4月27日(月曜日)のビットコイン(BTC)は、79,000ドル台へ上昇し、心理的節目の80,000ドル突破を視界に捉える展開となっています。スポットBTC ETFは8日連続の純流入で累計$2.4Bに達し、4月の月次騰落率は+13.6%と2024年11月以来の最強パフォーマンスを記録しています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月27日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、79,000ドル台で推移し、80,000ドルの大台が目前に迫っています。LatestLYによれば、本日のBTC価格は$79,032で、80,000ドル抵抗レベルに接近しているとのことです。Invezzによれば、4月の月次騰落率は+14.3%に達する見通しで、2024年11月以来の最強月となるペースです。
本日最大の注目ポイントは、スポットBTC ETFが8〜9日連続の純流入を記録し、累計$2.4B(4月以降)に達した点です。BlackRockのIBITが流入の73%以上を占有し、累計809,870 BTC(米スポットETF市場全体の62%)を保有する構図となっています。Morgan StanleyのMSBT(4/8ローンチ)も累計$163Mを集め、流出ゼロ日を継続しています。
来週4月29日(水曜)のFOMCを目前に、機関投資家の積極的な蓄積と短期保有者の利益確定売りが拮抗しています。CoinDeskのアナリストは、$78,100と$80,100が過去に天井形成を伴ったオンチェーンレベルとして警戒すべきと指摘しています。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



8日連続のETF流入というポジティブと、80,000ドル直前の戻り売り懸念というネガティブ、どちらが今日の流れを決めるのでしょうか。
本日の相場を読み解くうえで意識したい軸は、「80,000ドルの心理的節目突破への挑戦」と「ETF流入の持続性 vs 短期保有者の利確売り」という2つの構造です。
後述の価格動向セクションでは、79,000ドル前後の攻防と、上値80,000〜83,000ドル、下値76,000〜74,000ドルの重要レベルを整理していきます。オンチェーン項では、8日連続$2.4B ETF流入、IBITの809,870 BTC保有、Strategyの815,061 BTC到達、19,000 BTC吸収という機関蓄積の数字を確認します。
マクロ項ではFOMC前の金利・原油動向、ファンダメンタルズ項では4/16 SEC CLARITY Actラウンドテーブル、Kevin O’LearyのBTC/ETH集中、4/25 Trumpマール・ア・ラーゴ講演をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長下の不透明感と次のリスク要因を整理します。
読者の皆さまには、「ETFの構造的買い圧力」と「80,000ドルでのリジェクション履歴」のバランスを意識しながら、今週前半の動きを注視していただければと思います。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月27日) | 約79,032ドル(約1,225万円) | 80,000ドル接近、4月強気継続 |
| 前日比 | +1.5%前後(24時間) | 週末からじり高 |
| 4月月次騰落率 | +13.6〜14.3% | 2024年11月以来の最強月 |
| 直近週間高値 | 約79,200ドル | 1月下旬以来の高値圏 |
| 直近週間安値 | 約77,000ドル | 4/24-25のレンジ下限 |
| 直近30日レンジ | 約67,000〜79,200ドル | 1か月で約12,000ドルの値幅 |
| 上値抵抗(直近) | 80,000ドル | 最大の心理的節目・複数回リジェクション歴 |
| 次の抵抗 | 82,126〜83,000ドル | Fibonacci次レベル |
| 強い抵抗 | 85,920ドル | R3レジスタンス |
| 下値サポート | 77,265ドル | Fibonacci支持線 |
| 次の下値 | 74,259〜74,395ドル | ピボット支持・Strategy平均単価 |
| 強い支持 | 72,000ドル | EMAクラスター |
| 50日移動平均 | 約71,700ドル | 上抜け維持 |
| 200日EMA | 約84,000ドル | 長期転換点 |
| RSI(14日) | 約62 | 強気バイアスだが過熱に近づく |
| BTCドミナンス | 約58.1% | 上昇継続 |
| 時価総額 | 約1.56兆ドル | 世界最大の仮想通貨資産 |
| Fear & Greed Index | 31(Fear) | 価格上昇に対し心理は慎重 |
| 史上最高値 | 約126,198ドル | 2025年10月6日、現在-37% |
2026年4月27日時点のデータでは、BTC/USDは79,000ドル台で推移していました。日本円換算では約1,225万円となり、先週末から約40万円の上昇です。MetaMaskによれば、BTCは4月だけで+13.6%上昇し、2024年11月以来の最強月次パフォーマンスを記録しています。
テクニカル面では、CoinDeskのアナリストが指摘する通り、$78,100と$80,100が過去に天井形成を伴ったオンチェーンレベルとなっており、ここでの攻防が今週のトレンドを決定づける可能性があります。Invezzによれば、80,000ドルを明確に上抜けて維持できれば、追加のETFバイヤーとモメンタムトレーダーが流入し、突破後の上値追いが期待できる構造です。
逆に、LatestLYは「モメンタム指標にベアリッシュ・ダイバージェンスが見られ、80,000ドルを突破できなければ76,000ドル付近への一時的調整局面が想定される」と警告しています。80,000ドルブレイクなら$83,000、リジェクションなら$72,000支持試しという、明確な分岐が形成されています。
下値では、77,265ドルのFibonacci支持線、74,259ドルのピボット支持、72,000ドルのEMAクラスターが順に並んでいます。Strategyの平均単価$74,395も近接しており、機関投資家の防衛ラインとして意識される水準です。



出典:LatestLY(4/27 BTC$79,032・80K抵抗分析)、Invezz(4月+14.3%・ETF流入・80K攻防)
ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、機関投資家の歴史的規模の蓄積を示しています。CoinDeskによれば、米スポットBTC ETFは4月23日まで8日連続の純流入を記録し、累計$2.10Bに達しました。これにより、ローンチ以来の累計純流入は$58Bに到達し、総資産は$102Bを突破しています。
Invezzのデータによれば、IBITはこの流入ストリークで$1.4B(全体の73%)を集め、累計BTC保有は809,870 BTCに達しました。Morgan StanleyのMSBT(4/8ローンチ)も累計$163Mの流入で、流出ゼロ日を継続中です。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| BTC ETF連続流入記録 | 8〜9日連続 | 4/14〜4/24、強い機関買い |
| 4月累計BTC ETF流入 | 約$2.4B | SoSoValueデータ、過去2か月で最強 |
| 累計BTC ETF純流入(ローンチ以来) | $58B超 | 市場成熟の証拠 |
| BTC ETF総資産 | $102B超 | 機関投資家ビークルとして定着 |
| BlackRock IBIT保有 | 809,870 BTC | 米スポットETF市場の62%占有 |
| IBIT 4月累計流入 | $1.4B(全体の73%) | 圧倒的シェア |
| 4/24 IBIT単日流入 | $269M | 3月以来最大単日 |
| Morgan Stanley MSBT累計 | $163M(流出ゼロ日) | 4/8ローンチ以来全日プラス |
| Strategy先週購入 | 34,164 BTC(約$25.4億) | 2024年11月以来最大規模 |
| Strategy累計BTC保有 | 815,061 BTC | 平均単価$75,527 |
| 5日間機関吸収量 | 約19,000 BTC | 「規律ある下値の床」を形成 |
| 取引所BTC残高 | 約221万BTC | 7年来低水準、浮動株タイト化 |
| 2月以降の機関ETF流入累計 | 約$3.7B | 4か月の流出を反転 |
注目すべきは、CoinDeskが指摘する「ETFが$2.1B買う一方で、短期保有者が出口流動性として売っている」構造です。機関投資家の構造的買いが、短期トレーダーの利確売りを吸収する形で上昇が継続しているわけですが、80,000ドル付近での需給バランスの変化が次の焦点となります。
24/7 Wall St.によれば、5月以降にBTC ETFの日次流入が$300M以上を維持できれば「構造的回復」が確認される一方、$100M以下に減少すれば8週間ストリークが「リリーフバウンス」だったと判断される見通しです。



出典:CoinDesk(8日連続ETF流入・短期保有者売り構造)、24/7 Wall St.(8週間$3.7B流入・5月見通し)
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
マクロ環境は、4月29日(水曜)のFOMCを目前にやや緊張感を高めています。Yahoo Financeのデータによれば、4月25日金曜日終値ベースでS&P500は7,165(+0.80%)、ナスダックは24,837(+1.63%)、VIXは18.71(-3.11%)と、株式市場はリスクオン地合いで4月最終週へ突入しました。
原油は停戦延長後も高止まりが続いており、WTIは$94.40付近で推移しています。Invezzは「持続的なエネルギー主導インフレが、2026年後半のFRB利下げタイミングを脅かし続けている」と分析しており、原油高はBTCの上値の制約要因の一つです。
米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、本日のFOMCに向けてハト派・タカ派どちらのメッセージが出るかが最大の節目となります。原油$94台の高止まり、コアCPI 2.7%超を受け、2026年内の追加利下げ期待は事実上消失しているとの見方が強まりつつあり、タカ派メッセージならBTCのモメンタムが減速する可能性があります。
また、今週はMicrosoft、Alphabet、Apple、Metaなど大型ハイテク決算が集中します。BTCはナスダックとの相関0.85と高く、ハイテク株の好調が継続すればBTCの80,000ドル突破を後押しする構図です。



出典:Invezz(FRB利下げタイミング・エネルギー主導インフレ)、Yahoo Finance(米株指数・VIX)
ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
BTCのファンダメンタル面は、本日も非常に活発な進展が続いています。最大のニュースは、4月25日にTrump大統領がフロリダ州マール・ア・ラーゴで開催された暗号資産カンファレンスで講演したことです。MetaMaskによれば、ホワイトハウスがイベント日程を確認しており、Trump政権の暗号資産政策への積極姿勢が改めて示されました。
規制面では、CLARITY Act(仮想通貨市場構造法案)の上院銀行委員会マークアップ投票が4月下旬に予定されています。CoinMarketCapによれば、4月16日のSEC CLARITY Actラウンドテーブルは「議員が行動する前にどの方向に傾いているかを示す先行指標」として機能しており、法案通過に向けた地ならしが進んでいます。
機関投資家動向では、Strategyが先週34,164 BTC($25.4億)を平均単価$74,395で購入し、累計BTC保有は815,061 BTC、平均単価$75,527に達しました。CoinMarketCapによれば、4/24単日でBlackRockは$246Mを購入し、12日間で$1.8Bを集めるなど、強い機関蓄積が継続しています。
注目すべき動きとして、4月22日にKevin O’Leary氏(Shark Tank投資家)がアルトコインから完全撤退し、ポートフォリオの90%をBTCとETHに集中させる方針を発表しました。CoinMarketCapによれば、O’Leary氏は「2大暗号資産の規模と生存可能性の優位性」を理由として挙げており、機関的な”BTC・ETH集中”の流れを象徴する事例となっています。
技術面では、Bitcoin Core v30.0(2025年10月リリース)に続く v31.0rc4が4/11にテスト版公開され、cluster mempool redesign、Tor/I2P経由の取引ブロードキャスト義務化が予定されています。BIP-360・QSB(Quantum-Safe Bitcoin)の量子耐性研究も活発化しています。
4月26日には、ホワイトハウスでの発砲事件によりBTCが短期的に上昇する場面もありました。CoinMarketCapによれば、米国政治の不安定性に対するBTCの感応度が改めて確認された形です。



出典:CoinMarketCap(CLARITY Act・Kevin O’Leary・ホワイトハウス事件)、MetaMask(Trumpマール・ア・ラーゴ講演・BlackRock流入)
ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
本日の相場に影響を与えている地政学要因は、停戦延長下の不透明感が継続しています。Trump大統領は4月22日に米イラン停戦を無期限延長したものの、和平協議には実質的な進展がなく、24/7 Wall St.によれば「米イラン停戦は脆弱で、和平協議は実質的に動いていない。イランがホルムズ海峡付近で船舶に発砲したという報道が新たな不確実性を加えている」状況です。
米海軍によるイラン港湾封鎖は継続されており、過去2か月の「緊張→緩和→再緊張」のサイクルがいつでも再発する状況です。原油価格は$94付近で高止まりしており、地政学プレミアムは完全に解消されていません。
24/7 Wall St.は、停戦が崩壊すれば「原油価格が再び急騰し、FRBは金利を3.75%に据え置く。同じコンプライアンスチームが再び引き締めに動く」と警告しており、地政学リスクとマクロ政策が密接に結びついている点が特徴です。
ただし、BTCはイラン戦争開始(2月28日)以降、ソフトウェア株などのリスク資産を一貫してアウトパフォームしており、「地政学ショック吸収役」「デジタルゴールド」としての性質を強化してきました。$60,000台の安値から$79,000台への+30%の戻りは、地政学不安にもかかわらず実現したものです。
Polymarketでは「ホルムズ海峡が4月末までに正常化する確率」は28%と低水準ですが、「6月末までの正常化」は81%と中長期の外交解決期待は残されています。「2026年中のBTC $80,000到達確率」は80%超で、市場は強気に傾いています。
ダウンサイドシナリオとして、停戦が崩壊し原油100ドル超となれば、BTCは$72,000支持試しのリスクが浮上します。逆に、本日のFOMC前の好材料が続けば、BTCは$80,000突破→$83,000、$85,920への上昇が期待できます。



出典:24/7 Wall St.(停戦脆弱性・原油・FRB据え置きリスク)、Intellectia.ai(Polymarket確率・80K到達見通し)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
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