縮小 |
| 200日線までの余裕 | 約15.6% | 割り込むと基調の評価が変わる |
| 相対力指数(RSI) | 約67.5 | 63.3から回復 |
| ETH/BTC比率 | 約0.0311 BTC | 前日の約0.0320から低下 |
| 時価総額 | 約$3,023億 | 前日の約$2,996億から増加 |
| 市場全体に占める比率 | 約11% | ビットコイン(BTC)は約57%台 |
| 史上最高値からの下落率 | 約-50% | 8月18日の約-61%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $4,946.05 | 2025年8月24日に記録 |
50日線が200日線に$29.4まで近づいています。この線を上抜ければ、中期の基調が変わったことを示す配置が整います。
目先は$2,534が関門です。上抜け後に3度はね返されており、越えれば$2,600が視野に入ります。逆に$2,484を割り込むと、$2,370が意識されます。



イーサリアム(ETH)のオンチェーンデータ
取引所の在庫が細り続けています。取引所が保有するETHは1,450万枚と過去最低の水準にあり、供給がステーキングや企業の保有へ移っています。
取引所に置かれた資産は、いつでも売却できる状態にあります。その量が減ることは、市場に出てくる可能性のある供給が絞られることを意味します。
ステーキングへの参加は維持されています。ネットワーク全体で預けられているETHは約4,230万枚で、流通供給の約35%にあたります。
企業の保有も積み上がりました。最大の保有者は590万ETHを抱えており、流通供給の約4.8%です。
供給の増減は、発行と消却の差で決まります。1日あたりの新規発行は約2,800ETHで、手数料の一部が消却される仕組みです。年間の増加率は0.23%から0.85%程度にとどまります。
取引所の在庫が細るほど、需要が戻った際の値動きは大きくなりやすくなります。上下どちらの方向にも振れやすい状態です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 取引所の保有量 | 1,450万ETH | 過去最低の水準 |
| ステーキング済みのETH | 約4,230万枚 | 流通供給の約35% |
| 最大企業保有者の保有量 | 590万ETH | 流通供給の約4.8% |
| 1日あたりの新規発行 | 約2,800ETH | ステーキング参加率により変動 |
| 年間の供給増加率 | 約0.23%〜0.85% | 活動が活発な時期は減少に転じる |
| 流通供給量 | 約1億2,202万ETH | 発行上限の定めはなし |
| 時価総額 | 約$3,023億 | 暗号資産で第2位 |



イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ
年内に予定される大型の更新は、最終段階にあります。試験網での有効化は9月28日と10月26日が提案されており、本体への適用は12月初旬が想定されています。
この更新には、ブロック単位で参照先を事前に宣言する仕組みが含まれます。処理する内容をあらかじめ把握できるようにすることで、取引を並行して処理できるようになります。
目的の一つは、一般的な機器でも検証作業を続けられるようにすることです。処理量が増えても、参加の敷居を上げない設計を目指しています。
この方針は、開発の長期計画とも結びついています。処理能力の向上、検証の効率化、不要なデータの整理という三つの方向が示されており、今回の更新はその一部にあたります。
最終的には、二層目のネットワークで毎秒10万件を超える処理を扱えるようにすることが目標です。基盤側の負担を抑えつつ、上層で処理量を増やす考え方です。
ただし日程は厳しく、試験と安全性の確認次第で変更の余地があります。処理量を現在の3倍以上に引き上げる変更だけに、慎重な検証が続いています。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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