ビットコイン(BTC)は4月の月間騰落率で約1年ぶりの強さを取り戻しつつある一方、80,000ドルの心理的節目を前に上値が抑えられる展開が続いています。本日は週末入りに伴う取引落ち着きのなかで、ETFへの継続流入とドル指数(DXY)の反発という二つの力が綱引きを続けている点が最大の注目ポイントです。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月25日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)を読み解くキーワードは「強い月足とレンジ膠着の同居」です。CoinGlass集計ベースで4月の上昇率は13%台半ばに達しており、月間ベースでは2025年4月以来の強いパフォーマンスが視野に入りつつあります。
もっとも、今週水曜日に79,000ドル台まで上昇した後は80,000ドルを抜けられず、77,500〜78,500ドル付近のレンジで膠着しています。米国上場のスポットETFへの流入が下値を支える一方、デリバティブ市場では建玉減少とファンディング率の弱含みが続いており、上値追いに慎重な投資家像が浮かび上がっています。
来週4月29〜30日にはFOMCも控えており、本日からの週末は次のドライバー待ちの時間帯と位置づけられそうです。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



このような相場の見方ができるのではないでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)を考える上で重要なのは、強気と弱気の材料が同居している点です。月足では強気、週足では揉み合い、日足ではレンジ、と時間軸ごとに見え方が変わる相場と言えます。
後段では、価格動向のセクションでレンジ推移とボラティリティの低下を整理し、オンチェーンデータのセクションで8営業日連続のETF流入と先物建玉の減少という両面の動きを確認していきます。
マクロ環境のセクションではDXYとの逆相関が直近で-0.90まで深まっている点を、ファンダメンタルズのセクションではUSDT発行額の急増と来週のFOMCを取り上げます。地政学パートでは、中東情勢が原油高を通じて相場の上値を抑えている構図を整理します。
個別の材料は強気と弱気が入り混じっており、来週のFOMCを通過するまでは決定打を欠く相場が続くという見方もできるかもしれません。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
4月24日21時26分(UTC)時点のチャートデータでは、ビットコイン(BTC)は77,634ドル台で推移していました。前日比では約0.3%の小幅下落で、過去24時間ではおおむね77,500〜78,500ドルのレンジ内に収まる展開でした。
同時刻時点で24時間取引高は約169億ドル、時価総額は約1.55兆ドルとなっていました。今週は4月22日に79,000ドル台まで上昇したものの、80,000ドルを前に上値を抑えられ、その後は徐々に上昇モメンタムが鈍化する展開となっています。
4月の月間騰落率はおよそ+13.6%(CoinGlass集計、4月24日時点)と、2025年4月以来となる強い月足が視野に入っています。30日インプライドボラティリティ(BVIV)は42%まで低下し、1月31日以来の低水準に張り付いています。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
米国上場のスポットビットコインETFは、4月23日まで8営業日連続で純流入を記録し、この間の合計流入額は約21億ドルに達したとSoSoValueのデータをCoinDeskが報じています。4月単月でも24.3億ドルに達しており、ローンチ来累計では585.5億ドルとなっています。
その一方で、デリバティブ市場では先物の建玉(OI)が直近24時間で6%以上減少し、74.43万BTC水準に低下しました。年率換算ベースの永久先物ファンディング率はわずかに負の領域で推移しており、レバレッジを効かせた弱気ポジションの厚みが意識される局面です。
主要指標は以下の通りです。
| 指標 | 数値 | 変化 |
|---|---|---|
| スポットBTC ETF純流入(4/23) | 2.23億ドル | 8営業日連続流入 |
| 4月単月ETF純流入 | 24.3億ドル | 3月(13.2億ドル)の約1.8倍 |
| BTC先物建玉(OI) | 74.43万BTC | 24時間で-6%以上 |
| 30日IV(BVIV) | 42% | 1月31日以来の低水準 |



出典:CoinDesk
ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日特に注目されるのが、ビットコイン(BTC)とドル指数(DXY)の関係です。CoinDeskの集計では、BTCとDXYの30日相関が-0.90まで深まっており、2022年以来の強い逆相関となっていることが確認されました。
同社によれば、直近のBTCの短期的な値動きの約81%がDXYの変動と統計的に連動しているとされます。DXYは4月17日の97.63から98.75付近まで反発しており、これがBTCの上値を抑える要因の一つになっているとみられます。
来週4月29〜30日に予定されるFOMCも視界に入ってきています。市場では政策金利の据え置きが大筋のメインシナリオですが、声明文や記者会見のトーン次第で年後半の利下げ織り込みが変動する可能性があり、結果としてDXYと暗号資産の双方に影響が及ぶとみられます。



出典:CoinDesk
ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
足元の相場を支える構造的な要因として、ステーブルコインの発行残高拡大が挙げられます。テザー社のUSDT発行額は直近2週間で約50億ドル増加し、約1,500億ドルに迫っているとCoinDeskが報じています。
USDTは暗号資産市場における基軸的な流動性供給源であり、この発行残高の拡大は、暗号資産市場全体への資金流入余地が広がっていることを示唆する材料と一般に解釈されています。アナリストはステーブルコイン残高の増加を、暗号資産価格にとって健全なシグナルと見る向きが多いとされます。
機関投資家の動きとしては、4月22日に開示されたStrategy社による34,164BTC(総額25.4億ドル、平均取得価格74,395ドル)の大型購入が、足元の下値を支える材料として継続的に意識されています。同社の保有量は81.5万BTCに達しています。



出典:CoinDesk
ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
中東情勢は引き続き相場の重しとなっています。米国とイランの停戦協議は緊張を残したまま継続しており、ホルムズ海峡の通航制限を巡る不透明感が原油価格を高止まりさせています。WTI原油は4月24日21時台(UTC)のチャートデータでは94.88ドル台で推移していました。
原油高は米国のインフレ再燃懸念を通じて利下げ期待を後退させる要因となります。これがドル高につながり、結果としてビットコイン(BTC)を含むリスク資産の上値を抑える構造が続いているという見方もあります。
一方でCoinDeskによれば、トランプ大統領はイスラエルとレバノンの停戦を3週間延長することを確認しており、地政学リスクの一部は緩和方向に動いています。市場関係者の間では、好調な企業決算が地政学リスクを一時的に上回っているという声も聞かれます。



出典:CoinDesk
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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