ビットコイン(BTC)は6月24日、ハイテク株の世界的な急落に巻き込まれ、6万2000ドル台まで下落して約2週間ぶりの安値を付けました。韓国市場が暴落しAI関連の半導体株が急落する「リスクオフ」の連鎖のなか、ビットコインは長期の節目である200週移動平均線まで押し戻されています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年6月24日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
ビットコイン(BTC)は、6万2000ドル台まで下落し、約2週間ぶりの安値圏に沈みました。前日6月23日には一時6万1877ドルまで下げ、6月11日以来の水準を付けています。
下落の主因は、暗号資産固有の材料ではなく、世界的なハイテク株の急落です。AI関連の半導体株を中心とした「リスクオフ」の連鎖がアジア市場に波及し、リスク資産全体が売られるなかで、ビットコインも巻き込まれました。
本日のビットコイン(BTC)は、外部発のリスクオフという逆風を受けつつ、長期の節目で下げ止まりを試す局面にあります。投資家にとっては、この下げが一時的な連鎖なのか、より深い調整の入り口なのかを見極めることが重要です。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



株式市場発の急落に巻き込まれたいま、あなたはこの下げを一時的な連鎖と見るか、それとも調整の深まりと捉えるでしょうか。
本日のビットコイン(BTC)は、6万2000ドル台まで下げ、長期の節目で踏みとどまれるかが試されています。価格動向のセクションでは、約2週間ぶり安値への下落と、200週移動平均線という重要な水準を確認します。
マクロ環境のセクションでは、今回の下落の震源地となった世界的なハイテク株の急落と、その連鎖の構図を整理します。オンチェーンデータのセクションでは、急落に伴う大規模なレバレッジ清算の状況を取り上げます。
注目すべきは、今回の下げがビットコインの内部要因ではなく、株式市場という外部から持ち込まれたものである点です。目先の急落に動揺するのか、それとも長期の節目での反応を冷静に見極めるのか。今の相場は、下落の「出どころ」を見極める視点を投資家に求めているといえそうです。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、6月23日9時時点(米国東部時間)のデータでは、ビットコイン(BTC)は6万2250ドル前後で推移していました。前日朝からおよそ2785ドルの下落で、約2週間ぶりの安値圏です。
Bloombergによると、ビットコインは6月23日に一時3.9%安の6万1877ドルまで下落し、6月11日以来の安値を付けました。その後はやや下げ渋り、米国時間には6万2400ドル前後まで持ち直しています。10月に付けた史上最高値の約12万6080ドルからは、ほぼ半値の水準です。
テクニカル面で注目されるのが、200週移動平均線です。CoinDeskによると、今回の下落でビットコインはこの長期トレンドの節目まで押し戻されました。過去にはこの水準が大底圏の目安となった例もあります。市場心理を示すFear & Greed Indexは20前後と「極度の恐怖」圏にとどまり、下値では5万9000〜6万ドルの支持帯が重要な防衛ラインとされています。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(6月24日) | 約6万2250ドル | 約2週間ぶりの安値圏 |
| 前日比 | 約-3.4〜3.9% | ハイテク株急落に連動 |
| 当日安値(6月23日) | 約6万1877ドル | 6月11日以来の安値 |
| 上値抵抗 | 約6万5000ドル | 移動平均線が集中する戻り売り帯 |
| 下値サポート | 約5万9000〜6万0000ドル | 割れると一段安のリスク |
| 200週移動平均線 | 約6万2300ドル前後 | 長期的な強気・弱気の分岐点 |
| 50日移動平均線 | 約6万5750ドル前後 | 価格は同線を下回る |
| 14日RSI | 約41 | 中立からやや弱気 |
| Fear & Greed Index | 20前後(極度の恐怖) | 市場心理は慎重 |
| 時価総額 | 約1.25兆ドル | 暗号資産で最大規模を維持 |
| 史上最高値(参考) | 約12万6080ドル(2025年10月) | 現値は同水準から約半値圏 |



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
本日のビットコイン(BTC)の下落を引き起こしたのは、世界的なハイテク株の急落です。CoinDeskによると、米テクノロジー株で始まった売りが火曜日にアジア市場へ波及し、韓国の総合株価指数(KOSPI)は10%安と、今年4度目のサーキットブレーカー(取引の一時中断)が発動する事態となりました。
震源地となったのが、AI関連の半導体株です。同メディアによると、AIチップ需要の代表銘柄であるサムスン電子とSKハイニックスがいずれも12%超下落し、外国人投資家が25億ドル超を売り越しました。先週SpaceXやナスダックを襲ったAI関連の取引の巻き戻しが、地域を越えて広がった形です。
暗号資産が下げているのは、こうしたリスクオフの連鎖に加え、米国の金融政策の重しも続いているためです。ウォーシュ議長が追加利上げの可能性を示唆し、米10年債利回りが4.48%まで上昇したことも、リスク資産全体の圧力となりました。当面はハイテク株の動向と、月末の米経済指標が、相場の方向を左右するとみられます。



出典:CoinDesk(韓国市場の急落・半導体株の下落)、BeInCrypto(ハイテク株急落と金利上昇)
ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
今回の急落は、レバレッジ取引の大規模な清算を伴いました。CoinDeskによると、市場全体ではビットコインが2億1300万ドル、イーサリアムが1億6900万ドルの清算を記録しました。米イラン合意の上昇局面で積み上がっていた強気のレバレッジ持ち高が、今回のアジア発の急落で一掃された形です。
この清算の連鎖が、下げを加速させました。借入金を用いた持ち高が強制的に手仕舞われることで、価格下落がさらなる売りを呼ぶ展開となり、短時間での急落につながりました。先週まで続いていた楽観的な持ち高が、相場の急変で逆回転した格好です。
一方で、長期的な需給構造には底堅さも残っています。前日までの分析では、長期保有者による蓄積が続いていることが確認されており、今回の急落が長期保有者の投げ売りを誘発したかどうかが、今後の注目点となります。ビットコインの次回のマイニング難易度調整は6月27日に予定されており、これも市場の底入れを測る手がかりとされています。
| 指標 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| BTCの清算額(24時間) | 約2億1300万ドル | 強気の持ち高が一掃 |
| ETHの清算額(24時間) | 約1億6900万ドル | アルトコインも連鎖 |
| 清算の背景 | レバレッジの巻き戻し | 米イラン合意後の積み上がり分 |
| 次回マイニング難易度調整 | 6月27日予定 | 底入れを測る手がかり |



出典:CoinDesk(レバレッジ清算・マイニング難易度調整)
当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
ビットコイン・イーサリアム・XRPをはじめとする主要銘柄の相場レポートを毎日更新。価格動向・オンチェーンデータ・マクロ環境・ファンダメンタルズを多角的に分析してお届け。読者が「自分で判断できる力」を養えることを第一に、中立・正確な情報発信。
法人概要
会社ミッション:「お金の情報格差を解消する。」
| 社名 | 株式会社NET MONEY(NET MONEY Co.,Ltd.) |
|---|---|
| 設立 | 2024年11月13日 |
| 代表取締役 | 竹原 壮起 |
| 住所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川2丁目3番12号 Tennozu Bay Tower 22階 |
株式会社ZUU グループ会社一覧
ZUU Singapore
株式会社ZUUM-A
株式会社COOL
<加入団体>
第二種金融商品取引業協会
日本投資顧問業協会
<登録番号>
第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 2229 号
株式会社COOL SERVICE
<加入団体>
日本貸金業協会 会員 第005946号
<登録番号>
東京都知事(3)第31603号
株式会社Unicorn(第一種少額電子募集取扱業者)
<加入団体>
日本証券業協会
<登録番号>
第一種少額電子募集取扱業者 関東財務局長(金商)第3110号
株式会社ZUU Wealth Management
(※2023年1月31日に株式会社AWZから商号変更)
<登録番号>
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第923号
ZUU Funders株式会社
株式会社ZUU IFA
株式会社経済界
株式会社NET MONEY