ビットコイン(BTC)は6月25日、節目の6万ドルを割り込み、5万9000ドル台まで下落しました。米ドル高と追加利上げ観測、ハイテク株安が重なる「リスクオフ」の連鎖が続くなか、市場心理は一段と冷え込み、恐怖指数は極度の悲観を示しています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年6月25日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
ビットコイン(BTC)は、心理的な節目である6万ドルを割り込み、5万9000ドル台まで下落しました。前日6月24日の朝に約2週間ぶりの安値圏で寄り付いたあと、夜にかけてさらに下げ幅を広げました。
下落の主因は、暗号資産固有の材料ではなく、米ドル高・追加利上げ観測・ハイテク株安という複合的なマクロの逆風です。リスク資産を避ける流れが、節目割れを引き起こしました。
本日のビットコイン(BTC)は、重要な節目を割り込み、市場心理が極度に冷え込む局面にあります。投資家にとっては、この弱気がどこまで続くのか、そして極端な悲観が反転の前兆となるのかを見極めることが重要です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



節目を割り込み悲観が極まるいま、あなたはこの下げをさらなる調整の入り口と見るか、それとも底入れの近づきと捉えるでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、6万ドルを割り込み、複数の逆風にさらされています。価格動向のセクションでは、節目割れの動きと、移動平均線を下回るテクニカル構造を確認します。
マクロ環境のセクションでは、相場を支配する米ドル高と金融引き締め観測、株式市場との連動を整理します。ファンダメンタルズのセクションでは、機関投資家の慎重姿勢と、企業による選別的な買いという対照的な動きを取り上げます。
注目すべきは、市場心理が極度の恐怖に沈む一方で、一部の企業が現在の水準を好機と捉えて買いを入れている点です。目先の悲観に流されるのか、それとも極端な弱気の裏にある動きを冷静に見極めるのか。今の相場は、恐怖との向き合い方を投資家に求めているといえそうです。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月24日18時50分時点(協定世界時)のデータでは、ビットコイン(BTC)は5万9494ドル前後で推移していました。前日比はおよそ4%の下落で、節目の6万ドルを割り込んでいます。
同日朝の段階では6万2660ドルで寄り付き、約2週間ぶりの安値圏にありましたが、米国時間にかけて一段と下げ幅を広げました。6月16日に付けた約2週間ぶり高値の6万6700ドルからは、大きく水準を切り下げています。10月の史上最高値の約12万6198ドルからは、ほぼ半値の水準です。
テクニカル面では、50日・200日移動平均線をいずれも下回り、200週移動平均線という長期の節目も試す展開となりました。市場心理を示すFear & Greed Indexは17と「極度の恐怖」圏まで低下しました。複数のアナリストは、こうした極端な悲観が、過去にはしばしば反発の前兆になってきたとも指摘しています。下値では5万7000ドル台が次の目安とされています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月25日) | 約5万9494ドル | 節目の6万ドルを割り込む |
| 前日比 | 約-4% | マクロの逆風が継続 |
| 6月24日始値 | 約6万2660ドル | 約2週間ぶりの安値圏で寄り付き |
| 直近高値(6月16日) | 約6万6700ドル | 約2週間ぶりの高値圏 |
| 上値抵抗 | 約6万2000〜6万3000ドル | 節目回復が当面の課題 |
| 下値サポート | 約5万7000ドル台 | 割れると一段安のリスク |
| 50日移動平均線 | 約6万5000ドル前後 | 価格は同線を大きく下回る |
| 200週移動平均線 | 約6万2000ドル前後 | 長期の節目を下回る |
| 14日RSI | 37前後 | 売られ過ぎ寄りの中立圏 |
| Fear & Greed Index | 17(極度の恐怖) | 反発の前兆との見方も |
| 時価総額 | 約1.25兆ドル | 暗号資産で最大規模を維持 |
| 史上最高値(参考) | 約12万6198ドル(2025年10月) | 現値は同水準から約半値圏 |



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日のビットコイン(BTC)の節目割れを引き起こしているのは、複合的なマクロの逆風です。Yahoo Financeによると、暗号資産は金やシルバーと同じ逆風、すなわち米ドル高と利上げ観測にさらされており、投資家が資金をほかへ移していると報じられています。今週のハイテク株安が、リスク回避の流れをさらに強めました。
この弱さの起点は、6月18日のFOMCにあります。CoinStatsの分析によると、FRBが緩和的な文言を削除して以降、米ドルと米国債利回りが上昇し、利回りを生まないビットコインの逆風となりました。実質金利の上昇は、現金や債券に対するビットコインの相対的な魅力を下げます。
市場では、こうした下落が暗号資産固有の問題ではないことが重要視されています。同分析によると、イーサリアムやソラナがビットコイン以上に下落していることは、今回の下げが暗号資産固有のショックではなく、マクロのリスク回避によるものであることを裏づけています。当面は米ドルと金利、株式市場の動向が、相場の方向を左右するとみられます。



出典:Yahoo Finance(米ドル高・利上げ観測・株安の影響)、CoinStats(FOMCの影響・クロスアセットの連動)
ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
足元のビットコイン(BTC)では、機関投資家の慎重姿勢と、企業による選別的な買いという対照的な動きが見られます。CoinStatsによると、6月24日のスポットETFには3990万ドルの資金流入がありましたが、価格の力強い回復にはつながりませんでした。これは、売り手が需要を吸収し続けており、市場が分配(ディストリビューション)局面にある可能性を示すとされています。
一方で、企業のバランスシートを通じた蓄積は続いています。同メディアによると、Strategyは約3500万ドルで520BTCを購入して保有を積み増し、Strive社も平均取得単価6万5850ドルで759BTCを約5000万ドルで取得しました。一部の機関投資家が、現在の水準を魅力的な参入点と見ていることを示唆しています。
もっとも、需給には警戒も残ります。同メディアによると、過去24時間で約4860万ドルのビットコイン建玉が清算され、その82.7%がロングでした。さらに、個人投資家の持ち高は67.4%が買い建てに偏っており、価格の反転が確認できなければ、逆張りリスクとなり得ると指摘されています。機関投資家の慎重さと企業の買いが交錯するなか、ETFフローの転換が今後の鍵とされています。



出典:CoinStats(ETFフロー・企業の蓄積・清算データ)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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