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価格・相場

ビットコイン(BTC)の週間相場|+3%、4度の壁を突破も8万7,000ドルで失速(2026年9月21日〜27日)

ビットコイン(BTC)は8万3,000ドル台で週明けを迎えました。先週は4度はね返されてきた8万2,000ドルの壁をようやく上抜けましたが、8万7,000ドル台で失速し、足元では中東情勢を受けて水準を切り下げています。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年9月28日 更新)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

ビットコイン(BTC)は8万3,000ドル台での推移となっています。先週半ばに8万7,000ドル台まで上昇した後は上値が重くなり、8万3,000ドルから8万5,000ドルのレンジに落ち着いた状態です。

上値として意識されているのは8万6,000ドル、その上が8万7,300ドルです。下値は8万2,000ドル、次に8万ドルが支えとみられています。8万2,000ドルは9月22日に上抜けた水準で、抵抗から支えへ転換したかどうかが当面の焦点です。

直近で水準を押し下げているのは中東情勢です。大統領がイランの提案した7日間の計画を拒否し、和平への期待が後退しました。

これを受けて原油価格が上昇し、ドル高と米国債の利回り上昇も重なりました。利息を生まない資産には逆風が三つ揃った形です。

同じ影響は金にも出ています。暗号資産と貴金属の両方が売られており、この銘柄に固有の材料ではないことが分かります。

ZUU Web3 竹原
壁を抜けた効果と、外の逆風が綱引きしている状態ですね。

ビットコイン(BTC)の先週1週間の値動き

先週は、週の前半に上昇して後半に失速する展開でした。9月21日の8万1,400ドル近辺から始まり、22日に一気に8万5,000ドル台へ跳ね上がったあと、23日に週間の高値をつけ、そこから週末まで8万4,000ドル前後でもみ合いました。

9月21日から27日までの週間騰落率は約3%の上昇です。週間の値幅は、安値の8万1,400ドル近辺から高値の8万7,300ドル近辺まで、およそ7%でした。

日付 水準 前日比 主な材料
9月21日(月) 約$81,407 約+1.2% 8万2,000ドルの壁を前に様子見
9月22日(火) 約$85,465 約+5.0% 4度はね返された壁を上抜け
9月23日(水) 約$86,644 約+1.4% 原油下落と米国株高が支え
9月24日(木) 約$84,295 約-2.7% 景況指数が想定を上回り反落
9月25日(金) 約$84,653 約+0.4% 買い注文が売りの2倍を超える
9月26日(土) 約$83,974 約-0.8% 上値は重いが8万2,000ドルを維持
9月27日(日) 約$84,027 ほぼ横ばい 上場商品の流入が年初来プラスへ

週の分岐点は9月22日でした。8月下旬から4度はね返されてきた8万2,000ドルを一気に上抜け、1日で約5%上昇しています。翌23日には7日間の変動率が約13%に達し、市場全体の約9.7%を上回りました。

折り返し点は24日です。米国の景況指数が想定を上回り、金利の高止まりが意識されました。一時8万7,200ドルまで上昇したあと8万3,500ドルまで下落し、そこから週末まで戻り切らないまま推移しています。

もっとも、週の後半に下げても8万2,000ドルは守られました。上抜けた水準が支えとして機能した形で、週足では上昇を維持しています。

ZUU Web3 竹原
上抜けた週なのに、終わってみれば上昇は3%。後半の重さが効いています。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
壁は抜けた。では、なぜ伸びなかったのか。

4度はね返された壁を抜けたのに、週間の上昇が3%にとどまったのはなぜでしょうか。

答えは、上昇の理由と下落の理由が別のところにあるためです。壁を抜けた要因は市場の内側、つまり需給と資金の流れでした。一方で後半の失速を招いたのは、金利と原油という外側の環境です。内側が改善しても、外側が逆を向けば打ち消されます。

価格動向のセクションでは、この綱引きが水準としてどう表れているかを整理します。

マクロ環境のセクションでは、ドル高・利回り上昇・原油高という三つの逆風を個別に分けて見ます。

この先の予定のセクションでは、10月の金融政策の会合までに何が控えているかを確認します。

壁を抜けたという事実と、抜けても伸びないという事実は、どちらも同じ週に起きたことです。どちらか一方だけを見て判断すると、相場の見え方は大きく変わります。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

2026年9月28日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は8万3,450ドル近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,330万円前後の水準です。

先週の値幅は、安値の8万1,400ドル近辺から高値の8万7,300ドル近辺までで、およそ7%でした。高値をつけたのは9月23日です。

時価総額は約1兆6,800億ドルで、史上最高値からの下落率は約34%となっています。8月18日には約49%まで開いていたため、そこからは改善が続いています。

指標 数値 備考
直近の水準(9月28日) 約$83,450 約1,330万円前後で推移
前日比 約-0.7% 9月27日の約$84,027から下落
週間騰落率(9月21日〜27日) 約+3% 週の前半に上昇、後半に失速
週間高値 約$87,300 9月23日に記録
週間安値 約$81,400 9月21日の水準
週間の値幅 約7% 安値から高値まで
上値抵抗 $86,000、次に$87,300 後者は先週の高値
下値サポート $82,000、次に$80,000 前者は9月22日に上抜けた壁
時価総額 約$1.677兆 9月27日の約$1.688兆から減少
流通供給量 約2,009万BTC 上限は2,100万BTC
史上最高値 $126,080 2025年10月に記録
史上最高値からの下落率 約-34% 8月18日の約-49%から改善

水準として見ると、先週上抜けた8万2,000ドルと、失速した8万7,300ドルの間に収まっています。上下どちらの水準も、先週の値動きでできたものです。

当面の判断材料は、8万2,000ドルが支えとして機能し続けるかどうかです。ここを割り込めば、上抜け自体が一時的なものだったという見方が強まります。

ZUU Web3 竹原
先週つくった2つの水準に、当面はさまれる形になりそうです。

ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

いま効いている逆風は三つあります。ドル高、米国債の利回り上昇、そして原油高です。

ドルが強ければ、ドル建ての資産は他の通貨から見て割高になります。買いが入りにくくなる要因です。

利回りの上昇も響きます。安全な資産で得られる収益が増えるため、利息を生まないこの銘柄の相対的な魅力は薄れます。

原油はもっとも根が深い材料です。9月上旬には1バレル100ドルを超え、いったん下げたあと、26日には95ドル台まで約3.5%上昇しました。燃料価格の上昇は輸送費を通じて幅広い品目に転嫁されるため、金融政策では下げられない種類の物価上昇になります。

この三つは、先週の値動きの前半と後半をそのまま説明します。23日に上昇を支えたのは原油の下落と米国株の上昇でしたが、週の終わりには原油が再び上昇に転じました。同じ材料が、向きを変えただけです。

資金の流れは逆方向を向いています。CoinDeskによると、上場商品への流入は年初来でプラスに転じました。年の前半には58億ドルの流出超でしたが、8月の流入が35億ドルに達し、9月22日の上抜け以降も流入が続いて通年の集計が黒字へ変わりました。

ZUU Web3 竹原
外の環境と資金の流れが逆を向いている。これが伸び切らない理由です。

ビットコイン(BTC)のこの先の予定

金融政策の次の会合は10月27日から28日です。9月16日の会合では政策金利が0.25%引き上げられ、年内にもう一度の利上げも示唆されました。

会合までに、9月の雇用統計と物価指標が発表されます。利上げの時期を占う材料となるため、発表のたびに水準が動く可能性があります。

とくに物価指標では、9月の原油高がどこまで反映されるかが確認されます。原油は9月上旬に1バレル100ドルを超えた後いったん下げ、月末にかけて再び上昇しました。この振れ幅が指標にどう出るかは、まだ読み切れません。

中東情勢も引き続き材料です。米国とイランの軍事衝突は9月に入って再燃し、ホルムズ海峡付近での輸送への影響が続いています。供給への懸念が解消されない限り、原油を通じた物価への圧力は残るとみられます。

時期 予定 ビットコイン(BTC)への影響
10月中 9月の雇用統計・物価指標の発表 利上げの時期の織り込みが動く
10月27日〜28日 金融政策の会合 年内の追加利上げの有無が焦点
継続 中東情勢と原油価格 物価への圧力を通じて間接的に効く

会合までの1か月は、指標の結果が金利の見通しを通じて水準に反映される局面が続くとみられます。8万2,000ドルを守れるかどうかも、この間の材料次第です。

ZUU Web3 竹原
10月末の会合まで、指標のたびに揺れる展開が続きそうです。

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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配信:ZUU Web3

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設立 2024年11月13日
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