ビットコイン(BTC)は$78,252まで上昇し、一時は$79,461と5月以来の高値をつけました。週間の上昇率は約24%に達し、2026年を通じて続いてきたレンジを明確に上抜けています。
ビットコイン(BTC) 相場解説(2026年8月22日)
ビットコイン(BTC)の注目ポイント
本日のビットコイン(BTC)は、$78,252.92で取引されています。前日の$74,949近辺から約4.4%の上昇で、5日続けての値上がりとなりました。
チャートを直接参照したところ、8月21日には一時$79,461まで上昇しました。5月以来の高値で、$80,000の節目が目前に迫っています。
週間の上昇率は約24%です。8月19日の安値$62,653からは、わずか3営業日で$16,800以上も水準を切り上げました。
資金の流入も加速しています。8月20日の現物ETFへの純流入は6億600万ドルと、5月1日以来の規模に達しました。
この4営業日の合計は約16億1,000万ドルで、2026年で最も多い週となっています。暗号資産関連の投資商品全体では約22億ドルが流入しました。
ただし、$80,000を明確に超えるには条件があるとの見方も出ています。来週のジャクソンホール会議での発言が、次の試金石になります。
ZUU Web3 竹原ビットコイン(BTC)に関するZUU Web3の見解



9月の利上げ確率が1週間前の33%から40%超へ上昇しているにもかかわらず、この銘柄が急騰し続けているのはなぜでしょうか。
市場が反応しているのは、政策金利そのものではなく流動性です。財務省が長期国債の買い戻しを増やすという判断は、資金の量に影響します。金利の方向とは別の経路です。
価格動向のセクションでは、目前に迫った$80,000と、上下の目安を整理します。
マクロ環境との連動のセクションでは、来週の日程と、上昇の性質をめぐる評価を取り上げます。
オンチェーンデータのセクションでは、加速する資金流入と、本日の満期に触れます。
二つの経路が逆を向いている状態は、長くは続きにくいものです。どちらが優勢になるかは、来週の発言内容で見えてくる可能性があります。
ビットコイン(BTC)の価格動向・チャート概況
チャートを直接参照したところ、2026年8月22日午後2時ごろ(JST)のデータでは、ビットコイン(BTC)は$78,252.92で取引されていました。日本円に換算すると、おおむね1,250万円前後の水準です。
同じ時点のデータでは、8月21日の高値は$79,461でした。$80,000に迫ったあと、$77,000台まで押し戻される場面もありました。
時価総額は約1兆5,700億ドルです。史上最高値の$126,198からの下落率は約38%まで縮まりました。
| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 現在価格(8月22日) | $78,252.92 | 約1,250万円前後で推移 |
| 前日水準・前日比 | $74,949近辺から約+4.4% | 5日続けての上昇 |
| 8月21日の高値 | $79,461 | 5月以来の水準 |
| 7日間変動率 | 約+24% | 2024年2月以来の週間上昇率 |
| 直近の安値からの上昇率 | 約+25% | 8月19日の$62,653が起点 |
| 上抜けたレンジ | $60,000〜$70,000 | 2026年の大半を占めた帯 |
| 上値抵抗 | $80,000、次に$82,000 | 前者は市場が重視する境界 |
| 下値サポート | $77,000、次に$72,000 | 後者は上昇の起点となった水準 |
| 200日移動平均 | 約$69,010 | 大きく上回った状態 |
| 先物建玉(主要2取引所) | 約203億7,000万ドル | デリバティブの規模が拡大 |
| オプションの建玉比率 | 買う権利59.5%/売る権利40.5% | やや強気に傾いた配置 |
| 時価総額 | 約$1.57兆 | 前日の約$1.50兆から増加 |
| 流通供給量 | 約2,007万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |
| 史上最高値からの下落率 | 約-38% | 8月18日の約-49%から改善 |
| 史上最高値(参考) | $126,198 | 2025年10月6日に記録 |
2026年の大半を占めていた$60,000から$70,000という帯を、明確に上抜けました。年初から続いた膠着からの脱却という意味で、節目となる動きです。
目先は$80,000が焦点です。オプションでは12月満期の$80,000と$120,000、9月満期の$70,000、$78,000、$82,000、$100,000に建玉が集中しており、市場の関心がどこにあるかを示しています。



ビットコイン(BTC)とマクロ環境との連動
今回の上昇は、暗号資産の外側から始まりました。米財務省が長期国債の買い戻し規模を1回あたり20億ドルから少なくとも40億ドルへ倍増させると発表したことがきっかけです。
CoinDeskによると、CoinSharesの調査責任者であるJames Butterfill氏は「今回の上昇は、暗号資産固有というより主にマクロの話です」と述べています。同氏は、この銘柄が流動性の見通しと実質金利の変化に敏感であり、それに応じて反応したと分析しました。
ここで興味深いのが、金利の見通しとのねじれです。CoinDeskによると、9月の利上げ確率は40%超へ上昇し、1週間前の33%から高まりました。2026年中に1回以上の利上げがある確率も72%まで上がっています。
利上げ観測が強まるなかで価格が上昇するのは、市場が政策金利ではなく流動性に反応しているためとみられます。財務省の措置は中央銀行による資産購入とは異なりますが、資金の量には影響します。
CoinDeskによると、Butterfill氏は$80,000が重要な境界になったとしたうえで、これを明確に超えるには金融政策が引き締めから離れる方向にあることの確認が必要だと指摘しています。
その確認の場が、来週のジャクソンホール会議です。ウォーシュ議長にとって初めての講演となり、就任後の政策運営の考え方が示される見通しです。



出典:CoinDesk(上昇の性質と$80,000をめぐる評価)、CoinDesk(金融政策の織り込み状況)
ビットコイン(BTC)のオンチェーンデータ
資金の流入が加速しています。CoinDeskによると、8月20日の米国の現物ビットコインETFへの純流入は6億600万ドルに達しました。5月1日以来の規模です。
この4営業日の合計は約16億1,000万ドルで、2026年で最も多い週となりました。年初からの累計も、ようやくプラス圏へ戻っています。
内訳では、最大手の運用会社の商品が8月20日だけで約5億300万ドルを集め、その日の8割超を占めました。次点の商品が約6,474万ドル、3番手が約2,639万ドルと続きます。
イーサリアム連動の商品にも2億2,100万ドルが流入しました。暗号資産関連の投資商品全体では、この週に約22億ドルが集まっています。
本日8月22日には、ビットコイン(BTC)のオプション満期を迎えます。デリバティブの建玉は主要2取引所で約203億7,000万ドルに達しており、値動きが荒くなる可能性があります。
CoinDeskは、この流入が来週も続くかどうかが焦点だと整理しています。買いが続けば上抜けに土台ができますが、細れば一時的な急騰にとどまる可能性があるためです。
| 指標 | 数値 | 傾向・補足 |
|---|---|---|
| 現物ETFの純流入(8月20日) | 6億600万ドル | 5月1日以来の規模 |
| 4営業日の合計 | 約16億1,000万ドル | 2026年で最も多い週 |
| 最大手商品の流入(8月20日) | 約5億300万ドル | その日の8割超を占める |
| イーサリアム連動商品への流入 | 2億2,100万ドル | 同日、こちらも大幅な流入 |
| 暗号資産関連商品全体の週間流入 | 約22億ドル | 2026年で最大の週 |
| 先物建玉(主要2取引所) | 約203億7,000万ドル | デリバティブの規模が拡大 |
| オプション満期 | 8月22日 | 値動きが荒くなる可能性 |
| 流通供給量 | 約2,007万BTC | 上限2,100万BTCの約96% |



当記事管理者 株式会社NET MONEY 代表取締役 竹原 壮起(たけはら まさき)
竹原 壮起(たけはら まさき)
株式会社NET MONEY 代表取締役
慶應義塾大学経済学部卒業後、2021年に株式会社ZUUへ入社。金融Webメディア「NET MONEY」をはじめとする複数メディアの立ち上げと運営に携わる。2024年よりメディア事業部を管掌。2025年1月、株式会社ZUU、株式会社FUNDiT、株式会社Macbee Planetの合弁会社として株式会社NET MONEYを設立、取締役に就任。同年10月に代表取締役に就任し、現在に至る。
配信:ZUU Web3
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