4月24日(金曜日)のビットコイン(BTC)は、78,000ドル突破後の調整局面に入り、77,000ドル台半ばで推移しています。停戦延長を受けた急騰後のリスクオンは一服し、イラン革命防衛隊によるインフラ脅威警告が再び意識されるなか、80,000ドル突破への試金石となる1日です。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年4月24日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、77,500ドル付近で推移しています。4月22日のTrump停戦延長で78,400ドルまで急騰後、78,000ドル台の攻防が続いており、ここ数日は78,000ドル付近で膠着した状態です。Yahoo Financeによれば、「BTCは木曜朝$78,192で始まったが、7:10 a.m. ETまでに$77,464まで押し戻された」と報じられています。
重要な構造的変化は、BTCドミナンスが58.1%まで上昇し、アルトコインが2〜3%調整している点です。これは「安全資産ローテーション」の局面が続いていることを示唆しています。停戦延長という好材料がすでにある程度織り込まれた後、Fear & Greed Indexは46(Fear圏)へ下押し、3セッション連続で50以下に滞留しています。
Polymarketでは「4月24日のBTCが対前日上昇する確率」が52%YESで、市場参加者のコンセンサスはほぼ五分五分です。イラン革命防衛隊(IRGC)によるペルシャ湾の海底インターネットケーブル脅威警告、米海軍によるホルムズ封鎖継続など、残された地政学リスクが次の試練となります。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



このように考えられるのではないでしょうか。
本日の相場を読み解くうえで意識したい軸は、「停戦延長による上昇モメンタムの持続性」と「80,000ドル心理的節目への初回挑戦」という2つの要素です。また、来週4月29日のFOMCへの残り5日間のポジション調整も意識される局面です。
後述の価格動向セクションでは、77,500ドル前後の攻防と、80,000ドルの重要抵抗、74,000ドルのETFコストベーシスを整理していきます。オンチェーン項では、週内$250M超のETF流入継続と、ドミナンス上昇によるアルトコインからの資金流入を確認します。
マクロ項ではイランインフラ脅威警告後の原油・米株動向、ファンダメンタルズ項ではStrategyの継続蓄積、CLARITY Actマークアップ、Bitcoin Core v31.0準備をお伝えします。最後に地政学項で、停戦延長後の残された火種を整理します。
読者の皆さまには、「急騰後の通常の休憩」と「次の停戦期限切れへの警戒」を併せ持ちながら、80,000ドル突破の可能性を冷静に見極めていただければと思います。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(2026年4月24日) | 約77,500ドル(約1,184万円) | 78,000ドル突破後の調整局面 |
| 前日比 | -0.5%前後(24時間) | 急騰後の健全な調整 |
| 週次騰落率 | 約+3.2% | 停戦延長でプラス圏を維持 |
| 直近週間高値 | 約78,553ドル | 4/22-23記録、2月以来の高値 |
| 直近週間安値 | 約73,820ドル | 4/20月曜日の開場時 |
| 直近30日レンジ | 約67,000〜78,553ドル | 値幅約1.15万ドル |
| 上値抵抗(直近) | 78,500ドル | 直近高値 |
| 次の抵抗 | 80,000ドル | 最大の心理的節目 |
| 強い抵抗 | 83,312〜84,000ドル | Fib 0.618・200日EMA |
| 下値サポート | 76,800ドル | 日中注目のサポートライン |
| 次の下値 | 74,000ドル(ETFコストベーシス) | 最重要防衛ライン |
| 50日移動平均 | 約71,700ドル | 上抜け維持 |
| 200日EMA | 約84,000ドル | 上値目標 |
| BTCドミナンス | 約58.1% | 上昇中、安全志向を反映 |
| 時価総額 | 約1.56兆ドル | 世界最大の仮想通貨資産 |
| 24時間出来高 | 約107億ドル | 平均以下、低コンビクション |
| Fear & Greed Index | 46(Fear圏) | 3日連続50以下、センチメント悪化 |
| 史上最高値 | 約126,198ドル | 2025年10月6日、現在-39% |
2026年4月24日時点のデータでは、BTC/USDは77,500ドル付近で推移していました。日本円換算では約1,184万円で、月曜日の安値圏からは大幅に回復した水準を維持しています。
テクニカル面では、BTCは先週からの上値抵抗帯である76,000〜78,000ドル圏を明確に上抜けた状態にありますが、80,000ドル突破にはまだ到達していません。Blockchain Magazineは「BTCは”防御的資産”としての地位を確立しつつあり、主要アルトコインが2-3%下げる中で21ベーシスポイントの損失にとどまった」と分析しています。
ドミナンスの上昇(58.1%)は、市場参加者が「安全性」を求めてアルトコインからBTCへ資金シフトしていることを示しています。このパターンは、(1)広範な市場反転、または(2)BTCの方向性ブレイクアウトのいずれかに先行することが多いとされています。
注目すべき下値サポートは76,800ドルで、ここを割れると74,000ドルのETFコストベーシスまでの調整リスクが浮上します。上値は80,000ドルという最大の心理的節目が控えています。



ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
オンチェーンデータは、機関投資家の継続的な買い圧力を示しています。TradingEconomicsによれば、「米上場スポットBTC ETFの13ファンドは今週これまでに2.5億ドル超の純流入を集め、先週の9.96億ドル流入に続く」とされています。
Strategyは先週1週間で34,164 BTC($25.4億)を平均単価$74,395で購入し、累計BTC保有は815,061 BTC、平均単価$75,527まで下がりました。現在のBTC価格($77,500付近)は同社の平均単価を上回る水準で、安定的に評価益圏にあります。
| 指標 | 数値 | 前日比・補足 |
|---|---|---|
| 今週累計BTC ETF流入 | $2.5億ドル超 | 先週$9.96億に続く |
| Strategy先週購入 | 34,164 BTC(約25.4億ドル) | 2024年11月以来最大 |
| Strategy累計BTC保有 | 815,061 BTC | 平均単価$75,527 |
| BlackRock IBIT保有BTC | 約77.3万BTC | 業界最大ETF |
| BTC流通供給 | 約2,002万BTC | 上限2,100万まで残り約100万 |
| 大口ウォレット月次蓄積 | 約27万BTC | 2013年以来最大の月次購入 |
| 取引所BTC残高 | 約221万BTC | 7年来の低水準 |
| BTCドミナンス | 約58.1% | 上昇中、資金回転サイン |
Blockchain Magazineの分析では、「107億ドルの日次出来高は平均以下で、コンビクションの低い値動きを示しており、機関フローが依然として周辺に留まっていることを示唆」しています。急騰後の健全な休憩局面と捉えるか、モメンタム喪失の兆候と捉えるかで見方が分かれます。
一方で、BTCドミナンスの上昇はアルトコインから資金がBTCへシフトしている構図を示しており、これは大きな方向性ブレイクアウトの前兆とも解釈できます。過去の事例では、ドミナンス58%超えの後にBTCが大幅な方向性を示すことが多いパターンです。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
マクロ環境は、停戦延長を受けたリスクオン地合いが続いていますが、やや落ち着きを見せ始めています。米株市場はS&P500が+1.05%(7,137ポイント)、ナスダックが+1.64%(24,657ポイント)の水曜上昇後、木曜日は材料出尽くし感からやや上値が重い展開です。
原油は停戦延長後も92.50ドル(+3.16%)と高止まりしています。Trumpがイラン港湾の封鎖を継続する方針を維持しており、供給不安は解消されていません。インフレ面では重い材料として引き続き意識されます。
金利面では、米10年債利回りは4.24%付近を維持しており、来週4月29日(水曜日)のFOMCが大きな節目となります。Standard Charteredなど一部のアナリストは「CLARITY Actが通過すれば意味のある上昇加速」が期待できる一方、「インフレ3%超・原油高」の組み合わせは2026年利下げ期待を事実上消失させているとの見方も根強くあります。
BTCとナスダックの相関は約0.85と高く、ハイテク株の動きがBTCの方向感に大きく影響します。Alphabet・Microsoftなどの大型ハイテク決算が今週末から来週にかけて集中し、その結果次第では株式・BTC双方の材料となります。



ビットコイン(BTC)のファンダメンタルズ
BTCのファンダメンタル面は、地政学的な不透明感のなかでも堅調な進展を続けています。最大のトピックは、Strategy(旧MicroStrategy)による継続的な大型BTC購入です。先週1週間の34,164 BTC($25.4億)取得によって、同社の累計BTC保有は815,061 BTC、平均単価$75,527に達しました。
規制面では、CLARITY Act(仮想通貨市場構造法案)の上院銀行委員会マークアップ投票が4月下旬に予定されています。Trading Economicsが伝えるアナリスト意見では「CLARITY Act制定まで意味のある上昇が実現しない可能性がある」とされており、本法案は中期トレンドを決定づける重要イベントとなります。SEC委員Hester Peirce氏も「デジタル資産市場のブローカー規則に対してより恒久的なアプローチを支持する」と発言しています。
技術面では、Bitcoin Core v31.0rc4が4月11日にテスト版リリースされており、cluster mempool redesignによるブロック構成・手数料推定の改善と、Tor/I2P経由の取引ブロードキャスト義務化が予定されています。また、BIP-360とQSB(Quantum-Safe Bitcoin)プロトコルの量子耐性研究も活発化しています。
企業勢では、Metaplanetが$53.7MのBTC購入を実施するなど、日本の企業による蓄積も継続しています。Morgan StanleyのMSBTは業界最安水準の0.14%手数料で、ローンチ6営業日でAUM1.2億ドルを突破しました。
Coinbaseの2026年第1四半期決算は4月30日(木曜日)に控えており、取引量・手数料収入・Base L2の成長率など、業界全体のセンチメントを左右する材料となります。



ビットコイン(BTC)と地政学・国際情勢
本日の相場を左右している最大の外部要因は、停戦延長後も残る地政学不安です。4月22日にTrump大統領が米イラン停戦を無期限延長したものの、Yahoo Financeは「停戦は無期限だと発表されたにもかかわらず、和平協議は進展していない。イランは最近ホルムズ海峡付近で3隻の船に発砲し、米海軍の封鎖も継続中」と報じています。
新たな懸念材料として、イラン革命防衛隊(IRGC)がペルシャ湾の海底インターネットケーブルとクラウドインフラへの脅威を警告しています。このリスクが顕在化すれば、世界の金融取引・暗号資産取引にも直接的な影響を及ぼす可能性があります。
TradingEconomicsによれば、「BTCはイラン戦争開始以降、他のリスク資産をアウトパフォームし、2月末以降15%超の上昇を維持している」とされます。これは「地政学ショック吸収役」としてのBTCの機能が繰り返し試されて、その都度耐性を高めている証拠と言えます。
Trumpは「早ければ金曜日(本日)に米イラン交渉が再開する可能性」を示唆しており、パキスタンの仲介者が36〜72時間以内の新ラウンドの開催を推進中と報じられています。本日もしくは週末の外交進展が、来週のBTC相場を大きく左右する可能性があります。
ダウンサイドリスクとしては、イランがホルムズ海峡を再び支配下に置く展開が再発すれば、原油100ドル超・BTC70,000ドル圏への調整リスクが浮上します。一方、米イラン交渉で実質的な進展が見られれば、80,000ドル突破、84,000ドルの200日EMA圏までの上昇が期待できます。



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
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