ビットコイン(BTC)は$78,000近辺で8月最終日を迎えました。月間では約21%の上昇で、8月としては2017年以来9年ぶりの大幅高となる見通しです。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月31日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$78,000近辺で推移しています。前日の$77,700近辺から約0.4%の上昇となりました。
8月全体では約21%の上昇です。月初の$64,483から水準を大きく切り上げました。
8月は歴史的に最も弱い月とされてきました。2013年以降の13年間で9回下落しており、中央値は7.49%安です。直近4年もすべて下落していました。
その傾向を今年は覆した形になります。財務省による国債の買い戻し拡大が起点となり、記録的な規模の強制決済が上昇を増幅させました。
ただし、年間では依然としてマイナス圏です。1年前と比べると約28.6%低い水準にあります。
24時間の値幅は$77,053から$79,393でした。$80,000の節目には届いていません。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



8月は下がりやすいという過去13年の傾向が、今年は明確に外れました。この事実から何を学べるでしょうか。
相場を動かしたのは季節ではなく、財務省の措置という具体的な材料でした。過去の傾向は参考になりますが、実際に相場を動かすのは目の前の出来事です。
価格動向のセクションでは、月間の上昇率と、年間での位置づけを整理します。
オンチェーンデータのセクションでは、資金流入と長期保有者の動きを取り上げます。
ファンダメンタルズのセクションでは、9月に控える二つの日程に触れます。
9月には、実際の材料が二つ控えています。過去の傾向を探すより、その日に何が起きるかを確認しておくほうが実用的です。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
2026年8月31日午後2時ごろ(JST)時点で、ビットコイン(BTC)は$78,000近辺で推移していました。日本円に換算すると、おおむね1,240万円前後の水準です。
24時間の高値は$79,393、安値は$77,053でした。値幅は約$2,340です。
時価総額は約1兆5,660億ドルです。史上最高値の$126,080からの下落率は約38%となっています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月31日) | 約$78,000 | 約1,240万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $77,700近辺から約+0.4% | 月末を前に落ち着いた動き |
| 24時間高値 | $79,393 | $80,000には届かず |
| 24時間安値 | $77,053 | 値幅は約$2,340 |
| 8月の上昇率 | 約21% | 月初は$64,483 |
| 参考:8月の中央値 | 約-7.49% | 2013年以降で最も弱い月 |
| 1年間の変動率 | 約-28.6% | 中長期では調整局面が続く |
| 上値抵抗 | $80,000、次に$82,000 | 前者は繰り返し試された節目 |
| 下値サポート | $77,000、次に$75,568 | 後者は8月24日に守られた安値 |
| 200日指数平滑移動平均 | 約$71,901 | 約9%上回った状態 |
| 24時間出来高 | 約172億ドル | 前日比約-52.4%と大幅に減少 |
| 時価総額 | 約$1.566兆 | 前日の約$1.56兆から小幅増 |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-38% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,080 | 2025年10月に記録 |
200日指数平滑移動平均を約9%上回った状態が続いています。8月の上昇でこの線を明確に回復したことは、中期の基調が変わった可能性を示します。
下値では$77,000、その先に8月24日に守られた$75,568が目安です。この水準を割り込むと、今回の上昇そのものへの評価が変わってきます。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
8月の資金流入は、月間で大きな規模となりました。米国の現物ETFへの流入は30億ドルを超え、9営業日連続の流入も記録しています。
この連続記録は8月28日に途切れました。ウォーシュ議長の講演を受けて価格が下げた日に、流出へ転じています。
運用資産は約985億ドルまで積み上がりました。1,000億ドルの大台が視野に入る水準です。
長期保有者の動きは限定的でした。10年以上動かなかったコインの活動は2022年以来の低水準にあり、2026年の年間の移動量は前年の半分にも満たない見通しです。
大きな含み益を抱えながら売却が少ない状態は、供給の面では支えとなります。長期保有者の平均取得価格は約$52,699で、現在値を大きく下回っています。
取引の規模は落ち着いています。24時間の出来高は約172億ドルで、前日から約52.4%減少しました。月末で参加者が減っている状況です。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 8月の現物ETF流入額 | 30億ドル超 | 5月から7月は流出が続いた |
| 連続流入の記録 | 9営業日 | 8月28日に途切れる |
| 現物ETFの運用資産 | 約985億ドル | 1,000億ドルの大台が視野に |
| 長期休眠コインの活動水準 | 2022年以来の低さ | 2026年は前年の半分未満の見通し |
| 長期保有者の平均取得価格 | 約$52,699 | 大きな含み益でも売却は限定的 |
| 24時間出来高 | 約172億ドル | 前日比約-52.4% |
| 流通供給量 | 約2,008万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
9月には、二つの重要な日程が控えています。一つは9月9日で、財務省による長期国債の買い戻しが拡大される日です。
1回あたりの規模が20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増します。8月19日の発表が今回の上昇の起点だっただけに、実際の運用が始まる日は注目されます。
中央銀行が同じ方向を向かないことは、8月28日の講演で確認されました。ウォーシュ議長は物価の2%目標を優先する姿勢を明確にし、市場の期待を打ち消しています。
もう一つは9月15日です。暗号資産の市場構造法案について、本会議での審議に進むかどうかを決める手続き上の採決が行われます。
成立の見通しは楽観できません。論点は暗号資産の報酬をめぐる扱い、分散型金融の規制範囲、議員が保有する暗号資産に関する倫理規定の3点で、意見の隔たりが続いています。
技術面では、量子計算機への備えも始まりました。将来的に現在の暗号方式が破られる可能性に対応するもので、この週に移行の計画が公表されています。実現は先の話ですが、長期的な安全性をめぐる議論が本格化し始めた形です。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY