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価格・相場

2026年5月27日のビットコイン(BTC)の価格・相場・動き・相場市況レポート

5月27日(水)のビットコイン(BTC)は、76,000〜77,200ドル付近で推移しています。週末に2カ月ぶりの安値となる74,500ドルをテストした後、ホルムズ海峡再開期待による原油価格の急落を追い風に反発しました。一方で長年の支持者だったMark Cuban氏がビットコインの大半を売却したと表明、Strategyが週次BTC購入を一時停止するなど、機関投資家の動きが二極化する重要な節目を迎えています。

目次

ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年5月27日)

ビットコイン(BTC)の注目ポイント

5月27日(水)早朝時点のデータでは、ビットコイン(BTC)は76,000〜77,200ドル付近で推移していました。OKXによれば5月27日時点で76,054ドル(24時間+0.49%)、Yahoo Financeでは77,255ドル(24時間+0.54%)、時価総額は約1.53兆ドル前後となっています。

本日特に注目したいのは、地政学緩和の追い風が続く一方で、機関投資家の姿勢が大きく分かれ始めている点です。週末にかけてBTCは74,500ドルまで急落し、2カ月ぶりの安値を記録しました。BlockchainReporterによれば、この下落の主因はETF流出の継続、30年米国債利回りの5.198%への上昇、そして地政学的緊張だったとのことです。

しかし、Strategyの平均取得価格75,700ドルのすぐ下に位置する74,500ドルで防御的な買いが入り、反発に転じました。Iran情勢の改善期待からホルムズ海峡再開が現実味を帯び、原油が5%下落したことが、リスク資産全体への追い風となった形です。

テクニカル面では、50日移動平均線である75,000ドル付近を辛うじて上回って推移しています。一方で200日移動平均線の82,228ドルは過去7週間にわたって一度も超えられておらず、上値の重さを示すマクロ天井として機能し続けています。

ZUU Web3 竹原
週末に2カ月ぶりの安値をテストして反発、地政学と機関動向が交錯する重要な節目ですね。

ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解

ZUU Web3 竹原
今日のビットコイン(BTC)は、長年の支持者が去り、新たな買い手が静かに増える”世代交代”の局面かもしれません。

象徴的な暗号資産支持者であったMark Cuban氏が「ビットコインはヘッジとして機能しなかった」と離反する一方、Strive資産運用会社のような新興のビットコイン財務戦略企業は着実に保有を増やしている——この対照をどう読むべきでしょうか。

本日の相場を理解する鍵は、3つの動きを並べて見ることだと考えています。1つ目は、Cuban氏の離反とCryptoQuantが指摘する「12月以来最弱気の需要水準」という短期的な弱体化シグナル。2つ目は、Striveの追加購入(累計16,500 BTC、公開ホルダー第7位)やSharplinkのRussell 3000指数追加といった、新興プレイヤーの構造的な台頭。3つ目は、Iran平和合意の進展と原油下落というマクロ追い風です。

後述の価格動向セクションでは、74,500ドルの支持帯と200日移動平均82,228ドルという上下のレベル感を整理します。オンチェーン項では、Striveの追加購入とStrategyの一時停止という対照的な動きを取り上げ、ファンダメンタルズ項ではCuban氏発言の意味を掘り下げます。

短期的には需要弱体化の数字が目立ちますが、Whale vs Retail Delta(クジラ対リテール乖離)が2024年11月以来最大という事実は、リテール投資家が降りる中で機関の蓄積が静かに進んでいる可能性を示唆します。象徴的な離反に動揺するのではなく、静かに進む構造変化に目を向けることが重要な局面と言えそうです。


ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況

指標 数値 備考
現在価格(5月27日) 約76,000〜77,200ドル(約1,170万円) OKX/Yahoo Finance
24時間変動率 +0.49〜+0.54% 反発基調
週中安値(5/22-23) 74,500ドル 2カ月ぶり安値、防御的買い圧力で維持
週中高値(5/20-21) 78,300ドル 週次レンジ上限
50日移動平均 約75,000〜76,940ドル 現値の付近、短期分水嶺
200日移動平均 82,228ドル 7週間試されないマクロ天井
Strategy平均取得価格 75,537ドル $74,500のすぐ上、心理的支持
主要支持帯 74,500〜75,000ドル 2カ月ぶり安値・防御的買い水準
主要抵抗帯 77,500〜78,300ドル 週次高値・直近の壁
強気目標(CoinCodex 6/1) 82,580ドル +6.61%、来週レンジ上限
強気目標(Tiger Research) 143,000ドル 2026年Q2評価
強気目標(年末コンセンサス) 150,000ドル Bitwise・Standard Chartered・Saylor
時価総額 約1.53兆ドル 暗号資産時価総額1位
史上最高値 126,021ドル(2025年10月) 現値は約-39%下方

5月27日(水)早朝時点のデータでは、ビットコイン(BTC)は76,000〜77,200ドル付近で推移していました。日本円換算では約1,170万円前後です。

BlockchainReporterの分析によれば、5月22日から23日にかけてBTCは74,500ドルまで急落し、これは過去2カ月で最も低い水準でした。注目すべきは、この水準がStrategyの平均取得価格75,700ドルのすぐ下にあたることです。同社の平均取得価格は機関投資家にとって象徴的な防衛ラインとなっており、想定通りの水準で買い圧力が出現した形となります。

その後の反発は、ホルムズ海峡再開期待による原油5%下落というマクロ環境の変化が後押ししました。CoinDeskによれば、BTCは50日移動平均の上を維持しているものの、200日移動平均の82,228ドルは7週間にわたって一度も超えられておらず、上値の重さは依然として課題です。

長期予測では強気な見方が並んでいます。Tiger Researchは2026年第2四半期の適正評価を143,000ドルと算出、Bitwise・Standard Chartered・Saylor氏はいずれも年末15万ドルを予測しています。一方、CoinCodexの短期予測は6月1日に82,580ドルと、より控えめな水準です。

ZUU Web3 竹原
Strategy平均取得価格付近で防衛ラインが機能、ただし200日線は7週間届かず、上値の重さが続いていますね。

ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ

本日のオンチェーン面で最も興味深いのは、機関投資家の動きが明確に二極化している点です。長年の主役だったStrategyが週次BTC購入を一時停止する一方、新興のStrive資産運用会社が積極的な追加購入を続け、公開ホルダー第7位に浮上しました。

Crypto Timesによれば、Striveは5月22日に1,109 BTCを8,540万ドル(平均76,988ドル)で追加購入し、累計保有数を16,500 BTCに拡大しました。CEOのMatt Cole氏は同社のYTD BTC利回りが23.4%に達したと公表しています。これは、Coinbaseの自社保有を上回り、Bullishのすぐ下というポジションです。

指標 数値 備考
5/22 Strive追加購入 1,109 BTC(8,540万ドル) 平均76,988ドル、累計16,500 BTC
Strive保有ランキング 公開ホルダー第7位 Coinbase上、Bullish下
Strive YTD BTC利回り 23.4% QTD 11.0%
Strategy総保有BTC 843,738 BTC 流通供給の約4%、世界最大公開保有者
Strategy平均取得価格 75,537ドル 累計投資額638.7億ドル
Strategy転換社債買い戻し 15億ドル→13.8億ドル現金(8%割引) 週次BTC購入を一時停止
CryptoQuant 30日apparent demand -147,000 BTC 2025年12月以来最弱気水準
BTC ETF 6営業日連続流出 12.6億ドル 機関の慎重姿勢継続
BTCクジラ・ポジショニング 1,282エンティティ(1,000+ BTC保有) 年初来高値、5/3ピークと並び
Whale vs Retail Delta 2024年11月以来最大乖離 クジラ蓄積・リテール売却
5/29 Deribit BTCオプション満期 約625億ドル max pain 75,000ドル
Sharplink Russell 3000追加 2026年6月29日効力発生 機関採用拡大の象徴

もう一つの注目点は、CryptoQuantの30日apparent demand指標が約-147,000 BTCと、2025年12月以来最弱気の水準に沈んでいることです。これは、過去30日で売却フローが買いフローを大きく上回ったことを意味します。CoinDeskも「ビットコイン需要指標は12月以来最弱気の水準」と報じており、市場が脆弱な状態にあることを示しています。

ただし、この弱気な需要指標の裏側で、Coinbaseが指摘する別の興味深い現象が進行中です。1,000 BTC以上を保有するクジラ・ポジショニングは5月22日に1,282エンティティに到達し、年初来高値を更新しました。クジラ対リテールの乖離は2024年11月以来最大となっており、リテール投資家が降りる中でクジラが静かに蓄積している構図が浮かび上がります。

CoinGapeによれば、Strategyは15億ドルの0%転換社債(2029年満期)を13.8億ドルの現金で買い戻しました。これは8%の割引での買い戻しとなり、債務削減を優先する動きです。同社は週次BTC購入を一時停止しており、財務最適化フェーズに入った印象です。

ZUU Web3 竹原
Strategyが守りに入る一方でStriveが攻める——機関投資家の世代交代が静かに進んでいますね。

出典:Crypto Times(Strive追加購入の詳細)CoinGape(Strategy転換社債買い戻し)BlockchainReporter(CryptoQuant需要分析)Coinbase(クジラ対リテール乖離)CoinDesk(需要指標12月以来最弱気)


ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動

マクロ環境では、本日5月27日は米国メモリアル・デー休場明けの本格的な取引2日目となります。今週は経済指標の発表が連続しており、本日5月27日に4月新築住宅販売、明日5月28日に第1四半期GDPの第2推定値と4月PCE(個人消費支出物価指数、FRBが重視するインフレ指標)が控えています。

BlockchainReporterによれば、5月22日から23日のBTC急落の背景には、30年米国債利回りが5.198%まで上昇したことがありました。長期金利の上昇は、利下げ期待の後退を意味し、リスク資産であるビットコインにとって直接的な逆風となります。CoinDeskも「Treasuries(米国債利回り上昇)が利下げ期待を抑制している」と分析しています。

一方で原油市場では追い風が吹いています。CoinDeskによれば5月25日に原油は5%下落、ホルムズ海峡再開期待が直接の引き金となりました。Iran革命防衛隊(IRGC)は先週20隻以上のタンカーが海峡を通過したと主張しており、インフレ警戒の主因が緩和に向かう兆しが見えています。

金融政策面では、24/7 Wall St.の整理によれば、4月CPIは前年比3.8%と2023年5月以来の高水準、コアCPIは2.8%、Polymarketは2026年内のゼロ利下げ確率を62%、利上げ確率を39%と織り込んでいます。Warsh議長の初FOMC会合は6月16〜17日に予定されており、明日のPCE発表がその直前の重要データとなります。

ZUU Web3 竹原
金利上昇の逆風と原油下落の追い風が綱引き、明日のPCE発表が当面の最大のヤマ場ですね。

出典:BlockchainReporter(30年債利回り5.198%)CoinDesk(利下げ期待抑制・原油5%下落)24/7 Wall St.(4月CPI・利下げ確率)


ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ

本日のファンダメンタル面で最大のニュースは、長年の暗号資産支持者であるMark Cuban氏の離反発言です。Fortuneによれば、Cuban氏はビットコインの大半を売却したと明らかにし、その理由として「Iran紛争時の地政学的混乱と弱化したドルに対するヘッジとして機能しなかった」と説明しました。

Cuban氏は元々ビットコインに懐疑的だった立場から最も影響力のある支持者の一人へと転じた人物であり、その方針転換は象徴的な意味を持ちます。ビットコインを「デジタル・ゴールド」「ヘッジ資産」として位置づけてきたナラティブに対する直接的な疑問の投げかけと受け取れるでしょう。

一方で対照的な動きも進んでいます。CoinGapeによれば、Strategyは15億ドルの転換社債を割引価格で買い戻し、債務削減フェーズに入りました。週次BTC購入は一時停止していますが、これは資金繰りの問題ではなく、財務最適化の戦略的判断と解釈されています。

Crypto Economyによれば、Strategyが買いを一時停止する隙間を埋めるように、より小規模なBitcoin財務戦略企業が積極的に動いています。Striveは公開ホルダー第7位に上昇し、Sharplinkは2026年6月29日付でRussell 2000・3000指数に追加されることが決まりました。これは機関投資家の暗号資産関連株への配分を機械的に増やす効果があります。

政策面では、CLARITY法案が5月14日に上院銀行委員会を15対9の超党派投票で通過した後、本会議での60票(フィリバスター回避水準)獲得を待っている状態です。メモリアル・デー休会明けの議会再開で、最終調整が進む可能性があります。Trump大統領の署名目標は7月4日とされています。

ZUU Web3 竹原
Cuban氏の離反は象徴的、しかし新興のビットコイン財務企業が静かに台頭、構造変化が続いていますね。

出典:Fortune(Cuban氏ビットコイン離反)CoinGape(Strategy転換社債買い戻し)Crypto Economy(Sharplink指数追加)CoinDesk(CLARITY法案進展)


ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢

地政学面では、Iran情勢の改善期待がリスク資産全体への追い風となっています。CoinDeskによれば、Marco Rubio米国国務長官は週末に「米国とIranの交渉担当者は『かなり確固たる土台がある』、戦争を終わらせる合意が月曜日に成立する可能性がある」と発言しました。

Trump大統領自身も5月24日(土)に「Iranとの平和合意覚書(MOU)が大幅に交渉された」と発表しています。ただし翌日には「交渉担当者に合意を急がないよう指示した」と方針を微調整しており、最終合意にはなお時間が必要な印象です。Investing.comの報道によれば、合意内容には60日間の停戦延長、ホルムズ海峡商業船舶への完全再開、Iranの無制限石油輸出再開が含まれる見通しです。

市場の織り込み度合いを示すPolymarketの「US x Iran 永久平和」予測市場は累計1.54億ドルの取引高に達しており、12月31日までの合意成立確率を91%、5月31日までを62%、6月30日までを70%と織り込んでいます。市場参加者は中期的な合意成立を高い確率で見込んでいる形です。

興味深いのは、こうした地政学緩和の追い風があるにもかかわらず、Mark Cuban氏が「ビットコインはIran紛争時にヘッジ資産として機能しなかった」と発言した点です。地政学リスク上昇局面でBTCが下落したという事実は、ビットコインの「安全資産」としての位置づけに疑問を投げかけます。今後Iran合意が実際に成立した場合、リスクオン環境でBTCがどう反応するかが、Cuban氏の離反発言の正当性を試す試金石となりそうです。

ZUU Web3 竹原
Iran合意は近づきつつあるものの、Cuban氏が指摘した「ヘッジ機能の失敗」がビットコインの今後の位置づけを問い直しています。

出典:CoinDesk(Rubio発言・原油5%下落)Investing.com(Trump大統領MOU発表・合意内容)News.Bitcoin.com(Polymarket平和市場)Fortune(Cuban氏ヘッジ機能発言)

当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)

竹原 壮起

竹原 壮起(たけはら まさき)

株式会社NET MONEY 代表取締役

慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。

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