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価格・相場

2026年7月4日のイーサリアム(ETH)の価格・相場・動き・相場市況レポート

イーサリアム(ETH)は7月4日、1700ドル台を回復し、前日からの急反発を維持しています。米資産運用大手BlackRockがステーキング機能付きのイーサリアムETFを新たに立ち上げ、初日に1億ドルの資金を集めたことが、取引所の品薄と相まって上昇を後押ししました。ただし本日は米国が独立記念日の連休に入るため、薄商いには注意が必要です。

目次

イーサリアム(ETH) 相場解説(2026年7月4日)

イーサリアム(ETH)の注目ポイント

イーサリアム(ETH)は、1700ドル台を回復しました。前日には約6〜7%上昇し、主要銘柄のなかで最も強い値動きを見せました。週間ではおよそ9〜12%高となっています。

上昇の最大のきっかけは、BlackRockがステーキング機能付きのイーサリアムETF「ETHB」を立ち上げ、初日に1億ドルの資金を集めたことです。取引所のイーサリアム在庫が過去最低水準にあるなかで、この新規需要が品薄感を一気に価格へ反映させました。

本日のイーサリアム(ETH)は、機関投資家の新規需要と供給の締まりを追い風に、下降トレンドからの転換を試す局面にあります。投資家にとっては、この反発が本物の転換につながるかを見極める場面です。ただし本日は米国の独立記念日で、薄商いには注意が必要です。

ZUU Web3 竹原
ステーキング機能付きの新ETFが上昇の起点になりましたね。需給の変化を、両面から整理していきましょう。

イーサリアム(ETH)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のイーサリアムは、”品薄”に火が付いた反発の持続力が問われる局面かもしれません。

長く続いた品薄に新たな需要が加わったいま、あなたはこの急反発を本格的な転換の始まりと見るか、それともなお慎重に確認すべき戻りと捉えるでしょうか。

本日のイーサリアム(ETH)は、1700ドルを回復するなか、複数の材料が交錯しています。価格動向のセクションでは、急反発と、上値の節目となる1800ドル・2000ドルの攻防を確認します。

マクロ環境のセクションでは、弱い雇用統計を受けた市場全体の反発と、高ベータの値動きを整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、BlackRockのステーキング機能付きETFの立ち上げと、それを増幅した供給の締まり・売り方の買い戻しを取り上げます。

注目すべきは、機関投資家の新規需要と供給の締まりが重なる一方、なお下降トレンドの節目を上抜けきれていない点です。目先の急反発に沸くのか、それとも転換の持続力を冷静に見極めるのか。今の相場は、その両面を見る視点を投資家に求めているといえそうです。


イーサリアム(ETH)の価格動向・チャート概況

チャートを直接参照したところ、7月4日時点のデータでは、イーサリアム(ETH)は1713ドル前後で推移していました。前日比はおよそ7%高で、24時間の上昇率としては主要銘柄で最大です。週間ではおよそ9〜12%高となっています。

前日7月2日には1615ドル前後で推移していましたが、そこから急伸し、2月以来の安値圏である1500ドル台から明確に持ち直しました。8月の史上最高値の約4946ドルからは、なお約65%下回る水準です。

テクニカル面では、20日移動平均線を回復し、弱気シナリオを否定する分岐点を上抜けました。次の上値の節目は1750ドル、さらに1800ドル、そして本格的な回復を示す2000ドルです。下値では1650ドル、さらに1600ドルが支持帯です。14日RSIは40台まで回復し、売られ過ぎ圏から中立に近づきました。市場心理を示すFear & Greed Indexは、極度の恐怖圏から徐々に持ち直しつつあります。

指標 数値 備考
現在価格(7月4日) 約1713ドル 1700ドル台を維持
前日比 約+7% 主要銘柄で最大の上昇率
週間騰落率 約+9〜12% 急反発が継続
直近安値圏(6月) 約1500ドル台 そこから明確に持ち直し
上値抵抗 約1750ドル / 1800ドル / 2000ドル 2000ドルで本格回復
下値サポート 約1650ドル / 1600ドル 反発維持の生命線
20日移動平均線(EMA) 約1660〜1708ドル 回復し弱気シナリオ否定
200日移動平均線 約2281ドル前後 下回り長期は弱含み
14日RSI 40台 売られ過ぎから回復
時価総額 約2070億ドル 暗号資産で第2位を維持
史上最高値(参考) 約4946ドル(2025年8月) 現値は同水準から約65%下
ZUU Web3 竹原
1800ドル、そして2000ドルの節目を回復できるかが、反発が本物の転換につながるかの鍵ですね。連休の薄商いには注意したいところです。

イーサリアム(ETH)のファンダメンタルズ

本日の上昇を主導したのが、BlackRockのステーキング機能付きイーサリアムETF「ETHB」の立ち上げです。KuCoinによると、同ファンドは7月3日の初日に1億ドルの資金を集めました。従来のイーサリアムETFと異なり、ネットワークのステーキング利回り(年率約3%)を投資家に還元する点が特徴です。

この商品が重要なのは、イーサリアムに「利回りを生む投資商品」という新たな魅力を加えるためです。KuCoinによると、これはこれまでソラナのETFが持っていた優位性であり、最大手の運用会社がイーサリアムでこれを実現した意義は大きいとされています。数カ月続いた資金流出のあと、初日で1億ドルという規模は、需要の回帰を示す動きです。

この需要は、供給の締まりと重なりました。CoinPediaによると、Binanceでのイーサリアムの引き出し取引が1日で16万6000件超と、2023年3月以来の高水準に達しました。取引所から資金が流出し保管先へ移る動きで、市場で売買可能な在庫が減っています。加えて、米スポットETFは2営業日連続で流入(1480万ドル、次いで2900万ドル)を記録し、需要の回帰を裏づけました。品薄のなかで新規需要が加わり、上昇が増幅された構図です。

ZUU Web3 竹原
利回りを生むETFの登場は、新たな投資家層を呼び込む可能性がある前向きな材料ですね。資金流入が続くか、注目したい局面です。

出典:KuCoin(BlackRockのETHB立ち上げ・初日1億ドル)CoinPedia(Binanceの引き出し急増・ETF連続流入)


イーサリアム(ETH)とマクロ環境との連動

本日の急反発の土台にあるのが、前日の弱い米雇用統計を受けた市場全体の地合い改善です。6月の雇用者数が市場予想を大きく下回り、FRBの利上げ観測が後退したことで、リスク資産全体に買いが戻りました。イーサリアムもこの流れに乗りました。

イーサリアムが主要銘柄で最も上昇したのは、高ベータの特性によるものです。KuCoinによると、下落局面でビットコインより下げがきつかった分、反発局面では上げも大きくなりました。加えて、約2億8100万ドル規模の売り建て(ショート)の買い戻しが、上昇を増幅しました。

もっとも、金融引き締め的な地合いが消えたわけではありません。KuCoinは、もし雇用統計の追加データが失望を誘ったり、FRBがハト派姿勢を後退させたりすれば、この高ベータが逆回転するリスクがあると指摘しています。加えて本日は独立記念日の連休で薄商いとなりやすく、値動きが振れやすい点にも注意が必要です。当面は7月28〜29日のFOMCが焦点です。

ZUU Web3 竹原
高ベータの銘柄は反発も力強いですが、逆回転のリスクもあるので、連休の薄商いや月末のFOMCには注意しておきたいですね。

出典:KuCoin(雇用統計・高ベータの値動き・ショートの買い戻し)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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社名 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.)
設立 2024年11月13日
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